【閲覧注意】 死ぬほど洒落にならない百物語『第肆拾壱夜』

ANKOU
洒落にならない怖い話を「百物語」と銘打って紹介していきます。                         一気に百話も紹介すると多すぎるので10話づつを一まとめにしていきたいと思います。

【収録話】


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718268625603
①.小学校の同窓会
②.盛り塩をしておいた
③.理系の友人
④.座敷女
⑤.山谷を渡る光
⑥.5cmの隙間
⑦.火の神様を祀っている
⑧.顔が違う
⑨.出会い系
⑩.真夜中の御在所岳

『小学校の同窓会』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718368631403

何から説明しようかな。
先日、小学校の同窓会があって、出席率のいい我がクラスは物故者以外全員出席。
ヨボヨボながら、恩師も健在。
○○小学校6年2組のメンバー勢ぞろい。
…で、持ち寄った小学校アルバムの全員集合写真を指さしながら、
「これは誰それ、それは誰それ」と、微笑ましく名前を読み上げる恩師。
ああ、よく覚えてくれてるなあ、
とン十年ぶりの恩師に感動しながら見てたら指が止まった。
悲しそうに「すまん、この子はどうしても思い出せん」。
で、みんながそれを誰だか当てようとしたけれど、皆思い出せない。
そのうちに、名簿と人数と、顔と照らし合わせていったら、一人多かった。
ところが、集合写真ばかりじゃなくて、
遊んでたり笑ってたりする写真にもその男の子あちこちに写っていた。

俺ら全員、恩師も含めて記憶のないその子の存在に、
なぜか胸に引っかかる物を覚えたまま帰宅。
「思い出したら教えてくれよ」
と、互いの電話番号も交換して別れたのだが、誰からも情報は届かない。
一人だけ、どこか時空の歪みに入ってしまって、
俺らの記憶からも消えてしまったのだろうか?
などと、荒唐無稽な事を考えている自分50代。

『盛り塩をしておいた』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718368631303

おととしの夏の話なんだけどさ、
夕方から夜にかけて東京で有名な心霊スポットを3つくらい回ってきたんだよね。
んで、そのあと念のため玄関(外側)のドアの両側に
盛り塩をしておいたんだけどさ・・・
翌日の朝、その盛り塩が片方だけ無くなってたんよ。
もしかしたら鳥が食べたのかな?とか、
大家さんが掃除してくれたのかな?とか色々想像してみたんだけど、
一粒も無く全く跡形も無くなっているし、
帰ってきたのも深夜だったからそれは無いだろうと思った。しかも片方だけだし。
それでおかしいなと思って、
塩が無くなったところをじっと見ている時に気付いたんだけど、
塩が無くなった方のドアのふちに、
何やら血が飛び散った痕みたいなの付いているんだよね。
その血は地面から斜め上に飛び散った感じで、
明らかに塩のおいてあるところから飛び散っていた。
しかもまだ乾ききっていなくて、比較的新しい血だった。
何だか気持ち悪くなっちゃってさ、
速攻で拭き取ってもう一回塩を盛ったあと飯食ってバイトに出たんだけど、
夜家に帰ってきたらびっくり。
また片方だけ跡形もなく塩が無くなって、ドアに血が飛び散っているんだよね・・・
もう気味悪くってさぁ(;´Д`)もう残っている塩全部片付けて
血も拭き取ってとっとと寝たんだよね。
んで、翌朝新聞取りに外に出てみたらもう ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ だったよ・・・・
今度はドアの下半分に血が飛び散ってんのorz

そんでまた拭き取って、また血が付いて、また拭き取ってっていうのを5日くらい続けたら、
急に何事も無かったかのようにそれが止まったんだけど・・・
一体あれは何だったんだろうか?
何か連れてきたのかなぁ?

ちなみに、その時大学三年だったんだけど、全く単位が取れなくなり、
もう一年大学にいることになりましたorz
それは霊とは関係ないと思うんだけどね。きっと。

>>!!
誰かが塩片付けて、血ぃ飛び散らせたんじゃね!!!!?

