【悪質タックル】【炎上】日大アメフト部の反則プレー

football.21
2018年5月6日の日本大学―関西学院大学の定期戦で起こった、ありえない反則行為についてのまとめです。反響含め、まとめました。5月12日更新⇒関学が謝罪を求めたようです。5月14日→3試合の中止、協会からの文書が発表されました。6月9日→事後についてもまとめました。

炎上のきっかけ・・・

@OregonBall 2回目のレイトヒットの映像です。
これも意図的にしか見えない。 pic.twitter.com/c75RpewsDj
二回目の反則の様子です…. 意図的なのか、本当に勘違いしているのか…

関学最初の攻撃シリーズで事件は起こりました。

QBはハンドオフフェイクから右へロールし、その後パスを投げています。
問題となった行為はこの後です。
赤のジャージを着た選手(#91宮川泰介選手)が、パスを投げ終わった選手に向かって一直線に突進し、タックルをしました。

事象を整理するとこんな感じです。
「パスを投げ終えたことを確認」⇒「QBの方へ進路変更」⇒「無防備なQBへタックル」

QBはパスを投げてから2秒後にタックルされています。

「故意」なのか、「間違えて」なのかは本人以外知る由はありませんが、経験者から言わせれば、「故意」でしかありません。

しかも、【相当悪質】な反則です。

パスを投げ終わった選手は、完全に無防備で、一歩間違えれば選手生命に関わる大ケガになりかねない状況です。


https://matome.naver.jp/odai/2152603593193607001/2152629087085325403

実際どれくらいの衝撃なのか

「普通に道を歩いていて、後ろから100キロの選手にタックルされることを想像して頂きたい」と生命に関わる重篤な事故につながる可能性があったと訴えた。
スポーツ報知

無防備な状況で、100キロの選手にタックルされると想像しただけで・・・

監督の指導法について

B監督は、有望な選手を精神的に追い込んで更に頑張らせ、もう一歩上のレベル まで向上させるという指導スタイルを好んだ。

見込んだ選手、活躍しそうな選手を敢えて全員の前で名指しで酷評し、 「結果を出せなければ干すぞ。」 と圧力をかけ、厳しい練習を課し、精神的にも圧力をかける。

これが、対象者を変えて何度も繰り返されていた。選手たちの間では、運悪くこの対象者になってしまうことを「ハマる」と呼んでいた。
規律委員会調査報告書

悪者は監督だけ??

不思議なほど冷静な日大側サイドライン この最初の反則行為を、B監督もDコーチも、サイドラインからしっかりと見ていた。パスが投げられてもボールの行方を追うことなく、A選手の動きを追っていた。

これは映像で確認できる。B監督の近くでフィールドを眺めていた日大の 40 番、34番、53 番の選手たちも同じように、A選手のプレーから視線を外さなかった。

日大サイドラインは、自軍守備の第1 プレーでいきなり15 ヤード罰退となったにもかかわらず、不自然なほど淡々としていた。映像で確認できる限り、 「何てことをしてくれたんだ。」という身振りをとる者は1人もいなかったし、誰かがサイドラインからA選手に声をかけている様子も認められない。また、A選手が次のプレーに向けたハドルに戻ると、自軍の他の選手から「いいぞ。」 「やったな。」のような反応があった。
規律調査員会報告書

現在、残された部員を秋の大会に出場させようとする動きがあるが、果たして正しいのでしょうか。

被害者の状況 5月15日更新

5月12日現在
負傷したQB選手は、膝軟骨損傷と腰の打撲で全治3週間の診断。しかし左足にしびれが残っているため、後遺症の可能性があるため、再検査。
無事であることを祈ります。

