ファイブスター物語 モータヘッド(A.K.D)まとめ

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ファイブスター物語 モータヘッドまとめL.E.D.ミラージュ、ナイトオブゴールド、シュペルター、オージェ、ブラッドテンプル

A.K.D.

L.E.D.ミラージュ(B型)
ホーンド・ミラージュに代わるミラージュ騎士団の主力となったMH。半透明の装甲を持ち、戦闘時には目映く発光し非常に美しい。3159年の星団大侵攻ではわずか15騎で星団を蹂躙し恐怖に陥れた星団史上最強の「ロボット」であり、後世の歴史家はあまりの強さからこの騎体を「モーターヘッド」のカテゴリーから外しているほどである。単体運用でさえ最強クラスの位置づけだが、ライド・ギグシステムによる集団運用により本質を発揮し、味方の識別子をつけていないありとあらゆるものを破壊しつくす悪魔となる。その破壊力はMHではまるで歯が立たないとされ、実際に敵対国の首都を1分かからず殲滅しきっている。

レッド・ミラージュとあるが「RED(赤)」ではなく、L.E.D.すなわちleadの過去形過去分詞形ledであり、「常に先を行くもの」という意味を持たせている(「L.E.D.」は強意表記。日本語でいえば「レ・ッ・ド」のような変形綴りである)。なおLEDの名の引用元であるイギリスのロックバンドLed Zeppelinのledは、「鉛」を意味するleadをアメリカ人が「リード」と読むのを避けるためにaを取り払ったもの。

クロス・ミラージュ カルバリィ・C(C型)
開発用として先行して製作した騎体のコードネーム。コーラス – ハグーダ戦でディッパ・ドロップスが操縦した。保管していたこの騎体の外装をK.O.Gに取り付けて擬装したのがルミナス・ミラージュである。
クロス・ミラージュ雄型(G型)
クロス・ミラージュの重装甲型。魔導大戦で使用されるようだ。全ミラージュMH中、最も汎用性に優れている。
クロス・ミラージュ雌型(G2型)
軽装で高出力化した騎体。過度のチューニングが施されており、ミラージュ騎士クラスの能力でも無い限り非常に扱いづらい。アイシャ・コーダンテの愛騎とされ、作中では第3話のカステポーでのアシュラ・テンプル戦で使用した。しかし組み立て時のミスがあったまま持ち出され、さらにその欠陥が発見されないまま緊急出撃したため、戦闘中に排気系が破損して自滅した。
ヤクト・ミラージュ(J型駆逐戦闘兵器)
正式名称「錨は巻き上げられ、炎の時代が始まる」(ただし天照本人以外にこの名で呼ぶ者は誰もいない)。2種2騎が製造される。本体のサイズは長年のノウハウによりベストとされるサイズの3倍の約40m。それでいて通常のMHと同等以上の運動性能を誇る。また装甲もその巨体に比例して厚くなっており、さらに膝から下はさらに厚くなっている。通常サイズのMHの剣が届く膝下の装甲には隙間が無く、本来の目的である砲戦のみならず対MH戦も真剣に検討されている。膝から上は軽量化の為に装甲が各所でスケルトン構造になっている。

衛星軌道上からの砲撃から市街戦、果てはMH戦もこなす為にありとあらゆる兵器を装備している。最も特徴的な兵装は別名ツインタワーとも呼ばれ、その名の通り2門の最大サイズのバスター・ランチャーであり、全高は200mに達する。バスター・ランチャーの射撃時には四つん這いになるが、副腕副脚の合計4本の副肢は射撃の反動で騎体が地面から浮かないように掴まえるためのもの。射撃の閃光は宇宙からでも肉眼で見えるという。各砲身22発のカートリッジ式であるため、最大44連射という恐るべき殲滅攻撃が可能で、3239年にはカラミティ星を消滅させている。K.O.G.サイズのバスター・ランチャーも装備するが、副砲という位置づけであり、主バスター・ランチャーの照準を合わせる試射で使う。さらには天照の趣味で眼球内に大口径レーザー砲を1対2門装備しているが、最大出力で発射すると発射時の閃光により全ての視覚センサーが一時的にホワイトアウトするという欠点がある(天照曰く「欠点の無いMHなんてつまんないから」)。あらゆる点で桁違いのモーターヘッドであるため、並の騎士、ファティマでは十全なコントロールは不可能とされる。

