バイキンの配達人! 「ハエ」対策まとめ

masaru.ozeki
バイキンの配達人、「ハエ」の種類、生態などをまとめました。

名前の由来

「蝿」は羽延え(羽ふるう)が語源。ハウル→ハエル(生えるもの)ということから名づけられ、生ずる、湧くを意味します。

「ウジ」は汚物に集まりますが、たくさん集まることを“うずすまる”といい、その“ウズ”がなまってウジとなりました。

ハエの種類・生態


https://matome.naver.jp/odai/2149636570402815601/2149639329720761503
ハエが手をする、足をする
ハエは口だけでなく、足の先に“味を感じる”器官をもっています。手足をこするのはここについたゴミをおとし、いつでも味がわかるようにしているのです。「蝿」という漢字は、この動作をあらわしたもので、前足をこする姿が、「縄」をなっているように見えることに由来しています。

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イエバエは、人が生活している環境に生息し、自然環境ではほとんど存在しません。家屋内に好んで侵入して、特に台所、居間、トイレで多く見られます。

クロバエは糞を食べるものが多く、肉食性のニクバエは動物の死体や糞に発生します。

蛾の幼虫やカエル、鳥のひななどに寄生する種類もいます。

ハエの一生


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ハエは通常、羽化後4~5日してから産卵を開始。1回に50~150個、一生に500個の卵を産みます。

卵は乳白色・長楕円形で、1日足らずで孵化。幼虫は早くて約1週間で成熟し、乾いた場所に移ってさなぎになります。

さなぎの期間は4~5日なので、卵から成虫まで2週間足らずです。

イエバエは、幼虫のエサとなるものに長い産卵管を刺して、卵をかためて生みます。

ニクバエの仲間は、母バエのおなかのなかで卵がかえり、いきなりウジで生まれます。このウジが人の体のなかに寄生して“ハエ蛆症”と呼ばれる病気を引き起こすことがあります。

ハエの害


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ハエは単に食べ物にたかるだけではなく、大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、腸炎菌などさまざまな病原菌を媒介します。1996年に問題となったO-157もイエバエによって媒介され、その後も被害が続いています。

・汚いところを歩き回り、足や体に付いた病原菌を運搬する。

・ハエによって人や家畜に媒介される病気は、赤痢・コレラ・チフス・ポリオ・O-157など60種以上あるといわれている。

・トイレの水洗化、ゴミ収集など、住環境の向上でハエが減少。衛生害虫としての意識が薄れ、危機意識の低下が問題になりうる。

まさにウンコにたかるハエ、
「害虫」そのものですわ。
相変わらず私にたかろうとするハエが後を絶たんようだな。全く、害虫というものは実に小賢しいものよ。
https://matome.naver.jp/odai/2149636570402815601
2017年06月02日