レアル ジダン監督 古巣ユベントスとの決勝は「必ずしもデータ通りにはならない」
攻撃のRマドリード対守備のユベントスという展望については「決勝は必ずしもデータ通りにはならない。ユベントスも我々も決勝にふさわしい。素晴らしい試合になるだろう」と予想した。
注目は3トップ「BBC」の一角を占めるウェールズ代表ベイル。4月23日のバルセロナ戦で左ふくらはぎを負傷して離脱していたが、既にチーム練習に復帰しており、ジダン監督は「出場できる準備はできている」と明言した。地元メディアではベイルが先発起用されるのか、それともベイルの離脱中に活躍したスペイン代表MFイスコがスタメンにふさわしいか議論になっているが「2人とも素晴らしい選手。どちらが先発するのかという話になっているが、今季16回も一緒にプレーしている」と同時起用の可能性も示しつつ明言を避けた。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/30/kiji/20170530s00002000313000c.html
ジダン監督が、あくまで自分たちの戦いを突き通す考えを示した。
「実際のところ我々はユーヴェに合わせてスタイルを変えはしない。彼らが堅実なチームなのは知っている。通常3バックで戦っており、ダニエウ・アウベスはピッチのどこでもプレーする自由を与えられている。どんな場合でも完璧な戦いをできるチームだ。私にとって唯一関心があるのは、自分たちに何ができるか。どうすれば相手を苦しめられるか。それだけだ」
また、ジダン監督は「22人か23人のチーム全員の中から誰が先発して誰がベンチに座るかを選ばなければならない。メンバーから外れて観客席から観戦する選手も選ばなければならない。素晴らしい1年間を過ごしてきた選手がそうなるかもしれない。それが私にとって最も難しいことだ」とコメントし、メンバー選考に頭を悩ませていることを明かした。
ジダン監督が考えているユヴェントス戦の戦い方は?「堅実なチームなのはわかっている」 – Goal.com
ジダンがレアルファンだと宣言!
レアルはジネディーヌ・ジダン監督の下、昨シーズンもUCLを制しており今回優勝を果たせば史上初の同大会連覇となる。またジダン監督は現役時代にユヴェントスでも活躍しており、古巣対戦だ。しかし同監督はレアルのDNAを持っていると公式記者会見で語った。
「私にはもう1年の契約がある。しかしそれはなんの意味もなさない。このクラブにいたいが、全てはピッチの上での結果次第だ。このクラブで仕事ができることは幸せなことだよ。それだけにしか興味はない。私はレアル・マドリードのDNAを持っている。ここがホームだし、いつも愛情のこもった言葉をみんながかけてくれる。このクラブでたくさんのことを経験してきた。選手としてはもちろん、アシスタントコーチとしてもだ。私は常にレアル・マドリードのファンなんだ。なぜならこのクラブは私の人生だからね」
ジダン監督はクラブを昨シーズンの途中から指揮しており、シーズンを通して戦うのは初だ。その分、昨シーズンよりも優勝したときの喜びは大きいはずだ。古巣相手でも動じない同監督は、レアルを連覇に導くことができるだろうか。
https://www.theworldmagazine.jp/20170531/01world/ucl/133982
ロナウドはユヴェントスのクオリティを称賛しながら、撃破に自信を見せている。
「ユヴェントスが素晴らしいチームであることは、セリエA、コッパ・イタリアの優勝で証明されている。アトレチコ・マドリーのようなチームだね」
「彼らは優れた守備を持つが、常に弱点があるし、そこを攻撃する方法を見つける必要があるね」
また、CL史上初の連覇にも意欲を見せた。
「全員が歴史を作りたいと考えているはずだ。それは特権だからね。とても難しいことはわかっているけど、僕らはマドリーで、優勝が現実的であることもわかっている」
「決勝は準決勝のアトレティコ戦に似ている。両チームとも相手のミスを活かそうとしてくる。選手やファンにとっても素晴らしい試合になると思う」
C・ロナウド、CL決勝で堅守のユヴェントス撃破に自信「弱点は常にある」 – Goal.com
S・ラモスは準決勝セカンドレグのアトレティコ戦(1-2)後、以前マドリーでプレーしたユべントスFWゴンサロ・イグアインについて、次のように話している。
「僕は昔からイグアインと素晴らしい関係を築いてきた。だけど、決勝で彼にピーナッツをプレゼントするような真似はしないよ。火花が散るような対戦になるさ」
