話題のカセットテープブームの実態。絶対に流行らない理由が納得

takashi22
中目黒にカセットテープ専門店ができるなど、色んなアーティストがカセットでリリースしたり連日色んなメディアがカセットテープのブームを報道。しかし実際に調べてみると絶対に流行らない現状が浮き彫りになった。

2015年位からカセットテープがブーム!

2015年位からブームの兆しと色んなメディアで目にした人も多いだろう。中目黒にカセットテープの専門店などが出来てブームが本格化したような印象を受ける。世界中で色んなアーティストがカセットでリリースもしている。しかし、よく調べてみると注目はされても実際に手を伸ばす人はほとんどいない。

まずハードがない。。。

いざカセットウォークマンマンやカセットデッキを探してみると、ほとんどの企業はすでにカセット事業から撤退していて中華系のひどいものしかない。中古で探してみてもほとんどがジャンクで使えない。

カセットデッキ、ウォークマンの寿命

ゴム劣化問題

なぜカセットデッキ類がジャンクだらけなのかというと、カセットデッキやウォークマンにはゴムベルトが使われていて大体10~15年で劣化してダメになってしまう。なので既に捨ててしまった人も多い。このゴムを交換すれば大抵は解決するのだが、少々専門的な知識と技術がいる作業で素人にはハードルが高く、修理業者も少なく2,3万も取られたりする。まともなハードがないと広まりようがない。大手がカセットプレイヤーの新作を安価で出さない限り本当のブームはない。

そもそもカセット自体がない

カセットはまだ家電量販店でも取り扱ってます。しかし昔に比べて数も種類も無くなった。メタルやハイポジなどはもう無くなり本当のカセットファンは満足できる状態ではない。

やっぱ不便。。

スマホに何万曲と入る時代にアルバム1つ分しか入らないカセットはやっぱりかさばるし不便。曲を飛ばすのも大変だし、巻き戻しも。。そのアナログ感が若い人にとっては新鮮なのだが、結局すぐ飽きてしまうもの。

無くなってほしくない

アーティストがカセットテープでリリースするのも音楽を物として手に取った事のない世代に向けてという意味もあると思う。YOUTUBEやダウンロードでしか音楽を聴かない若者に所有する喜びを分かってもらいたい。「テープが擦り切れるまで聴いた」という思い出や思い入れにもなる。カセットテープをリリースするアーティストは増えているのにハードがないというジレンマを撤退してしまった企業が手を差し伸べてほしい。でも復活しても大抵の場合微妙に高い。安く若者が気軽に手を出せる値段で。

https://matome.naver.jp/odai/2150541993994585101
2017年09月15日