【閲覧注意】 死ぬほど洒落にならない百物語『第陸拾陸夜』

ANKOU
洒落にならない怖い話を「百物語」と銘打って紹介していきます。                         一気に百話も紹介すると多すぎるので10話づつを一まとめにしていきたいと思います。

【収録話】


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178147403
①.風呂で漫画読んでた
②.ど田舎の自動販売機
③.隣の家の娘
④.ホテルで会った友人
⑤.胸騒ぎ
⑥.新聞受け
⑦.立ち入り禁止の波止場
⑧.呼び寄せられた仲間
⑨.強い姉
⑩.最も古い記憶

『風呂で漫画読んでた』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178151603

子供の頃、風呂で漫画読んでたら突然窓が開いて、
知らんおっさんが「早く寝ろ!風邪引くぞ!!」ってすごい形相で叫んできた。
呆気にとられてたらスパーンって窓閉められた。
ちなみに浴室は三階。未だに謎

『ど田舎の自動販売機』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178151503

うちの婆ちゃんの家はちっちゃい酒屋をやっていたんだ。
30年ほど前にはまだ街灯もほとんどなくて、
婆ちゃんの酒屋の店先に置いてある古い自動販売機が唯一のあかり。みたいな感じ。

そんな婆ちゃんのお店の前で、数年に一度くらいの頻度で真冬の凍死者が転がっていたそうな。
婆ちゃん「灯りのあるところで一休みして、そのまま寝ちゃうんだねぇ・・・」と。

東北のど田舎の話。

『隣の家の娘』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178151403

うちの祖母は大正生まれ。
昔は不思議な事がよくあった、という。
祖母が子供の頃、実家の隣家は、ただの鍛冶屋にしては妙に羽振りがよく、
何かと因業な性格の一家だったので、
悪い事して儲けてると噂があったらしい。田舎特有のねたみもあったんだろうが。
その家には祖母より4歳年長の末娘がいて、よく遊んでもらっていたが、
ある時から全然姿を見せなくなった。

色の白いきれいな子だったので、女郎に売ったとかいろいろ噂になったんだが、
ほんとの事はわからなかった。
ある日祖母が隣家との境で遊んでると、鍛冶場の二階の窓から隣家の末娘が覗いている。
あ、なんだやっぱり家に居たんだなと声をかけた。

すると、娘は顔を突き出したんだが、なんだか変だ。
首が不自然に細く長い。
窓の狭い隙間からひゅるっと首をのばして、目をきょろきょろさせて。
嫌な感じがして、祖母は慌てて家に入った。

後でわかったが、末娘は親戚に預けられていたが、
預けられた次の日に首をくくって死んだ。心の病気だったらしい。
その一家は今でも隣に住んでいるが、先日電話した時、母がいうにはおじさん
(娘の甥にあたる)が入院中との事。
見舞いに行ったところ、帰りしなに、
病院の窓から首を突き出し目をきょろきょろさせてこちらを見ていて、
気味が悪かったと言った。
なんだか良く分からないけど、ゾッとした。

『ホテルで会った友人』

結婚式の衣装合わせのことで都内の某有名ホテルに行った時、
ロビーで中学の同級生に会った。
当時すごく痩せていて病弱で暗かった人だったが、ふっくらと普通の人になっていて、
よく笑い、よくしゃべるのでちょっと驚いた。
もっと驚いたのは、ホテルのスイートに泊まっていると聞いたこと。
「上でお茶でもとろう」と言われるままに上階へ。
すごくいい部屋で、宿泊というより暮らしている感じだったが、
「どうして?」と聞いても笑って答えない。
こう言っては何だけど、彼女はホテルらしからぬ普段着で、
とても浮いた感じがして、とても不思議だった。

ルームサービスでお茶とケーキを頂き(彼女の奢り)、そろそろ帰ろうという時、
彼女がふと「いいもの見せてあげる」と言って、奥のベッドルームに連れていかれた。
カーテンが引いてあって薄暗く、医療器具のカートみたいなものが置いてあり、
ベッドに裸で髪の長い女の人がむこうを向いて座っていた。
いまだに混乱して記憶が曖昧なのだが、大きなオムツをしていた様な気がする。
汚れた脱脂綿みたいなものが部屋中に散らばっていて、
その人は片手が肩の下のところから無かった。
呆然としたまま部屋から押し出されたが、
「あの人は誰?」と尋ねても、「知り合いなの」と笑うばかり。
急に自分が彼女の事を全く知らない事に気がついて凄く怖くなり、
しどろもどろに別れの挨拶をして逃げ帰った。
彼女はあたふたする私を楽しんでいる様な感じだった。
その後、何度もそのホテルに行かなければならなかったが、
もう一度彼女を訪ねる勇気はとてもなかった。

