長時間労働は日本では美徳となっている?

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そもそも、なぜ日本では、長時間労働が美徳とされてきたのでしょうか?
おそらく、農民文化がベースにあったのだと思います。江戸時代に農民が日本の人口に占めた割合は84%です。それが、戦前から戦後にかけて、大量の農民がサラリーマンへと転身しました。旧来の機械化されていない農家は重労働が当たり前だったので、労働は美徳とされていました。それがサラリーマン文化にも影響したのでしょう。
けれど、IT化の進んだ現代においては、「長時間労働=美徳」というのは、もはや経営者の言い逃れにすぎないと僕は思います。
だって、今の時代、既存のビジネスにインターネットを組み合わせれば、労働時間を減らして収益を倍増できる例なんていくらでもあるのですから。
長時間労働=美徳はおかしい!なぜ日本人は労働を美化するのか? | 100%本気の起業相談室
日本では長時間労働はよくないことと扱われている面もありますが、それが美徳として扱われている面もあります。長時間労働が否定的に捉えられると、「今の若者は(昔と比べて)働かなさすぎる」ということを言う人もいるのです。したがって、長時間労働を美徳と考えている人も一部いるようです。ただ、それは長時間労働が美徳と考えているというよりは、美徳としている。という言い方の方が適切かもしれません。長時間労働が美徳と考えられている理由は、引用にあるような歴史も含まれている気がしますが、特に大きいのは長時間労働をしている人が社会の過半数を超えているからです。サラリーマンの数が多く、彼らが社会の中心で、彼らの多くは少なからず長時間労働をしているでしょう。そうなると、自分たちがしている長時間労働がおかしいと否定的に捉えられるのに耐えられないのです。だって、自分たちが今やっていることが間違いである、おかしいことであるということを素直に認めたら、自分たちが無能扱いされかねないからです。長時間労働をしているってことは、それだけ効率性を発揮せずに、長く働くことで利益を出そうとしているわけです。長く働くってことはやろうと思えば誰でもできることであり、別にすごいことではないのです。むしろ、長時間働く以外で成果を出せないのか?と無能に思われるかもしれないので、長時間働くことは偉いことなんだという風潮を作ろうとしている層が一部いると思われます。それによって、長時間労働がなくならない理由になっているとともに、美徳にもされてしまうのでしょう。
昔の日本では長時間労働は当たり前だったのか?

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父とこのような労働基準法違反の話をすると、
必ず出てくるワードです。
「ひと昔前は、長時間労働は当たり前だった」
労働基準法が制定されたのは1947年。
もう施行から65年以上がたっています。
昔は当たり前だった
ということは、昔から労基法を守らない企業がいたということですね。本当にどうしようもない。
そこで、長時間労働について両親の話を聞いてみました。
両親はもともと同じ職場の違う部署に勤めていたのですが、
父は残業180時間、母は200時間と言っていました。
いずれも20代のことです。
今の残業の上限は労働者側と「36協定」を結んだとしても
上限45時間なので、はるかに上回っていることが分かります。
【労働とお金】昔の当たり前は今でいう「異常」 | ブラック企業に勤めた23歳が就職も進学もしないで、ネットで自由を目指すブログ
話を聞いていると、長時間労働についてはさほど気にしてはいないようでした。
働くということが楽しいであるとか、忙しすぎてそれどころではない・・・といった感じです。
しかし、決定的に現代と違う部分がありました。
それは、「残業代は当たり前に全額支払われていた」ということ。
二人とも、基本給は20万前後(これでも現代と比べて多めですね)とまあまあ一般的。
ですが、そこに残業代を加えると40万円ほどになったとか。
二人で、70~80万の給料があったそうです。
今であれば考えられない額ですよね。
今と昔で違うのは、企業に残業代を支払う余裕があり、
労働者も、長時間労働であっても仕事の中に楽しさを見つける余裕があった・・・ということ。
しかし、これはあくまでも正社員が現代と比べて、
まだ会社に生活を保障されていたころの話です。
【労働とお金】昔の当たり前は今でいう「異常」 | ブラック企業に勤めた23歳が就職も進学もしないで、ネットで自由を目指すブログ
長時間労働は当たり前とされていた時代がありました。今も常態化しているという意味では、長時間労働は当たり前に近い感覚かもしれませんが、今は長時間労働はよくないという意識に変わりつつある面もあります。長時間労働をすることは当たり前だった時代は、見返りはちゃんとあったんです。終身雇用が前提で、サービス残業はなかったし、長時間労働をすることについても納得できた面が多少はあったのでしょう。当時から過労死はありましたが、当時は今ほど問題視はされていなかったようです。昔はインターネットもなかったから過労死を問題と思っている人の意見が全国に届かなかったという部分もあるでしょうけど。長時間労働はなぜ存在するのか?なぜなくならないのか?については、長時間労働が当たり前と思っている感覚の人間がいるから。ということなのです。確かに当たり前になっている感はありますけど、それに疑問を呈すことができないと、長時間労働はなくならないのです。長時間労働がなぜなくならないのか?というと、こういったところというのも1つの理由になるでしょう。そういう人が今の上司や経営者だと、そこで働く従業員、部下は長時間労働に付き合わされることになります。あとはそもそも日本が資本主義国なので、競争社会では他社よりも上にいかないといけないので、簡単に実践できる方法として、長く働くということをやる企業が続出しているということも言えます。資本主義国の全てが長時間労働が常態化しているわけではないものの、日本が資本主義国じゃなかったら、長く働かせるメリットは大分薄れるので、この問題は発生していなかった可能性があります。長時間労働はなぜなくならないのか?という理由にはいろいろな要素があるので、簡単に解決策は提示できないでしょう。国民の意識や国家体制が深くかかわっているので。
過労死になりやすい人はどんな特徴を持っている?

