■仮想通貨とは?
仮想通貨(かそうつうか、英語: virtual currency)は、米ドルやユーロ、日本円などの法定通貨に対して、特定の国家による価値の保証を持たない通貨のこと。ビットコインに代表される、暗号理論を用いて電子的に発行される通貨(=暗号通貨)が広く知られている。
Wikipediaより
インターネット上の理論をもとに2009年以降、価値を持った電子データとしてネット送金や決済に使われている。
「取引所」と呼ばれる会社に口座を開いて使うのが一般的で、法定通貨の円やドルと交換できる。中央銀行のような公的な管理者はない。
送金や決済に関わる複数のコンピューターでデータを管理する「ブロックチェーン」という仕組みで偽造を防ぐ。
代表的な「ビットコイン」は昨年20倍も値上がりし、年末に1コイン=220万円超をつけた。世界で1千種類以上あるとされ、全体の時価総額は約59兆円に達する。
仮想通貨(カソウツウカ)とは – コトバンク
ヨーロッパ中央銀行は2012年に仮想通貨を「未制御だが、特殊なバーチャルコミュニティで受け入れられた電子マネー」と定義付けた。
米国財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)は2013年に仮想通貨を「本物のお金」の対義語と位置づけ、どの司法組織においても法定通貨としての価値を持たないものとして、ガイダンスを発表した。
さらに2014年、欧州銀行監督局は仮想通貨を「デジタルな価値の表現で、中央銀行や公権力に発行されたもの(不換紙幣を含む)でないものの、一般の人にも電子的な取引に使えるものとして受け入れられたもの」と定義付けた
Wikipediaより
■仮想通貨と電子マネーの違い
ビットコインは紙幣や硬貨が存在しないため、電子マネーと混同している方も多いのですが、性質上は全く異なります。
ビットコインと電子マネーの違い | 仮想通貨の取引所:ビットポイント(ビットコインの購入・送金に対応)
電子マネーを使用するためには、事前にカードへチャージ(入金)する必要があります。そうすることで入金した額を買い物などに使用することができ、わざわざ財布からお金を出す必要がないというのが電子マネーの仕組みです。支払い時にポイントがつく場合もありますが、それは電子マネーを発行している会社独自のサービスであり、「円」という枠からは出ていません。
ビットコインと電子マネーの違い | 仮想通貨の取引所:ビットポイント(ビットコインの購入・送金に対応)
一方ビットコインは、現実に紙幣や硬貨がなくとも、「円」「ドル」「ユーロ」などと同じ通貨なのです。そのため「BTC」という通貨単位も存在していますし、日々相場も変動しています。
ただ、ビットコインは円やドルと違い、国や銀行などのいかなる組織にもコントロールされていません。インターネットを通して世界中の誰にでも送金でき、手数料も格段に安くなっています。
ビットコインと電子マネーの違い | 仮想通貨の取引所:ビットポイント(ビットコインの購入・送金に対応)
■仮想通貨のリスク
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、欧州議会に出席し、ビットコインなどの仮想通貨について「非常にリスクのある資産とみなすべきだ」と警告した。そのうえで、欧州の銀行が仮想通貨を保有することで、金融システムに与えるリスクの大きさを調べていることを明らかにした。
仮想通貨「非常にリスクある資産」欧州中央銀行が調査|au Webポータル経済・ITニュース
ドラギ氏は議員からの質問に答える中で、仮想通貨について「(価格が)非常に変動しやすく、投機的だ」と指摘。銀行に対して保有する仮想通貨のリスクをしっかりと把握する必要性を呼びかけた。
仮想通貨「非常にリスクある資産」欧州中央銀行が調査|au Webポータル経済・ITニュース
■仮想通貨「NEM」流出事件
不正アクセスによって仮想通貨取引所「コインチェック」から約580億円相当の仮想通貨「NEM」が流出した事件は、あらためて仮想通貨の脆弱性(ぜいじゃくせい)を露呈した。
脆弱性を露呈した仮想通貨「NEM」流出事件…安全性も仮想?|ニフティニュース
「仮想通貨をネット上に保管しない『コールドウォレット』、3つの鍵がないと仮想通貨を動かせない『マルチシグ』という管理システムの不使用など、安全対策を怠っていたことが、今回の事件につながりました」(ITジャーナリストの三上洋氏)
脆弱性を露呈した仮想通貨「NEM」流出事件…安全性も仮想?|ニフティニュース