>>
あらゆる可能性を考えて見たが良く原因が分からないんだね・・・
青梅でお寺の住職をやっている親戚がいるから、
俺のお袋を通じてこのことを話してみたんだが、
こっぴどく怒られました゚(゚´Д`゚)゚2度とそんなとこ行くんじゃないって言われたorz

『理系の友人』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718368631203

何年か前、友人二人と夜中ドライブした時の話。
怖いと言うか、びっくりした。

友人の一人Aはガチガチの理系で、
「物を見ると言うことは、つまりそこに光を反射するなんらかの物体が存在するわけで、
人の目の構造上、特定の人にだけ見える光を反射するというものは存在しないから、
霊能力者にしか見えないなら幽霊はいない。
いるとするなら万人に見えるか、万人に見えないはずだ」
という持論を持っていて、
それを俺ともう一人の友人Bが(二人とも文系で理科には詳しくない)、
感心しながら聞いてたんだ。

その話のさ中、心霊スポットと言われる廃墟に通り掛かり、
「Aの理論なら、目に見えない限り心霊写真なんか撮れないだろ」
ということで、中で写真を撮ってみることに。

廃墟というのが廃業した病院らしくて、いかにもヤバイ空気だったんだが、
さっきの話で勇気100倍な俺たちは、
病室でB所有のポラロイドカメラで写真を撮ったんだ。
ただ、幽霊なんか撮れないと言っていても、怖いものは怖い。
万が一心霊写真が撮れたとき、
写っていたくなかった俺がカメラマンで、被写体はAとB。
「これで撮れたらAの面目丸潰れだな」と笑いつつ、
その後の操作がわからないから、Bにカメラを返したんだ。

そして、現像が終わった写真を見て固まるB、覗きこんで怪訝な顔をするA。
俺も写真を見て思わずのけぞった。
二人の回りに無数のオーブと、二人の間に一組の目のような物、
全体にかかる白いもや。(埃は舞ってなかった)
目はよく見ると老人に見える。

背筋が冷えた俺たちは、一番近くの神社に駆け込んで、
事情を話して一晩泊めてもらった。
翌日、お祓いをしていただいたし、お守りも頂いた。

認知症などで前後不覚になって死んだ人は、自分が死んだことに気付かず、
生きている人間とコミュニケーションを取りたがるらしい。
目はあの病院で亡くなった老人で、打ち棄てられて久しいあの場所に、
俺たちが潜り込んだから現れたのだそうだ。
白いもやに関しては失念してしまった。
写真は丁寧に供養してくださると仰られたので、カメラごと預けて帰ってきた。

その後は特に変化もなく、いわゆる霊障もない。
ただAの持論が、
「幽霊は万人に見えるか見えないかの0か1かしかない。
しかし、カメラ等の機械は捉えられる光の波長の範囲が人間と違うから、
テレビのリモコンの赤外線がデジカメに映りこむように、
もしかしたら人間に見えないものも、写真には映りこむかもしれない」
というものに変化しただけだった。
今回のことで幽霊を完全に肯定するわけではないが、
いるならば、いつか必ず構成物質を突き止めてやると息まいている。

『座敷女』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718368631103

一昨年まで、東京の三鷹に住んでた。
アパートの俺の部屋に朝4時頃になると必ず誰か来て、
郵便受けにバーナーかなんかで焼いた様な10円が入れられた。

気になって、入れる瞬間を誰がやってんのか見てやろうと思って、
夜中に覗き穴を覗いた。
すると急に覗き穴の視界の下から、
ニュッと座敷女みたいな奴が出て来て、ゲラゲラ笑い出した。
怖くて絶叫しちゃった。

警察に言ったけど、相手してくれんかったね。
10円は15枚になったけど捨てたわ。
何時の間にか来なくなったけどねぇ。
あの眉毛が薄く目の離れた、歯並びの悪い顔を思い出すと怖いわ。

まぁその話は他にも色々続きがあるけど、長くなるんですが…イイ?