アメリカンフットボールの試合で日本大学の選手から悪質なタックルを受けた関西学院大学の選手は、「腰の靭帯」を損傷していたことがわかりました。

関西学院大学と日本大学とのアメリカンフットボールの定期戦。パスを投げ終えた関学のクオーターバックに日大の選手が背後からタックルしました。関学によりますと、タックルを受けた選手は試合の数日後に左足に軽いしびれが出たため、14日に西宮市内の病院でMRI検査を受けました。その結果、「腰の靭帯損傷」と診断されたということです。全治3週間で、神経の損傷は見当たらず後遺症の可能性は低いということです。

この選手は現在、練習には参加していませんが、日常生活に問題はないということです。また悪質なタックルについて、日大側からの回答はまだないということです。
悪質タックルで負傷の関学選手は“腰の靭帯損傷” 日常生活には問題なし(MBSニュース) – Yahoo!ニュース

日大アメフト部の殺人タックルを食らった関学大選手、全治3週間 下半身に痺れ gahalog.2chblog.jp/archives/52439… @gahalogさんから

反則の余波 5月14日更新

スポーツ庁の鈴木大地長官(51)が14日、アメリカンフットボールでの日大選手の悪質な反則行為に激怒した。
この日は定例の会見だったが、報道陣からの質問は6日の関学大との定期戦での日大選手のプレーに集中。前日、自らのツイッターで「このタックルはいかがなものか?」と異例のツイートをするなど関心も高く「大変危険なプレー。怒っている」と話した。

スポーツ庁の長官まで、この問題に言及しています。
日刊スポーツ

このタックルは如何なものか??

悪質反則で選手けが 関学アメフト部が日大に抗議文(関西テレビ) – Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-… @YahooNewsTopics

関東学生アメリカンフットボール連盟は14日、先に発表された20日の日大-法大の春季オープン戦(アミノバイタルフィールド)に加え、6月9日の日大-東大戦、同10日の日大-立教大戦(ともにアミノバイタルフィールド)の中止も発表した。

日大アメフト部側からの正式な説明がないため、中止も仕方ないですね。

その他、とくダネ!などの情報番組でも取り上げられたようです。
デイリー

日本アメリカンフットボール協会は14日、6日に行われた関学大と日大の定期戦で、関学大クオーターバック(QB)が日大の選手から悪質なタックルを受けて負傷した問題で、同協会HPで「【重要】危険防止プレーの徹底」と題して文書を掲載した。

同協会の国吉誠会長の署名入りで「伝統的にアメリカンフットボールは教育活動の重要な一環を担っています。それゆえプレーヤー、監督、コーチ、その他競技に携わる全ての関係者に対しては、最高のスポーツマンシップと行動が要求されます。アメリカンフットボールは激しく、力に満ちた、体をぶつけ合うスポーツであり、スポーツマンらしからぬ行為、故意に相手を傷つけることは絶対に許されません」と掲載した。
サンスポ

5月14日18時30分時点では、協会のHPが重くてアクセスできません。

関学側の対応(5月12日追記)

5月12日追記

アメフットの関学大が6日の日大との定期戦(東京・アミノバイタルフィールド)でQBが相手守備選手から悪質なタックルを受けた件で、日大に対して謝罪と反則に至った経緯の説明を求める文書を送付したことが11日、明らかになった。関学大は12日に西宮市上ケ原のキャンパス内で鳥内秀晃監督、小野宏ディレクターが出席して会見を開く。
サンスポ

関学側は経緯の説明を求めるようです。

12日の会見の内容です。

試合中はボールを追っていたため、判断できなかったと言うが、翌日にビデオで当該プレーを確認した鳥内秀晃監督は、「まさか、え?と思った。あってはならないことだと思う」と納得がいかない様子。小野宏ディレクターは「これまで弊校と日大はお互いに敬意を持って戦ってきた。激しい憤りを持っている。アメリカンフットボールだけでなく、スポーツを冒とくする行為。真相を究明することが重要だと思っている」と話した。
日大選手のプレーについて、関学大アメフット部は「競技プレーとはまったく関係なく当該選手を傷つけることだけを目的とした意図的で極めて危険かつ悪質な行為」とし、10日付けで日大アメフット部に対して抗議文書を送付。チームとしての見解と謝罪を求めると同時に、監督に対しても試合後のコメント等に対する見解と謝罪を求めているという。
加えて11日付けで関東学生連盟に対しても要望書を提出した。
デイリー

