海外からの観光客から沖縄へ持ち込まれた麻疹(はしか)が、今全国に広がろうとしています。
感染力高い麻疹の予防方法 被害の拡大を防ぐために必要なこと – ライブドアニュース
これまでの報道でも感染者が沖縄から名古屋に航空機で移動し問題に、そして航空機の客室乗務員が麻疹を発症した事で大きな問題になっています。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673460603
すうさん☆@rukanachan
雪みかん@magiamikan
おから@okara714
Howard Hollinshead@HowardHollinsh2
沖縄県地域保健課は23日、県内で新たに麻疹(はしか)患者が4人確認され、4年ぶりに3月下旬に確認されてから合計71人になったと発表した。
はしか患者、4人増 沖縄県内で71人に | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
新たな患者は中部保健所管内の男子中学生と名護市の20代男性、沖縄市の40代男性ら。21日に、はしかの疑いのある25人を検査し4人の感染を確認。3月下旬に最初の患者が確認されてから21日までに279人を検査した。
医療機関などでも感染者と同じ車内・機内にいた人に受診を呼び掛け、診察前には必ず医療機関に電話で連絡してから受診するようにとしています。
今再び麻疹が広がりを見せ始めている背景には、ワクチン接種後の免疫の低下や、1回のみの接種で免疫を獲得できなかった人がいるという事、サービス業などで人と接する機会が多い人には特にワクチン接種の必要性が高いハズなのにそれがあまり認識されていない事も背景にあります。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673460803
感染者と同じ空間にいるだけでも空気を介して感染する「空気感染」するほど感染力の高い麻疹。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673460503
麻疹の症状
麻疹は感染成立後約10日間の潜伏期間を経て症状が出現します。咳や鼻水などといった風邪の症状が2~3日続いた後に、39℃台の高熱と全身の発疹(赤いブツブツ)が出現します。この発疹は麻疹の特徴的な症状です。肺炎や中耳炎も合併して発症する事もあり、脳への後遺障害や死亡率も、先進国の中でも1000人に1人と高い割合を示しています。
麻疹の免疫と妊婦
特に妊婦に感染した場合は妊娠時ではない状態の時よりも合併症になる率や重症化する率が高くなり、胎児への影響も強く出やすくなります。流産や早産も約3割に起こり、母体にも胎児にも命の危険が伴います。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152648174657249403
出産した母親が麻疹の免疫を獲得していない場合は生まれた子供にも母体の免疫は移行していないので、0~2歳までの間に麻疹にかかってしまうと命に関わる程に重症化しやすい危険性があります。
この為通常は1歳からMRワクチンの接種を始めていますが流行地帯となっている沖縄県の一部市町村では生後6か月からワクチンを受けられるように助成を始めています。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596573458703
ワクチン接種から2か月の間は妊娠しない様気を付けてください。この間に妊娠すると胎児の生育に影響が出る恐れがあります。
今妊娠している人で麻疹の免疫があるかどうかは、自身の母子手帳を確認してみてください。予防接種が1回だけの場合、免疫が完全にあるとは言い切れない場合もあるのですが、妊娠中のワクチン接種は胎児にも影響を与える可能性が高いのでだめです。
非常に強い感染力の麻疹の治療と予防
現在の医療でも、麻疹のウイルスを確実に体内から消す様な治療法は確立しておらず、発症してしまったら対症療法でしか治療に当たる事ができません。
出現した症状に対しそれが悪化しない為の治療のみとなります
肺炎や中耳炎など、細菌感染が併発した場合は抗菌剤を使用する事がありますが麻疹ウイルスには効果はなく、症状が治まるまで悪化させない治療を続ける形となります。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673461603
感染者と同じ空間にしばらくの間いるだけで感染する麻疹。
新幹線や航空機など機密性の高い空間では強い感染力を発揮し、マスクをしていても感染する事があります。
もしも麻疹かもしれない、という症状が出現した場合、もしくは感染者と同じ空間にいたかもしれないという場合は絶対にバスや電車などの公共交通機関は使わないでください。
絶対にです。バイオテロになります。移動手段は自家用車・またはタクシーなど他の人と乗り合わない移動手段を確保してください。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673460403
これだけ強い感染力を持っていても、ワクチンを接種しておくことで予防する事ができます。
感染者ともし接触してしまった場合、免疫がない人は接触後72時間以内にワクチンの接種を受ける事で発症を予防する事ができる可能性があります。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673460903