>>怖いなら何でもいいよ

最初に気付いた時は3枚。大して気にしなかった。
4枚目が来た日に、夜中に外から子守歌みたいなが聞こえてきて、
(毎日歌詞が違ったから、たぶん女の妄想歌。鳥にさらわれるとか、尋常じゃない歌)
カチャッて郵便受けから音がした。
大して気にせず寝て、次の日起きたら4枚目の焦げた10円。
んで5枚目の時は、おみくじに包まれて来た。
6枚目は髪の毛4本くらい縛ってあって、そろそろ俺も不気味に思ってきたんです。

それで>>話が繋がった。

絶叫した後、警察に電話しようと思って電話の所行こうとしたら、
郵便受けに両手の指突っ込んできて、引っ張ってるわけ。ますます怖くなった。
そして受話器を取った瞬間に、
郵便受けの開いた所からまたワケわかんない歌を絶叫された。
(山が割れて、天狗が来て、みんなさらわれた…みたいなイカれた歌)
そこであまりのうるささに気付いた、仲のいい隣の人から携帯に電話が来た。
「どうした?」って聞かれて、一部始終を話したら、
隣の人が警察を呼んでくれる事になりました。

警察が来るって言う安心感から強気になって、
「てめぇ、一体何なんだ消えれ!」つってドア蹴った。
すると号泣しだして、ドアを傘か何かでバシバシ殴って来た。
いい加減に堪忍袋の緒が切れた俺は、バット持って出て行った。
ソイツは泣き笑いの顔で、血が出る程(実際出てた)
顔や腕をかきむしりながら歯を食い縛って、
「またいっしょだねぇ」って一言だけ呟いて逃げた。

次の日に郵便受けを見たら、切られた猫のしっぽが入れられてた。
見つけてすぐ吐いてしまった。

それからは来なくなったけど、隣の人も今までそんな事無かったって言ってたし、
俺もソイツに覚えが無い。
一体何だったんだか。

『山谷を渡る光』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718368631003

アメリカで山岳ガイドに聞いた話。

ある州には、松林しか生えていない荒れ果てた山々があるそうだ。
『大昔、白人の婦人が産み落とした化け物がうろついている』という伝説があるらしい。

ガイドがこの地でキャンプした時に、遠くの松林の中で奇妙な物が見えたという。
光る球が何個も連なって、山谷を渡って行くのだ。

首を傾げている彼に、先輩ガイドが教えてくれた。
正体がわかるほど近づいた者はいない。
過去にはいたらしいが、皆、夜の山に呑まれたように行方不明になっているという。
地元の住人の間では、話題にすら上げられないのだと。

そこまで聞いて、彼はそれ以上関わらないことにしたのだという。

>>「大昔、白人の女性が産み落とした」ってところが、白状しちゃいますと、
この化け物ってジャージーデビルのことです。
山の怪談・・・というより、都市伝説の部類かなぁ。
でも、今でも目撃談が時々あるみたい・・・Xファイルでも取り上げてたし。
同じ地域だし、松林の怪火と何か関係あるのでしょうか。

『5cmの隙間』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718368630903

数年前に念願の一人暮らしを始めた。
ワンルームで、窓はベランダに続くガラス戸のみだったけど、
日当たりも良いので気に入っていた。
そのガラス戸にカーテンをつけた時に気づいたんだけど、
カーテンの丈が5cmほど足りない。
まあ、仕方ないな。と思い、それはそのままにしておいた。

数ヶ月経ち、ご飯を食べている時や、座椅子に座って本を読んでいる時、
なんだか、その5cmの隙間に目をやるのが癖になっていた。

その日も本を読んでいて、何気なく隙間に目をやると、
白い布がベランダに落ちて、風になびいてヒラヒラしている。
「あ、シャツが落ちてる」と慌ててカーテンを開けると、
洗濯物なんて一枚も干していなかったし、白い布も無い。
今のは何だろう?色々と考えながら座椅子に戻ると、電気が激しく点滅し始めた。
チカチカチカッ!チカチカチカッ!
「うわああああっ!!」