オレンジ・ライト“ドラゴン”
グリーン・レフトに遅れて完成。全体が直線基調の外観を持つグリーン・レフトとは異なり共通パーツはほとんど無く、バスター・ランチャーの着脱も出来ない。カラーリングはオレンジ。ドラゴンを思わせる羽状のパーツを持つため、オレンジ・ドラゴンとも呼ばれる。3007年天照家創興4400年壮宋祭時にザ・ナイト・オブ・ゴールド、L.E.D.ミラージュと共に星団に公開されている。
グリーン・レフト“デーモン”
第1話の終章でフロート・テンプルに入城したラキシスに製作中の第1装甲を取り付けた状態の騎体を天照が見せた。第4話でのボォス星のレディオス・ソープ救出戦の際、フロート・テンプルに使える騎体が無かったことから、ラキシスが未使用のグリーン・レフトの使用を「シャフト」ことバーグル・デ・ライツァーに許可し、デルタ・ベルン星のフロートテンプルから単騎で出動。ボォス星のカステポーまでへの移動中、シャフトのパートナー、パルテノにより、参考となる騎体が存在せず戦闘データが全くない赤子の状態から立ち上げが行われた。

後発のミシャル・ハ・ルンの隊が先に到着し、アイシャ・コーダンテの参戦もあってA.K.D.軍はヤクトを投入することなく劣勢を挽回するに見えたが、ソープの位置をシーブル軍も見付けたことでA.K.D.軍は突然の窮地に陥った。絶体絶命と思われたその時、ヤクトは戦場に降下。大気圏突入がもたらした衝撃波で戦場は一瞬敵味方とも大混乱に陥り、収拾がついた後その巨体を見た者は皆恐怖した。アーレン・ブラフォードは「あの巨体で(通常の)MHと渡り合うのは無理」と見たが、操縦するシャフトとパルテノの能力もあり、その巨体からは信じられないほどの機動性によりブラフォードのアパッチ、パイパーとジョグ・ケルシャーの青騎士、メイユ・スカのザカーの計4騎をこともなく撃破。
星団暦2992年時点では、この騎体を収容できる艦船がジョーカー星団には存在しないこともあり、単騎での往復となった。なお、この時はバスター・ランチャーは装備していない。


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スピード・ミラージュ ヴンダーシェッツェ(S型)
今後の宇宙空間への展開を予想し、飛行能力を充実させたMH。2種2騎が存在するが、当初の「カラーリングの違いのみの同型騎」との設定は没となっている。バスター・ランチャーを標準装備。

1号騎。旧称は英語発音の「ワンダースカッツ」(時に「ウンダースカッツ」)。戦闘機に上半身が吊り下げられたような容姿で、右腕部分にバスターランチャーを装備、脚もランディング・ギアの様な形状となっている。完全な飛行戦仕様で従来の人型への変型は不可能となっている。
A.K.D.による星団統一後、天照より反A.K.D.パルチザンへの参加を命じられたアラート・エックスの乗騎であり、4100年、アラートの先祖(=リィ・エックス)と天照が作ったA.K.D.の首都フロート・テンプルを砲撃し壊滅、A.K.D.の打倒は果たされる。

スピード・ミラージュ ヴォルケシェッツェ(S2型)
今後の宇宙空間への展開を予想し、飛行能力を充実させたMH。2種2騎が存在するが、当初の「カラーリングの違いのみの同型騎」との設定は没となっている。バスター・ランチャーを標準装備。

2号騎。旧称は英語発音の「クラウドスカッツ」(時に「クーラドスカッツ」)。電磁波により形態変化するモーフィング装甲を持ち、飛行形態と人型とに変形する。しかし飛行能力は1号機には及ばない。可変機構の影響でエネルギー消費が激しく、搭乗したログナーは「中途半端で扱いづらい」と評している。
フロート・テンプル陥落でログナーが、ウピゾナ・バーデンバーグとメガエラを回収しコクピットに乗せて脱出。アラート・エックスのヴンダーシェッツェに任務完了の労いの打電をする。