麻疹・風疹ワクチンを接種した記憶がない人・母子手帳に記録がない人はMRワクチンを接種しておくことで感染を防ぐ事ができます。
MRワクチンは鶏の卵から作られているので、もし卵に対して強いアレルギー反応を持つ場合は接種が困難な場合もあります。かかりつけの医療機関に相談しましょう。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673461103
免疫があるかどうか不安な人は、まず医療機関に相談
MRワクチンはあらかじめ接種しておくことで麻疹にかかりにくくなります。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673461003
これからの行楽の時季、たくさんの人が公共交通機関を利用して移動しますが、ワクチンを接種していれば発症を防ぐ事ができます。
自分に免疫があるかどうか不安な人は、まず医療機関に相談してください。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673461503
これ以上感染者が増えない様、各自で予防に努めてください。
過去に麻疹にかかった事がある人はその時点で免疫が付いていますのでそれ以上ワクチンを接種する必要はありませんが、たとえかかったことがある人がワクチン接種をしても副反応は増強しません。かかったかどうか不明な人、ワクチン接種歴が不明な人は一度医療機関で相談の上、ワクチン接種を考えてください。
乳児や妊婦の場合は、人混みや公共交通機関を避けるようにしてください。
幼児や妊婦、これからパートナーと子作りを考えている男性側も忘れず予防接種歴をチェックして、分からない様であれば予防接種をうけましょう
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152449596673461203
父親側に免疫がなく、家族内に感染を広げるケースも考えられます。
自分の身はもちろん、家族の身は自分で守り、他に広げない事が何より大事です。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152648190957292303
沖縄県観光振興課は11日、県内での麻疹(はしか)流行による旅行客のキャンセル数が687件の5244人となり、初めて5千人を超えたと発表した。
沖縄旅行キャンセル5000人超え はしか流行で(沖縄タイムス) – Yahoo!ニュース
香港からの団体旅行客3団体、450人がキャンセルするなど、前回集計の9日から33件796人増となっている。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152614425628867503
内訳は旅行者からの報告が307件3523人で、ホテルから8件78人。海外からは台湾の352件423人、香港の14件726人。中国の3件6人、韓国の1件25人、その他が2件463人となっている。重複の可能性もある。
沖縄旅行キャンセル5000人超え はしか流行で(沖縄タイムス) – Yahoo!ニュース
県地域保健課は11日、10日にはしかの疑いのある2人を検査したが、新たな感染者は確認できなかったと発表した。3月下旬に県内で4年ぶりに患者が確認されてから合計94人。このうち75人はすでに治癒したとみられる。
5月7日までに全国で123人(FNN調べ)の感染者を出している「はしか」が、東京・町田市でも確認された。
「はしか」猛威東京にも… 感染リスク高まるタイミングは(FNN PRIME) – Yahoo!ニュース
感染が確認されたのは、町田市在住の30代女性だ。町田と言えば1日11万人以上が乗車するJR町田駅と、1日平均29万人が乗り降りする小田急線・町田駅があり、商業施設も立ち並ぶ巨大ターミナル。
女性は4月23日、はしかとは別の理由で町田市内の病院へ。
この病院で、沖縄ではしかに感染し受診していた別の女性から感染したとみられている。病院での接触から14日後の今月6日、熱が出て発症。遺伝子検査の結果、はしかと確認された。
非常に強い感染力を持つ「はしか」。専門家が指摘するのは、「発症前日」の危険性だ。
「はしか」猛威東京にも… 感染リスク高まるタイミングは(FNN PRIME) – Yahoo!ニュース
池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は、「症状が出現する1日前から、周囲に感染させてしまう可能性が高くなる」という。
町田市は、女性の発症前日の5月5日の行動を調査。
その結果、女性は5日午前10時と午後2時ごろ、町田駅と成瀬方面を結ぶバスに乗っていたことが判明した。「バスなどの閉鎖された空間は、空気感染のリスクが高まる」と専門家は指摘する。
はしかの潜伏期間は10~12日。
このため、感染者からの感染リスクが最も高まる「発症1日前」の5月5日、当該のバスに同乗していた人は、15~17日ごろ発症する可能性がある。
はしかの疑いがある場合、どのように行動したらよいのだろうか。
(1)(いきなり病院には行かず)必ず医療機関に連絡の上、速やかに受診する
(2)受診の際は感染拡大を防ぐため、公共交通機関の使用を避ける
今、知っておくべきこと、やるべきこと、やってはいけないこととは――。
強力な「はしか」感染力への対策法「マスクや手洗いしたほうがいい」 – ライブドアニュース