急いで母親の携帯に電話をした。
だけど、話し中だったり、電波が届かなかったりでなかなか繋がらない。
半泣きで今度は家電に掛けるが、それでもダメ。
得体の知れない何かと2人きり。
怖くて半狂乱になりそうな時、電気の点滅は収まり、それと同時に母親の声が聞こえた。
泣き声の私に母は驚いていたけれど、事情を説明したら、
「大丈夫大丈夫。お母さんがおるやろ?」と優しく慰めてくれた。
イイ年こいて情けないな~と思いつつも、それがとても有り難かった。
たわいの無い事を数分話したら落ち着いてきたので、
電話を切り、怖さを紛らわせる為にTVをつけた。

そして、母親からメール。
『そっちの方で停電があったみたいよ』
嘘って丸解りで、それが凄く可笑しくて1人で笑っていたら、
『違うよ』と言いたげに、またもや電気が激しく点滅。
さすがに家から飛び出して、そのまま実家に帰った。

>>優しいお母さんですね。
霊障に遭って泣きながら電話したらウチのオカン………
『アンタ電気代払ってないんじゃない?』
『仮にオバケだとしても寂しくないじゃん、同居人いるっていいね~ww』
『ラップ音って、隣レゲエの人?目覚まし替わりでいいねぇ』
半泣きで初めてのア○ム(消費者金融)で引越しました…゚・゚(ノд`)゚・゚
いくら元気づける為とはいえ、ヒドスorz

『火の神様を祀っている』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718268630803

近くの山の上にある寺は、親に聞いたところ「火の神様を祀っている」らしい。
檀家がないので、昔から集落の皆で金を出し合って維持している。
年一回集金があるんだが、
この金を払わないと火の神様が怒ってその家に火事を起こすんだそうな。
一昨年払わなかった家(他所から引っ越してきた一家)が本当に火事になった。
うちも10年前に引っ越してきたんだが、親が怖がって払っている。

確かに境内に古い鳥居はあるが一応寺だし何がなんだか。

『顔が違う』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718268630703

70~80年代は、北のスパイが親戚ぐるみで入れ替わり、
成りすましてたみたいだけど

>>
まじで?

>>
マジ。自分は122さんじゃないけど、
まず一人の戸籍を手に入れて、
のち一家族もろとも北の家族に入れ替わっていた事件が発覚しているよ。
家宅捜索したら、乱数表やラジオや、
色々な情報の書きこまれたあれこれが見つかっている。
70年代、自分の県の海岸線に、任務を果たせず流れ着いた、
ウエットスーツの北の若者の遺体などが見つかっている。
漂流しているように偽装した小型ボートの水面下にしがみついて、
浅瀬を徒歩で上陸するんだけど、
大抵夜の闇に乗じてなんで、水深や遠浅の深みにはまって、
空気が切れて絶命したらしかった。
ハングル文字の入った所持品などが、当時の新聞に写真掲載されている。
今はどうなのかな。わからないけど。
佐渡の看護婦さん親子のようにペアで攫われ、
娘さんだけでも帰ってこれたのは奇跡。

沢山の行方不明者が巻き込まれた時空の歪みは、現実に海岸線にある。

>>思い出したんだが、
以前、職場で元自衛官が入社してきて、同僚数人と家に遊びに行ったんだけど、
部屋に飾ってあった昔の自衛隊時代の写真と顔が違ってた。
もし整形してたとしても、普通は男前にするだろ?
でもそいつはごく普通の顔だったのに、写真は全然違う顔してた。

その当時は拉致問題とか話題になってて、
同僚がからかうと冗談めかして否定してたけど、
>>見てちょっと怖くなった。
ちなみに、当時の職場は某国内空港。
そいつは訪問後半年せずに、○○技研(つっても田舎の中小企業)へ転職して行った。

『出会い系』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718268630603

出会い系で初めて会った女に手錠掛けて無理やりやってハメ鳥した
よく捕まらなかったわ ふしぎ!

