〔中日ドラゴンズ〕Bクラス脱却に剛球ストッパー? 与田剛新監督の力量を探る!!

moomin1978

【現役前半】一瞬の光芒を放った剛球ストッパー

89年ドラフトにて単独一位指名で中日ドラゴンズに入団
同年ドラフトでは8球団同時指名の野茂英雄(近鉄)がいた

▼ドラフト大豊作の年に、新人王を獲得

新人では当時最多となる31セーブを挙げ、最優秀救援投手のタイトルを獲得し、新人王に選出された。
与田剛 – Wikipedia

。8月15日の広島戦(広島市民球場)では157km/hの球速を計時して当時の日本人プロ最速を記録している
与田剛 – Wikipedia

▼2年目のジンクスで成績急降下 3年目に復活するも4年目にトレードでロッテへ

リリーバーを続けるうちに肩・肘への負担が選手寿命を縮めるパターンに陥り
与田剛 – Wikipedia

1996年シーズン途中に内藤尚行との交換トレードで千葉ロッテマリーンズに移籍
与田剛 – Wikipedia

【現役後半】1年目の輝きを取り戻せなかった流浪の新人王

○中日から移籍後の軌跡

96年 ロッテ → 一軍登板なし  トレード移籍後、米国へ野球留学
97年 ロッテ → 一軍登板なし  オフに自由契約
98年 日ハム → 一軍登板なし  4月に故障後、肘を手術
99年 日ハム → 一軍登板あり  4年振りに登板するも1.0回を1失点 オフに自由契約
00年 阪神  → 一軍登板なし  オープン戦で腰痛を発症し復帰に至らず

00年をもって現役引退 (通算7年)

【評論家として】ソフトな口調と雄偉な肩幅でメジャーを闊歩

▼妻とともに講演活動にも精力的に取り組む


https://matome.naver.jp/odai/2153965671552379701/2153974337584425203
燕市教委主催の与田剛スポーツ講演会で元中日ドラゴンズのリリーフ投手、与田剛さんが講演、300人余りが聴講(2011.12.22)

鉄板ネタは『荒ぶる闘将伝説(血だらけ)』

▼大物ルーキー 斉藤祐樹1年目の成績をズバリと予言

ズバリ言って使えると思いますよ。7、8勝はできると思う
与田氏が斎藤佑樹を分析 「7、8勝はできる」 – スポーツナビ

結果6勝6敗 惜しい

短所についての質問に対し

股関節の硬さですね。(中略)このウイークポイントをプロのトレーニングの中で解決できないと、低めの変化球も見極められ、簡単に対処されるでしょう。1シーズンを乗り切ることは、しんどくなると思いますよ。
与田氏が斎藤佑樹を分析 「7、8勝はできる」 – スポーツナビ

後年、学生時代に股関節を故障していた事を告白

おそらく先発しても、5イニング、6イニングでしょうが、そこでゲームをつくる能力はあります
与田氏が斎藤佑樹を分析 「7、8勝はできる」 – スポーツナビ

斎藤佑樹 – Wikipedia

結果は

ローテーションの5番手に加わり6勝6敗防御率2.69とまずまずの成績を挙げた一方で、投球イニングの少なさ(QS率は42.1%)や被打率の高さ、WHIPは1.47と課題も残した
斎藤佑樹 – Wikipedia

▼毎年の優勝予想は2014年◎ 2017年×

2014年
予想 巨人 広島 阪神 中日 DeNA ヤクルト
結果 巨人 阪神 広島 中日 DeNA ヤクルト

2015年
予想 阪神 巨人 広島 DeNA 中日 ヤクルト
結果 ヤク 巨人 阪神 広島  中日 DeNA

2016年
不明

2017年
予想 巨人 中日 ヤクルト 阪神 広島 DeNA
結果 広島 阪神 DeNA  巨人 中日 ヤクルト
ニュース一覧 | BASEBALL KING

2014年はほぼ予想通り。例年広島と阪神の順位を外しやすく、予想全体にも影響を及ぼしている

【日本代表コーチ】大物指導者と共に侍ジャパンコーチに2度就任

2008年に携帯電話に見慣れない番号から電話があり、留守電を聞くと「巨人軍の原です。手が空いたら至急連絡ください」とさわやかなメッセージが残っていた
現役最後の1年「感謝の思い出」 燕市教育委員会 与田剛さんスポーツ講演会(上)

