【閲覧注意】 死ぬほど洒落にならない百物語『第弐拾夜』

ANKOU
洒落にならない怖い話を「百物語」と銘打って紹介していきます。                         一気に百話も紹介すると多すぎるので10話づつを一まとめにしていきたいと思います。

【収録話】


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200288648703
①.気になる絵画
②.もしも開けていたら…
③.千歳円形マンション
④.人数よりも多い寝息
⑤.生霊
⑥.幽霊騒ぎ
⑦.生首が囁いたこと
⑧.いったいどうすれば・・・
⑨.恐怖の人形部屋
⑩.鉄鋼団地とバラバラ・・

『気になる絵画』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388655203

んじゃ、一つ俺の体験談をば。

秋口の頃だったか、俺の勤めてる会社の社長の菩提寺が、建物の一部を修復するとかで、
俺も含めて若い社員が5、6人と、監督役の係長が一人、
荷物の運搬を手伝いに行かされたことがあった。
……本来は休日である土曜日に、だw
ご本尊の裏にある位牌やらなんやらを、
丁寧に梱包して箱詰めしていたまでは良かったんだが、
なんか妙に気になる物があるのね。
あからさまに額縁入りの絵画なんだけど、布被せてあるのよ。それも複数枚。
黙ってスルーしてれば良かったんだろうけど、やっぱり気になる。

そんでもって住職の息子さんに聞いてみたのよ。
「これ、絵ですか?なんでこんな風にしてあるんです?」って。
そしたら息子さん、カラカラと笑いながら、
「ああ、それは皆『曰くつき』の絵です。
だからうちで預かってるんですよ」って事も無げに言う。
「……あー……ははは、そうですかー」
聞かなきゃ良かったなあ、とプチ後悔しながら作業に戻って、やがて夕暮れになった。

会社の大型ワゴン車二台分くらいのダンボール荷物を乗せたまま山道
(田舎の高所にある寺だったので)を下って、
その途中道の駅で食事をすることになった。
食事しながら係長に「そういやあの荷物どこに下ろすんですか?」と聞くと、
「会社の倉庫」だと。
……えー。なんか怖いじゃん。やだなあ、位牌まみれの倉庫で在庫調べるのは。
まあ、んなこと言っても仕方が無いので、会社に戻ってから倉庫の一角に荷物下ろして、
それじゃあお疲れ様、という運びになったんだけどね。

ホントに嫌だったのはその翌々日。つまり月曜の夕方。
うちで注文した資材が入荷したんで、倉庫に運んだんだけどさ。
……例の位牌ダンボール箱のひとつが蓋開いてる。
そればかりか、なんか見覚えのある布の被った絵が、そのダンボールに立てかけてある。
うわマジで洒落にならん、と思ったけど『気になる』なんて生易しいもんじゃないから、
一応確認してみようと思った。
布をそーっと捲って見てみると、女の人の肖像画だった。
肩口から上がモナリザみたいな構図で描いてある絵。

……ただ、まあ、さすがだね。寺で預かるだけのことはあるね。
ひとごろしみたいな目がこっち睨んでて、唇の端がきゅーっと笑いの形に吊り上ってる。
十人に聞いたら十人が「気持ち悪い」と言うであろう表情。描いたやつの気が知れない、
というレベルの。
速攻で倉庫を出て、係長に進言した。「持ってきたはずの無い絵がある」って。
ちょっとした騒ぎになった。
すぐにその時の面子が倉庫に集められて、「これ、誰が持ち込んだんだ」と質問。
そしたら隣の部署の新人が手を挙げるわけだ。最早、彼以外の全員が「????」状態。
だってそんなもの運べなんて誰も指示してない。なんでそんなことしたのか。

新人「……良く覚えてないんですけど、俺が(ダンボールに)入れたような気がします」
係長「気がした、ってのはどういうことだ」
新人「すみません、良く覚えてないんです」
係長「………」
俺 「土曜日、ここに運んだ時は箱には封がしてあっただろ。開けたのは誰なんだ?」
新人「あ、それも僕です」
俺 「……なんで?今日あの寺から荷物の問い合わせでもあったの?」
新人「いえ……昨日、ぶらっと会社に来てこの絵を見てたから……」
係長・俺・その他「……………っ!」

