観客動員は最盛期の半数以下…日本で『F1』が人気低迷の理由

ユーロの行方
『F1』が日本で人気がなくなった理由をまとめました。アイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハ、中島悟、鈴木亜久里…。かつては日本でも聞かれたドライバーの名前がすっかり聞かれなくなりました。

・世界的に人気のモータースポーツF1

F1を主宰するリバティメディアが発表した2017年のTV視聴者数は14億。2016年と比べると6.2%もの増加
F1人気低迷の日本、復活の鍵は?|自動車ニュース(高級車・スポーツカー)|GQ JAPAN

最も多くの累積視聴者を抱えたのは上から順にドイツ、ブラジル、イタリア、イギリスの4カ国で、共に昨年よりも増加した。
2017年のF1テレビ視聴者数は世界累計14億人。前年比増を達成も、人気低迷の現状浮き彫りに | F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】

年間全20戦の内13レースで観客が増加、最も大きな伸びを記録したのはアゼルバイジャン・グランプリとなった。
2017年のF1観客動員数は前年比8%増の400万人。リバティメディア 改革成果を強調も日本での人気低下は鮮明に | F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】

また、F1公式の主要SNSのフォロワー数は1,190万人となり前年比54.9%の大幅増となった。
2017年のF1テレビ視聴者数は世界累計14億人。前年比増を達成も、人気低迷の現状浮き彫りに | F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】

・しかし、日本では低迷期にある

現在でこそ日本におけるF1人気はこのように低迷気味だが、かつてはトップクラスの観客動員数、そしてTV視聴率を誇った。
F1人気低迷の日本、復活の鍵は?|自動車ニュース(高級車・スポーツカー)|GQ JAPAN

鈴鹿サーキットで開催されたF1日本GPでは過去最低となる13万7000人という観客数は絶対数で見ると全20グランプリ中17位という数字になっている。
2017年のF1世界選手権:全グランプリの観客動員数 【 F1-Gate.com 】

昨年は14位だったが、中国、オーストリア、ブラジルに上回られた。
2017年のF1世界選手権:全グランプリの観客動員数 【 F1-Gate.com 】

・人気低迷の大きな要因は「日本人ドライバー」の不在

2014年の小林可夢偉を最後に現れていない

わが国におけるF1人気低迷の大きな理由はなんといっても日本人ドライバーの不在だろう。
F1人気低迷の日本、復活の鍵は?|自動車ニュース(高級車・スポーツカー)|GQ JAPAN

日本人ドライバーが最後にF1に参戦したのは、2014年のアブダビGPでのこと。ケータハムのマシンを駆った小林可夢偉が最後
F1ニュース|トスト代表インタビュー:トロロッソ、ホンダ、日本……相手に対する”理解”が、良い関係を築く|motorsport.com日本版

ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は、次のように説明した。「日本のモータースポーツを盛り上げたいという想いがあります。そして、日本におけるF1の人気をもう一度盛り返したい。そのためには、日本人ドライバーをF1に乗せるということは重要だと思っています」
ホンダ、日本人F1ドライバーの誕生を熱望。「日本のモータースポーツを盛り上げたい」|motorsport.com日本版

それにはまず「日本人ドライバーがスーパーライセンスを獲ることが重要」としながらも、レッドブルにもパワーユニット供給先が増えることは、日本人のF1ドライバーを誕生させる後押しになるかもしれないと示唆
ホンダ、日本人F1ドライバーの誕生を熱望。「日本のモータースポーツを盛り上げたい」|motorsport.com日本版

・もう一つは地上波のF1中継撤退

海外では地上波でも放送

F1はイギリスGP関連特別イベントとして「F1 Live」と銘打った催しをロンドンのトラファルガー広場で開催、その模様はYoutubeや各国テレビで放映された。
2017年のF1テレビ視聴者数は世界累計14億人。前年比増を達成も、人気低迷の現状浮き彫りに | F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】

日本における地上波無料放送は消滅しており、現在はフジテレビとDAZNの2社が、それぞれ有料で視聴サービスを提供している。
2017年のF1テレビ視聴者数は世界累計14億人。前年比増を達成も、人気低迷の現状浮き彫りに | F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】

新規ファンを増やす手段として不足していると感じるのは、やはり、地上波による無料テレビ中継がないことだろうか。
過去最低の観客動員数だったF1日本GPーー人気復活のカギはテレビにある!? | GetNavi web ゲットナビ

画面の中だろうと何だろうと、「動いている」F1に触れるきっかけがないことには、新しいファンは出てこない。
過去最低の観客動員数だったF1日本GPーー人気復活のカギはテレビにある!? | GetNavi web ゲットナビ

