夜の専門学校で見た男性
私が専門学校に通っていた頃の話です。
私の通っていた専門は本館、新館、アネックスと3棟あり、それぞれの授業によりどこの棟の教室かが決まっていました。その日は貿易の授業が本館でありました。
私が入学したころに先輩から本館の2階にたまに幽霊がでると聞かされていました。
確かに本館は3棟の中で一番古く、暗い場所にたっています。
恐らくその雰囲気から誰かが作り出した嘘だろうと思っていました。
何故かこの日の授業前にフッとその話を思い出したのです。
思い出しただけで、その日は何もなく授業を終えました。
本館を離れたあと、先生に提出するレポートを渡し忘れていたことに気がついて、
友人と別れ、一人本館へ戻ることにしました。
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時間は既に20:00を回っていました。
本館も電気がついているものの誰もいない建物の廊下はそれだけで不気味でした。
授業のあった2階の教室へつきました。先生はいません。
「仕方ない…新館に行ってみよう」
めんどくさいなぁと思いながらも階段を降りようとしたときに、
今さっきまでいた教室で釘を打つような音が聞こえたのです。トントントン…
「…空耳?」
独り言をいいながらも、気になる釘の音。
私は自分の心臓の音しか聞こえないほどドキドキしていました。
恐怖に支配されながらも、足が勝手に教室へと向いてしまいます。
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ガラッ!
教室のドアを開けるとそこには誰もいません。
全身の力が抜けるような感覚でした。
「なんだ…やっぱり空耳か」
振り返ったときです。そこにはヘルメットを被った血だらけの男性が立っていました。
あまりの恐怖で声もでず、その場にしゃがみこみました。
「痛い…助けて…」
確かそのような言葉をずっと呟きながら非常口の方へと消えていきました。
私は今見たものが信じられず、やめておけばいいものを非常口のドアを開けました。「どうして助けてくれないの!?」
血だらけの男性は私の腕を掴んで非常階段の外へ引きずり込もうとしていました。
必死でその場に踏ん張りました。
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もう私は泣くしかありません。怖すぎて叫べず、ごめんなさい!ごめんなさい!とただ呟いて必死に踏ん張りました。
「おーい!お前何してんの?」
クラスメイトの声がしたと同時に目の前にいた血だらけの男性はいなくなっていました。「大丈夫か?お前顔真っ青だ…ってその腕なに…?」
「え…?」血だらけの男性に掴まれていた方の腕にはくっきりと手形がついていました。
今おきたことを照明するかのように、くっきりと…。それ以来、私は本館へ行くと頭痛がするようになりました。
トイレへ行くにも授業が終わってからも必ず友達と一緒にいました。
そして、たまに視線を感じていました。
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気味が悪かったのでお払いに行ったら、どうやら本館を建設中に亡くなった男性の霊で、
あの日以来私に憑いてしまったそうです。
しっかりとお払いをしてもらってからは、本館へ行っても頭痛もせず、視線も感じませんでした。怖いの一言で済ませないほど怖かった学校での心霊体験でした。
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就寝時
5年くらい前の話かな?
ある晩、就寝時は普通にベッドで寝てたんだけど、
目が覚めたら知らないビルの屋上にいて、柵を乗り越えようとしてた。パジャマで、裸足のまんまで。
柵の錆びたところかなんかで手擦りむいてて、その痛みで目が覚めたんだけど、
起きるのがもう数秒遅れてたらアウトだった。
洒落にならないほど怖いって言うか、本気で寿命が縮む思いだったよ。
しかもビルがあったのは私の全然知らない町で、
交番に駆け込んで聞いたら、自宅のある川崎市から品川近辺まで移動してたことが発覚。
そんなに歩いたのか自分!?(時間的に終電後だった記憶が)
就寝時は普通にベッドで寝てた : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
その後、始発を待って旦那に回収してもらって事情を話し、
脳神経科と精神科に診てもらったんだけど、脳の方は特に異常なし。
精神科の方では、一応夢遊病だろうけど…と歯にものが挟まったみたいな診断をもらった。
自殺願望も疑われたけど、思い当たる理由はこれっぽっちもなし。薬もアルコールもキメてなかったし。
その後、しばらく寝るのが怖かった以外は特に異常は起きてないけど、
あんなわけのわからん死にかけかたをしたのは、後にも先にもこれきり。
というか、これきりにしてほしい。今思い出しても全身にやな汗が出ます。
就寝時は普通にベッドで寝てた : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
記憶障害
689 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/07 23:42
厨房の頃の記憶がほとんどない。すっぽり抜けてる。
でもよくよく考えると、消防の記憶なんてまったくないと言って等しい。誰と友達だったかさえ覚えてない。
トラウマ漫画スレを読んでて、そういや私もいろんな漫画を見てたはずなのに、かつて読んだ漫画などが殆ど思い出せない。
幼い頃から親から本を読めと教育されてて、私自身も本が好きだったんだけど、
何を読んでいたか、どんな内容だったか、まったく思い出せない。工房の頃からバイトして、自由なお金が増えてきて、映画を見ることが多くなり、
ビデオも週に5本くらい借りてて、映画鑑賞・ビデオ鑑賞が趣味というくらい映画にはまった。
しかし、内容をまったく覚えていない。
最近なんか、友達と話してて「昨日○○という映画を見に行った」と話してて、
友達が「面白かった?どんな内容?」と聞かれ、あやふやな説明しかできない自分がいる。
ネットの映画感想サイトに触発されて、自分でも感想を記録してみようと思ったが、(HPは持ってないが)
『記憶障害』 – 怖い話まとめブログ
前日の夜に見た映画(ビデオでもテレビでも)を翌日の昼に感想をまとめようとすると、ほとんど覚えていないことに気づく。
そんな自分がかなり怖い。
つまらない退屈な映画ならまだしも、面白くてすっごい感情移入できる作品でも。本も同様。消防の頃は、百人一首や春はあけぼのなどを暗記するほどの記憶力だったが、今はその面影すらない。
一つも覚えてないし。これは病気か?