つまりそいつは、わざわざ嫌な絵を運んできたばかりか、
日曜日に会社に来てその絵を眺めていたらしい。
休日で誰もいない会社の倉庫で、一人で。
しかも彼は自分がそういう行動をとったのは覚えているのに、
「何故そんなことをしたのか」がどうしても思い出せない、とのこと。
この時点で俺は鳥肌立ちまくり、係長も「こりゃヤバい」と判断したらしく、
すぐ寺に連絡した。

後で聞いたら、電話の向こうで住職の息子さんがこんなこと言ってたらしい。
『ああ、付いていっちゃいましたか。その人を怒らないであげてください。
悪いのはその絵ですから』

……手伝いメンバー全員が寺に持っていくことを拒否したため、
返却は運送屋さんに任せました。
泣く泣く再梱包したのはその新人だったがw

『もしも開けていたら…』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388655303

さっきの事
マジ怖かったのでとりあえずここに書きます

私は今高1で小6の弟がいます
家はニ階建て一軒家
今、訳あって一階の和室で母と弟と3人で寝ています
母と弟は既に寝ていて、私も寝ようとして一旦布団に入りました

ですが、寝る前に何か本を読もうかと2階の自分の部屋に取りに行ったんです

本を持って階段を降りようとした時、急に尿意を催して2階のトイレに入りました
水を流そうとした時、ドアの向こうから声が聞こえました

「お姉ちゃん、トイレ漏れそう、早く代わってー」

と弟の声が
そしてドンドンとドアを叩く音
鍵はかけてました
私は開けようとしましたが、ふと妙に思いました
一階にもトイレはあるのに、どうしてわざわざ二階のトイレに……

「〇〇?(弟の名前)」

……名前を呼んでみましたが
無言
うんともすんとも言わない
そして、もう一つ気が付きました
私の家の階段は歩くと必ず音が出ます
建て付けが悪いのか、いくらこっそり歩いてもギシギシと。

なのに
それが
聞こえなかった

開けようとした鍵に手をかけたまま固まりました
何かがいる気配はするんです
でも弟じゃない気がして…声も出せませんでした

それに、本当に漏れそうなら再度催促するはずです
黙って待ってるような子じゃない
開けるのが怖くて、怖くて
主観では15分位たったと思いましたが実際はもっと短かったんでしょうね

気配がふっ、と消えました

トイレで一晩過ごすのも嫌だったのでドアをそうっと開けました
誰もいない
階段を降りる音はしなかったので、もし弟で私を驚かせようと
2階に隠れているのなら殴ってやろうと思いながら階段までたどり着きました

弟には会いませんでした

どこかの部屋に隠れているのなら別ですが、
2階にいるのが怖かったので私は探そうとはせずに階段を降りました

まあ深夜なので寝てる家族にも気を使って音を立てないように歩きましたが
やっぱりギシギシいいました
和室に入ると、私が出た時と同じように母と弟が寝ていました
弟は寝たフリなのかと思い抓ったりくすぐったりしましたが爆睡していました
今2人の隣の布団の中から投稿してます

読みにくくて、あまり怖くなかったかもしれませんが私は本当に怖かったです
もし声に応じて開けていたら…なんて考えないようにしています
読んで下さりありがとうございました

『千歳円形マンション』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388655403

じゃあ、千歳の有名な円形マンションの話。

千歳には有名な心霊スポットで、「空の境界」とかの作中で使われた
建物のモデルにもなってるマンションがある。
建てられた当時から、居るはずの無い子供がはしゃぎまわる音がするとか、
エレベ-ターに女の幽霊が出るとか、その手の怪異が続発したらしい。

あと、一階部分はテナントで産婦人科があったんだけど、
火事を出して職員とかが何人かなくなって院長も責任からか焼け焦げた
院長室で首吊って自殺して閉院、その後そのテナントは今も次の借り手はまだいない。

聞いたことある奴もいると思うけど、テレビ局の企画で今は懐かしい
ギボ愛子が除霊にきたんだけど、マンションに入るなり失神してしまってその
企画はお蔵入りになったとか言う逸話もある。