5月12日17:50追記
日大のチームとしての見解と正式な謝罪などを求めた。また、日大から誠意ある対応がない場合、今後の定期戦を行わない方針を示した。
スポーツ報知

日大→関学への謝罪

関学大は10日、日大の部長、監督宛ての抗議文書を送付。日大アメフト部は公式ホームページ(HP)に謝罪文を掲載しているが、関学大は直接謝罪よりも先にHP上での謝罪文で済ませたことに不信感を募らせた。11日、日大コーチから関学大アメフト部スタッフに「DL選手を連れて謝罪に行きたい」という主旨の電話が入ったが、「抗議文書に対する日大アメフト部の正式な回答を待ちたい」とこれを保留した。
スポーツ報知

世間の反応

もう色々さー、ちゃんとしようぜ。
この子の勝手な暴走なのか、チームの指示なのか。このインタビューだけ見ると色々心配になる。
危険なラフプレーと激しいプレーは全く違うぞ。
nikkansports.com/sports/news/20…

はい@SJG0726

これほんまに刑事告訴と損害賠償した方がいいと思う。あんな時間差でタックルすんのは傷つけることだけを目的としてるし。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-…
#日大 #関学 #アメフト

日大アメフト部の回答 5月17日更新

日大は、関学大からの抗議文に対し、15日に回答を提出した。文書の内容については明かさなかったが、日大側は内田監督をはじめ指導者、選手に聞き取り調査をしたという。その上で、指揮官が危険なプレーを指示したとされることについて、「指導者も選手も誰もそんなことは言っていない」と断言。あらためて故意によるプレーではないとし、「試合の中で残念ながら偶発的に起こってしまったアクシデントだと認識している」との認識を示した。

内田監督は問題が起きた試合以降、対外試合を含めて公の場に姿を現していないが、担当者は「(指揮を)自粛しているわけではなく、仕事などが忙しいので現場はコーチに任せている」と説明。また、反則を犯した守備選手は現在休養しており、練習場にも合宿所にも姿を見せていないというが、同選手が退部の意向を示していることについては「そんな事実はない。現在も部員です」と否定した。
悪質タックル問題 監督指示は「あり得ない」日大が全否定(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

試合の中で残念ながら偶発的に起こってしまったアクシデントだと認識している。
→偶発的に起きないアクシデントなのでここまで炎上しています…

内田監督は問題が起きた試合以降、対外試合を含めて公の場に姿を現していないが、担当者は「(指揮を)自粛しているわけではなく、仕事などが忙しいので現場はコーチに任せている」と説明
→忙しければ会見などを行わない理由になるわけがない。火消しを図っているようにしか見えない。

同選手が退部の意向を示していることについては「そんな事実はない。現在も部員です」と否定した。
→選手だけの問題として片付けようとしている気がしてならない。

日大アメフト部の声明

5月6日に行われた本学と関西学院大学の定期戦において,本学選手による反則行為により大きな混乱を招き,関西学院大学の選手・関係者の皆さま,関東学生アメリカンフットボール連盟,また国内外のアメリカンフットボールファンの方々に多大な御迷惑と御心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
今回の事態を厳重に受け止め,今後はこのようなことがないよう,これまで以上に学生と真摯に向き合い指導を徹底してまいります。このたびのこと,重ねてお詫び申し上げます。

5月13日追記
関西学院大学側への直接の謝罪より先に、事態の収拾を目的にHPにアップしたのでしょうか??
本学選手による試合中の重大な反則行為について | 日本大学アメリカンフットボール部フェニックスOfficialサイト