テロル・ミラージュ(H型)
正式名称は“GUAST IN TERROR”。隠密行動を前提に開発され、後方攪乱などを行うMH。ステレオタイプの忍者のような機体で、バル・バラ(手裏剣型ホーミングブーメラン)や、剣玉型フレイル(単行本ではカット)などの特徴的な武器を持ち、カムフラージュなどの為の特殊装備が多数搭載されている。また、勝手に動いて後のマスターであるアーレン・ブラフォードにウィンクして挨拶するなど、怪しい機能を多数持っている。下半身は通常サイズのミラージュと同じだが、他のミラージュより全高は低い(つまり座高が短い)。

隠密行動用ではあるがレッドミラージュと同型のイレーザーエンジンを搭載しており、パワーもレッドに匹敵する。

ホーンド・ミラージュ
レッド・ミラージュが完成するまでのミラージュ騎士団の主力MH。名前の由来は頭部のデザインがホルンに似ていることから[11]。老朽化が進んでおり、L.E.D.の完成と共に退役。一部はベルゲ・ミラージュに改装された。
ラキシスの入城時やランドアンド・スパコーンの帰還の時に式典装飾され宮殿に配置されていた。
ルージュ・ミラージュ
型式名Mirage A。キュキィ・ザンダ・理津子の入団時に、彼女の個人騎エレシスを天照がミラージュ試作騎の没パーツを多数組み込み編入したもの。ビラルケマ・レーザーマシンガンを装備可能。
最初期の設定ではL.E.D.の色違い程度のデザインだったがボツになり、次の設定ではL.E.D.の重装版ともヤクトのサポート専用MHとも言われ、ビラルケマを装備した肩ユニットは「オージェ・ショルダー」と呼ばれるとされていたが、これもボツになった模様。
ワイツ・ミラージュ
サンライズ製作のアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する主役機ΖΖガンダムとしてデザインされたが、スポンサーにガンダムに見えないとしてクレームにより没になったものを流用したもの。ワイツ(ホワイト=白)の名の通り、全身白一色のカラーリング。当初は製作中にゲリラに破壊され、後にスピードミラージュ1号騎に部品を使われるという設定だったが、現在はファイブスター物語の設定からも外れて、完全にお蔵入りとなった。
ザ・ナイト・オブ・ゴールド(ディスティニー・ミラージュ)
型式名Mirage D。正式名称「KNIGHT OF Titin D」。「黄金のモーターヘッドで迎えに来て」というラキシスのお願いを叶える為に製作された天照専用騎で、天照あるいはラキシスにしか制御できない。当然ながらA.K.D.の旗騎である。最外殻の装甲の全てに純金メッキが施されている。

固定武装としてあまりの破壊力により星団法で禁止されているはずのバスター・ランチャーを装備する。最強の座を争う騎体であり、有り余る出力は三次元空間を歪めるほどだが、不安定で度々動作不能になる。日本の武士がそうであるように、盾を装備せず、腰に太刀を下げる完全駆逐用MH。巨大な頭部には次元航行デバイスや補助動力装置などが組み込まれているほか、完全メンテナンスフリーを目指して内部に広大な空間と自動生産工場が設けられており、ここでK.O.G.自身の部品から騎士やファティマが必要とする食料や衣料品までも生産が行えるようになっている。またそれ以外にも戦闘には不要と思われる数々の特殊な機能や設備を持ち、今後のラキシスの運命とその後の世界をも予見して作られている。

ルミナス・ミラージュ(カルバリー・R、the K.O.G.ルミナス)
正式名称「ポコちゃん1号」。ワスチャ・コーダンテにMH戦で白星を上げさせる為に貸し出した擬装時の名称。ワスチャのファティマ・ヒュートランの知らせを受けた天照が「クロスやルガーでは力不足」「(ワスチャでは)ヤクトは扱えない[12]」「L.E.D.ですらまだ心配」という所で”暇そうにしていた”K.O.G.が目に入り、装甲を換装して貸し出されることになった。なお、本来K.O.G.は前述の通り天照かラキシスしか制御できないが、ヒュートランに脅されて制御させられている。

外装はクロス・ミラージュ雌型と同形に換装される。しかし、装甲の半分は新規製造で、本体は赤色金属を用い、コクピット内部の壁紙もワスチャの趣味に合わせたイチゴ柄にするなど、1日で仕上げたとは思えぬ変貌を遂げた。単独にて長期行動する為の装備が外されていることから、本来の姿と比べると細身に仕上がっている。バスター・ランチャーはオプション装備化。
魔導大戦で、ヒュートランの指示によりメヨーヨのNo.2である天位騎士クライマー・パイドルが駆るA・テンプルと(最弱の相手と騙され)対戦。星団最強と言われるヒュートランのサポートにも関わらず負けそうになったが、転倒した際運良く相手の副腕を破壊し相手の戦意喪失により辛勝。