で、ここからが体験談なんだけど、俺がこ高二のころ、
仲間達数人とそのマンションに肝試しに行くことになった。
その当時はもう、心霊マンションって言う噂がひろまって
ほとんどの部屋が借り手が付いてない状態で、地元のちょっとやんちゃな奴の
心霊スポットとして有名になってて扉の鍵が壊された部屋がいくつかあった。

そんな部屋の一つに、絶対に出るっていう噂の部屋があるんだけど、
一人ずつその部屋に行って写メでとって戻ってくるルールで肝だめしをはじめた。
まず一人目がスタート、したとおもったら一分もたたないうちに
そいつがダッシュで戻ってくる。

尋常じゃない様子なので、俺らが面白がって、何か出たか?とか聞いてみると、
「馬鹿!それどころじゃねえよ!人が死んでる、首釣って死んでる」
俺らが全員で見に行くと、確かにおっさんが首をつって死んでた。
その後は警察に電話、事情説明、怒られるのコンボだった。

後で聞いた話だと、当時その円形マンションは近くにある
自衛隊の隊員で耐えられえなくなったやつの自殺スポットになっていたと言う。
結構な数の隊員がそのマンションで命を絶ったらしい。

あと、昨年久しぶりに千歳に帰って同窓会に出たら、
あの肝試しで死体発見したあいつも、パチンコにはまって借金作ってあのマンションで
首吊って死んだと聞いた。

ちなみに今現在もそのマンションは健在で、
外国人労働者が多数住み着いて、これまた異質な雰囲気を醸し出している。

『人数よりも多い寝息』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388655503

久美子が友人三人と旅行に行った時の事。

とある旅館で一泊する事になっていた。有名な旅館との事。

食事をおおいに楽しむとあとは寝るだけ。
寝床は結構な広さの和室だった。
生け花や掛け軸、日本人形が飾ってあった。
四組みの布団に各自潜り込むと、疲れからか一人、また一人と眠りに入っていく。

久美子も眠くなって来た。
スーッ、スーッという寝息が耳に心地良い。

ところがふと気付く。
四人で寝ているのに聞こえてくる寝息が多い気がする。

あれ?

部屋を見回して見た。
友人達は気持ち良さそうに眠っている。
気の性か。そう思いながら寝返りを打った。
ふと目に入ってきたモノ。

赤い着物の日本人形だった。
最初に見た時は確か舞を模したポーズだったのに何か変だ。
おまけに物音まで聞こえて来た。
フーッ、フーッ、フーッ、息苦しそうな呼吸の音。
バサッ、バサッ、バサッ、何の音?
目を凝らして人形をよく見てみる。

動いていた。
両手をゆっくり上げては降り下ろす、両手をゆっくり上げては降り下ろす、その繰り返し。
そしてその度にフーッ、バサッ。
久美子は思わず小さな声を上げてしまった。
その声に気付いたのか、人形は久美子の方に向き直る。
そして一言。

「見るな」

『生霊』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388655703

皆さん、生霊って信じますか?