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良くも悪くも従順で生真面目な人が過労死をしてしまう傾向があるように思います。まともな企業に入れば活躍できたのでしょうが、ブラック企業で働いていたとしても、「自分がやめたら他の人に迷惑をかけてしまう」と考え、心身がボロボロになるまで頑張ってしまいます。
過労死とは|3つの症状・前兆と今からできる3つの方法|厳選 労働問題弁護士ナビ
無理して仕事をするのは、“責任感が強い”からでしょう。 責任感が強い人は、「自分が休んだら仕事が回らない」と考えます。 それを“やりがい”と誤解していることもあります。
そういう性格の人は気づけませんから、第三者に意見を聞いてみてください。 周りの人に「働きすぎだよ」と言われたら、それを前向きに検討しましょう。
「過労死」しやすい5つのタイプ / 美容・健康の豆知識 / よろず
長時間労働が頻繁に行われている会社では最悪のケースとして過労死がありえます。過労死は近年日本でも社会問題になっていますが、なぜ過労死がなくならないのか?と言えば長時間労働が存在するからであるからですが、さらには過労死になりやすい人というのがあります。それは引用にも書いてある通り、良くも悪くも会社にとって従順な人、別の言い方をすると責任感が強いという言い方もできるかもしれません。過労死になりやすい人は結局無茶な要求を呑んでしまうのです。逆にいい加減な人は社会から見れば良くない存在として扱われても、過労死しづらい人と言えるのです。会社に従順なことは良いことかもしれませんが、違法労働にまで従順なことは良いこととは言えないでしょうし、責任感が強いというのも、違法な仕事まできっちりこなすことが良いことか?責任感が強いと評価できるのか?というと、全然違う話だと思うのです。したがって、過労死になりやすい人というのは一見真面目、良い人そうに見えるのだが、実は働き方そのものに問題があると言えるようなケースではないか?と思うのです。例えば、犯罪に加担するような仕事を引き受けた人がて、途中で辞めたくなったが、1度引き受けた仕事なのだからと最後までやり通したとしたら、その人のことを真面目とか、責任感が強いと世間は評価はしないでしょう。それは仕事それ自体が悪いことだからですよね。過労死に関しても、結果的に過労死として認められたということは、長時間労働など違法な仕事に従事していた可能性が十分にあります。違法な仕事に加担することで、本人にとってもよくないことだが、ブラック企業が存続しやすくなり、後から入ってくる社員にとっても悪影響があるわけで、それは同じく悪いことなわけです。長時間労働や過労死がなぜ減らないのか?ブラック企業で働き続ける人がいるからで、その理由は間違った責任感や真面目さが影響している可能性があるのです。つまり、過労死してしまう人が真面目で責任感が強いように見えても、それを評価することは間違いだと思います。過労死をなくすにはそういう人間のおかしさを指摘することも重要ですが、数がかなり多いため、現実的にどこまで効果があるか?は分かりません。
日本で過労死が多い理由は働くことに対する意識や文化の部分

