よく登場する空想生物【伝説・架空の生き物達の由来を簡単に紹介】

ふりーはーつ
ドラゴンやフェニックス・・・自然や噂で生まれた物もあるが、多くは昔の書き手が作ったもの。人類の想像力と進化には脱帽です。

ドラゴン

ヨーロッパの文化で共有されている伝承や神話における伝説上の生物である。その姿はトカゲあるいはヘビに似ている。

古代ローマでは、ドラゴンに相当するギリシア語のドラコーンとラテン語のドラコは、いずれもヘビを指す言葉であり、古代世界ではドラゴンと蛇(サーペント)は厳密には区別されていなかったと考えられる。
シュメール語で「怒れる蛇」という意味の「ムシュフシュ」という聖獣は、毒蛇の頭と胴体と尾(またはサソリの尾)、ライオンの前足にワシの後足、頭には2つの角を持つといういわゆる合体獣でしたが、名前を持った最古の龍とも考えられているのです。(キマイラ)
蛇から進化していきドラゴンになったとされている。

英語の dragonの訳語として「竜」が用いられるように、巨大な爬虫類を思わせる伝説上の生物を広く指す場合もある。
西洋はドラゴン。東洋が龍となる。
日本では蛇神信仰と融合した。中世以降の解釈では日本神話に登場する八岐大蛇も竜の一種とされることがある。

フェニックス

死んでも蘇ることで永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥。
寿命を迎えると、自ら薪から燃え上がる炎に飛び込んで死ぬが、再び蘇るとされており、不死鳥もしくは見た目または伝承から火の鳥ともいわれる。フェニックスは、古代エジプトの神話に登場する、聖なる鳥ベンヌがその原型だと考えられている。当時のエジプト人は、太陽神ラーに従うベンヌはヘリオポリスのラーの神殿で燃やされている炎へ毎夜飛び込んで死に、毎朝その炎から生まれると信じていた

ケルベロス

ギリシア神話に登場する犬の怪物。ハーデースが支配する冥界の番犬である。
ヘーシオドスは『神統記』の中で、50の首を持ち、青銅の声で吠える恐るべき猛犬として描いている。ヘーシオドスは古代ギリシアの叙事詩人。紀元前700年頃に活動したと推定される。
空想生物の大半は偉人達が元を作ったからですね。

ギリシア神話の冥府の神。
日本ではハーデースではなく長母音を省略して、ハデスとして悪役でよく見る。

クラーケン

巨大なタコやイカのような頭足類の姿で描かれる、北欧伝承の海の怪物。
姿がどのようであれ一貫して語られるのはその驚異的な大きさであり、「島と間違えて上陸した者がそのまま海に引きずり込まれるように消えてしまう」といった種類の伝承が数多く残っている。
古代から中世・近世を通じて海に生きる船乗りや漁師が警告するためや、不慮の事故はクラーケンが出たからと語り継がれてきたためである。

ペガサスとユニコーン

ペーガソスは、ギリシア神話に登場する伝説の生物である。鳥の翼を持ち、空を飛ぶことができる馬とされる。
日本ではペガサスや天馬と呼ばれている。
ユニコーンは旧聖書に登場し、一角獣とも呼ばれ、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説の生き物である。獰猛だが処女が大好きとされている。
2つの簡単な特徴は「羽」と「角」である。
歴史には大きな違いがあるが、現代ではそれほど大きな分類として扱っていない。ユニコーンは処女を好むことから「純潔」「貞潔」の象徴とされた。
ペガサスは紋章学上では「教養」や「名声」の象徴であるとされた。

吸血鬼

吸血鬼またはヴァンパイアと呼ばれ、民話や伝説などに登場する存在で、生命の根源とも言われる血を吸い、栄養源とする蘇った死人または不死の存在。
カタレプシー(蝋屈症)を死亡と信じた人々によって埋葬され棺の中で蘇生した人や、死蝋など埋葬された時の条件によって腐りにくかった死体への錯誤、あるいは黒死病の蔓延による噂の流布により生まれたとされる。世界中で知られている怪物のひとつ。
ゾンビ、狼男、フランケンシュタインなどの怪物は、映画の影響力が強い。

ツチノコ

日本に生息すると言い伝えられている未確認動物 (UMA)のひとつ。鎚に似た形態の、胴が太いヘビと形容される。
縄文時代の石器にツチノコに酷似する蛇型の石器がある。また長野県で出土した縄文土器の壺の縁にも、ツチノコらしき姿が描かれている。
実在して絶滅したか不明ではあるが、各地で目撃情報と懸賞金がかけられている。
https://matome.naver.jp/odai/2150678216706171801
2017年10月01日