よくテレビとかで、生きてる人の魂が、
無意識のうちに恨んでる人間に取り付くとかって言ってますよね。

3年前くらいでしょうか。私には、とても大好きな男性がいて付き合ってました。

すごく幸せだったんだけど、ある日、ひょんな事から彼には別の女性がいると発覚しました。
その女性と結婚を考えるような関係で、全く何も知らなかった。

私はすごくショックを受けたものの、彼の為を想い、身を引きました。

彼からは、何の謝罪の言葉もなく、私が彼を思う気持ちは次第に、恨みに変わっていきました。

毎日、その2人のことが頭から離れない。気がつくと私の心は嫉妬と憎しみでいっぱいでした。

顔には出しませんでしたが、気づかれるのが怖くて彼のいる会社を止めました。
しかし、気持ちは大きくなるばかり。

毎日彼の夢を見るようになりました。

彼が車に載ってるところとか、ゲームセンターにいるところとか、さまざまでした。

会社の夢も見ました。会社の同僚が何人かいて、
私は彼の悪口を思いっきり暴露している夢でした。

ある日彼から電話があり「変なウワサを流すな」と言われました。

私には全く身に覚えも無かったし、このときはその夢のことは忘れていました。

彼女と2人の夢も見ました。私は彼女の耳元で何かを囁いていました。

彼と彼女はケンカはじめ、私はそれを見て笑っていました。

私が会社をやめてから、久しぶりに会社の同僚にあって、
彼と彼女が別れたのを知りました。

そのときは夢のことなんてなんとも思って無かったのです。

ただ疲れてるだけかなと・・・。

でも、ある日、彼からヨリを戻そうと言われ、本当にころしてやりたい気持ちになり、
その5日くらい後に見た夢は今でもハッキリと覚えてます。

私が彼の運転する助手席に座っていて、
彼はとても疲れた様子で車を運転していて私はとても愉快な気分で、
彼の運転するハンドルを横から手を出して、大きく右にきりました。

そこで、目がさめて、やはり、すぐに忘れていました。

それから、彼の夢を見ることも無くなり、新しい彼が出来た頃、風のウワサで、
彼が会社の車で事故を起こし、足が動かなくなり会社をやめたのを聞きました。

あの時の自分はカナリおかしかったと思うし、関係ないとも思うのですが、
殺したいほど憎んでいた人を夢の中で陥れると心がすっとしました。

あの時彼に起こった不幸と、私の夢が一致していたのか、とても不思議です。
私は彼に取り憑いていたのでしょうか。

だから私は生霊になる人の気持ちが良く分かります。

『幽霊騒ぎ』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388655803

一年ほど前に起きたこと。

俺の学校は全寮制なんだけどさ、寮の一番端の部屋でよく幽霊騒ぎがあったんだよね。
俺は反対側の端っこの部屋だから、そこの部屋に行く機会はなくて
直接見たこと無かったんだけど、
軍服を着た人が、その部屋の更に一番端のベッドの上でいつも踞っていたらしい。
害はなかったんだけど、あまり霊感の強くない人にも見えてしまっていたらしく、
皆気味悪がっていた。

ちなみに俺の学校は元々旧軍の跡地で、工事で穴を掘れば変なものがよく出てきていたらしい。
人骨が出たと言う噂も聞いたし、この軍服の幽霊以外にもよく騒ぎが起きるんだけど、
学校が特定されても嫌だし、この話と関係ないからここでは省略する。

そしてついに、寮の学生長が管理人のオッサン(40歳半ばくらい)に相談したんだよね。
そしたらそのオッサン、「任せろ、俺が追っ払ってやる」とか言い出した。

その後、俺は部屋の外から見ていて詳しいことはよく解らなかったが、
部屋の中から見ていた人から聞いた話によると、
オッサンは部屋のドアを開けるなり中に「貴様か!」と怒鳴り、幽霊に突進して行き、
そのまま幽霊の髪の毛を鷲掴みにし、
「何勝手に人様の家に勝手に住み着いているんじゃボケくぁwせdrftgyふじこlp」
て感じで怒鳴り散らしながら幽霊の顔面をぶん殴ったり、も蹴りをひたすら入れていたそうだ。
中から見ていた人いわく、幽霊が可哀想に思ったとのこと。

オッサン、「いいか?わかったなら出ていけ!」と叫んで幽霊の頭を話したら、
スーッと幽霊は消えていったそうだ。
「もう大丈夫だ」とオッサンは言った。
それからその幽霊は姿を見せることは無くなったらしい。

後日談なんだが、そのオッサンが言うには、
霊がでても、わざわざお坊さんにお祓いして貰わなくても、
気合いと威圧感で幽霊は除霊出来るとのこと。
ちなみにオッサン、この寮に来る前もよくお祓いを頼まれて、
同じ方法で幽霊を撃退してきたとのこと。
今まで失敗したことはなかったらしい。

ところでふと気になったんだけど、
このオッサン、確かに幽霊を追っ払ったんだけど、成仏はさせてないよね…
根本的なところ解決してないじゃん。
幽霊、どっか別のところに移動しただけなんじゃないの?