▼山田久志ピッチングコーチの元、ブルペン担当として世界一に貢献

先発投手三本柱は前年メジャーで18勝を挙げた松坂大輔、日本を代表する投手と原自ら賞賛したダルビッシュ有、前年沢村賞の岩隈久志の三名。前回のWBCも経験している杉内俊哉、渡辺俊介らがブルペンで待機。前年セ・リーグ新人王の山口鉄也、ソフトバンクのクローザー馬原孝浩から藤川球児を経由して逃げ切りを図る。しかし本番では藤川球児の調子が上がらず、準決勝からは先発登板予定のないダルビッシュ有がクローザーに回った。
2009 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表 – Wikipedia

先発の柱だったダルビッシュをクローザーに配置転換した

一見接点がないようにも思えるが、2009年開催の第2回WBCでは侍ジャパンのエースだった松坂を投手コーチとして側面からサポート
松坂大輔がソフトバンクではなく中日で再起できた理由(Wedge) – Yahoo!ニュース

当時絶頂期にあった怪物の良き理解者として実は当時、かなり密な関係にあった
松坂大輔がソフトバンクではなく中日で再起できた理由(Wedge) – Yahoo!ニュース

大差のリードがある試合でブルペンで待機していた投手陣にベンチに戻って応援するよう指示した山田久志投手コーチに対し、何があるかわからないからと戻らなくていいと言って、意見が対立した
与田剛 – Wikipedia

13年は東尾投手総合コーチの下、2度目の代表コーチに就任

しかし結果は準決勝敗退。前回は日本人メジャーリーガーが多く参加したのに対して、今回は辞退者が多くNPB中心で臨み敗退。結局、戦力頼みでは?との批判も受けた

【指導者として】 剛腕北へ行く 闘将に導かれ東北楽天へ

プロ野球のユニフォームは15年ぶり。野球人としてもう一度ユニフォームを着てみたいと、憧れは抱いていたが、タイミングよく熱意を持ったお誘いを頂いた。
[ニュース]与田剛コーチ・池山隆寛コーチ就任会見_20151013 – YouTube

楽天投手陣について

ここ2年間、結果が残せていない原因は必ずある。先発であれば長いイニングを投げられない、リリーフであれば大事な所で勝負球が甘く入ってしまう。
[ニュース]与田剛コーチ・池山隆寛コーチ就任会見_20151013 – YouTube

いいボールが投げられない訳ではないので、なぜ勝負所でいいボールを投げられないのかを選手と話をしながら原因を究明していく。結果を残す、一球でも多く勝負できる球を投げられるようにしたい
[ニュース]与田剛コーチ・池山隆寛コーチ就任会見_20151013 – YouTube

『選手とのコミュニケーションによる原因の究明』と『結果を残すピッチング』を強調

▼就任一年目にブルペンを整備 課題であった先発陣は修正できず

梨田監督 2016年最終戦での挨拶

先発ピッチャーは数はいるんですけど、5回か6回で代わるという、ブルペンに負担をかけてしまうところがありました。(梨田監督)
【2016シーズン終了】選手からのコメント|東北楽天ゴールデンイーグルス

美馬 学

シーズンを通してローテーションを守り4年ぶりに規定投球回達成し、自己最多の9勝をマークしたが、好不調の波が激しく規定ワースト2位の防御率は4.30と課題を残した
美馬学 – Wikipedia

塩見貴洋

開幕からシーズン終了まで先発ローテーションを守り、ルーキーイヤー以来となる規定投球回に到達した
塩見貴洋 – Wikipedia

防御率は3.56→3.89と悪化。

一登板あたりの平均投球回数も約6回と改善に至らず

ある程度、金刃、福山、ミコライオ、そして松井という形にはできたのかなと思います(梨田監督)
【2016シーズン終了】選手からのコメント|東北楽天ゴールデンイーグルス