まぁ、とりあえずの謝罪文ってとこでしょうか。

事件隠蔽行動? ホームページ編集

もう一つ不思議なことは、日大フェニックスのホームページにあるメンバー表を見てみると、反則行為をおこなったプレーヤーの背番号が違う番号で記載させていることです。

#91が#9なので、間違いという可能性は否定できませんが、一連の流れからして意図的だと思われてもおかしくないです。

*5月8日19:00に確認したところ、#91に修正されていました。
関学戦での日大フェニックスDLによるレイトヒット&アンスポ(暴力行為)とその対応について – RED ZONE

世間を番号の操作だけで、欺こうとしていたのでしょうか?
だとすれば、あまりにもお粗末な対応としか言えません。

関東学連の処分

連盟の声明は以下の通りです。

5月9日に開いた理事会で本件について協議し、以下の通り決定しました。

①当該選手の1回目の行為は、その後の検証の結果、当初、試合中に審判クルーが下した「アンネセサリーラフネス(不必要な乱暴行為)」を超えるものであったことが分かり、公式規則第6章の「(無防備なプレーヤーへの)ひどいパーソナルファウル」に該当すると判断できる。よって、競技団体として、当該選手は追加的な処分の内容が確定するまでは、対外試合の出場を禁止する。
②日本大学の指導者は、スポーツマンシップに則り、公式規則を遵守し、重要な規律をプレーヤーに継続して教えねばならないとして、厳重注意とする。
③一連の反則行為につき、調査・報告を行う為に規律委員会を理事会内に設置する。

今後は上記③の通り、速やかに規律委員会を設置し、詳細な調査を行った上で最終的な対応を決定する運びです。
KCFA|日本大学の選手による試合中の重大な反則行為について | 一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟

まとめると
選手⇒試合出場停止処分
監督⇒厳重注意
チーム⇒特になし

これが正しいのか疑問が残りますね….

委員会での報告が待たれるばかりです。

個人的な見解

この件に関して今後求めることは下記の点です。

第三者を交えた当該プレーヤーおよび監督への聞き取り調査
同じく関学への聞き取り調査
日刊スポーツに掲載された日大監督のコメントの確認

それらを踏まえた上での事実確認と当該プレーヤー、監督、チームへの処分と説明
再発防止策とレイトヒットおよびアンスポーツマンライクコンダクトの規則の確認

まさにその通りですね。
当該プレーヤーの証言が必要です。
誰かの指示なのか、自分の判断なのか。

日本大学アメリカンフットボール部の会見が待たれます。
監督、選手の声が聞きたいです。
日大フェニックスによる悪質な反則行為に対するチームと関東学生アメリカンフットボール連盟の対応について – RED ZONE

現在は当事者である宮川選手にしか処分がされていない状況です。
(監督には厳重注意のみです。)

これが、本当に正しいのでしょうか??
このような悪質な反則は個人単位では絶対に実施できません。
監督もしくは、チーム全体での行為なのではないのでしょうか??

関東学連は今すぐに詳細を明らかにすべきです。

なんにせよ、ここまで物事が大きくなってしまったからには、誰かが責任を取らなければなりません。

今のところ【とってもとっても】静かな日大アメフト部OBの方々が、どのような反応をするのかわかりませんが、OBの方は是非行動を起こしてほしいものです。

問い合わせ先

一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟
〒182-0032 東京都調布市西町376-3 味の素スタジアム内
TEL:042-440-0881 FAX:042-440-0882 E-MAIL:[email protected]

最後にお願い

今回は非常に残念なことに、アメリカンフットボールが「悪い意味」で世間の注目を浴びてしまいました。

一旦広まってしまったことは仕方なく、これからどのような【対応】をするか世間から注目されています。

しっかりと正しい方向にアメフト界が向くように、意見を発信しましょう!!

https://matome.naver.jp/odai/2152603593193607001
2020年04月15日