『生首が囁いたこと』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388655903

中学の頃、体育会系の部活をしていました。

その日は他県での試合で部員達とマイクロバスにて遠征に出かけてました。
試合は何事もなく終わり、試合の反省会をしたり片付けをして帰路につきました。

途中、高速のインターにてトイレ・夕食休憩を挟んで順調に地元に帰っていました。
高速をおりて地元に続く県道を走り始めました。

もともと私の街は山に囲まれた場所で
どこに行くにも山をこえていく自然豊かな街です。

その為、県道といっても左右にガードレールがあるだけで、
野生動物に配慮され外灯もほとんどない道が続きます。

早朝に出発し、試合をして疲れているのに夕食を食べ満腹、
なおかつバスの心地良い揺れでほとんどの部員は寝ていました。

私も眠いのに試合の興奮状態を引きずり寝付けないでいました。
窓の外を見ても当然真っ暗で
反射板が貼り付けてあるガードレール位しか見えませんが、
隣の席の子も寝ているし起こすのも悪いのでぼーっと
真っ暗な窓の外を眺めていました。

どの位走ったか解りませんがふと違和感を感じます。
緩いカーブの所に一カ所外灯とミラーが取り付けられています。

(ん?何だろう、この違和感…)

と思った瞬間、髪が長い無表情の生首が
バスと同じ速度でガードレール上を移動しています。

全身に悪寒が走り、目をそらしたいのにそらす事が出来ないでいました。
真っ暗なのに生首の顔や髪の動きはしっかり見えます。

『ひゃっ…』

誰かの小さな叫び声でその生首は消えていきました。
消える瞬間、ニヤリと確かにこちらを見て笑いました。

そしてささやき声が耳元で聞こえました。

生首が消えても恐怖は続いていました。
が、周りは先程と変わらず心地良さそうな寝息をたてて眠っています。

(今の何…)

と、後ろから頭をトントンとしてきます。
見上げると一学年上の先輩です。
先輩の顔は蒼白でした。
が恐らく私も同じだったと思います。

先輩『今の…』

私『はい…』

二人『………。』

先輩『…忘れよう。』

私『…』(コクン)

それからこの事は誰にも言わず、もちろん先輩ともそんな会話しませんでした。

しばらく忘れられるのか不安に過ごしていましたが、
意外にもあの道で起きたことや恐怖も徐々に記憶から薄れ、
五年が経つ19歳にはすっかり忘れていました。
一本の電話が鳴るまで…

電話の内容は、
あの先輩が交通事故で亡くなったとの知らせでした…
身近な若い人が亡くなるのも初めてでかなりのショックを受けました。
お通夜に行き、血の気が引く思いでした。

先輩が交通事故で亡くなったのは、あの場所でした…
先輩は、その日、彼氏と喧嘩してコンパに急遽行ったそうです。
コンパ中、彼から電話があり、仲直りをしたらしく、
お酒を呑んでいなかった男性に彼の家まで送ってもらう所でした。
2人とも即死でした。

その日は、先輩の誕生日で二十歳になったお祝いを
1時間でも仲直りした彼に祝ってもらおうとしてあの県道を通ったそうです。
周りは、『せめてもの救いが彼と仲直りできて幸せな気持ちで旅立てて良かった』
と言っていましたが、私は、震えが止まりませんでした。
あの時、生首が言った言葉がよみがえります。

『二十歳の幸せな時に迎えにきてやるよ』

あれから、十年経って私は生きてます。
私の二十歳はあの言葉にとりつかれ、学校も休学、
21歳の誕生日になるまで怖くて引きこもり生活をしていました。

今は結婚もして可愛い子供にも恵まれて幸せです。
先輩は、二十歳のあの時、お迎えにきた生首を見たんでしょうか。
運転していた男性も見てしまったのでしょうか…
先輩の死からあの道は、どんな事があっても怖くて通っていません。

以上です。

『いったいどうすれば・・・』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388656003

何年も前だがかつて深夜のコンビニにいた時の話。
そのコンビニは田舎で深夜は普段客が1時間に一人くらいしか来ない感じだ。
そして、その日来た俺以外の客は明らかにおかしかった。

男二人に女一人。こいつ等がいきなり勢いよく店内に入ってきた。
男はチンピラ風で二人とも酔ってる感じだ。女は顔色が真っ青。
俺は内心
「嫌な客だな・・・。」と思ってた。