あれからいろいろ考えたが、
もし彼女が何かの犯罪に関わっていたなら、
わざわざ碌に知らない私に知らせるわけはないし、
何かの事情があったんだと思う。
彼女は一人っ子で、以前お母さんと住んでいたアパートはもう取り壊されていてない。
ベッドルームにいた女の人は、どう思い出してもお母さんではなかったように思う。
若い女の人だったとしか思えない。

『胸騒ぎ』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178151203

消防の時、塾の先生に聞いた話です。

その先生は現役の大学生で、その大学の友人に妙な体質の人がいたそうです。
仮にAさんとしますが、彼はごくたまにものすごく胸騒ぎするときがあるそうです。

正月前、先生の部屋で二人で飲んでいた時に、
急にAさんが真っ青な顔をして額から大汗をかき出したので、
先生がどうしたのかとききました。
Aさんはそれには答えずに、部屋の電話を取り上げて、懐から手帳を取り出し、
そこに書かれた親しい友人の連絡先に、片っ端から電話をし始めたんです。
(当時携帯はなかった)
しかも、電話して何を言うかといえば、
「今どこにいる?そうか。今日は○○(この町の名前)から絶対に出るなよ。
理由は後で説明するから」
何人か電話にでなかった人もいました。

かけ終わって、先生は彼に説明を求めました。
Aさんが胸騒ぎを覚えるときには、自分に親しい友人で自分の近くの場所にいない人が、
必ず死ぬんだそうです。
この時は、いち早く本州に帰省していた人が、
実家近くの交差点で事故に遭い亡くなったそうです。
時間的には、彼の胸騒ぎ後 二時間ほどたった時でした。

『新聞受け』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178151103

これは俺が2年前の6月14日に体験した本当の話です。
俺が前住んでたアパートでの出来事。

その日、俺はバイトで疲れて熟睡していた。
「ガタガタッ」という異様な音で俺が目を覚ましたのは、午前3時半を少し過ぎた頃だった。
新聞には早すぎるな・・・?と俺は思ったが、
眠かったので無視してそのまま寝ようとしたが、
いつまでたってもその音は鳴り止まない。
不審に思った俺は、上半身を起こして玄関の方を見た。
まだ夜も明け始めていなかったので、部屋の中は真っ暗だった。
まだ暗闇に慣れない目を細めながら、
玄関の方をじっと見ると、新聞受けのあたりで何かが動いているのが見えた。
背筋が寒くなるのを感じながら、俺は意を決してベッドから起き上がり、
まだ「ガタガタッ」と音をたてている玄関の方に近づいた。
玄関でその光景を見た俺は言葉を失った。

新聞受けからドアノブに青白い手が伸びていて、
それがドアノブを執拗に上下させていたのだ。
えっ!なんでこんなとこから手が出てるの?!と俺が絶句して立ちすくんでいると、
その青白い手はグニャ~っとあり得ない方向に曲がり始め、
ドアノブの上の閉めてある鍵まで伸びてきて、
その鍵を開けようと手首をグルグルさせ始めた。
恐くなった俺は、立てかけてあったビニール傘の先で、
その手を思いっきり何度も突き刺した。
リアルな肉の感触が傘を伝わってくるのを感じながら、
それでも思いっきりかさを突き刺していると、
その手はふっと引っ込んで、それっきり静かになった。
玄関の外には人の気配はなく、覗き穴を見ても人らしき影はない。
うわー、出たー!と思いながら、その日は布団を被って震えながら眠りに付いた。

夕方頃に目を覚ました俺が、バイトに行くため恐る恐る玄関に近付くと、
玄関に無数に小さな丸い跡が付いていた。
それは昨日、俺が何度も青白い手に突き刺したはずの傘の先の跡だった。
俺は確かに手だけに刺していたはずだった。
一度も金属音はしなかったし、そんな感触もなかった。
(大家さんにはメチャクチャ怒られたけど・・・。おまけに弁償した)
だが、おかしなことはそれだけではなかった。
外にはくっきりと、玄関の方を向いて立っていたであろう足跡が付いていた。
それも泥まみれの!
その日も前の日も雨なんか降っていなかったし、
階段には足跡どころか泥さえも付いていなかった。

