【部下の結婚式】初めての主賓、そして来賓代表挨拶をどう乗り切るか【ド緊張】

kimuraatsushi
「結婚式の来賓代表挨拶をお願いできますか?」と会社の後輩に依頼されたのが結婚式の3か月前。主賓、そして祝辞など未経験の私が、このイベントをどう乗り越えたのか?実際に当日までに行ったいくつかの行動をご紹介したいと思います。そして失敗談も^^;

「僕、入籍することにしました」との報告から始まった

結婚はとても個人的なことです。 しかし、「いつ結婚をしようと自由。わざわざ会社や職場に報告する必要がない」と考えるのは、ちょっと違うかもしれません。 なぜなら、社員の結婚は会社や職場に少なからず影響を与えるものだからです。
会社の上司や同僚、友人、親へ!! 結婚報告のタイミングや伝え方 | 結婚準備マニュアル

彼からの報告はとても早く、好印象でした。

職場での結婚報告の順番は、最初に直属の上司に伝えるのがマナーです。その先の順番は、結婚報告とあわせて相談し、直属の上司の判断に従うこと。職場の人間関係のマナーのためにも、仲のいい同僚に伝えたい気持ちをこらえて、直属の上司への報告を優先するのが安心です。
上司や同僚・友人への結婚報告で心がけるべき5つの鉄則【こんな結婚報告はイヤだ!】

会社とは面倒な組織です。若い頃は色々と大変な思いをした分、私は通例をほとんど気にすることはありませんが、”報・連・相”には必ず順番があり、それを間違えると怒ってしまう方々がいるのも事実です。

結婚の報告は、親→上司→友人・同僚の順に伝える。正式な報告の前に上司の耳に入ったり、友人に伝え忘れることのないように、報告のタイミングや順序には十分気をつけましょう
社員A「おれ、今度結婚するんだ。」 社員B「まじで?おめでとう!実は俺も今度結婚するんだ。」社員A「まじで?じゃあ一緒に上司に報告に行くか。」 社員B「ああ!」 社員AB『部長!僕たち、結婚します!』 上司「………あ、ああ………。」

この時は『結婚式(披露宴)』を行うかどうかは未定とのことだったが、まずは色々な業務上の手続きを進めた

入籍が先か?結婚式が先か?最近は御懐妊が先か?なんてこともありますが、会社での手続きは”協会けんぽ”や厚生年金などの煩雑な申請が多くあります。もちろん共働きの場合は別ですが、婚姻届提出後は速やかに報告することが望ましいでしょうか。性が変わる場合にも、会社と色々と相談しておくことがあります。

結婚前と同じ会社で仕事を続ける場合、お祝い金や年金、健康保険などについては会社の担当部署に連絡すれば、あとは会社が手続きを代行してくれます。
なお年金手続きは被保険者の種類によって変わりますが、夫婦共働きの場合は二人とも第2号被保険者になるので、それぞれの会社に結婚届か身上異動届を提出すれば大丈夫です。
会社関連の結婚手続き|提出書類や報告は?男性・女性別の手続きまとめ

扶養者となる夫(妻)が会社員の場合、会社で扶養申請をします。手続きに必要な物は、健康保険被扶養者(異動)届、国民年金第3号被保険者該当届、年金手帳、印鑑です。
税務署で確定申告の手続きも必要になります。
会社関連の結婚手続き|提出書類や報告は?男性・女性別の手続きまとめ

自営業の夫(妻)の扶養に入る際、住所地の役所で国民健康保険と国民年金の加入手続きが必要になります。
手続きに必要なものは、健康保険資格喪失証明書(離職票か退職証明書でも可)、年金手帳、印鑑、退職日が分かる書類です。
会社関連の結婚手続き|提出書類や報告は?男性・女性別の手続きまとめ

結婚式、やることに決めました!つきましては・・・

前置きが長くなって申し訳ございません。最近のニュースでも『地味婚』なるワードが席巻しておりましたので、結婚式はやらないのかな・・・と勝手に想像しておりました。しかしながら入籍の報告から半年後に「式場を決めてきました。つきましては〇月○日のご都合はいかがでしょうか?」との相談が。お祝い話にケチをつけるなんてもってのほかなので、即答で出席させてもらうよと言いました。すると彼が「披露宴で来賓の方を代表してご挨拶いただけないでしょうか?」と。これにも即答。

しかしながら披露宴の祝辞など、これまで一度も経験が無いのでどのようなことを話せばいいのか、そこから長い勉強の日々が始まりました。

結婚式の主賓とは?