またS・ラモスは決勝で対峙するユべントスを警戒しつつ、2季連続のCL制覇に王手をかけたマドリーの強さを誇った。
「ユべントスは素晴らしいチーム。ディフェンスはさることながら、イグアインに(パウロ)ディバラ…。勝ち続けて勢いに乗っているね。フットボールを愛する人にとって、偉大なファイナルになるだろう」
「この4年間で、3度目の決勝進出だ。その結果に満足しているよ。明日になったら、冷静にそれを評価しなければならない。それまでは11年間決勝に進めない時期があったのだから。このグループには、ハングリー精神がある」
S・ラモス、決勝で対戦するユヴェントスの点取り屋イグアインに「ピーナッツはあげない」 – Goal.com
CL決勝を前にユベントス指揮官が負傷
アッレグリ監督はチャリティーマッチに出場して右足を負傷。出場して15分後に右足太ももを痛めた。ケガの状態は深刻なものではないようで、6月3日に控えるCL決勝戦の指揮には影響がないようだ。アッレグリ監督は以下のようなコメントを残している。
「ジョークかって? 全く持って違う。とても楽しんでいたが、負傷した。筋肉を痛めたよ。何でもチャレンジできるが、年齢はどうしようもない」
CL決勝を前にユベントス指揮官が負傷「年齢はどうしようもない」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ)
サッカーのイタリア・セリエA、ユベントスのDFジョルジョ・キエリーニは8日、現在のチームは欧州チャンピオンズリーグ(CL)で準優勝に終わった2年前よりも自信があると述べた。
ユベントスは2015年、ベルリンで行われたCL決勝でバルセロナ(スペイン)に1─3で敗れた。今季CLでは敵地での準決勝第1戦でモナコ(フランス)に2─0で勝利。9日に行われるホームでの第2戦に向けて優位に立った。
キエリーニは報道陣に対し、「現在のユベントスと2年前のチームとの最大の違いは信念だ」とコメント。「決勝ではバルセロナをリスペクトしすぎたかもしれない。それがパフォーマンスに表れた」と話した。
さらに「今回は重要な場面で何をするべきか分かっている。欧州の強豪と互角に戦う自信もある。われわれには勝つために必要な実力がある」と胸を張った。
サッカー=ユベントスのキエリーニ、「2年前より自信がある」| ロイター
昨年夏にナポリからユヴェントスへと宿敵間の移籍を断行したイグアインは、その理由について「タイトルを獲得するためだ。それ以外には何もない」と述べる一方で、2006年12月から6年半にわたりプレーしたレアル・マドリードとCL決勝で対戦することに不思議な感覚を抱いていることを説明した。
「7年近く過ごしたレアル・マドリードとの決勝は、当然ながら自分にとっては特別な試合だ。サッカーの世界では予想していなかった奇妙な状況に置かれることがあり、それはまさに今の自分に当てはまる。だが、試合になればユヴェントスの勝利のために全てを捧げるだけだ」
今回の決勝では、レアル・マドリードには史上初の大会連覇が、ユヴェントスにはセリエAおよびコッパ・イタリアとの3冠がそれぞれ懸かっているが、イグアインは古巣への敬意を示しながらも優勝に自信を見せた。
古巣とのCL決勝控えるイグアイン、交流続くS・ラモスの決定力を警戒 | サッカーキング
「拮抗した難しい試合になるだろう。レアル・マドリードは偉大な監督に率いられた屈指の強豪であり、リスペクトを忘れてはならない。ここ4シーズンで3度の決勝進出という事実が、彼らの偉大さを表している。だが、僕たちも世界中からリスペクトされるチームになった。今シーズンのCLでは素晴らしい戦いを見せており、どのチームよりもタイトルにふさわしいと思っている」
イグアインは一方、退団から4年経った今でも交流が続いているレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスについて、専売特許である試合終了間際のゴールは勘弁してほしいとの希望を冗談ながら述べた。
「S・ラモスとは今でもメールを送り合う仲であり、深い友情を感じている。だが、試合ではそんなことは言っていられない。彼が90分に点を決めないことを願っているよ。それは僕らにとって最もありがたいことだからね」
古巣とのCL決勝控えるイグアイン、交流続くS・ラモスの決定力を警戒 | サッカーキング
CL決勝、ファンはイスコ先発を支持…ベイルへの支持率は1割を下回る