その出来事から2週間経って、俺は今のアパートに引っ越した。
今でも、あの日のことを夢に見て跳ね起きることがある。
あれは幽霊だったのだろうか?それともストーカー?
あの時は本当に洒落にならんぐらい恐かった。

『立ち入り禁止の波止場』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178151003

友達の怖い話。

仮にK君としよう。彼は沖縄出身で、若い頃はけっこうヤンチャなやつ。
ホントにおばけなんかいるのか?じゃあ、ためしてみようなんて。
たとえば夜中の防空壕。
沖縄には今でも白骨化した死体とかけっこう残ってて、
夜中にオバケが写そうと、友人にカメラ向けてピースで写真を撮ったり、
夜中2時くらいに海で泳いで、友人にカメラもたせて写せとか。
(結局何もなかったと言ってた)
そんな肝っ玉優れたやつ。

で、ある日、悪友達連れて、車3台で夜中ドライブに行ったんだって。
立ち入り禁止の波止場に入っていって、夏だから花火とかして酒飲みながら遊んでた。
鞍馬のヘッドライトの先、海の中10メートルくらい先に5~6人いて、
その1人が「誰か溺れてる!」って叫んだ!
見れば、子供が1人あっぷあっぷしてる。
「えーどこ見えないよー」
「いるだろあそこ」
そのうちの一人が、誰か呼んでくるって近くの民家に走っていった。
「早く助けないと!」
「どこ?どこにいるの?」

そんなやりとりをしてるうちに、むこうからオジサンと、
助けを呼びに行ったやつが走ってくる。
「お前たちここは立ち入り禁止だろ!!」
そのオジサンは漁師で、今にも救出しようとして服むいでるやつにむかって
「やめろ!!」と叫んでる。
「いや、でも子供が・・・」
漁師のおっさんはなんか必死に止めようとしてる。
???

その状況はというと、子供が溺れてる。6人中3人は見える。他のやつには見えない。
漁師「見えるのか?」
「だっているだろ。早く助けなきゃ!!」
目の前10メートル先くらいに確かにいる。
「どこ?いないよ?見えない」
漁師「じゃあ見える奴。アイツの顔見てみろ。
あの子供、助けを求めてるように見えるか?」
よ~く見ると、「ううん・・・笑ってる」。
漁師「いるんだよ・・・お前たちみたいな奴らが助けに飛び込んで、
引き込まれるんだ。
そして、そんな状況で水死体があがるんだよ・・・
だからいつもここは、関係者以外立ち入り禁止にしてるんだ」

『呼び寄せられた仲間』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178150903

僕が学生のころ、あれは確か昭和63年12月の出来事でした。

あの時は確か大学3年の時でした。
同じ高校の友達と二人で神戸三宮に出ていたら、別の高校卒業以来の友達と出くわした。
「おお、久々じゃないか」となって、確かお茶かなんか飲んだ記憶がある。
その後、三人は最後に出会った友達の家に向かった。

夜になって、この家に高校卒業以来の友達が来た。
彼はこの家にはちょくちょく来てたらしいが、僕とは卒業以来の出会いでした。
「いやーお前、久々じゃないか。どうしてたんだい」と言われて、
あれこれ盛り上がったのだが、これからが問題でした。
僕達は高校の時6人で仲が良かったのだが、この時点でそのうち4人が偶然に集まったのだ。
「不思議だよな、今まで音信なかったのに」とか言ってた記憶がある。
「あと、NとWが来ればあのメンバーだよな」とか話してた。

夜中4時ごろ。突然N(こいつも彼の家によく来てたらしいが)が、
車で青くなってやってきた。
そして僕達をみるなり、(かれも卒業以来なのに、それどころじゃないらしく)
「wが昨日自殺していた」と、wの家から連絡があったと語った。

もう疑い様がなかった。
卒業以来6人が集まる事なんてなかったのに、
この日は次々と5人までが出会って、最後に彼の死を知ったのだ。
亡くなった友達が、メンバーを集めてくれたとしか思えない。
きっと彼も近くにいたんだと思う。

『強い姉』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178150803

中学校の時、先生に聞いた話です。

幼い2人の姉妹が家で留守番していました。両親は夜にならないと帰ってきません。
暇をもてあましていた姉は、家でかくれんぼをする事を思いつきました。
ジャンケンで負けた姉が鬼になり、妹は姉が数え始めると、
一目散に姉のいる2階から1階へ降りていきました。
そして押入れに隠れました。