今んとこ仕事に影響はないが、この先どうなってゆくのか・・・
怖いよママン・・・(´д`)691 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/08 00:56
>>689
それが本当なら、早く病院行った方がいいんじゃない?
不可解な体験どころか、本気でやばいでしょ、それは
憶えようと意識してもダメなの?「メメント」って映画を思い出した。
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694 :689:02/07/08 01:28
>>691
そうです。
「メメント」(見てないけど)のあらすじ読んでから、マジで自分のこの先を心配し始めますた。覚えようと意識すると、その部分は覚えてても、その分他の部分がすっぱり記憶がなくなってしまいます。
つまり、あやふやでも全体像を覚えていたのに、
1部分だけ集中的に覚えようと心がけると、その部分以外はあやふやさえ記憶に残らない。コワヒのが、友達とケンカしたりした時に、
よく話し合って自分の反省すべき点を認め、もう二度としないと誓って和解しても、
翌日になって、「自分は何を反省すると誓ったっけ?」となってしまうことです。
まさか友達に聞けないし、どんなに順追って考えても思い出せない。
それがきっかけですね、やばいと感じたのは。
同じ過ちを何度もおかし、信用されなくなって友達に縁切られたこともある。
最近では怖くて、ケンカするほどの深い関係をなるべく作らないようにしてる。
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つまり、一緒に旅行したりとか長時間ずっと一緒にいないように、とか。
時々、「あんたと話してると論点がずれてくる」とか、「前にも同じこと聞いた」と言われることもあり。
以前、親密な友達関係を築いていた頃は、よく長電話していろいろ熱く語り合ったりもしてたけど、
自分の言った言葉をメモ取りながら、電話してたこともあったなあ。自分自身が不可解で謎です。
「エリン・ブロコビッチ」を見てから、自分が「学習障害」ではないかと思い始めました。ちと違うかな。
でも消防・厨房と、三者面談では必ず「落ち着きのない子」と先生から言われ続けてますた。
友達からは若年性(?)痴呆といわれています。
永作博美のドラマでそんなのがあったとか。病院逝こうかな・・・怖いよママン・・・(´д`)
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何かいる大学寮
これは私が大学生だったころの話です。
私はM県の女子大学に通っていて、1~2年生のころは寮に入っていました。
女子大の寮といっても、築うん十年の古い建物でしたし、
やっぱり”出る”系の噂はありました。私が初めて寮の中に”何か”を感じたのは、
入寮から1年が過ぎようとしていた頃でした。寮では2人で1部屋で、ちょうど相方も部屋にいたときにそれは起こりました。
相方は机で勉強をし、私はベッドで横になりながら本を読んでいました。
すると、いきなり金縛りにあいました。
何かいる大学寮 | 怖い話を知る
金縛りは初めてではなかったのですが、その日は一人ではなかったですし、
電気もついていて、いつもとは違うとすぐにわかりました。
するとすぐに息が苦しくなり、動悸も激しくなりました。
ものすごく苦しかったです。
それでもなんとかやり過ごそうとじっと我慢していたのですが、
窓の方から何かがやってきたのです。
私は壁側を向いて寝転がっていましたし、
見えたわけではないのですが、なんというんでしょうか。
確実に”何か”が窓から中に入ってくることがわかりました。
そしてそれは、相方の机と私のベッドの間をゆっくりと、ずるずると、通り抜けて行きました。
その”何か”は窓から入り、寮へと続くドアの方へと抜けて行きました。
それがドアから出ると、私の金縛りも解けて、息苦しさがなくなりました。
何かいる大学寮 | 怖い話を知る
暑い日でもないのに脂汗をべっとりとかいていたことから、
これは勘違いや妄想の類ではないことがわかりました。
時間にすると、せいぜい一分間くらいの出来事でしたが、
体感はものすごく長く感じました。相方は何事もなく勉強を続けていて、なにも感じていないようでしたし、
極度の怖がりなので、彼女には言わないでおきました。それから1週間、また来るのではないかとびくびくしながら過ごしていましたが、
特に何もなく過ぎて行きました。
いつもの平凡な日常でしたし、アルバイトも忙しかったので
起こったことを気に留めることもなくなりました。しかし、”何か”はまた訪れました。
またしても依然と同じシチュエーションの時です。
ベッドの上、金縛り、息苦しさ、動悸…
何かいる大学寮 | 怖い話を知る
「あぁ。あれだ。」と直感しました。
そして”何か”はまたゆっくりと近づいてきました。
