『タイの洞窟』だけじゃない 『世界の洞窟』で起こった事故が怖い

nonoichigo
タイの『タムルアン洞窟遭難事故』で遭難した少年達が、無事生還できて本当によかったです。当初は、その救出がいかに難しいものであるかを、多くの専門家の方達が語っておられましたよね。洞窟の事故は、逃げ場がないだけに怖いです。

▼『洞窟探検』 まずは、『映画で擬似体験』してみる?

パプアニューギニアのジャングルの奥地に広がる大洞窟。探検隊が
足を踏み入れるが、巨大嵐が直撃。洞窟からの脱出を試みるが…。
ジェームズ・キャメロンのプロデュースによるサバイバル・アドベン
チャー。
サンクタムのレビュー・感想・評価 – 映画.com

この作品は、脚本に共同で参加したアンドリュー・ワイト
(Andrew Wight )が経験した実話を基にしたようです。
閉所恐怖症の人は辛い?実話を基にした洞窟探検サバイバル映画『サンクタム』感想 | 映画や本の感想、日記、漫画、など

アンドリュー・ワイトは1988年にオーストラリアの洞窟を潜水探検した。この洞窟は世界最大の水中洞窟で、オーストラリアのナラボー平原にある。実際には、実話にかなりのフィクションを加えたもので、映画ではどんどんと人が亡くなっていくが、現実では全員無事に生還したのだそう。

▼『洞窟探検』に伴う、『危険』

命を落とす主な原因は洞窟の迷路に入り込み、出口が解らなくなり
、出口にたどり着けづに呼吸ガスが無くなる事である。
出口の無い死の恐怖

また、岩などに器材が当たり、呼吸器材が壊れたりするケースなど
、ケーブの中では様々な危険が待っている。
出口の無い死の恐怖

▼最も危険とされる、『ケーブ・ダイビング』

水中洞窟に潜ることをケーブダイビングといい、ダイビングの中で
最も危険とされる。その理由というのが、まずプレッシャー。洞窟内
でトラブルが起きても浮上できず、出口まで息が吸えない。
水中洞窟に取り残された男|ザ!世界仰天ニュース|日本テレビ

次に視界。洞窟内は光が届かず真っ暗。ライトを照らし進むが、
地底の沈殿物が巻き上がるとなにも見えなくなる。
水中洞窟に取り残された男|ザ!世界仰天ニュース|日本テレビ

洞窟内は方向感覚も失われる。特に、水中では上下すら分からない時がある。

▼実際に洞窟内で起こった、『悲劇』

▼『警告を無視』 突然怒号のような音と共に水が 生存者、1人

タイ『ナム・タル・ケーブ』

2007年10月、ヘレナ・キャロルはタイのナム・タル・ケーブには
行ってはいけないと言われた。この季節はタイのモンスーンの時期で
、相当な雨が降る。もし行ったら、二度と帰ってこられないという。
だが、ヘレナはその警告を無視した。
地下洞窟に閉じ込められてしまった10人の世にもホラーな物語 : カラパイア

彼女のボーイフレンドのジョン・カレン、それに7人のツアー客も、同じく警告を無視。

(どんどんとツアー客が流され、彼氏のジョンは泳いで助けを求めに
帰った。それから8時間後、)ヘレナは助け出されたが、ほかの者の
遺体が棺に並べられ、ジョンの遺体もスイス人少女の隣に横たわって
いるのを見て、初めて生存者は自分だけだったことがわかった。
地下洞窟に閉じ込められてしまった10人の世にもホラーな物語(2017年2月5日) – エキサイトニュース(8/10)

▼『土砂降りの雨』が首まで 顔は地上だが、体はクレパスで絶命

イギリス『モスデール洞窟』
写真は、イメージです。

唯一の望みは頭上にある岩の小さな割れ目だった。オグデンは
なんとか体を持ち上げて、岩の上の空気だまりに顔を出すことが
できたが、全員分のスペースはなかった。
地下洞窟で起きた事故8選!こんな事故が起きてたのか! | Buzz Gossip

ジョン・オグデンだけが水の上に頭を出せたが、彼より下の他の5人のメンバーは、トンネル内が流れ込んできた水でいっぱいになり、全員が溺れ死んでしまった。

オグデンが発見されたのは、それから数日たってからだったが、
狭い割れ目にはさまったまま彼は絶命していた。
地下洞窟で起きた事故8選!こんな事故が起きてたのか! | Buzz Gossip