主賓は招待ゲストのなかで最も格が高いゲストのことです。 基本的には両家から一人ずつお願いしましょう。

招待ゲストを代表して新郎新婦にお祝いのスピーチをするのが主賓の祝辞です。
結婚式の主賓とは?頼む相手の選び方やお礼の相場など基本マナー | 結婚準備マニュアル

まず最初に、招待ゲストの中で一番格が高いというところで怯みますね。そして披露宴の最初にあいさつをする役目なので、まさしく大役です。

主賓に求められる服装

準礼装。昼ならディレクターズスーツ(モーニングコートとブラックスーツの中間)、夕方から夜ならタキシード。少ないケースですが格式を重んじる披露宴の場合は、正礼装(モーニング・燕尾服)を着用することもあります。
結婚式に「主賓」として招かれた時のマニュアル:服装、ご祝儀、祝辞(スピーチ)例文などマナーとポイント | 結婚・結婚式の「今」を徹底追求するウェブマガジン『Pridal TIMES』プライダルタイムズ

主賓として招待された場合におさえておきたいのは、「新郎や親族よりも格が高くならない服装で、かつゲストの中では格が高い服装を選ぶ」ということ。
【男性編】披露宴主賓として出席!ふさわしい服装って? | 結婚ラジオ | 結婚スタイルマガジン

これ、初心者にはかなり難しすぎる注文です。燕尾服なんて持ってないし。でも、今まで招待されて行った結婚式で、主賓の方が燕尾服なんて着ているところは見たことが無い。ということは、やはり礼服に綺麗な白ネクタイあたりが無難な着地点だと決めました。

ただ、やはりシングルの礼服では何となく格好が付かないと思い、どんなにオッサン臭いと言われようとそこはダブルでビシッと決めて行くことにしました。

スピーチ(挨拶)の内容はどのように考えれば良いのだろうか

私が参考にしたのは、YouTubeで『良い感じだな』と思った内容を引用させてもらいました。

〇自己紹介とお祝いの言葉
〇会社の紹介
〇新郎の会社での働きを褒める
〇新郎新婦の馴れ初めを、本人から聞いた限りで紹介
〇夫婦の心構え

こんな感じの構成にしました。

ただいまご紹介いただきました、〇〇君が勤務する〇〇株式会社の〇〇でございます。ご出席者の方々を差し置いて、はなはだ恐縮ではございますが、ご指名預かりましたのでご挨拶申し上げます。
結婚式スピーチを成功させる!主賓・上司のスピーチ文例集 | 結婚ラジオ | 結婚スタイルマガジン

〇〇君、〇〇さん、ご結婚おめでとうございます。また〇〇家、〇〇家ご両家の皆様にも心よりお祝い申し上げます。
結婚式スピーチを成功させる!主賓・上司のスピーチ文例集 | 結婚ラジオ | 結婚スタイルマガジン

新郎が平成の何年何月に入社したのかは、しっかりと調べておく必要があります。そして彼が今までどんな業務を遂行してきたのか、そしてどんな結果を出してきたのかをエピソードを添えて一つ紹介する構成にしました。

とにかく「褒める」ことが「よいスピーチ」のコツ。期待されているのは、その人が知っている新郎または新婦を、その人の視点で話すことです。結婚式に集まっている人は、基本的に全員、新郎新婦のことが好きな人たち。その新郎新婦が褒められたり、自分が知らない一面、エピソードを聞けたりすれば、笑ったり和んだり、よいリアクションが得られるはずです。
例文あり*主賓スピーチから友人代表スピーチまで、結婚式のゲストスピーチ徹底解説