金刃 憲人

一軍公式戦で自己最多の54試合に登板。防御率2.38を記録するなど、投球内容が安定していた
金刃憲人 – Wikipedia

2013年の優勝に貢献するも、その後低迷。16年に復活

▼2年目は後半失速も前半は首位ターン 躍進を支える投手陣を形成

今シーズンはこの3投手が盤石な柱となり、序盤の快進撃を支えた。
【2017シーズン総括】楽天「夏場に急失速で3位に終わるも、前半戦は快進撃で“熱パ”を演出」 | エンタメウィーク

課題だった則本頼みの先発陣を、FA補強の岸と一人立ちした美馬を加え三本柱を形成

則本 昴大
25試合登板 15勝7敗
防御率 2.57

則本は日本記録を更新する8試合連続2ケタ奪三振をマーク

岸 孝之
26試合登板 8勝10敗
防御率 2.76
ハマーン
56試合登板 3勝1敗33ホールド
防御率 2.72

ブルペンも充実していた。セットアッパーでは65試合、クローザーの松井裕樹が52試合、新人の高梨雄平が46試合登板とフル回転。いずれも防御率は1点台と安定し、56試合登板で防御率2.72ハーマンとともに、特に接戦で力を発揮した。
【2017シーズン総括】楽天「夏場に急失速で3位に終わるも、前半戦は快進撃で“熱パ”を演出」 | エンタメウィーク

クローザー松井を軸に就任当時とは顔ぶれを変えながら、安定したブルペン陣を構築

高梨 雄平
46試合登板 1勝0敗14ホールド
防御率 1.03

▼しかし球団はテコ入れ策としてソフトバンクから大物ピッチングコーチを招聘

▼自身は2軍投手コーチへ配置転換

▼序盤でまさかの大失速!! 6月時点で借金20 梨田監督は退任へ

優勝を期待されるも、まさかの前半大失速。6月に梨田監督は退任。招聘された佐藤投手コーチも、梨田監督の退任に伴いブルペン担当に配置転換される。

▼後任の平石体制でも状況は改善されず 最下位確定後、退団へ

防御率は前年の3.33から3.78へと悪化
クローザー松井は開幕から救援失敗を連発、エース則本も10勝11敗 防御率3.67と精彩を欠いた

【監督として】2019年度より中日ドラゴンズの監督就任が発表される


https://matome.naver.jp/odai/2153965671552379701/2153974337584425103

まずはしっかり選手を観察するということ。これは全ての選手に対してです。
中日・与田新監督、闘将の教え胸に会見 「ファンを驚かせるチーム作りたい!」 – スポーツナビ

できるだけいい形で(リリーフ投手を)マウンドに上げられるように、先発投手の整備というものもリリーフ陣には必要だろうなと思っています。
中日・与田新監督、闘将の教え胸に会見 「ファンを驚かせるチーム作りたい!」 – スポーツナビ

星野監督は常々「選手が最優先」ということをおっしゃっていました。「とにかくじっくり見ろ」ということもおっしゃっていました。
中日・与田新監督、闘将の教え胸に会見 「ファンを驚かせるチーム作りたい!」 – スポーツナビ

選手の表情を一つも見逃さず、選手の満足度を自分の満足度に変えられるようにしたい。自分の満足度を選手に求めてしまうと差が出てきてしまうので。
中日・与田新監督、闘将の教え胸に会見 「ファンを驚かせるチーム作りたい!」 – スポーツナビ

▼監督人事には、星野元監督の影響も・・・

16年からは星野氏が球団副会長に就いていた楽天に呼ばれ、一軍投手コーチを2年、今季は二軍投手コーチを務めた。
(2ページ目)「本人が一番驚いた」 与田剛氏、ドラゴンズ新監督就任に星野仙一氏の影  | 文春オンライン

もちろん本人の努力もあり、評判のいい男ですが、与田の人生は星野さん抜きでは語れません
(2ページ目)「本人が一番驚いた」 与田剛氏、ドラゴンズ新監督就任に星野仙一氏の影  | 文春オンライン

https://matome.naver.jp/odai/2153965671552379701
2018年10月26日