台風12号が迫ってきている
台風12号は強い勢力を保ったまま、28日(土)の午後、関東に最も接近し、夜には東海から西日本に上陸する恐れがあります。
強い台風12号 大雨や暴風の警戒期間(日直予報士 2018年07月27日) – 日本気象協会 tenki.jp
あす28日(土)、台風12号は伊豆諸島に接近し、29日にかけて東日本から西日本の太平洋側にかなり接近し上陸するおそれがあります。大雨・暴風・高波・高潮に警戒してください。
台風情報 – Yahoo!天気・災害
関東では、28日(土)の昼までに150ミリ、さらに29日(日)の昼にかけて300~500ミリと、記録的ともいえる大雨が予想されています。
【動画解説】台風 接近前や離れた場所も大雨警戒 土曜日午後に上陸のおそれ(ウェザーマップ) – Yahoo!ニュース
また、先日の西日本の豪雨で影響を受けた中国・四国地方でも、大雨となる所があるでしょう。
【動画解説】台風 接近前や離れた場所も大雨警戒 土曜日午後に上陸のおそれ(ウェザーマップ) – Yahoo!ニュース
週末の多くの夏のイベントも中止・延期に
2018年7月25日に発生した台風12号の影響により、各地でイベントの中止、順延が相次いでいる。
台風12号の影響で花火大会などのイベント中止が相次ぐ フジロックは予定通り開催か|ニフティニュース
通常であればイベント当日に開催可否を判断する場合が多いですが、今回に関しては、隅田川花火大会をはじめとしたいくつかのイベントは台風12号の影響で前日のうちに中止や順延を決定しています。
台風12号 隅田川はじめ30以上の週末イベントが中止・順延 – ウェザーニュース
ウェザーニュースの取材によると、その中で隅田川花火大会や立川まつり国営昭和記念公園花火大会をはじめとした、西・東日本の少なくとも32会場の中止が決定されています。(27日16時時点)
台風12号 隅田川はじめ30以上の週末イベントが中止・順延 – ウェザーニュース
まさかとは思って重ねて見たらやっぱり小田和正型だったか・・・今週末フジロックの我々にとっては全然Oh!Yeah!じゃないけどな・・・! #フジロック #fujirock #小田和正 #台風 pic.twitter.com/MPCuGwaDGs
— カミコー (@kamikou) July 25, 2018
台風12号、前例のない“特異なルート”
過去、北西に進んで、関東~北陸に抜けた台風はほとんどありません。過去の事例がないので、「何が起こるか想定しにくい」ということが言えます。今回の12号の恐ろしさです。
台風12号、超やばい「足尾台風ルート」で接近か!? – 気象予報士2670号(金子大輔)の天気・気象ブログ
西寄りの異例のコースを進むため雨や風の強まる場所などが通常と異なり、これまでの経験が通用しない可能性があるとして、気象庁は土砂災害や川の増水などに警戒するとともに、最新の気象情報を確認し、早めの避難を心がけるよう呼びかけています。
台風12号 西日本や東海に上陸のおそれ 強い勢力保ったまま | NHKニュース
「このコース、やばいかも?」とツイートしたが、その理由は、関東地方が進行方向右側の「危険半径」に当たり、風向が「南東」となること!海からの湿った南東風が上陸するとき積乱雲を発達させ、山にぶつかってさらに積乱雲を発達させ……で、山でとんでもない雨量になる恐れがある。 #台風12号 pic.twitter.com/a5XtBtIifG
— 金子大輔(気象予報士2670) (@turquoisemoth) July 25, 2018
台風12号
米軍の予測はとうとう四国に上陸の可能性まで西側にずれた!!https://t.co/Mvi9Nh9vSn pic.twitter.com/zcMh8JatoT— しろくま (@hontounokotoga1) July 27, 2018
西日本豪雨災害も、実は台風7号にもたらされた雨だと思っているのだが、今回は、もしかしたら、場所によってはそれ以上の雨になる恐れがある。加えて、風が強い。これは雨だけだった西日本豪雨の時にはなかったことだ。今回は、風、高潮、さまざまな災害が起こる可能性がある。