ナイト・オブ・ゴールド・AT / パトラクシェ・ミラージュ
型式名Mirage A1E1。正式名称「KNIGHT OF Titin D2」。ATはアトロポスを意味する。アトロポスとの約束に従いオージェ・アルスキュルのイレイザーエンジンを使って新たに作られた。頭部に施された王冠のような放射状装飾が特徴。ラキシスのK.O.G.とは、頭部の違い(次元航行デバイスが搭載されていない)とバスター・ランチャーが取り外されている点を除き、形状と性能は同様。
行方不明だったアトロポスがアマテラスの元に現れ、星団暦3960年に本騎を駆って星団統一に参戦。星団暦4100年はユーパンドラが騎士、アトロポスがファティマとして出撃し、コーラス26世のジュノーンと相討ちとなる。
シュペルター(K.O.G. ウォータードラゴン)
型式名Mirage hX。K.O.G.シリーズの最初の騎であり、両脚に収めた2基のイレーザーエンジンを同調駆動する「デュアルツイスター・システム」を初めて搭載した騎体でもある。アルス・キュルと同時期に製作に着手し先に完成した。デイモス・ハイアラキに与えられ、後にダグラス・カイエンが譲り受け改装しシュペルターと呼ばれた。カイエン所有後は別名「白銀の騎士(ナイト・オブ・クローム)」とも。
劇中での初登場はツァイハイ
オージェ・アルスキュル
ウォータードラゴンの姉妹騎としてダグラス・カイエンの為に製作された。マシン・メサイアAUGEを模した外観を持ち、王家のMHとして実戦は行わないことを前提に[13]自動弾除けとしてアクティブバインダーを装備している。しかし、カイエンがウォータードラゴンを継承したことでバランシェ城に置かれ、バランシェ・ファティマのMHコントロールの調整に使用されていた(若かりしボード・ビュラートがバランシェ邸を訪問した際、建設中のテストサイロにクバルカンのバングと共に置かれていた)。その後、成人したアトロポスが逃がされる際に持ち出した。
AUGE(マシンメサイヤ・オージェ)
ら伝わるマシンメサイア。性能は現在のMHを遥かに凌駕する。建造時にはファティマは存在していなかったため、2300年代にファティマ搭載型に改良された。しかし従来の演算システムとファティマによる演算システムに機能衝突が発生したため、オージェのために特別に制作されたファティマ・ダイオードが専任ファティマとなっている。オージェ・アルス・キュルの外見はこれを模している。両肩のバインダーに多数のスロウランサーを装備する他、組み合わせる事でサイスになるレーザー剣を装備する。(ネイパーによれば)星団一美しいMHである。
ブラッド・テンプル
ダイアモンド・ニュートラルによるゴーズ騎士団の主力MH。
プリンセス・タイトネイブの見事な舞を伴った売り込みにより、アマテラスによる改良案を取り入れ若干の修正がされた上でA.K.D.のゴーズ騎士団に採用された。
2992年のフロートテンプル内乱ではヘル・タワーに出現したサタン(悪魔)を撃退しようとするが、永久機関イレーザーエンジンの謎のパワー消失により出撃が叶わなかった。一方カステポー戦ではA.K.D.領ウォンドルシーク駐在の3騎が出撃するが、パイドパイパー騎士団の前に敗退。
エレシス
ミラージュ騎士キュキィ・ザンダ・理津子が個人で所有する薄水色のMHで踵の無い爪先立ちが特徴(同タイプにAトールESSQ)。キュキィがミラージュに入団した際、レディオス・ソープの手によってチューニングが施された。その際にミラージュマシンのパーツが各部に使用されており、頭部は開発が中断していたA型ミラージュマシンの物に交換されている。このためルージュ・ミラージュの別名を持つ。魔導大戦で使用する予定。ビラルケマ・レーザーマシンガンを装備可能。

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https://matome.naver.jp/odai/2150625554022482001
2017年10月10日