やがて2階から、「数えたよ。今からみつけるからね」と言う姉の声がし、
1階に降りてくる足音が聞こえました。
おそらく、妹が階段を降りる音を聞いていたのでしょう。

それから、いろんなところを開けては閉める音が聞こえてきました。
妹は見つからない自信がありました。
押入れの奥に隠れて小さくなっていれば、例え押入れを開けられても、
中を良く探さないと見つかりっこありません。

そしてしばらく時間がたち、妹が暗い押入れの中でウトウトし始めたとき、
「あっ。みーつけた!」と言う姉の声が聞こえました。

そんな馬鹿なことはありません。押し入れすらまだ開けられていないのですから。
多分これは姉の作戦で、見つけたことを聞こえるように言えば、
見つかったと思って顔を出す。
それを狙っていると妹は思いました。

そのままじっと押入れの奥で隠れていると、外から姉の声が聞こえてきました。
「見つけた。出てきなさい」
「はやく出てきなさい」
姉の声は最初は穏やかでしたが、だんだんと妹をだそうとやっきになっているのか、
声が荒々しくなってきました。
「はやく出てきなさいよ」
「いいかげんにしないと怒るわよ」
「はやく出なさい!!」
そのうち壁を叩くような音も聞こえてきました。
妹は姉が自分を見つけれずに怒り出したと思って怖くなり、
しょうがなく押し入れからこっそり出ることにしました。

姉は洋服のクローゼットの前で立っています。
そこで妹が見たものは、クローゼットの中から出ている『白い小さい手』を、
必死になって引っ張っている姉の姿でした。
妹が叫び声をあげて、それに姉が気づくと、
小さい手はクローゼットの中に引っ込んだそうです。

夜に帰ってきた両親に泣きながら話をしましたが、信じてもらえませんでした。
その後。2度とその小さい手を見ることはなかったそうです。

『最も古い記憶』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178150703

人間、大抵5歳くらいまで、自分が生まれてきたときのことを記憶しているそうだ。
しかし年を重ね、記憶の彼方に追いやられるらしい。
私が年の離れた妹が4才の時に、「生まれてきたとき、どうだった?」と訊いたところ、
「がんばってでてきたんだよ」と教えてくれたことがある
それは怖くないが、いまの私の意識にのぼる、最も古い記憶を話してみる。

私はまだことばを得ていない。
両親と手をつなぎ、はしゃいで歩いている。
愛情を感じている。
マンションの廊下を3人で歩いている。
世界はオレンジ色に光っている。夕方だろうか。
頭上のドアノブがガチャリと鳴る。
おおきなドアが開く。同時に私がかけ込む。
玄関から廊下がはしり、リビングに通じている。
私はリビングの突き当たりを見やる。
オレンジ色に輝く、とても懐かしい、暖かい、愛しいものが見える。
嬉しくなる。言葉にならない暖かさがこみあげる。
私はそれに飛びついた。
とても懐かしく、うれしかった。

そこで記憶は途絶える。

親は次のように語る。
「おまえ、小さいとき、家に帰ってきたらョ、いきなり凄い勢いでかけ出して、
リビングからベランダにでる、玄関から突き当りの窓ガラスに飛びこんだんだよ。
ガラスはメチャクチャに割れて、しこたま驚いたぞ。
幸いカーテンがうまくオマエをくるんで、傷ひとつなかった。
おまえ、ありゃ一体なんだったんだ?」
私にもわからない。
でも、そこには大切ななにかがあった。

『百物語』他の夜へ


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178147503

『百物語』他の夜へ

※こちらのリンクは複数の怖い話をまとめて紹介しています。

『第壱夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148127395230715401

『第弐夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148598031702896801

『第参夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148630285099061901

『第肆夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148656220350713301

『第伍夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148672409843011601

『第陸夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148747047893897901

『第漆夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148833018495348501

『第捌夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149026143803752901

『第玖夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149063709217302801

『第拾夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149123690174852801

『怖い話関係リンク』


https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201/2151178570178147603

※こちらのリンクはオススメの怖い話を一話づつ紹介しています。

『今神様やってるのよ』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148153359198670601

『マネキン』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148153494399573401

『カン、カン』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148232423371432001

https://matome.naver.jp/odai/2151122018869413201
2017年11月27日