映画『アンタッチャブル』の基本情報
公開:1987年
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ケビン・コスナー
ロバート・デ・ニーロ
ショーン・コネリー
アンディ・ガルシア
シカゴを牛耳るアル・カポネを逮捕すべく、エリオット・ネスが立ちあがった。街を愛する老警官の力を借りて、カポネ逮捕の特別チームを結成。カポネの密造酒ルートを次々と摘発していいった。そして始まるカポネの脱税と禁酒法違反による裁判が始まる。敵だらけの状況でアンタッチャブルたちはカポネに勝つことができるだろうか?
アル・カポネ逮捕の実録映画『アンタッチャブル』ネタバレ感想
映画『アンタッチャブル』での逮捕劇
財務省から派遣されたエリオット・ネスがアル・カポネ逮捕のために汚職とは無縁な精鋭チーム「アンタッチャブル」を結成する。
アンタッチャブル、次々と密造酒の販売ルート、密造所を摘発。
アル・カポネの反撃。激しい銃撃戦。
エリオット・ネス、アル・カポネ逮捕には脱税で起訴するのが一番早いと決断する。
アル・カポネが陪審員を買収していることに気づき、証拠を手に陪審員を総とっかえしてアル・カポネを敗訴に追い詰める。
アンタッチャブル、格新聞で褒めたたえられる。
史実でのエリオット・ネスの働き
映画では財務省から派遣されたエリオット・ネスですが、実際は連邦捜査官(FBI)でした。
アル・カポネ逮捕のためエリオット・ネスに下された命令は、ボルステッド法違反の証拠をつかむために密造酒の販売ルート、密輸ルート、製造所の証拠をおさえることでした。
映画でもアル・カポネ逮捕に使われた脱税の証拠はフランク・J・ウィルソンという男が担当していました。
アンタッチャブルのボルステッド法違反の証拠を集める活動は、本命である脱税に関する帳簿入手作戦から目を逸らすための囮だったと言われています。
映画と同様に賄賂には一切手をつけなかったため、世間で「触れることのできない」アンタッチャブルとして世間を賑わせていました。
またアル・カポネ逮捕はエリオット・ネスの手柄であると連邦捜査局は発表し、各誌がその功績を称賛しているのも事実です。
これは他のマフィアたち逮捕にも同じ脱税の証拠を集めて逮捕する作戦を使うため、世間の目を欺くための策略だったと言われています。
超有名マフィアの頭領アル・カポネの実力
ジョニー・トーリオに見初められたアル・カポネは売春宿を任せられ、頭角を現していく。
トーリオが引退すると、その後釜を任されたアル・カポネにチャンスが訪れます。禁酒法の到来です。そのおかげで密造酒ビジネスで組織を拡大、シカゴの街を牛耳るまでに成長します。
そしてカポネはすべてを味方に付けます。買収により、警察はほとんど彼の味方。慈善活動をすることにより、なんとマスコミや国民からも人気を得ていたのです。
しかし、聖バレンタインの虐殺で敵対する勢力を虐殺したことにより、市民からの人気が転落することになります。
そして脱税疑惑の裁判。映画『アンタッチャブル』と同じようにアル・カポネは陪審員を買収しますが、バレて陪審員は入れ替えられて敗訴してしまいます。そしてかの有名なアルカトラズでの投獄生活が始まります。
アル・カポネの最期は梅毒と認知症の進行でした。ギャング時代の栄光とはかけ離れた別人になってしまったと言われています。死因は脳卒中と肺炎でした。
アル・カポネが放つ刺客フランク・ニッティ
ギャング_マフィアbot@gang_mafia_bot
アンタッチャブルたちに向けられるアル・カポネの刺客
映画ではエリオット・ネスとのチェイス・シーンを繰り広げます。自分が殺したマローンについての悪態をついたニッティはネスに突き落とされて命を落としてしまいました。
しかし史実ではアル・カポネの逮捕時にはまだ生きていてカポネの跡を引き継ぎます。
ウィリー・バイオフが警察につかまると、組織のことを話してしまったため、ニッティの逮捕は確実なものとなってしまいます。しかし、彼は捕まるよりも死を決意。拳銃自殺で自らの人生に幕を閉じたのでした。
史実に登場する実在の人物を演じた名優たち
パラマウント・ピクチャーズ(日本版)@Paramount_Japan
『アンタッチャブル』は暗黒街の帝王アル・カポネを追い詰める捜査官チームの活躍を描いた正義の物語。映画史に残る傑作です!
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