>>友達の前で妹の肛門に鉛筆いれた
親にチクられないようきつく脅した

>>むかーしテレクラでアポった女が見るからにメンヘラで、
ごめんなさいして車で帰ろうとしたら
すごい形相で「なんでよ!」っていいながら窓から手を突っ込んできて掴まれた
怖くなって急いで車出したけど、女は窓にしがみついて離れず、待てやぁぁ!
とかいいながらひきずられてる
ますます怖くなって思い切りアクセル踏んでドリフト気味に交差点を曲がったら、
ポーン!と飛んで道の向こう側の畑をゴロゴロ転がって行った
もう西部警察みたいだったけど、死んでないよな?

>>
8年くらい前か?

>>
そのくらい。平塚の田舎の方
つかお前の名前怖すぎだろw

>>
車はワンボックスか

>>
もうやめて

『真夜中の御在所岳』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718268630503

遭難者道案内の男性、下山後姿消す 真夜中の御在所岳

18日午後5時20分ごろ、菰野町菰野の鎌が岳(1161メートル)で、
1人で登山中だった名古屋市守山区の男性会社員(39)の父親(67)から
「道に迷った、と息子が連絡してきた」と110番があった。
四日市西署が翌朝からの捜索を予定していたところ、19日未明に男性が下山。
「偶然山中で出会った2人の案内で下山でき、気がつくと名前も告げずに去っていた」
と話しているという。

同署への男性の説明では、山中で午後9時ごろ、遠くにヘッドランプの明かりを発見。
大声で助けを求めると、40代くらいの男性2人が気付き、道案内役になってくれた。
午前0時50分ごろ、御在所ロープウエイ湯の山温泉駅まで下山。
直後、2人の姿が見えなくなったという。

男性は歩いてついていくのに必死で、会話はほとんど出来なかったという。
同署では「御在所岳で夜の登山客は通常考えにくいが、無事下山できて何より」
と話している。

>>
男性会社員(39)が母親にその二人の詳細について語った所、
母親は「それはお前の爺さんの戦友に違いない」と言って顔を覆ったという。

前大戦時、母親の父は陸軍小隊長として出征していた。
小隊長は部下達を大事にし、身寄りのないある二人については、
我が子のように可愛がった。

ある時、休暇を貰った小隊長は、帰省する家もない二人を連れて帰ってきた。
幼き母達に親身に接し敬う二人を見て、
母は父がどんなに部下を大切にしているかを伺い知ることができたという。

休暇が終わり、三人は再び戦場へと戻って行った。
その際、二人は母の手を握り、
「小隊長殿に受けた恩は必ず、必ずあなた達に返しにきます」
そう告げて去っていった。
三人が再び母国の土を踏む事は無かったという。

「まだ20にもならない二人だったけどねぇ。
あんたの年に合わせて、わざわざ年を取って助けに来てくれたのかも知れんね」
そう言って母は、アルバムから一枚の写真を取り出した。
会社員は唖然とした。
愛してやまない小隊長の両脇で、満面の笑みを浮かべる少年兵2人は、
あの恩人達にそっくりだったという。

『百物語』他の夜へ


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718268625703

※こちらのリンクは複数の怖い話をまとめて紹介しています。

『第壱夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148127395230715401

『第弐夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148598031702896801

『第参夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148630285099061901

『第肆夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148656220350713301

『第伍夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148672409843011601

『第陸夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148747047893897901

『第漆夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148833018495348501

『第捌夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149026143803752901

『第玖夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149063709217302801

『第拾夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149123690174852801

『怖い話関係リンク』


https://matome.naver.jp/odai/2150862464565699801/2150874718268625803

※こちらのリンクはオススメの怖い話を一話づつ紹介しています。

『今神様やってるのよ』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148153359198670601

『マネキン』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148153494399573401

『カン、カン』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148232423371432001

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2017年10月23日