〚仏教の入門書〛東大寺槌ーの学僧が記した『八宗綱要』

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三宅雪嶺の述懐「八宗綱要を教科書にし、一々文語体で筆記せしめ試験にもその筆記通りにさせた。そういうのを学僧というのであろう。」

東大寺槌ーの学僧 凝然

廷応2年 (1240) 3月 に伊予国高橋君に生まれた。出自は藤原氏といわれ、元亨元年 (1321) 9月に82歳で東大寺戒壇院において入寂
http://repo.lib.ryukoku.ac.jp/jspui/bitstream/10519/3658/1/KJ00004858525.pdf

日本仏教史上まれにみる大学匠、 東大寺の凝然(一二四〇~ 一三二一)には一百八十余部千有余巻の著作が残されている
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/22/2/22_2_685/_pdf

『八宗綱要』凝然著

仏法が伝播した歴史を述べ、八宗の歴史や教理を解説したもの
八宗綱要(はっしゅうこうよう)とは – コトバンク

仏教系の大学では、仏教概論のテキストとして使われていた
http://www.daigo.or.jp/documents/8shuKoyo.pdf

東京大学での講義の様子について、学生として講義を聴講した三宅雪嶺(1860–1945)は、「八宗綱要を教科書にし、一々文語体で筆記せしめ試験にもその筆記通りにさせた。そういうのを学僧というのであろう。」と述べている
https://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/16142.pdf

https://matome.naver.jp/odai/2151262140878608101
2017年12月07日