A.K.D.
レッド・ミラージュとあるが「RED(赤)」ではなく、L.E.D.すなわちleadの過去形過去分詞形ledであり、「常に先を行くもの」という意味を持たせている(「L.E.D.」は強意表記。日本語でいえば「レ・ッ・ド」のような変形綴りである)。なおLEDの名の引用元であるイギリスのロックバンドLed Zeppelinのledは、「鉛」を意味するleadをアメリカ人が「リード」と読むのを避けるためにaを取り払ったもの。
衛星軌道上からの砲撃から市街戦、果てはMH戦もこなす為にありとあらゆる兵器を装備している。最も特徴的な兵装は別名ツインタワーとも呼ばれ、その名の通り2門の最大サイズのバスター・ランチャーであり、全高は200mに達する。バスター・ランチャーの射撃時には四つん這いになるが、副腕副脚の合計4本の副肢は射撃の反動で騎体が地面から浮かないように掴まえるためのもの。射撃の閃光は宇宙からでも肉眼で見えるという。各砲身22発のカートリッジ式であるため、最大44連射という恐るべき殲滅攻撃が可能で、3239年にはカラミティ星を消滅させている。K.O.G.サイズのバスター・ランチャーも装備するが、副砲という位置づけであり、主バスター・ランチャーの照準を合わせる試射で使う。さらには天照の趣味で眼球内に大口径レーザー砲を1対2門装備しているが、最大出力で発射すると発射時の閃光により全ての視覚センサーが一時的にホワイトアウトするという欠点がある(天照曰く「欠点の無いMHなんてつまんないから」)。あらゆる点で桁違いのモーターヘッドであるため、並の騎士、ファティマでは十全なコントロールは不可能とされる。
後発のミシャル・ハ・ルンの隊が先に到着し、アイシャ・コーダンテの参戦もあってA.K.D.軍はヤクトを投入することなく劣勢を挽回するに見えたが、ソープの位置をシーブル軍も見付けたことでA.K.D.軍は突然の窮地に陥った。絶体絶命と思われたその時、ヤクトは戦場に降下。大気圏突入がもたらした衝撃波で戦場は一瞬敵味方とも大混乱に陥り、収拾がついた後その巨体を見た者は皆恐怖した。アーレン・ブラフォードは「あの巨体で(通常の)MHと渡り合うのは無理」と見たが、操縦するシャフトとパルテノの能力もあり、その巨体からは信じられないほどの機動性によりブラフォードのアパッチ、パイパーとジョグ・ケルシャーの青騎士、メイユ・スカのザカーの計4騎をこともなく撃破。
星団暦2992年時点では、この騎体を収容できる艦船がジョーカー星団には存在しないこともあり、単騎での往復となった。なお、この時はバスター・ランチャーは装備していない。

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1号騎。旧称は英語発音の「ワンダースカッツ」(時に「ウンダースカッツ」)。戦闘機に上半身が吊り下げられたような容姿で、右腕部分にバスターランチャーを装備、脚もランディング・ギアの様な形状となっている。完全な飛行戦仕様で従来の人型への変型は不可能となっている。
A.K.D.による星団統一後、天照より反A.K.D.パルチザンへの参加を命じられたアラート・エックスの乗騎であり、4100年、アラートの先祖(=リィ・エックス)と天照が作ったA.K.D.の首都フロート・テンプルを砲撃し壊滅、A.K.D.の打倒は果たされる。
2号騎。旧称は英語発音の「クラウドスカッツ」(時に「クーラドスカッツ」)。電磁波により形態変化するモーフィング装甲を持ち、飛行形態と人型とに変形する。しかし飛行能力は1号機には及ばない。可変機構の影響でエネルギー消費が激しく、搭乗したログナーは「中途半端で扱いづらい」と評している。
フロート・テンプル陥落でログナーが、ウピゾナ・バーデンバーグとメガエラを回収しコクピットに乗せて脱出。アラート・エックスのヴンダーシェッツェに任務完了の労いの打電をする。
隠密行動用ではあるがレッドミラージュと同型のイレーザーエンジンを搭載しており、パワーもレッドに匹敵する。
ラキシスの入城時やランドアンド・スパコーンの帰還の時に式典装飾され宮殿に配置されていた。
最初期の設定ではL.E.D.の色違い程度のデザインだったがボツになり、次の設定ではL.E.D.の重装版ともヤクトのサポート専用MHとも言われ、ビラルケマを装備した肩ユニットは「オージェ・ショルダー」と呼ばれるとされていたが、これもボツになった模様。
固定武装としてあまりの破壊力により星団法で禁止されているはずのバスター・ランチャーを装備する。最強の座を争う騎体であり、有り余る出力は三次元空間を歪めるほどだが、不安定で度々動作不能になる。日本の武士がそうであるように、盾を装備せず、腰に太刀を下げる完全駆逐用MH。巨大な頭部には次元航行デバイスや補助動力装置などが組み込まれているほか、完全メンテナンスフリーを目指して内部に広大な空間と自動生産工場が設けられており、ここでK.O.G.自身の部品から騎士やファティマが必要とする食料や衣料品までも生産が行えるようになっている。またそれ以外にも戦闘には不要と思われる数々の特殊な機能や設備を持ち、今後のラキシスの運命とその後の世界をも予見して作られている。
外装はクロス・ミラージュ雌型と同形に換装される。しかし、装甲の半分は新規製造で、本体は赤色金属を用い、コクピット内部の壁紙もワスチャの趣味に合わせたイチゴ柄にするなど、1日で仕上げたとは思えぬ変貌を遂げた。単独にて長期行動する為の装備が外されていることから、本来の姿と比べると細身に仕上がっている。バスター・ランチャーはオプション装備化。
魔導大戦で、ヒュートランの指示によりメヨーヨのNo.2である天位騎士クライマー・パイドルが駆るA・テンプルと(最弱の相手と騙され)対戦。星団最強と言われるヒュートランのサポートにも関わらず負けそうになったが、転倒した際運良く相手の副腕を破壊し相手の戦意喪失により辛勝。
行方不明だったアトロポスがアマテラスの元に現れ、星団暦3960年に本騎を駆って星団統一に参戦。星団暦4100年はユーパンドラが騎士、アトロポスがファティマとして出撃し、コーラス26世のジュノーンと相討ちとなる。
劇中での初登場はツァイハイ
プリンセス・タイトネイブの見事な舞を伴った売り込みにより、アマテラスによる改良案を取り入れ若干の修正がされた上でA.K.D.のゴーズ騎士団に採用された。
2992年のフロートテンプル内乱ではヘル・タワーに出現したサタン(悪魔)を撃退しようとするが、永久機関イレーザーエンジンの謎のパワー消失により出撃が叶わなかった。一方カステポー戦ではA.K.D.領ウォンドルシーク駐在の3騎が出撃するが、パイドパイパー騎士団の前に敗退。
関連まとめ

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