そいつ等が店内に入ってすぐにトイレに駆け込んだ。
個室は二つあったんだが、どうも三人で一つの部屋に入ってる感じだ。
俺は「店内でヤッてんじゃねえだろうな?」
などと考えていたがそうではなかった。

しばらく静かだったが、いきなり女の悲鳴が聞こえた。
俺はあまりに異様な女の悲鳴にトイレの様子を恐る恐る見に行くと
真っ青な顔した女が鬼の形相でトイレから走り出して俺を突き飛ばし、
店の外に止めてあった男たちのベンツに乗り込んだ。

その後男二人が馬鹿笑いしながら、その女の後から車に乗り込んだ。
俺「なんだあ・・・?今のは・・・。あ、そう言えば俺も小便しよっと。」
そう考えて俺は小便をしにトイレに入った時奴らが何をしてたのか、
考えさせられる羽目になった。

あまりの事に一瞬その場から動けなかった。
壁のいたる所に血とウンコが飛び散ってた。
アタマの上が冷たい。

俺「雨・・・?え?店内で?」
ふと上を見上げると上からウンコがポトポト落ちていた。
いったいどうすればあんな風になるのか?

『恐怖の人形部屋』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200388656103

あれは、私が中学のときの話で、
雪が降っている寒い日のことでした。

私は当時通っていた塾の宿題をしようと思って、リビングに行ったのですが、
お母さんのお客が来ていて宿題が出来そうもありませんでした。

自分の部屋はなかったので、気分転換に普段まったく出入りすることのない
二階の和室ですることにしました。

そこは暗くて寂しくて、誰かがいるような気配がする部屋でした。

そして、たくさんの古い人形が置かれていました。

家族はみんなその部屋を「人形の部屋」とよんでいました。

部屋に入ると、人形たちが私を見ているような気がして怖くなりました。

なので部屋のふすまをすべて閉め、人形が見えないようにしました。

安心してしばらく宿題を進めていくと、どこからか
「がたがたがたがた・・・」という音が聞こえてきました。

私はふすまをあけ、人形に異常がないことを確かめてから宿題を続けました。

するとまた、

「がたがたがたがたがた・・・がちゃん!!」

という大きく奇妙な音が聞こえてきました。

私ははっとして後ろを振り返り、ふすまを開けました。

すると人形の中で一番古い人形が、ガラスケースの中から転がり出ていました。

私は恐る恐る人形をケースの中にしまい、宿題はやめにして部屋から出ようとしました。

人形に背を向けて宿題を片付けていると、ガラスケースが
「キィ・・・」と音を立てて開きました。

私はびっくりして後ろを振り返りました。

・・・そして息を呑みました。

なんとそこには、人形を大事そうに抱えた黒く
長い髪の女の子がたっていました・・・。

『鉄鋼団地とバラバラ・・』


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残念ながらオレはまったくといっていいほど霊感のない人間なんだが
今から10年位前にたった1度経験した霊体験らしき話を書こうと思う。

