この世のオヤジたちの酒場や会社での年下相手の話しは、ジェネレーション・ギャップを考えてくれないというのが、いつの世も常であります。
オヤジというのは「平成生まれは、そんなことも知らないのか?」等、勝手に先に生まれて知り得たことを、たまたま後に生まれた人々に、年齢という一生追いつかないものを盾にして言って威張るという、極めて卑劣な生き物なんです(笑)
とは言え、親父や上司など、先輩世代からはまだまだ教えを被らないといけないことがあるのも事実。出来れば上手くやりたい。
そんな若い皆さんに、オヤジ世代に近い筆者(洋楽バーのマスター)が、洋楽というネタを使った世代間コミュニケーションを可能にしそうな、オヤジのロックをご紹介します。
因みにここでの「オヤジ」は、会社の上司や若い世代の親に多い50代を想定しています(笑)
オヤジの定番】ホテル・カリフォルニア!Byイーグルス
【オヤジの哀歌】天国への階段!Byレッド・ツェッペリン
オヤジは哀愁、黄昏など、そういう世界観が好きなものです。決めつけますが(笑)
この曲など、長くて何が良いのか全然わからないという感想を持つ方も多いでしょう。
ここは、コミュニケーション・ツールと割り切って、何回か聴いてみてください。オヤジに押し付けられたら聴く気になんかならないですよね?でも、自分で聴くという意志を持って聴くと、徐々に良さが分かるかもしれません。
この曲をモノにすると、多くのオヤジと共通の話題が出来たことになりますので、上司や先輩と仲良くなって、贔屓で係長くらいまでは同期で最初になれるかもしれませんね(笑)
その先は、ご自身で頑張って下さい。
【オヤジの高揚】宇宙の彼方へ!Byボストン
ギターのトム・シュルツを中心に結成されたバンド。
曲は、物凄い上がります。まぁ、アゲアゲです。オヤジのアゲアゲです。
オヤジ高揚ソングの定番です。筆者はこのフレーズ、後のニルヴァーナなんかに影響を与えている気がしていますが、読者の皆様はいかがお考えでしょう?
・オヤジ対策の薀蓄・
・ギターのトム・シュルツはマサチューセッツ工科大学(MIT)卒業。
・2枚目から5枚目のアルバムまで8年に一作のペースでしかLP(アルバム)の発表が無かった、因みに最新作とその前のアルバムとの間は11年でありました。
・昨年38年振りの来日公演を果たしています。
オヤジの陶酔】アイム・ノット・イン・ラブ!By10CC
どうでしょう、若い世代にもCMソングなどで馴染みがあるかもしれませんが、比較的70年代の曲にしては新しく聴こえるのではないでしょうか?印象的なシンセサイザーの響きは確かに名曲と呼ばれるのも頷けます。
よくオヤジが言う、「俺たちの青春の時代の曲は、今でも色褪せないから残ってるだろう?」という発言。あれは違います。残らなかった曲が沢山あって、残った曲を残しているのは、何も若者ではなく、オヤジたちなのです。なので、やはりその世代がいなくなっても残る芸術が、本当に残った芸術なのではないかと筆者は思っています。
・オヤジ対策薀蓄・
・10CC・・男性が一回に出せる精子の量が2.5CCで、4人組だから10CCという都市伝説がります。
・メンバーのゴドレー&クレームは、
後に映像プロデューサーとして色々な画像(PV等)を発表しましました。
【オヤジの芸術】ボヘミアン・ラプソティー!Byクイーン
この曲も若い人で知っている人は多いと思います。30代半ばくらいの方でもマイク・マイヤーズ主演の「ウエインズ・ワールド」等で使われたのでピンと来る方も多いと思います。
オヤジはクイーン、キッス、ディープ・パープル・・・こういうのが好きなわけです。
この曲は比較的聴きやすいと思いますので、是非今回モノにしていってください。
・オヤジ対策薀蓄・
・ヴォーカルのフレディは、同性愛者でしたが、90年代に入ると直ぐにエイズで亡くなりました。
・レディ・ガガは、彼らの80年代の作品「レディオ・ガガ」からの影響だと言われております。
【オヤジの舞踊】ロング・トレイン・ランニング!Byザ・ドゥービー・ブラザーズ
ちゃらんららっ、ちゃっ、ちゃっ!!オヤジ臭いですね~。
ご存知の方も多いかもしれませんが、オヤジのディスコの定番、ドゥービー・ブラザースです。ロックバンドの曲ですが、一寸ノリが良かった、そんな感じの曲です。
勿論ロック史にも名を刻む名曲ですので、御存じない方は頑張って聴きましょう。オヤジ・キラーになる為に・・・(笑)
・オヤジ対策薀蓄・
・この曲の後しばらくして、マイケル・マクドナルドっていうソフトなヴォーカリストが入って、この頃のパンチが無くなる。
・80年代初旬は解散状態でしたので、その時期に丁度海外進出を企んだ矢沢永吉と利益が一致し(笑)事実上【YAZAWA】のバックバンド的な事をするメンバーも多かったようです。
いかがでしたか?ロック好きのオヤジ対策に少しはなりますよ!
ロックの好きなオヤジは議論好きが多く面倒くさいのですが(笑)
先ずはこちらも最低限知識を持って、それを小出しにしつつ、もっと凄いことをオヤジから教えてもらいましょう!!
そして自分がオヤジな年齢になったら、年下の世代にそれを押し付けず、話しを聞いてあげられる年長者、首を垂れられる年長者、そして若い世代の人に可愛がってもらえる年長者を筆者と一緒に目指そうではありませんか!!
最後までお読み頂き有難うございます。
本当は、今流行っているリアーナやケイティー・ペリーのが良いと思っていても、時代が止まって凝り固まっているオヤジには、そんな新しいカルチャーは通用しない・・・(笑)ここは、この曲をモノにして対応して頂きたい。
軽い薀蓄を。。。この曲のギターは12弦ギターらしい(普通は6弦)。ドラムのドン・ヘンリーが叩きながら歌う。ギターソロが始まると二度と歌に戻らない(ラジオだとエディットされて最後まで聴けないことも多い←これを残念そうに言うとオヤジのハートは揺れる)。その辺りのポイントを読者の皆様流で上手くやってみてください。