台風12号どれほど危険?特に要注意の地域は<専門家に聞く>(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース
多くの自治体の防災アドバイザーも務めている東京大学大学院・客員教授の松尾一郎氏のコメント。
静かに話題、異例の台風・1902年『足尾台風』
今回の台風の進路は前例がほぼ無いに等しく、似た進路の例はまだ台風という言葉が無い時代で、古すぎて詳細な記録に乏しいという1902年の足尾台風ぐらいらしい
— こんろん🍣 (@cln0612) July 27, 2018
足尾台風(あしおたいふう)は、1902年(明治35年)9月28日に千葉県から新潟県、北海道北部を通過し、主に関東地方から東北地方南部にかけて被害をもたらした台風である。
台風情報 – Yahoo!天気・災害
1902年(明治35年)、足尾台風は9月28日、朝、神奈川県横須賀市上陸し、東京の北側を通り、その後栃木県足尾付近を通過し、東北へ進み日本海へ抜けていきました。
明治35年の 山津波 – 日光紹介サイト「大好き!日光」
あまりに古い話で天気図もない時代……
気象の専門家でも、この台風を知らない方が少なくありません。
台風12号、超やばい「足尾台風ルート」で接近か!? – 気象予報士2670号(金子大輔)の天気・気象ブログ
足尾台風は小さい台風でしたが、被害は大きく神奈川県、栃木県、茨城県など関東全域に大きな被害をもたらせたそうです。
明治35年の 山津波 – 日光紹介サイト「大好き!日光」
尚、この足尾台風は豆台風に区分される小さなものであったにも関わらず「空前にして絶後であって欲しい、形容詞のつけようのないくらいの猛烈な台風」だったそうな。
まぁ、同時にもう一つの台風が発生しており、相互に作用しあう藤原効果が存在した事や、災害への備えに乏しい時代という事もあるが…
— こんろん🍣 (@cln0612) July 27, 2018
『足尾台風』の被害
死者・行方不明者219名、家屋の全壊・流失約8,200戸、足尾で315ミリの雨量を記録した。
足尾台風 – Wikipedia
大谷川では水源部で崩壊が多発し、神橋、大谷橋、人家100余戸を流出。死者156、行方不明63、負傷280、家屋全壊8217、半壊389 に至りました。
災害史(江戸〜明治) | 日光砂防事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
大日堂というお寺はその建物すべてが流されてしまって、現在では基礎の石が残っているだけです。 中禅寺湖周辺でも、中禅寺の大事な仏像たちが流されてしまい、日光は大事な文化財が数多くあるがゆえに、その被害も尋常なものではありませんでした。
明治35年の 山津波 – 日光紹介サイト「大好き!日光」
渡良瀬川が洪水となり、足尾での被害が大きかったことが後にこの台風の名称となった。足尾町内では神子内尋常小学校が流出するなどした。
足尾台風 – Wikipedia
多くの貴重な文化財が 流出しました。芭蕉や明治天皇が立ち寄った風景 明媚な『大日堂』、化け地蔵と呼ばれ、名所・含満ヶ 淵の象徴ともなっている『並び地蔵』もそのうち のひとつです。
災害史(江戸〜明治) | 日光砂防事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
これまでの経験が通じない台風12号、最大限の警戒を
安倍晋三首相は27日、西日本豪雨の非常災害対策本部会議で、台風12号に触れ「河川の氾濫や土砂崩れに厳重な警戒が必要だ。最新の気象・災害情報に注意し、早めの避難を心掛けてほしい」と国民に呼び掛けた。
台風12号「厳重な警戒を」 首相、早めの避難呼び掛け|【西日本新聞】
西日本豪雨の被災地では少しの雨でも土砂災害や川の氾濫が起きるおそれがあり、危ない場所には近づかず、避難経路を確認するなど早めの備えを進めてください。
台風12号 強い勢力保ったままあす以降本州上陸のおそれ | NHKニュース
ただ、台風の進路やタイミングなど、予想は変わる可能性があります。常に最新の情報を確認するようにしましょう。
【動画解説】台風 接近前や離れた場所も大雨警戒 土曜日午後に上陸のおそれ(ウェザーマップ) – Yahoo!ニュース