海外からの旅行者が沖縄に持ち込んだ麻疹(はしか)の感染が拡大し、感染者が150人を超えている。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152647972056210203
沖縄を発端としたはしかの感染は、「大火事になっているのではなくて、言うなればまだ”ボヤ”です」と語るのは、感染症対策の専門家として知られる川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長だ。
世界保健機関(WHO)や国立感染症研究所などで約30年にわたり感染症対策に携わってきたエキスパートである。
今の子供たちの95%前後は免疫(抗体)を持っています。ですから、以前のような何万人も患者が発生するというような流行にはなりにくいでしょう。
感染者が徐々に増えて数百人になり、やがて1000人というように増えると、亡くなる方も出てくるでしょう。放っておいて火が広がるのはまずい。やっぱりボヤの内に消さないと
はしかの感染力はインフルエンザなどとは比べものにならないほど強力である。マスクの着用は意味がないのだろうか。
そんなことはありません。もちろん、マスクでは不十分ですが、しないよりははるかにいいです。同じように、うがい・手洗いではしかの感染は防げないから、手を洗ってもまったくだめ、と解釈するのは大間違いです。手を洗うことは感染予防の基本です
医療が進んだ国では、はしかで亡くなる人はずいぶん少なくなる。
しかし、免疫がない人がはしかにかかると重症化しやすい。岡部所長は「はしかはそれ自体だけでなく、合併症の心配もある」と指摘する。
はしかウイルスに効く有効な薬はないので、やはり予防が大切になる。
はしかから肺炎を起こしたり、角膜炎になり失明したりすることもあれば、中耳炎を起こして難聴になる場合もあるという。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152648205157342503
はしかにかかった後は体の免疫力も全体的に低くなるので、ほかの病気にもかかりやすい状態になっているという。
「はしかが治ってからも免疫力がストンと落ちた状態が続き、回復には1カ月程度かかることもあります。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152648104856997003
はしかという強力な病気に対して自分の力を使い切ってしまうのです。
以前ははしかから、治りかけた子どもが結核を発症したり、その後に風邪をこじらせて具合が悪くなったりする、というようなことがよくありました
はしかウイルスと闘った体の免疫が回復するには、それなりの時間がかかることを覚えておきたい。しばらく無理は禁物だ。
完全に治ったと思っていたはしかが原因で、寝たきりとなり死に至るケースもある。
亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる病気は、はしかのウイルスが何らかの理由でその後も脳に潜み続け、何年も経て脳に炎症を起こす。
はしかが治って元気に過ごしていた子どもが、その5~10年後、異常な行動やけいれん、やがて意識障害などに発展する。しかし、有効な治療方法は今もない。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152648214757391403
SSPEははしか患者数万人に1人程度と発症数は少ないが、少し前まで日本では年に5~10人程度の発症があった。発症すると、100%死に至るという恐ろしい病である。
強力な「はしか」感染力への対策法「マスクや手洗いしたほうがいい」 – ライブドアニュース
SSPEの初期症状としては、普通に元気に生活していた子どもに、動きがおかしい、転びやすい、記憶力が低下したなどの様子が見られる。「ピアノの鍵盤がうまくたたけない」「成績が下がる」といったことがきっかけで見つかった例もある。症状の表れ方はまちまちで、初期の診断は難しく、治療法も確立されていないという。
はしかから身を守るためにはどうすればいいのか。やはり、ワクチンを受けるのがいちばんである。
強力な「はしか」感染力への対策法「マスクや手洗いしたほうがいい」 – ライブドアニュース
「はしかにかからないようにするためには、予防接種を受けるしかありません。自ら行動を起こしてください」
はしかにかかったことがなく、一度もはしかのワクチンを受けたことがない人は、早めにワクチンを接種したほうがいい。
はしかにかからなければ、はしかによる脳炎にも、肺炎にも、中耳炎にも、角膜炎にも、SSPEになることもない。
1回接種している人は、今の状況が落ち着いてからでもいいので、もう一度ワクチンを接種したほうがいいという。
「しかし今、1回接種の人や心配性の2回接種の人が急に詰めかけては、最も必要とされる0回接種の人、最も守るべき子どもたちにワクチンが行き渡らなくなるおそれがあります」と岡部所長は注意を促す。
1回はしかの予防接種をしていても、はしかにかかることはありうるが、症状は格段に軽くなる。
2回接種を受けているにもかかわらず、熱が出る人もまれにいるが、症状は軽く、ほかの人にうつすこともほとんどない。
何か起きてから過去を悔やんでも始まらない。子どもを定期接種の時期にきちんと受けさせておく。これは親の務めと心しておきたい。
https://matome.naver.jp/odai/2152449313572451501/2152648082256805503