どう見ても脳みそ・・・日本にも生えてるヤバいキノコの正体は・・・

まめたろうX

https://matome.naver.jp/odai/2150572126662659801/2150578816999450803

この不気味な脳みそのような物体、皆様ご存じでしょうか?
こちらは「シャグマアミガサタケ」という名前のキノコで、日本の山中でも普通に目にすることができるのです。

北海道や本州のスギやヒノキの森や林で見る事ができる毒キノコです。見ることができる季節は、春です。海外でもみることができます。北半球温帯以北に分布しています。
シャグマアミガサタケの有毒成分の種類と症状を説明 毒キノコ図鑑|シャグマアミガサタケ-

見るからに不気味ですが、やっぱり猛毒です。

シャグマアミガサタケは春に発生する猛毒キノコで、死亡例もある危険なキノコです。

頭部の直径は3~9cmほどの大きさで色は黄土褐色~暗赤褐色、色の濃いタイプのものと色の薄いタイプのものがあります。形は凸凹しており不規則に歪んでいますが、全体的には球体に近い形をしています。また、この頭部の部分は子嚢盤と呼ばれ、表面に胞子を形成します。
シャグマアミガサタケ | きのこ図鑑

シャグマアミガサタケを生で食べると7時間から10時間の潜伏期間を経て、吐き気・嘔吐・激しい下痢と腹痛、痙攣などの症状を起こす。重症の場合には肝障害とその結果としての黄疸、発熱、めまい、血圧降下などが現れるとともに脳浮腫とそれに伴う意識障害ないし昏睡、あるいは腸・腹膜・胸膜・腎臓・胃・十二指腸などの出血をきたし最悪の場合には2-4日で死に至ることがあります。
シャグマアミガサタケの有毒成分の種類と症状を説明 毒キノコ図鑑|シャグマアミガサタケ-

とても強力な毒を持っており、そのまま食べると非常に危険です。

しかし・・・

毒きのこてとして有名なシャグマアミガサタケですが実は学名の「esculenta」の部分は「食用になる」という意味でヨーロッパでは「ロルウェル」の愛称で親しまれ、毒抜きをして食べる事もあるようです。
シャグマアミガサタケ | きのこ図鑑

なんと海外では珍味として重宝されているのです。


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フィンランドではシャグマアミガサタケを「耳キノコ」と呼び、比較的よく知られた食材であり、毒性の明示と調理法とに関する説明書きの添付とを条件に例外的に販売が許可されています。
シャグマアミガサタケの有毒成分の種類と症状を説明 毒キノコ図鑑|シャグマアミガサタケ-

フィンランド食品安全局(Evira)の示す毒抜きの方法は、「キノコを大量の水(キノコ1 に対し水3 の割合)で5分以上煮沸してから茹で汁を捨て、大量の水で充分に煮汁を洗い落としてから、もう一度5分以上茹でる」というもの。
シャグマアミガサタケを毒抜きして食べてみたけど | ざざむし。

※シャグマアミガサタケの有毒成分は、毒抜き、煮沸の際に気化し、有毒ガスとなります。危険なので真似をされないようお願いします。

リスクがあるだけあって美味しいらしい…ネット上には食べてみた猛者も。


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検索すると、実際に調理をして食べてみた方々のブログ等がちらほら出てきます。

散々加熱しているので火の通り具合がよくわからないが、覚悟を決めて食べてみることに。


…(`・~・´;)


うめぇ。

何だこれ、かなり美味しいぞ!

懸念の「うま味の流出」が起こったのかそうでないかは全く定かではないが、一つ言えるのはこの時点でも非常に大量のうま味が含まれているということ。
うま味の強いアミガサタケと比べても、数倍は濃い。

歯応えはモツとキクラゲの中間のようで、しっかりした歯ごたえがあり歯切れがよく、中実の柄は弾力もしっかりとしていて口の中ではじける。

香りは茹でているときの強烈な匂いを薄めてちょうどよくした感じで、これもまたアミガサタケより数倍強い。

面白いのは味、香りとも動物の肉の風味を感じさせるのだ。
決して使われることはないだろうが、精進料理に向いているのではないかと思う。
猛毒かつ美味!?「菌界の河豚」シャグマアミガサタケを採って食べた – 野食ハンマープライス

出典:野食ハンマープライス様

こうしてみると若干食欲をそそられます。
フィンランドに行った際には、調理されたシャグマアミガサタケを食べてみたくなりますね。

終わりに…

不気味な見た目、猛毒なのに食べられるという不思議すぎる存在の「シャグマアミガサタケ」
日本でも普通に見ることができるとは驚きです。

繰り返しになりますが、シャグマアミガサタケの有毒物質は毒抜きの際に気化、水溶し大気中や下水道にも放出されます。
危険ですので、一般の方は真似をされないようお願い致します。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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2017年09月21日