『アルゴナウティカ』のざっくりとしたあらすじ

ユミアンヌ

『アルゴナウティカ』とは

『アルゴナウティカ』(Ἀργοναυτικά / Argonautika)は、紀元前3世紀にロドスのアポローニオスによって書かれた叙事詩。ヘレニズム時代の叙事詩では、唯一現存しているものである。この本の中で語られる内容は、黒海最果ての未知の地コルキスから金羊毛皮を取り戻そうとするイアーソーンとアルゴナウタイの航海の物語である。
アルゴナウティカ – Wikipedia

アルゴナウタイとは

アルゴナウタイ(古典ギリシア語:Ἀργοναύται, Argonautai)は、ギリシア神話の長編叙事詩に登場する英雄たちの総称。イアーソーンに率いられて巨大なアルゴー船で数々の航海をする。

アルゴナウタイは複数形で、「アルゴーの船員」を意味するアルゴナウテース(Ἀργοναύτης, Argonautēs)が単数形である。
アルゴナウタイ – Wikipedia

アルゴー船の乗組員の一覧あり。

『アルゴナウティカ』の前日譚~黄金の毛皮の牡羊の話~

テッサリアーの王アタマースは妻ネペレーとの間に息子プリクソスと娘ヘレーがあった[4]。アタマースはのちにイーノーを後妻にめとり、イーノーはネペレーの子供たちに悪意を抱いていた。テッサリアで起こった不作のため、アタマースが神託を受けようとしたとき、イーノーはデルポイへの使者に工作して、プリクソスを生け贄にするよう神託があったといわせた。土地の住民から強いられ、やむなくアタマースはプリクソスを祭壇に連れて行ったが、ネペレーがプリクソスを奪い[5]、ヘルメースから授かった金毛の雄羊の背にヘレーとともに乗せた。羊は空を飛んで海を渡った。

その途中でヘレーは海に落ちてしまい、その地は「ヘレースポントス(ヘレーの海)」と呼ばれるようになった。現在のダーダネルス海峡である。しかし、プリクソスはコルキスに到達して王アイエーテースに迎えられた。プリクソスは金毛の羊をゼウスに捧げ、その皮をアイエーテースに与えた。アイエーテースは金毛の羊の皮をアレースの杜にある樫の木に打ち付けた。これがコルキスの金羊毛である。
アルゴナウタイ – Wikipedia

『アルゴナウティカ』のざっくりとしたあらすじ

テッサリアのアタマース王国の隣りにイオルコスという国がありました。アタマース王の親族アイソーン王の国です。王は政治に嫌気がさし、息子イアソーンが成人するまでということで、王権を弟のペリアースにゆだねました。

王子イアソーンはケンタウロス族のケイローンの教育を長い間受けて成長しましたので、イオルコスに帰ってくることになりました。帰途の河岸で老婆が困っていましたので、イアソーンは老婆を背負って河を渡りました。この時、片方のサンダルを流してしまいました。
ギリシャ神話|その他:アルゴー船の遠征 1 黄金の毛皮とイアソーンの帰還

イアソーンは、イオルコスに着くと王宮を訪ねました。叔父ペリアースは片方のサンダルしか履いていないこの若者を見ると、かつての神託を思い出しました。
〈片方のサンダルしか履いていない者に、王位を奪われるであろう〉
ギリシャ神話|その他:アルゴー船の遠征 1 黄金の毛皮とイアソーンの帰還

ペリアスはこの甥を遠ざけるため、王位を譲る交換条件として、コルキスにある「空飛ぶ黄金の羊の毛皮」を持って帰るようにという難題を出した。
アルゴーノート

まずは大きな船が必要です。イアソーンは50人も乗れる大きな船を工匠アルゴスに頼みました。当時はカヌー程度の舟しかなかったので、前代未聞の大きな船です。そして、アルゴスが造った船だったので〈アルゴー号〉と名付けられました。

次にイアソーンは乗組員を募集。ヘラクレス、テーテウス、オルフェウスなど、当時の英雄達が集まり、彼らはアルゴナウタイ〈アルゴー号の乗組員〉と呼ばれました。
ギリシャ神話|その他:アルゴー船の遠征 1 黄金の毛皮とイアソーンの帰還

目的地に辿り着き、コルキス王のアイエーテースに金羊毛を渡すよう願い出る。アイエーテースもイアーソーンに難題を出すが、イアーソーンに恋する王の娘のメーデイアの助けを借りて成功させる。金羊毛を渡したくないアイエーテース王は、イアーソーンたちを殺そうとするが、イアーソーンは再びメーデイアの助けを借りて、危機を脱し、金羊毛を奪い取る。
金羊毛 – Wikipedia

『アルゴナウティカ』の後日談

金羊毛皮をイオールコスに持ち帰ったイアーソーンだったが、ペリアースは王位を譲ろうとしなかった。メーデイアは、若返りの魔法をペリアースの娘たちに教え、娘たちは父ペリアースを若返らそうとしてメーデイアに教えられたとおり、ペリアースを釜で煮て殺してしまった。メーデイアの魔法の力は民の恐れるところとなり、イアーソーンはイオールコスの王位を継ぐどころか、国にいられなくなってコリントスに逃れた。
イアーソーン – Wikipedia

コリントス王クレオーンは、イアーソーンを歓迎し、その人柄を気に入って娘グラウケーとの結婚話を持ちかけた。イアーソーンは、メーデイアとの間に子供もできていたが、メーデイアの凄まじいやり口を次第に忌み恐れるようになっていたため、これに応じた。この裏切りに対してメーデイアはグラウケーに結婚衣装を送った。グラウケーがその衣装を身につけたところ、衣装はたちまち炎に包まれ燃え上がり、グラウケーと彼女を助けようとしたクレオーン王はともに焼け死んだ。さらにメーデイアはイアーソーンとの子まで殺し、祖父ヘーリオスから贈られた飛竜の牽く戦車に乗って去った。

イアーソーンはその後放浪し、アルゴー船の残骸の下敷きになって死んだという。
イアーソーン – Wikipedia

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2020年06月25日