同性婚はどのくらい広まっているの?
まず、日本ではまだ「結婚」はできません。
しかし世界では多くの国で認められています。
ヨーロッパ…16カ国
アメリカ大陸…7カ国(アメリカでは州により一部可)
アフリカ…1カ国
太平洋地域…3カ国
また、「結婚」という制度は使えなくても、「パートナーシップ制度」がある国や地域は沢山あります。日本も一部地域では導入されていますね!
同性婚は何故認められないの?
同性婚に反対する人は沢山います。主な反対理由は以下の通りです。
・生物的に間違っているから
・少子化が進むから
・制度を変えるのが面倒
・する必要がないと感じるから
ネット上でも反対派の方の様々な意見が書かれていますね。
そもそもどうして同性婚を認めてほしいの?
結婚せずとも一緒にいることはできるのに、どうして結婚したいのでしょうか?
・法的な保障がほしい。
・夫婦として認められたい。
・けじめをつけたい。
などの理由はありますが、多くあげられるのは同性カップルだとパートナーの緊急時に面会できないことです。
賛成・反対、色々な意見があるけれど…
どちらも簡単な話ではないようです。
一体どんな問題があるのでしょう、メリット・デメリットを見ていきましょう!
同性婚導入のメリット
1.親族としての行動ができる
手術の同意・緊急時の面会・遺産の相続…など。
カップルではできないことができるようになります。
特に遺産は遺言を使えばいいですが、病気やけがはいつ起こるかわからないもの。
そういったときに夫婦という関係だと取れる行動の幅が広がります。
2.気持ちの面での安心感
異性のカップルでは、最終的なゴールやけじめとして結婚を意識すると思います。
しかし同性カップル間ではなかなか明確なけじめがつけにくい面もあります。
そこで同性婚が導入されると、本人や家族の中でのけじめをつけやすいとも言えます。
また、やはり同性愛者・異性愛者問わず好きな人と結婚したいという気持ちは多かれ少なかれ持っている人が多いでしょう。
では同性婚導入のデメリットは?
「好きなら結婚しちゃえばいいじゃない!」
と簡単にはいかない問題もあるんです…
1.婚姻制度の悪用が増える危険性
国籍取得のためや、犯罪組織の偽装に使われる可能性が増えてしまうかもしれません。
というのも、同性婚が許可されると形式上誰とでも結婚できることになるのです。
そうすると現在は異性としか悪用できないのが、同性とも結婚できるとなると単純計算して悪用するチャンスが2倍になってしまうのです。
2.従来の家族の形が崩れる
異性間でも友情結婚する方はいますが、同性婚が許可されると更に友情結婚する方が増えるかもしれません。
友情結婚がすすむと、現在の家族の形が大きく崩れる可能性があります。
子供をもたない家庭が更に増えるかもしれないのです。
よく「同性婚が許可されると少子化が進む」と言われますが、同性愛者は同性婚が許可されずとも子供は作らない場合が多いです。
ですが、異性愛者だけど異性と結婚せずに、同性と友情結婚する方が出た場合、もしかしたら異性と結婚して生まれるはずだった子孫が失われるとも考えられるのです。
そこらへんが少子化が進むといわれる所以かもしれませんね。
いずれにせよ慎重な議論が必要
同性婚に関しては異性愛者でも賛成派はいますし、同性愛者でも反対派はいます。
同性婚を望む方は早く実現を願っているとは思いますが、いずれにせよ現実・気持ち、両方の面を考慮した慎重な議論が必要でしょう。