ですが、今度は窓からではなく、ドア側からやってきたのです。
そして依然よりもなぜか大きく、ぬるぬるになっていたように感じました。前回よりも、それはゆっくりと通り過ぎていきました。
私は息苦しさがピークになり、今度は一瞬気を失ってしまったようでした。一週間、あれが寮の中にいたとゆうことなのでしょうね。
それだけでも鳥肌ものでしたが、肥大して出てくるとは…
あれは寮の中で何を吸収していったのでしょうか?その寮は、今は新しい場所に移転しており、
今は廃墟になっているそうです。
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無意識
集団自殺(及び自殺未遂)がありました。男女6名位。
一酸化炭素中毒で死のうというやつですが、死んだのは3人。
生存者の話では、ネットで知り合って共同で自殺しようというもの。
このお話は生存者の一人、A子さんにまつわるものです・・・。
病院で意識を取り戻したA子さんに、警察が事情聴取をしようとすると、
A子さんは私は何故ここにいるのかと、逆に警察の人に尋ねました。
警察は「君は自殺を図って死に掛けたのだ」と一連の事件について説明すると、A子さんがたがた震えだします。
A子さんは自殺の記憶など無く、そのようなネットへの書き込みをした覚えもないのです。
しかし、実際にはA子さんのパソコンからの書き込みが確認されました。
現場には自筆の遺書も発見されました。
無意識 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
実はその10日ほど前から、A子さんは妙な行動をとることがありました。
弟や母親が言うには、やけ食いをしたとか、いきなりA子さんが壁を殴り出したとか。
しかし、A子さんにはどれも記憶がなく、そういえば最近意識がなくなることが多かった・・・。
不気味な絵や言葉が自筆で書かれたノートが机の上に置いてあったり、
自分の腕にリストカットのあとがついていたり。
頭の良い皆さんならもうお分かりでしょう、これは二重人格という奴です。
どうしてこの人格が突如A子さんに現れたのか?原因はわかりません。
母子家庭ですが、特に虐待やいじめなどといったトラウマとなる経験もありません。
数日前から突如に生まれたものです。
このもうひとつの人格は日常でA子さんになりすまし、自殺しよう(A子さんを殺そうと)行動するようになります。
無意識 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
あるときA子さんはまた意識を失い、気がつくと暗い森の中。
ここは一体どこなのかわからぬまま必至に森をさ迷い歩き、
命からがら森を抜け出し、通行人に助けを求め保護されました。
そこは富士の樹海でした。
あるときA子さんは再び意識を失いました。今度は本格的なリストカット。
母親が発見し、病院で一命をとりとめました。
今まで3度死にかけ、3度とも何とか死なずにすみましたが、単なる悪運なのでしょうか?
『もう一人のほう』の自殺はどうも爪が甘いような、絶対死ねる方法をとっていないような・・・。
しかし確実なのは、A子さんの意識を失う時間が確実に長くなってきたということです。
無意識 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
その後A子さんは失踪します。
今のA子さん果たして『どっちのほう』なんでしょうか。
というより今、生きているのでしょうか?
無意識 : 怖い話らぼ −怪談・都市伝説まとめ−
声を失う手術
741 :既にその名前は使われています:2010/04/13(火) 23:00:35 ID:J3ClYQWc
とある病院での夜中の出来事。
記録室で書き物をしていたら、ひょっこりと部屋を覗く気配がした。○さん。
「どうしたの?○さん」
声を失う手術をした○さん、困ったように立っている。
「家に電話?何かあった?書類なら今書いてるよ?」
小指を立てたあと、額に手を当てて頭をゆらゆらさせている。
小指・・・女・・・女房。・・・・気分悪い?
いま、○さんに奥さんが付き添ってる事を思い出した。
「奥さん、気分悪い?見に行った方がいい?」
○さんがうなずいた。急いで○さんのいる部屋に走る。
『声を失う手術をした○さん』 – 怖い話まとめブログ
部屋が見えたとき、部屋から息子さんが出てきて「すいませんお袋が!」と叫んだ。
具合の悪そうな奥さんを、息子さんと2人で病棟に移し、
疲れによる貧血だろうということで、点滴をしてしばらく様子を見ることにした。しばらくして様子が落ち着いたのを見て、
家に帰れるように、奥さんと息子さんに○さんの診断書を渡した。
同時に、○さんが奥さんの不調を教えてくれた事も。
なんだか奥さんは泣いていて、息子さんは泣きそうだった。
迎えに来た車を見送って、つぶやいた。
「さよなら、○さん」
『声を失う手術をした○さん』 – 怖い話まとめブログ