【口癖 ・ あ行】
◆あなたのため
⇒自分の価値観の押し付けやおせっかいを正当化している人が使う。自分が優位であると示している。
(例)「私はあなたのためを思って言ってるのよ。」
◆一応
⇒自分の発言に自信が無い時に保険で使う言葉。本人にとっては予防線のつもりでも言われた相手が不安になる口癖のひとつ。
(例)「まぁ、一応それでいいや。」
◆えっ
⇒反射的に使う人は臆病でうたぐりぶかい性格。「えっ」と言って間を作る事で気持ちを安定させようとしている。
(例)「おはよう」と言われ、「えっ、あ、おはよう」と返す。
【口癖・か行】
◆かわいい
⇒キャラクターやペット、男性に関しても何でもかんでも「かわいい」と言う女性はその対象を自分と同等以下だと比べている場合や「かわいい」という事で共感を求めている。
(例)「〇〇ってお笑い芸人ポチャでブサでかわいい~。」←かわいいって言ってるのにその人に似てるねって言ったら不機嫌になるのは何故?
◆逆に
⇒自己顕示欲が強く、相手の意見を転換する事で自分が話の主導権を握りたいタイプ。よく聞くと全く逆にもなっていないので失笑される事もしばしば。
(例)「焼肉食べたい」と言われ「逆に寿司でよくない?」
◆ここだけの話
⇒自分の話に興味を持って欲しい人が使う前振り。もったいぶってる。
(例)「ここだけの話、〇子って□太郎と別れたらしいよ!」
【口癖・さ行】
◆しょうがない(仕方がない)
⇒「くよくよしてもしょうがない、次は頑張ろう。」のような前向きな使い方の他、「テスト前まで部活あったしテストの結果が悪くてもしょうがないや」と自分への慰めで使う場合がある。失敗した時の予防線を張っている。
(例)「うち塾行ってないし、私立落ちてもしょうがないよね。」
◆すごい
⇒何にでも屈託なく「すごい」と反応できる人は場を盛り上げられる社交的な人です。相手を褒めてその場の空気を壊さないように空気を大事にするタイプに多いです。
(例)「サッカー好きなんだ。」と言うと「すごーい!かっこいい~。」など。
◆絶対に
⇒「絶対」を多用している人は理屈ではなく感情で物事を判断している場合があります。また自分自身に言い聞かせている傾向もあります。
(例)「次は絶対に勝つ!」
【口癖・た行】
◆大丈夫
⇒人に心配されると「大丈夫」と答える人がいます。心配される事は悪い事だと考える自己評価の低い人の口癖です。他人に迷惑をかける事を心配して悩みを我慢している可能性もあります。
(例)「期日までに終わらなそう?」と聞かれて「大丈夫です。」
◆だから
⇒「だから言ったのに」のように「だから」を会話の始めに使う人はいつも自分が正しいと自信があり、自分の意見を人に押し付けようとする傾向にあります。
(例)「だから、最初から無理って言ったじゃん。」
◆でも
⇒「でも」という言葉で相手の意見を否定するその心理は自分を認めて欲しいという事です。他人に否定されたくないけれど、相手からはかまって欲しいという複雑な心理により相手をイライラさせる事もしばしば。
(例)「そんなひどい男とは別れた方がいいよ。」と言われて「でも、優しい時もあるし。」
【口癖・な行】
◆なるほど
⇒理解していると見せかけて実は話を聞き流している可能性大。話を理解していないかも。
(例)「この商品の魅力はここです。」と言われて「なるほどですね~。」
◆なんか
⇒何を話すにも最初に「なんか」をつける人がいます。曖昧な表現にして人付き合いを穏やかにしたい人が使います。相手の反応を気にしてハッキリした言い方を避けているのですが、繰り返されると聞いてる方は少々うんざります。
(例)「なんか暇~。なんかつまんなくね?」
◆なんで
「なんで」という言葉は疑問と同時に否定の意味を持つ事があります。ストレスを回避する気持ちからあえて疑問形にしているのです。
(例)「ねぇ、なんでやらなかったの?」
【口癖・は行】
◆普通は
⇒自分の主張を通す為に「普通は」を多用する人がいます。周りがこうしてるんだから、あなたもそうしなさいよという気持ちが込められています。
(例)「普通は後輩から挨拶するよね?」
◆「別にいいけど」
⇒自分の意見を言っても聞いてもらえないという諦めの気持ちや言いたい事がうまく言えない欲求不満が表れています。
(例)「別に私は行ってもいいけど・・・」
【口癖・ま行、や行】
◆まぁ
⇒話の前に「まぁ」をつける事によって自分の主張を弱める事ができます。人と意見が違っても曖昧にする事で争いを避けられます。
(例)「まぁ、本人がいいって言ってるんだからいいんじゃないの。」
◆みんな~してる
⇒「みんな~してる」という時の「みんな」とは誰の事でしょうか?友達数人ならみんなには入りません。多くの人の意見だと主張するこの表現は、自分を安心させ相手を説得しようとしているのです。
(例)「みんな〇〇持ってるから、私も欲しい!!!」
◆要するに
⇒自分の主張を通したい人がよく使う言葉です。自尊心が強くその場を仕切りたいので、周りが迷っている時その人の意見に流されます。
(例)「要するに文化祭ではオムそばをやりたいってことだろ。」
【口癖・わ行】
◆私は(俺は)、私って~だから
⇒「私」のような一人称をよく使う人は自己顕示欲が強く、自分を認めて欲しいタイプです。
また「私って~だから」という言い方をされると言われた方は意見ができません。「私って~だから」と予防線を張ることを心理学ではセルフ・ハンディキャッピングと言います。
マイナスな表現をして結果的に安心感を得る為の誘導としても使われます。
例えば「私って頭は悪いし、ブスだから~。」と相手に言われたら例えそれが事実でも否定するしかないわけです。
マイナス表現をすれば、相手がそれを必ず否定してくれるわけです。