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欧州連合(EU)では、EU労働時間指令が存在するため、週48時間(時間外労働含む)以上働くことは法律で禁じられている。フランスの場合、法定労働時間は週35時間で、これ以上は時間外労働となる。
そのフランスで5月、香水メーカーに勤務していた男性(44歳)が「仕事があまりにも暇すぎて自分は職業人として殺され、プロのゾンビと化してしまった」として、補償金や慰謝料36万ユーロ(約4,000万円)を求め、元雇用主を提訴した。インデペンデント紙によるとこの男性は管理職だったが、職務とは無関係の退屈な仕事を振られるようになり、「燃え尽き症候群(burnout)」の逆といえる「暇すぎ症候群(bore-out)」になりうつ病を発症したと主張している。7月28日に労働審判で決定が下される予定だったが、新たな審理の日程を設けることになり、本件はまだ結審していない。
「なぜ日本人は過労死するほど働くのか」 海外には異質に映る残業文化 – まぐまぐニュース!
お笑い芸人でありながらIT企業の役員もこなす厚切りジェイソン氏はこれまで、日本の労務環境を批判するツイートを何度かしている。例えば2015年5月は、「仕事を効率良くし、毎日ノー残業デイにすべき。残業前提の仕事はバカバカしい」(原文ママ)とツイート。さらに今年2月には、「日本はスタート時間に厳しいのにエンド時間にルース」(原文ママ)とツイートし、どちらも多くのリツイートや「いいね」を得ている。
関西大学の森岡孝二名誉教授は前述のWP記事の中で、「残業文化を変え、家族や趣味にかける時間を作らなければ。長時間労働は、日本にはびこる諸悪の根源だ。文句を言う時間さえもないほどみんな忙しい」といい、過労死をなくすには日本の労働文化そのものを変えないといけないだろうと指摘する。
「なぜ日本人は過労死するほど働くのか」 海外には異質に映る残業文化 – まぐまぐニュース!
日本では過労死が多いが、過労死はなぜ減らないのか?過労死はなぜなくならないのか?という理由を探ると、外国の面白い事例が見つかります。海外では暇すぎて会社を訴える事例があるわけですが、つまり日本とは真逆で仕事がない、暇な状態を作ることが悪ではないという認識があるわけです。日本の場合、そもそもニートや無職は叩かれる存在で、働かないことは悪であるという文化があります。そして、働いている人においても仕事を早く終わらせたら、早く帰ることができるのではなく、余った時間で別の仕事をさせられるという状況があります。つまり、常に暇であることは許されない意識が存在しているのです。働かないで暇な人は悪であり、働かない時間があるのも悪であるという認識のもと、日本の労働文化が存在しているので、常に働くことを意識せざるを得ない社会が存在していることになります。長時間労働や過労死をなくすにはそこをなんとかしないといけないでしょう。そうであるならば、これが過労死がなくならない理由になるでしょう。過労死がなぜなくならないのか?という原因の根本は、長時間労働はなぜなくならないのか?であり、その理由は日本固有の働くことに対する意識の問題でもあるのです。それを改善するのははっきり言って相当大変ですが、そこを改善しない限り、長時間労働や過労死をなくす方法はないということになります。日本でも法律で働きすぎは禁止されているものの、それが意味をなしていないので、多くの人に存在する意識を変えないと、長時間労働や過労死をなくす方法としては機能しないのです。過労死がなぜ減らないのか?というのは、こうやって考えるとある程度しっくりくる面もあると思うので、1人1人がこのおかしな状況に気付き、改善の意識を持つことが必要なのだと思います。長時間労働が美徳とされている昨今では、まず無理だとは思いますけど。
過労死や長時間労働をなくすにはベーシックインカムが必要

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マルクスも、未来の「自由の国」では労働が遊びになると考えていた。それは20世紀には空想だったが、21世紀にAIで大幅に余暇が増えると、暇つぶしが人生最大の問題になるだろう。すでに日本は高齢化で、そういう時代が始まっている。
これはそう突飛な話ではなく、経済学では賃金は労働の苦痛(限界不効用)と一致するので、長時間労働の苦痛が賃金の効用より大きい場合には、労働時間を減らして賃金を減らすことは意味のある解決策だ。問題はそれによって所得が減ることだが、一律のベーシック・インカム(BI)を配って最低限の生活を保障すればいい。
AIとベーシック・インカムで実現する3時間労働:『隷属なき道』 – アゴラ
長時間労働や過労死をなくすにはどうしたら良いのか?こういったものの原因はそもそも労働者を含めた社会全体の意識の問題があるので、そこを改善するのが先決なのだが、現実的には厳しい。そうなると、抜本的な対策によって、長時間労働や過労死をなくす方法を考えないといけないのです。長時間労働や過労死がなぜ減らないのか?それは働かないと生きていけないという呪縛があるからです。本来はもっと楽な労働でも最低限の生活はできるだろうけど、正社員に慣れないと負け組という風潮もあることから、みな長時間労働の働き方を選びやすいのです。長時間労働や過労死が当たり前の社会の根底には正社員を礼賛する風潮も存在していて、ベーシックインカムがあれば、働かない人は増えるでしょうし、働き方を変える人も増えるので、多様性が実現しやすくなり、きつい労働を離れやすい精神状態になると思うのです。それに働かないでも生きていけるので、長時間労働や過労死が多い会社は選ばれなくなり倒産に追い込まれるでしょう。長時間労働や過労死をなくするには社会を変革するしかなく、ベーシックインカムを導入するというのはその1つの策になります。長時間労働や過労死をなくす方法として、他に現実的なものはないと思われるので、世論によってベーシックインカムへの機運を高めていくしかないでしょう。長時間労働や過労死がなぜ減らないのか?結局は有効な施策をやってこなかったからということになります。だから、効果的な施策としてベーシックインカムしか残されていないと思われます。