▼『溺れ死ぬ苦しみ』から逃れるために、『自ら胸にナイフを』

クロアチア『ポガニカ湾』

解剖の結果、彼(M・K)の死は殺人よりももっと恐ろしい結果で
あることが判明した。M・Kは、洞窟の迷路の中で迷ってしまい、
酸素がなくなりかけて溺れそうになった。
地下洞窟に閉じ込められてしまった10人の世にもホラーな物語 : カラパイア

彼はここで死ぬと気づいたが、それは想像を絶する恐怖と苦しみ
だったろう。溺れ死ぬときの苦しみはとても堪えがたいものだという
。M・Kはその地獄の苦しみから逃れるために、自ら胸にをナイフで
突き刺したのだ。
地下洞窟に閉じ込められてしまった10人の世にもホラーな物語 : カラパイア

▼『デッキが崩壊』 17人の学生が放り出され、助かったのは4人のみ

ニュージーランド『クリーク洞窟』
写真は、イメージです。

一行(17人の学生のグループ)は深い裂け目を上から眺められる
デッキにたどり着いた。足場が脆い感じがしたが、おもしろがって
ジャンプして揺らしてみたりした。
地下洞窟で起きた事故の事例を貼っていく | 不思議.net

しかし、それは間違っていた。このデッキは技術的知識のない者が
設置していた。手ごろなドリルがなかったという理由で、実際には
ボルトではなく釘が使われていたのだ。
地下洞窟で起きた事故の事例を貼っていく

ついに、デッキは学生たちの体重を支えきれなくなって倒れ、
崩れて下の深い裂け目に落下した。ひとりの学生は、手すりに
つかまってなんとか助かったが、17人のうち一命をとりとめたのは
4人だけで、ほかの13人の学生たちは放り出されて死んだ。
地下洞窟に閉じ込められてしまった10人の世にもホラーな物語(2017年2月5日) – エキサイトニュース(7/10)

助かった者の中には脊椎を折った女子学生もいたが、命が助かっただけでも運がよかったとのこと。

▼事故の現場は、『水中洞窟』 『エジプトのブルーホール』

『ブルーホール』とは
ブルーホール(英:blue hole)は、かつての洞窟や
鍾乳洞といった地形が何らかの理由により海中へ
水没し、浅瀬に穴が空いたように形成された地形
である。

– wikipedia より

2000年、4月28日、エジプトのブルーホールというダイブスポット
でダイブをしていた有名なダイバー、ユーリ・リプスキー(ロシア・
イスラエル人ハーフ)は、潜水中突然パニックになり、水深90メート
ルのところで息絶えた。
ネット上を駆け巡り、世界を震撼させた5つの衝撃映像、最期の記録(閲覧注意)(2015年5月8日) – エキサイトニュース(1/3)

最初に足が付くくらい浅い場所にいたのに、徐々に深いところに
引きずり込まれるように沈んでいき、深さ100メートルほどの場所に
なったとたんにパニックを起こして最終的に呼吸困難となって亡く
なってしまう。
いまだ解明されない謎「あるダイバーの最期」は何が原因?様々な説を紹介 – Hachibachi

ちなみにこのブルーホールでは1968年以降、100名以上のダイバー
が亡くなっているという。
ネット上を駆け巡り、世界を震撼させた5つの衝撃映像、最期の記録(閲覧注意) : カラパイア

『ダイバー墓地』という異名を持つ、ダイビングスポットなのだとか。

▼『ユーリ氏』が亡くなった、『水深90m』という世界

『エジプトのブルーホール 断面図』

40m前後でいられる時間はわずか数分。
あるダイバーの最期 | kote2.tokyo

40m地点での気圧は5気圧で、地上にいる時の約5倍の空気を1呼吸
で吸う事になるため、窒素が身体に急速に溜まってしまい、窒素酔い
と呼ばれるお酒に酔った状態になったり、身体に窒素が溜まった状態
で浮上すると空気が一気に膨らんで血液に気泡が生じ、減圧症という
病気になります。災厄気泡が血管を閉じてしまい、死の危険も。
あるダイバーの最期 | kote2.tokyo