新郎と新婦は、高校時代の先輩後輩の間柄であり、お付き合いは非常に長く、お互いのことを良く知ったお二人なので、これから新生活を迎えられるにあたっては、少し状況が違うとは思いますが、今日改めて皆様に改めて結婚の発表をしたわけで、これからがスタートとして新たな気持ちで新生活を迎えられたら良いと思います。

ご自身の経験や名言・格言などを取り入れて、はなむけの言葉とするのもオススメです。
結婚式での主賓挨拶・上司スピーチの文例&時間などの基本マナー | GoGo Wedding

結婚は長い人生においての一つの節目であるものです。
今日、お互いの気持ちを皆様の前で誓い合ったわけですから、お二人はお互いの立場が恋人から夫婦として、ともに家庭を築いていく大切なパートナーとして、大きな祝福の中で感じていると思います。
これからやがて子供が誕生すると、二人の関係が家族として、また地域社会の一員としての立場になるわけで、また一つの転機が訪れます。その時にもお互い思いやりと気遣いを大切にし、感謝の気持ちを忘れず、そして今日のこの感動をいつまでも忘れず、笑顔で言葉のキャッチボールができるような、そんな家庭を築いていっていただけたら良いと思います。

再度、お祝いの言葉を述べてスピーチを締めくくります。招待のお礼や感謝の言葉を添えても良いでしょう。
結婚式での主賓挨拶・上司スピーチの文例&時間などの基本マナー | GoGo Wedding

結びになりますが、お二人の末永いお幸せと、ご両家の皆さま方の末永いお幸せを祈念いたしまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。

本日はおめでとうございます。

これが私のスピーチ原稿の概略(いや、これがほぼ全文に近い)です。

私が実行した当日までの戦略について

色々なことを考えました。原稿は出来ているけれど、当日感じたことを織り交ぜて話すか。それとも原稿など気にせずに感じたままを話すか。

しかしスピーチ初心者である私が、多くの人を前にしてそんな饒舌に語れるわけがありません。そんな私には選択肢は一つしかありませんでした。それは原稿を丸暗記することはもちろん、感情を織り交ぜて話せるようになるまで何度も繰り返し刷り込むように訓練すること。あたかも感じたことを話しているかのように振舞えることが目標でした。

原稿をひたすら声に出して読み、その長さを何度も計測しました。4分10秒~30秒で収まることが確定すると、暗記に集中しました。

「これだけは絶対に忘れない!」というワードです。センテンスごとになるべく少なく絞ることがポイントです。
プレゼンは暗記した方がいいの? | 話し方の学校 | 日本パブリック・スピーキング協会

インターネットのサイトを検索すると、山ほどスピーチのコツが出てきます。パワーワードをしっかりと把握して進めることが重要だとか、熱い気持ちを伝えることが大事だとありますが、それは経験値の高い人がすることなのです。

素人は原稿丸暗記で、一文字も逃すことなく暗唱すること。私はゴール地点を決めました。だって頭の中が真っ白になって、言葉が出てこなくなったら試合終了どころかお笑いにもなりませんから。

それでも心構えが気になるわけで・・・

人前で饒舌に語るスピーカーになるために、やはり色んな所でセミナーが開催されています。私自身が披露宴のスピーチを受けることにならなければ、こんなスピーチのコツみたいなことに興味を持つことは無かったでしょう。

YouTubeの中を徘徊していると、上記の”鴨頭嘉人”という炎の講演家の動画に出会いました。彼の言葉を聞いて突き刺さる一言があったのでここで紹介したいと思います。

”人前で緊張するのは自分の傲慢さだ”

『カッコよく見られたい』『主賓と呼ばれて鼻高々』『自分の立場を勝手に高いものだと勘違いしている』
そのとおりだったんです。初めて会う人に『私は新郎の上司だから期待されているだろうし、失敗は許されない』と勝手に思いこんでいたんです。ただの一人の男が、たまたま披露宴の来賓代表の挨拶に指名されただけなんですね。だから自分の精一杯の事をすればそれでいいんです。

仕事は車で通勤しているのですが、ボイスレコーダーで自分が原稿を読んだものを録音して、それをカーステレオで毎日毎日流して、復唱することを1か月続けました。そうすると必ず引っかかるところが何箇所かあって、そこを改善しながら暗唱できるところまで辿り着きました。

それでも不安要素は”実践不足”

結婚式1週間前ともなると、当日のことを想像して緊張感が増してくるのが手に取るようにわかります。完全に実践不足です。これを補うために何をすればいいのか?