・低迷の理由についてはこんな意見も

F1に人気が出ないのは貴族のスポーツだからじゃない?
俺もそうだけどモータースポーツ観戦に5万…?あほらしって繋がるからいけないわけで、そもそも日本人の気質に合ってないというか…

あと日しか休みが取れない人が多いのにWeekend(金から)は辛い気もする

シノ@zn6games

F1はともかくとして
日本のトップカテゴリーのSUPERGTとスーパーフォーミュラなんかはCSなんかで放送してるようじゃダメだ。
若者の車離れとかレース人気低迷は放送媒体が作ってしまったんじゃないか?
車メーカー、レーサー、スポンサーは未来の車社会の為に今こそレース人気復活にテコ入れしてほしい

レッド5@fw11_red5

私は87年からフジテレビF1を見てきましたが、川井氏の解説に嫌気がさし、昨年はフジネクストとDAZN の併用でしたが、今年からDAZN のみにしました。小倉氏、中野氏の解説はF1愛、モータースポーツ愛に溢れている気がします。#f1jp twitter.com/39my39/status/…
アロンソがモナコGPの内容を酷評してたけど、DAZNのサッシャさんと中野さんの解説・実況のお陰でつまらないとは全く思わなかった。
フジテレビがF1を地上波放送してた頃にあのレベルのレース実況ができていたら、日本でのF1人気はもっと上がってたんじゃないでしょうか。
#F1jp #F1
あのー、グチグチ言いながらもF1自体見てない人が多いと思うので、見てやってください。今の日本グランプリはほぼドライバーからの人気で開催されてるようなもので、観客動員数も視聴者も2006年から減少傾向にあるんですよ、来年あるかどうかの瀬戸際なんです
できればこっちのツイートも拡散してくれ

・低迷期を打破するための新たな試み

ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、観客数減少の一因はホンダにもあることを認め、「ちゃんと勝利が狙えるようなポジションに入れば、お客さんの入りも違うだろうし、熱狂度はまったく違ったでしょう」と語った。
過去最低の観客動員数だったF1日本GPーー人気復活のカギはテレビにある!? | GetNavi web ゲットナビ

復帰4年目を迎えた2018年、ホンダはトロロッソと新たに契約し、ここまで6戦で最高位4位、直近のモナコGPでも7位入賞と上々のスタートを切った。
ホンダF1 ついにレッドブルと契約確実に!! それでも「契約は1年早い」理由(ベストカーWeb) – 【自動車業界ニュース】 – carview! – 自動車

かねてより報じられているトロロッソの“兄貴分”強豪レッドブルとホンダの契約がほぼ確実な状況となった。
ホンダF1 ついにレッドブルと契約確実に!! それでも「契約は1年早い」理由(ベストカーWeb) – 【自動車業界ニュース】 – carview! – 自動車

・そんなホンダに日本人ドライバーの可能性も

今週は小さい時からテレビ見てきたモナコGPです!
楽しみです

Race week!
Really looking forward to drive MONACO pic.twitter.com/6cRO5u4Qu8
牧野任祐選手

ホンダが目指す第一目標は、当然勝利を挙げること。しかしその一方で、日本人ドライバーをF1で走らせたいという強い希望をホンダは持っている。
ホンダ、日本人F1ドライバーの誕生を熱望。「日本のモータースポーツを盛り上げたい」|motorsport.com日本版

ホンダF1は、F1の下位カテゴリーであるフォーミュラ2で育成ドライバーである福住仁嶺と牧野任祐を走らせている。
トロロッソ 「ホンダのためにも日本人ドライバーをF1に乗せたい」 【 F1-Gate.com 】

レッドブルとのF1での共闘が始まれば、両者の育成プログラム間の交流も活発になる可能性があり、さらなるメリットを生むことがあるかもしれない。
ホンダ、日本人F1ドライバーの誕生を熱望。「日本のモータースポーツを盛り上げたい」|motorsport.com日本版

Nirei Fukuzumi@Nirei_Fukuzumi

最近ツイートしてなかった
バクーはタフすぎました。トラブル続きですが、今週は去年GP3で初優勝したバルセロナです。

もうトラブルいらへんで笑 pic.twitter.com/4DL1oyafFL

フォーミュラ2で活躍する福住仁嶺選手

福住仁嶺は、昨年のGP3シリーズを3位で終えており、正式なレッドブルのジュニアチームではないものの、レッドブルとアスリート契約を結んでおり、スーパーライセンスが確保できれば、レッドブルにとっては論理的な選択肢となる。
トロロッソ 「ホンダのためにも日本人ドライバーをF1に乗せたい」 【 F1-Gate.com 】

https://matome.naver.jp/odai/2152801757730376201
2018年06月03日