ユーリが潜ったブルーホールは、直径52m、深度は約130mに
なっている。ここは入り口が隠れていることから見つけにくいので
潜水をして探しているうちに窒素酔いになるケースが多い。
世界的に有名なダイバーが謎のまま深海90mに消えてった最期の映像が怖すぎる!!! – worldtrip for diving

▼しかし、未だ『解明されない謎』 考えられる『原因』

● 『原因 その1』『サメ』に襲われたと思ったことで、パニックに

何故パニックを起こしたかは、(動画の)4:45辺りで左側に
見える魚影が原因と思われる。ブルーホールは鮫による被害がある
ので、 ダイバーは死角から突付かれて鮫と勘違いして慌てて
逃げようとして自分を見失った。
世界的に有名なダイバーが謎のまま深海90mに消えてった最期の映像が怖すぎる!!! – worldtrip for diving

引きあげられた遺体は無傷であったことから、実際はサメではなく、ダイバーに餌付けされた大型魚に突付かれと思われる。ただ深深度潜水のための装備はとても大きく、そのため死角も多い。背後に至っては殆ど見えないので、単独潜水となっていたユーリ氏は、サメと大型魚を間違えた可能性がある。

●『原因 その1』 まとった『装備』の重さで、沈下

リプスキー氏はこの時ナイトロックス潜水を行っていましたが、
冒険過ぎる混合比、加えてカメラとライトをマウントで体に固定して
いたため沈下速度が過大に。
YouTubeで、あるダイバーの最期、と検索すると、ダイバーが海底の底に引きずり込まれるか…

途中で切り離しを試みたようですか、重過ぎる撮影装備が外せないまま、海底まで沈下してしまったのだと思われるそう。

● 『原因 その3』『酸素中毒』或いは『窒素酔い』

酸素中毒(さんそちゅうどく)とは、超高分圧の酸素を摂取した
場合、またはある程度高分圧の酸素を長期にわたって摂取し続ける
ことによって、身体に様々な異常を発し最悪の場合は死に至る症状
である。
酸素中毒 – Wikipedia

潜水中のガスに含まれる酸素の分圧が2気圧程度を超えると、全身の激しい痙攣などを発症し最悪の場合は死亡する。また酸素分圧が酸素中毒を発症するほど高くなくても、ある程度高い分圧の酸素を長時間にわたって呼吸すると、肺の障害など様々な症状が発生する。

(窒素酔いとは、)ダイビングで使用するボンベの中に入っている
空気は普通の空気なので、すべて酸素というわけではなく、大半が
窒素です。そのため、窒素を吸うことは避けられなく、窒素を吸い
すぎてしまうと、お酒をの飲みすぎた時に近い感覚になると言われて
います。
いまだ解明されない謎「あるダイバーの最期」は何が原因?様々な説を紹介 – Hachibachi

▼報告書では、『厳しい指摘』も 自然の前では、『常に謙虚たれ』

テクニカルダイビングに対する知識不足、過大な冒険心(ダイビング
仲間は、「窒素酔いを楽しんでいる」と言う彼に忠告した事があると
証言)、現地ガイドの到着を待たずに単独潜水した慢心、これらが
重なった結果であると、報告書には書かれています。
YouTubeで、あるダイバーの最期、と検索すると、ダイバーが海底の底に引きずり込まれるか…

▼『映像(動画)を掲載しなかった』理由

ユーリ氏が亡くなる瞬間までの映像は、「あるダイバーの最期」
として世界的に有名な動画になりました。世界的に有名なダイバーが
原因不明の死を遂げたということで有名になった動画ですが、やはり
人の死が関わる動画なので、そのような映像が苦手な方には動画を
見ることをおすすめしません。
いまだ解明されない謎「あるダイバーの最期」は何が原因?様々な説を紹介 – Hachibachi

人の死に関わる映像ですので、公に掲載することは、はばかられました。一方、自然をあなどってはいけない、自然の前では常に謙虚であることへの、戒め、警告になるのではというご意見があるであろうことも踏まえて、ご覧になるかならないかは、あえて個人のご選択にお任せしたいと思います。

https://matome.naver.jp/odai/2153187552870090901
2018年07月21日