【自毛植毛ってバレる?】うまく植毛するために気づかれない方法

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自毛植毛手術は投薬治療や塗り薬などに比べてすぐに髪を増やすことが可能です。そのため、「いきなり髪が増えたらバレるのでは?」と不安に感じている方も多いと思います。しかし、上手くやれば全くバレずに自毛植毛することが可能です。ここではそんなバレないためにはどうすれば良いか、その方法をご紹介いたします!

AGA治療として内服薬などを試してみたものの、なかなか効果が出ないという方が、次の手段として検討するのが「自毛植毛」だと思います。

とはいっても、「自毛植毛」について詳しく知っている方は少ないと思われますので、まず最初に「自毛植毛」のメリット・デメリットをご紹介します。

その後に、「自毛植毛」が周りの人にばれないようにするにはどうしたら良いかについてご紹介します。
<お断り>
「自毛植毛」のほかに「人工毛植毛」がありますが、日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」でも「施術すべきではない」とされていること、一部の国では「人工毛植毛」を法律で禁止しているということなどから、ここではお勧めしませんし、説明もしません。

★◇★ 「自毛植毛」とは? ★◇★

「自毛植毛」とは、自分の毛根を脱毛箇所に移植する手術です。

自分自身の毛根の中で、まだ活発に活動している後頭部や側頭部などの毛根を、抜け毛で髪が薄くなっている前頭部や頭頂部などへ移植するものです。

一般的に、男性型脱毛症(AGA)の方は、AGAへの耐性がある後頭部の毛根を移植します。

植毛後に、毛根がうまく定着すればその後の発毛が見込めますので、もとからそこにあったかのように自然に見えるのが最大の特徴です。

ただし、日本皮膚科学会のが発表している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では、植毛は失敗のリスクもあるため、他の発毛治療を行っても効果が得られず「他の手段がない方」に対する施術としています。

★コトバンクで調べてみた

後頭部などに残った自分の毛髪を、薄くなった部分に移植することで薄毛を解消する方法。

後頭部の毛髪は、薄毛の原因の大半を占める男性型脱毛症(AGA)に耐性があり、植毛後もその性質は受け継がれるため、定着しさえすれば将来的にも力強い成長が見込める。

また、自身の毛髪であるため人工毛のように拒絶反応を引き起こすこともない。

現在の自毛植毛の定着率は実に90%超と言われる。
自毛植毛( じもうしょくもう)とは – コトバンク

★女性の薄毛対策にも「自毛植毛」が選ばれている

★◇★ 「自毛植毛」のメリット ★◇★

一般的に「自毛植毛」には次のようなメリットがあると言われています。

1.移植による拒絶反応が起こりにくい

自身の髪を植毛するので、人工毛植毛のような体の拒絶反応が起きないという特徴があります。

最新技術を用いれば髪の定着率も高く、移植が成功すれば比較的短期間で薄毛の悩みから解放されます。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

2.AGAの影響を受けにくい組織を移植する

AGAは男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)の影響で、本来のヘアサイクルを極端に短縮させることで薄毛や抜け毛につながります。

このDHTを発生させる「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素があり、生え際やつむじ付近に多く存在します。

しかし後頭部や側頭部には5αリダクターゼの影響が少ないといわれています。

この部位の毛組織を移植すれば、たとえ移植先がつむじ付近などであっても、AGAの影響を受けにくいと考えられています。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

3.毛根が消失した部位にも対応できる

外傷などで毛根が消失したケースでも移植が可能な例があります。

毛根の皮膚組織を移植するので、定着すれば正常に髪の毛が成長します。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

4.自然な仕上がりになる

移植先の毛組織が定着すれば、ほかの髪の毛と同じように成長していきます。

移植した部分が浮いてしまうということが少なく、全体的に自然な仕上がりになります。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

5.日本皮膚科学会でも有用性が認められている

日本皮膚科学会が定めた「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」によれば、自毛植毛はBランクに位置付けられており有用性が認められています。

ちなみにBランクは5段階で上から2番目の推奨度です。

人工毛植毛がDランク(5段階中最低ランク)であることからも、その有用性がうかがえます。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

★◇★ 「自毛植毛」のデメリット ★◇★

一方で、「自毛植毛」には次のようなデメリットもあるようです。

メリットとデメリットをきちんと知った上で判断するようにしてください。

1.AGAの進行を止められるわけではない

自毛植毛は自身の髪を移植するため、移植できる面積には限りがあります。

そのため薄毛が広範囲に進行している場合、すべてをカバーするのは難しいといえます。

また植毛したからといってAGAの進行が止まるわけではありません。植毛した箇所以外に症状が現れる可能性があります。

例えば生え際を植毛しても、そこから後ろが薄くなってしまうこともありえます。

そうなると再度植毛をおこなうなどの対策が必要です。これは時間がかかることはもちろん、肉体的・金銭的にも大きな負担となる可能性があります。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

2.生着しないと抜け落ちてしまうこともある

自毛植毛は移植後の細胞が生命活動を継続できるかどうかが鍵になります。

例えばドナー毛根を採取してから移植するまでに時間がかかるなどの要因で、ドナー毛根の生命力が低下することも考えられます。

そうなると植毛箇所の細胞が生着せず、髪が抜け落ちてしまう恐れがあります。

現在の医療技術ではあまり起こり得ないことですが、失敗の可能性はゼロではないということも事実です。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

3.合併症のリスクがある

自毛植毛の手術には合併症のリスクがあります。

術中であれば不整脈や心臓発作など、術後には血腫、侵襲部の感染症、痺れ、顔のむくみなどが起こる可能性があります。

その他にも手術に伴う症状として、頭皮の知覚異常やまぶたの浮腫なども引き起こす可能性があります。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