私がやったことといえば、座って暗唱するのではなく立って話すこと。そして娘に聞き役になってもらって話すこと、を繰り返し行いました。
話す内容はほぼ完璧に頭に入ったはずでした。

そして披露宴当日を迎える

受付時間の15分前に会場へ到着して、記帳とご祝儀を渡します。そうそう、主賓の御祝儀ですが、今回は新郎の同僚(私も同じようなものですが)も出席しますので、私だけが会社の経費扱いというわけにもいかないので、完全な個人出費となりますので頑張ったところで5万円としました。
いけないとは思いながら、これが2・3件と続くと想像したら正直ゾッとしました。

司会進行役の方に段取りを聞く

披露宴が始まって、自分の祝辞までの具体的な段取りを聞く相手として『司会者』が妥当だと思い、自ら司会者に挨拶に伺いました。女性の方だったのですが、ご丁寧に「私からご挨拶に伺おうと思っておりました。お席でお話しいたします」と式の段取りを教えていただきました。

披露宴が始まると、その時はすぐに訪れた

家を出るときに奥さんから「原稿を持って行きなさい」と言われて、ポケットに忍ばせた原稿を片手に話し始めました。スタートの挨拶は順調に進めましたが、あんなに練習して頭に叩き込んだはずの内容が霞んで見えなくなってくるのを感じたのは、やはりうまくやらなきゃいけないと思う傲慢さが勝ったのでしょう。

原稿に目を落としながら何とか話を進めていきますが、終盤戦には完全に頭が真っ白になり原稿棒読み。挙句の果てには、同じ行を二度読むという失態。緊張感は新郎新婦や御来賓の皆様にも伝わったでしょう。それでも何とか最後まで辿り着くことができました。

大失態に「ここまで何を頑張ってきたんだ・・・」とショックでしたが、ここまで自分を追い込んでおかなかったらもっと最悪な事態になっていたと思ったら、少し楽になりました。うちの奥さんは私の事を良くわかっていると、つくづく感じました。

そして・・・・・

肩の荷が下りて思うこと

一つ目は「いい経験をさせてもらった」という感謝の気持ち。人様の結婚式(披露宴)に参加させてもらうだけでなく、その主賓という立場で出席者代表スピーチをさせてもらえたのは本当に大切な経験となりました。誰しも未経験に対する第一歩を踏み出す瞬間があり、それは加齢と共に失われていくことでもありますので。

二つ目は今回のスピーチをするにあたって、色々な勉強をする中で「考え方」だったり「生き方」を学ぶことで、これから歩んでいく人生のモチベーションが上がりました。私がこれから進んでいくステージには、色んな変化に富んだ世界が待っているわけですが、それをどのように受けとめていくのか?それが大事だと気付かされたのも今回の収穫でした。

三つ目は言葉の力について考えさせられたこと。先ほど紹介した鴨頭氏の言葉を借りますが、未来は話した言葉で作られているのです。陽気な言葉を発していれば周りを巻き込んで明るい輪ができますが、陰気な言葉ばかりを発していると雰囲気が悪くなる。今回は結婚式のスピーチという、非常に明るい事柄を取り上げたものだったので、私の気持ちも毎日ハッピーで溢れていました。もちろん緊張感という魔物も共存していましたが(笑)

チャンスがあったら、ぜひチャレンジを!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。あなたのご友人や御親族、また同僚や部下の方からのスピーチ依頼は、ぜひ快諾して挑戦してみてください。うまくいかなくても、一生懸命やったことは決して自分を裏切ることはありません。

ご清聴ありがとうございました。

https://matome.naver.jp/odai/2154441901227213001
2018年12月10日