6月3日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、レアル・マドリード(スペイン)はユヴェントス(イタリア)と対戦する。注目のスターティングメンバーについては、負傷明けのウェールズ代表FWギャレス・ベイルよりも、スペイン代表MFイスコを支持するファンが圧倒的に多いようだ。スペイン紙『アス』が29日付で伝えている。
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス代表FWカリム・ベンゼマとともに、世界屈指の攻撃トリオ“BBC”を形成しているベイルは、4月23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節バルセロナ戦で左足ふくらはぎを負傷。以来、欠場が続いていたが、すでにチーム練習に合流しており、CL決勝でスタメン出場する可能性が浮上している。
対するイスコは、今シーズン序盤は出場機会に恵まれなかったものの、ベイルの負傷離脱後に行われた公式戦8試合中5試合で先発出場。5月10日に行われたアトレティコ・マドリードとのCL準決勝セカンドレグでは貴重なアウェイゴールを記録するなど、終盤戦になって存在感を発揮している。
CL決勝、ファンはイスコ先発を支持…ベイルへの支持率は1割を下回る | サッカーキング
すでに先発11人中10人については確定しているとみられ、ジネディーヌ・ジダン監督は「ベイルかイスコか」という難しい選択を迫られるなか、同紙は公式サイト上で緊急アンケートを実施。「イスコとベイル、どっちが決勝でプレーするべきか?」という質問をファンに投げかけた。その結果、3万以上の投票が集まり、ベイルは全体の1割に満たない8.8パーセントの得票率にとどまる一方で、イスコは91.2パーセントという得票率を獲得。イスコの先発起用を望む声が圧倒的多数を占めた。
なお、ジダン監督は30日に行われた会見で、「2人が同時にプレーしている試合も、過去にはあった」とコメント。ベイルとイスコの同時先発の可能性を示唆している。
レアル・マドリードにとっては初の連覇がかかる大一番だが、果たして、ジダン監督はどのような決断を下すのか。その采配に注目が集まる。
CL決勝、ファンはイスコ先発を支持…ベイルへの支持率は1割を下回る | サッカーキング
CL決戦の展望
C・ロナウド、ベンゼマ、ベイル、イグアイン、ディバラ、マンジュキッチら注目選手がたくさんいるが、一番の見所はユベントスが3バックでくるか、4バックでくるか。ボヌッチ、キエリーニ、バルザーリの3バックは強力だが、バルザーリを外して4バックにする可能性もある。レアル・マドリードが前線をどういう形にしてくるかで変わってくる。C・ロナウドとベンゼマの2トップが基本だが、前線にもう一枚ベイルを使う可能性もある。だがMFイスコが好調で、ジダン監督がどう判断するか。中盤はどちらも素晴らしいだけに、ここの駆け引きが面白い。情報戦でもあり、し合いを決めるポイントとなりそうだ。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/yomimono/column/mizunuma/kiji/20170529s00002370288000c.html
もうひとつ、サイドの攻防も見ものだ。ユベントスは右サイドにダニエウ・アウベスがいる。レアル・マドリードは左サイドにマルセロでマッチアップするだけに注目だ。ともに経験抱負で攻撃の起点になる選手だけにどんなプレーをするか、ここも楽しみだ。
ユベントスはGKブッフォンがCLのタイトルだけまだ取っていない。レアル・マドリードのベイルはウェールズ出身で、地元では「息子が帰ってくる」と報じられている。ジダン監督はベイルを買っているが、調子のいいイスコを使うか、結構ドライだけに読めない。さらにユベントスは前々回の決勝でバルセロナに敗れて「スペイン勢にリベンジ」という気持ちが強い。そう考えればユベントスが有利だと思う。ある選手が「ユーベの3人のDFが並ぶと、点が取れるイメージがわかない」とコメントしていたが、それほど強固だ。そのカベにレアルがどう挑むか。破ってもブッフォンがいるが、ちょっとしたすきがあれば決めるC・ロナウドがいる。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/yomimono/column/mizunuma/kiji/20170529s00002370288000c.html
まとめ
どちらにせよ、世界最高峰の戦いが待っているに違いない。
勝つのは、連覇を狙うレアルかそれとも3冠を狙うユベントスか?