4.費用が高額になる可能性がある

自毛植毛は美容整形などと同じ自由診療にあたるため保険が適用されません。

そのため施術にかかる費用は全額自己負担です。

現在はパンチと呼ばれる器具を使用し、後頭部の髪の毛が密集している皮膚から毛穴組織をくり抜くように採取して移植するFUE法が一般的です。

費用は1グラフト(移植する毛穴ひとつ分)あたり1,000円~2,000円程と、病院や施術法によって大きく差があります。

例えば生え際の後退を補うのに400グラフト(髪の毛約1000本分に相当)植毛すれば約40~80万円かかる計算になります。

ある程度薄毛が進行している場合は3000本、4000本と移植する本数が増えていくので、その分コストは膨れ上がっていきます。

そもそも薄毛治療は全般的に自由診療ですが、植毛はその中でも一度にかかる費用が高額になりやすいといえます。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

5.傷跡が残る場合がある

施術方法にもよりますがメスなどで切開して頭皮を広範囲で採取するFUT法の場合、頭皮に縫合の傷跡が残ってしまいます。

そのため植毛手術後に髪を短くしたくても、傷跡が気になって思うように髪を切れないことも考えられます。

また加齢によって頭部全体が薄毛になってしまった場合、植毛の傷跡を隠せなくなる恐れもあります。

現在ではメスを使用せず、ドナー毛根を毛穴単位で採取するFUE法が広く採用されているため、大きく傷跡が目立つリスクは低くなりつつあります。
【医師が教える】自毛植毛のメリット・デメリットとは? 注意すべきポイントを紹介 | AGAタイムス

★◇★ 「自毛植毛」がバレないための対策 ★◇★

「自毛植毛」をやると決心したものの、周りの人にバレるのではないかと心配になりますよね?

次のようなことに注意すれば、バレにくいようですよ!

1.施術あたりの移植量を減らす・複数回に分ける

自毛植毛の移植株数を減らすことは採取部(後頭部)では採取する範囲が小さくなり、移植部では植える量が少なくなります。

結果として「後頭部に傷がある」「変な刈り込みがある」「髪が急に増えた」といったバレのリスクは軽減できます。

施術を複数回に分ければ施術の回数が増えるため料金は高くつく場合がありますが、二回目以降の植毛を安くする料金プランを設定しているクリニックもあります。

また、一度に大量の植毛をするよりも二度三度に分けた方が高密度で移植ができると言われています。

どうしても周りに知られたくない、バレたくないときは施術を複数回に分けるというのもバレ対策としては有効です。
自毛植毛をバレずに受けるには? | 自毛植毛体験記

2.手術時はなるべく1週間休みを取る

術後1週間は手術のダメージを回復させるためになるべく長く休みを取りましょう。

特に術後4日間は生着に関わる重要な期間ですし出血や赤みも強いです。

出血は2~3日もあれば止まり、すぐにかさぶたができ、固まれば赤みも引き、目立ちにくくなりますが自然に取れるまでには+1週間ほどかかります(私の場合は約3週間かかりました)。

また、人によっては術後に額周辺が腫れあがる可能性もあるのでなるべく長く休みを取ることで余裕を持って回復に当てられます。

最初の1週間のバレ対策としてできることはとにかく時間を稼ぐこと(人に会わない時間を作ること)です。

その中でも出血が治まり、かさぶたができるまでの4日間は最低限休みを取るのが一番のバレ対策になります。
自毛植毛をバレずに受けるには? | 自毛植毛体験記

3.帽子をかぶる

最近の自毛植毛は、メスを入れない施術もあり、傷跡はかなり目立たないものになります。

ですが、やはり施術後、小さなかさぶたができたりすることもあります。

頭のかさぶた=自毛植毛、とすぐに結びつける人は少ないと思います。

ですが、人からかさぶたを指摘されないためにも、かさぶたが取れるまでは帽子をかぶって周りから見えなくすることをおすすめします。
自毛植毛ってばれないの?上手く馴染ませる5つのポイントまとめ | ヘアラボ(旧ハゲラボ)

4.増毛パウダーを使う

増毛パウダーとは、薄毛部分にふりかけて髪が生えているように見せるパウダーです。

これを使えば、術後の傷跡やかさぶたをうまく隠すことができます。

サラリーマンは通勤中に帽子をかぶるのが難しいかもしれません。

そういった人はこの増毛パウダーを使うと、周りからばれない可能性があります。
自毛植毛ってばれないの?上手く馴染ませる5つのポイントまとめ | ヘアラボ(旧ハゲラボ)

5.薄毛対策を怠らない

自毛植毛をしたことですっかり安心してしまい、その後の薄毛対策を何もしないという人もいます。

そういう人は、自毛植毛の周りの部分の薄毛が進行してしまうことがあります。

かえって自毛植毛をしたことで見た目が不自然になり、結果周りに自毛植毛がばれてしまうこともあります。

油断せずにきちんと薄毛対策をすることが大切です。
自毛植毛ってばれないの?上手く馴染ませる5つのポイントまとめ | ヘアラボ(旧ハゲラボ)

6.誰にも言わない

薄毛に悩んでいることはともかく、植毛手術を検討していること、受けたことを口外しないことです。

興味本位で喋ってしまえばあっという間に噂は広がります。第三者からすれば話ネタ程度の認識でしかありません。

「内緒の話だけど・・・」「誰にも言わないでね」と言伝でどんどん拡散されていきます。噂の拡散力を舐めてはいけません。
自毛植毛をバレずに受けるには? | 自毛植毛体験記

https://matome.naver.jp/odai/2154150535466233901
2018年11月06日