■まず「オゾン層」の役割を再認識したい
オゾン層(オゾンそう 独: Ozonschicht 英: ozone layer)とは地球の大気中でオゾンの濃度が高い部分のことである
オゾン層 – Wikipedia
大気中のオゾンは成層圏(約10~50km上空)に約90%存在しており、このオゾンの多い層を一般的に オゾン層といいます
気象庁 | オゾン層とは
オゾン層には、太陽からの有害な紫外線を吸収する性質があり、太陽から放出される有害な紫外線のほとんどがここで防がれています
『オゾン層破壊』 – OZONEの役割と破壊される原因、保護のための対策 – プラス地球温暖化
オゾン層が破壊され地表に有害な紫外線が増えると、皮膚がんや結膜炎などが増加すると考えられている。
オゾン層 – Wikipedia
気象庁の観測によると、日本上空においても、オゾンの減少傾向が確認されている。
オゾン層 – Wikipedia
人間が作り出した物質の中でも、フロンやハロンを始めとするオゾン層を分解・破壊してしまう性質を持つものをオゾン層破壊物質といいます。
『オゾン層破壊』 – OZONEの役割と破壊される原因、保護のための対策 – プラス地球温暖化
1974年のローランドとモリーナの予言は1982年の南極上空にぽっかり空いたオゾンホールとして人々をパニックに陥れた。
オゾン層破壊について | NPO法人 ストップ・フロン全国連絡会 (JASON)
オゾン破壊防止のための国際協力が続けられてきました。現在、その結果が、少しずつ現れてきています。
オゾン層破壊の現状と展望|オゾン層の破壊|国立環境研究所
南極上空のオゾンホールが回復の兆しを見せている。6月30日付の英「BBC News」が報じた。
オゾンホールが回復していることが判明! オゾン層破壊の犯人は、フロンガスだけではなかった可能性も浮上(最新研究)
20世紀末に拡大し続けていた南極上空のオゾンホールは2050年頃に消失するとの予測結果を、国立環境研究所の秋吉英治主任研究員らのグループが発表した
オゾン層 – Wikipedia
■しかし、安心はしていられない。なんと、中国にてオゾン層を破壊するフロン類の使用がNGO団体にて確認されている
国際的な規制の対象になっているクロロフルオロカーボン(CFC、フロン)類が現在も中国の工場で違法に使用されているとする報告書を、環境圧力団体が9日、発表した
オゾン層破壊するフロン類、中国企業が違法に使用 NGO報告 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
CFC類については、その放出が増加していることが最近の研究で明らかになり、科学者らを困惑させていた。
オゾン層破壊するフロン類、中国企業が違法に使用 NGO報告- 記事詳細|Infoseekニュース
CFCは以前、冷蔵庫やエアロゾル缶、ドライクリーニング用の化学物質として一般に使われていた。しかし、オゾン層に巨大な穴が出現する要因となっていることが判明し、1987年のモントリオール議定書で禁止された。
CNN.co.jp : オゾン層破壊物質の放出が増加、東アジアで製造か 米研究
英ロンドンの非政府組織(NGO)「環境捜査局(EIA)」は今回、調査対象とした中国10省にある工場18か所で、禁止されているCFC類の使用が判明した
オゾン層破壊するフロン類、中国企業が違法に使用 NGO報告
科学者は声明で、「これが今起きている事態だ。我々はオゾン層の回復から遠ざかっている」として、国際社会に警鐘を鳴らしている。
CNN.co.jp : オゾン層破壊物質の放出が増加、東アジアで製造か 米研究
企業では、内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)で「怪しい」操業を行っている無許可の工場からCFC類を調達したり、税関でCFC類が見つからないよう隠匿行為を行ったりしている
オゾン層破壊するフロン類、中国企業が違法に使用 NGO報告 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
違法操業を行っている企業の一例です。
■これはまずいでしょ…
ロキ@loki_of_edda1
これはマズイだろう!
オゾン層が破壊されると
有害紫外線が
地表に降り注ぎ云々……って
かなりの問題になったのを
中国は知らないのだろうか?
これこそ、1国の問題ではなく
地球規模の汚染に繋がる恐れが有る
ルイ・サイファー@FallinAngels666
オゾン層破壊するフロン類、中国企業が違法に使用 NGO報告 a.msn.com/01/ja-jp/AAzOT…
■当然だがこれは違法行為だ(国際条約に規定されている)
オゾン層の保護のためのウィーン条約(オゾンそうのほごのためのウィーンじょうやく、Vienna Convention for the Protection of the Ozone Layer)は、オゾン層保護のための国際的な対策の枠組みを定めた条約
オゾン層の保護のためのウィーン条約 – Wikipedia
モントリオール議定書では、規制物質ごとに定められた削減スケジュールに従い、その生産量及び消費量を段階的に削減・全廃するとともに、非締約国との規制物質の輸出入の禁止又は制限等を規定
オゾン層破壊物質の規制に関する国際枠組み(ウィーン条約・モントリオール議定書)(METI/経済産業省)
中国当局はこれまで、CFC類を使用する産業慣習を2007年に廃止することに成功したと発表していた。
オゾン層破壊するフロン類、中国企業が違法に使用 NGO報告- 記事詳細|Infoseekニュース
■今回、問題になっているのが「フロンガス」
フロン類(フロンるい)は、炭素と水素の他、フッ素や塩素や臭素などハロゲンを多く含む化合物の総称。
フロン類 – Wikipedia
オゾン層破壊の主な原因物質のフロンガスは冷媒や洗浄剤として、冷蔵庫やエアコン、半導体の洗浄など幅広い分野で使用されてきました。
環境経済情報ポータルサイト 環境経済基礎情報:オゾン層破壊
フロン自体は、自然に分解されることがほとんど無いため、一度放出されてしまうと、オゾン層まで届き破壊してししまします。
『オゾン層破壊』 – OZONEの役割と破壊される原因、保護のための対策 – プラス地球温暖化
■このようにオゾン層破壊作用があるため、国際条約で厳しく制限されている
この問題が与える影響は地球規模のものであることから、国際的な議論に発展し、以下の国際枠組みが設立されることになりました。
オゾン層破壊物質の規制に関する国際枠組み(ウィーン条約・モントリオール議定書)(METI/経済産業省)
ウィーン条約、モントリオール議定書などが採択
ア オゾン層の変化により生ずる悪影響から人の健康及び環境を保護するために適当な措置をとること(第2条第1項) イ 研究及び組織的観測等に協力すること(第3条) ウ 法律,科学,技術等に関する情報を交換すること(第4条)等について規定している。
オゾン層保護(ウィーン条約/モントリオール議定書) | 外務省
などが規定されている。
2007年11月現在、この条約の締約国は、190か国およびECである。
オゾン層の保護のためのウィーン条約 – Wikipedia
■オゾン層の修復には時間がかかる。すぐに食い止めないと…
フロンガスは自然に分解されるのに50年から100年かかります。それほど長い間大気中に漂い続ける
オゾンホールの拡大が止まっていることをNASAが確認
オゾン層の破壊が少なかった1980年以前と比べると、オゾン全量は現在も少ない状態が続いています。
気象庁 | フロンによるオゾン層の破壊
現在の代替フロン「HFC」は温室効果が高いので、温室効果の小さい代替フロンの開発が必要です。さらに、フロンを使わない技術を開発することも大きな課題
オゾン層破壊の現状と展望|オゾン層の破壊|国立環境研究所