オレの住んでいるところは東京湾沿いのK区。

16くらいでバイク乗ってるころからお気に入りの場所があったんだ。

そこはU市にある超有名テーマパークの近くにある鉄鋼団地を抜けたところ。

陰気くさい鉄鋼団地から、いきなりだだっ広い堤防が開けるんだよ。

右手に横浜、左手に木更津と180度広がる東京湾の景色が最高で
当時のオレは学校サボっては広い堤防内にバイクを乗り入れ
自足180キロに挑戦したりしてたんだ。

で、20歳になった頃、当時一緒に住んでた彼女を連れて何年ぶりかでそこに行ったんだよ。

彼女は看護婦だったんだけど普通よりちょっと霊感の強い子で病院で怖い体験とかしてた。

オレは最初に書いたとおり霊感まったくなし。

たぶん誕生日とか、記念日だったと思う。二人で外食を終えて

「オレのとっておきの場所に連れてってやるよ」

とクルマを堤防に向けて走らせたとき
すでに22時を回っていたと思う。
いつもの鉄鋼団地を抜けてだだっ広い堤防に突き当たる・・・
でも何か違うんだよ。雰囲気が。

明らかに当時オレのお気に入りの場所だった頃とはまったく違う
背筋が寒くなるような陰気で澱んだ空気が流れているようだった。

クルマを停車させると斜め向かい側に潰された乗用車が1台。

タイヤを外され、窓ガラスを割られて、ボコボコになったその車の室内には
まるで人が入っているかのように丸められた毛布が入っている。

オレは霊感とかまったくないんだけど、嫌なものは感じていた。

彼女もいやな顔をしながらブルッと体を震わせたりしている。

オレはわざと陽気な声を出しながら車を降りた。

彼女もいやいやオレの後をついてきた。

オレは霊の恐怖とか言うよりもDQNが闇の中に潜んでいて
いきなり襲ってくるんじゃないかと
そっちのほうが恐怖で周辺をキョロキョロ見回しながら歩いた。

彼女はオレにしがみつくようにして歩いている。

「ほら、すごい景色だろ?」

180度広がった東京湾の夜景を前にオレはわざとらしい陽気な声でそう言って彼女の顔を見た。

そのとき彼女は呆けたように1点を凝視していた。

「女の人がいるよ・・・」

消え入るような声で彼女が言う。顔は恐怖で歪んでいる。

彼女が見ているのは左側100メートル先くらいの堤防の突端。
街灯もなく遠くの船の明かりがぼんやり見えるくらいの真っ暗闇で女が1人で座ってる?

目を凝らして暗闇を見るがオレには何も見えない。

彼女は「白い服を着た長い髪の女の人がしゃがんで海の下を覗き込んでる!」

悲鳴に近い声でそう叫んだ。

そしてその直後大きな声で「頭が痛い」と訴えだしたので
オレは彼女を抱きかかえるようにしてクルマに戻り始めた。

その女はオレには見えなかったけど、クルマに戻る途中でどっかから
飛び出してくるんじゃないかと恐怖でいっぱいだった。

途中のつぶされた乗用車のほうも極力見ないようにしてクルマに飛び乗って急発進させた。

堤防を背中に向けて走り出してもミラーに女の姿が写ってるんじゃないか、
女が走って追っかけてくるんじゃないかとしばらくはルームミラーも見れなかった。

彼女は助手席で黙ったまま苦しそうにうつむいている。

そこから2キロほど走って街の明かりが見えてくると彼女の頭痛が嘘のように治まった。
そのとき「あぁ、あそこには何かあったんだな」って思ったよ。

で、後日談なんだけど
1週間後くらいに新聞を見てアッと驚いた。

そこにはあの堤防のテトラポッドに引っかかっていたビニール袋から
女性のバラバラ死体が発見されたことが書いてあった。

オレたち二人があの場所に行ったときそこに
バラバラ死体があったんだと思うと急に怖くなった。

あのとき彼女が見た白い服に長い髪の女性が何だったのかはわからないけど
とにかく怖かった。

これは本当に本当の話です。
後から聞いた話ではあそこの鉄鋼団地は以前から心霊スポットとして有名な場所だったとか。
最近同じ場所に行ったらすごくキレイな公園になっていてビックリしましたけど。

怖くない話ですいませんでした。唯一の霊体験っぽい話だったんで・・・

『百物語』他の夜へ


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200488656603

※こちらのリンクは他の百物語を紹介しています。

『第壱夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148127395230715401

『第弐夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148598031702896801

『第参夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148630285099061901

『第肆夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148656220350713301

『第伍夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148672409843011601

『第陸夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148747047893897901

『第漆夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148833018495348501

『第捌夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149026143803752901

『第玖夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149063709217302801

『第拾夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149123690174852801

『第拾壱夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149165460555212501

『第拾弐夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149185560166019601

『第拾参夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149265411388366901

『第拾肆夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149283082177416401

『第拾伍夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149330305843115901

『第拾陸夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149380020635714801

『第拾漆夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2149463158789480701

『第拾捌夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2150021036342526601

『第拾玖夜』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2150094240298441301

『第弐拾夜』
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『怖い話関係リンク』


https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301/2150150200288649203

※こちらのリンクはオススメの怖い話を一話づつ紹介しています。

『山の測量』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148198200970926301

『雑居ビルの怪』
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『お札の家』
https://matome.eternalcollegest.com/post-2148233249877292801

https://matome.naver.jp/odai/2150132799310059301
2017年07月31日