『エヌマ・エリシュ』のざっくりしたあらすじ

ユミアンヌ

『エヌマ・エリシュ』とは

『エヌマ・エリシュ』 (Enûma Eliš) は、バビロニア神話の創世記叙事詩である。この文献は、マルドゥク神が中心に据えられ、人間は神々への奉仕のために存在しているといった、バビロニア人の世界観を理解するうえで重要なものである。

アッシュールバニパルのニネヴェ図書館(ニネヴェ)より発掘され、ヘンリー・レイヤードによって修復された。7つの粘土板にアッカド語で刻まれており、その文章量は7つを合計して約1,000行(1枚に115 – 170行)に及ぶ。第5板の大部分は欠落しているが、それを除けばテキストはほぼ原型をとどめている。第5板の複製は、トルコのハラン遺跡から発見された。他にもバビロニアやアッシリアにおいて、さまざまな翻訳・複製品が発見されている。
エヌマ・エリシュ – Wikipedia

『エヌマ・エリシュ』のざっくりしたあらすじ

天にも地にもまだ名前がつけられていなかった頃
すなわち世界がまだはっきりした形をとっていなかった頃
ただ男神アプスー(淡水)とムンム(霧の姿をした生命力)
女神ティアマト(塩水)だけがいました。
エヌマ・エリシュ 2 (メソポタミア)

アプスーとティアマトの交合から、ラハムとラフム、アンシャルとキシャル、アヌ、その子エアとその兄弟たちなど、さまざまな神々が生まれた。
エヌマ・エリシュ – Wikipedia

若い神々は騒がしく、ティアマトとアプスーを不快にさせました。父アプスーは彼等を殺したいと望みましたが、母ティアマトは反対します。彼等を滅ぼそうというアプスーの企みに、長男で高官のムンムが加担します。ティアマトはこの企みを止めるため、神々の中で当時最強だったエアに知らせます。エアは魔法を使ってアプスーを眠らせ、殺してしまいます。そして、ムンムを追放します。
エヌマ・エリシュ 【グレゴリウス講座】

エアはアプスーの体の上に自らの神殿エアブズを建設し、妃のダムキナとの間にマルドゥクをもうける。エアよりも優れたマルドゥクの誕生を喜んだアヌにより贈られた4つの風で遊ぶマルドゥクにより、ティアマトの塩水の体はかき乱され、ティアマトの中に棲む神々は眠れなくなった。
エヌマ・エリシュ – Wikipedia

ティアマトは、息子(あるいは夫の1人)であるキングーに天命の粘土板(トゥプシマティ)を与えて11の怪物たちの指揮官に任命し、自身の子どもたちである若い神々に戦いを挑む。若い神々の側にはエンリルによって指名を受けたマルドゥクが台頭に立ち、彼は圧倒的な力でティアマトらを撃退、キングーから天命の粘土板を奪い勝利を収めた。討たれたティアマトは体を引き裂かれて天地創造の礎となり、キングーはエアによって処刑され、その血は人類創造の材料にされたという。
こうして天地の秩序を確立したマルドゥクはエンリルに代わって神々の王となり、50の称号を与えられると共に「神々のエンリル神(最高神)」と呼ばれるようになった。
マルドゥク – Wikipedia

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2019年10月28日