43秒の沈黙が語る万感の思い…イチロー凱旋弾エピソードが熱い

満面の笑みで手を振りながらマウンドに上がると、捕手役のマリナーズ岩隈を相手に、セットポジションから首を振るしぐさもみせた。
元なでしこ川澄奈穂美が始球式「大興奮」捕手は岩隈 – ＭＬＢ : 日刊スポーツ

その後、投じた１球は岩隈のグラブにわずかに届かずショートバウンドになったが、川澄は自身のブログに「ただいま、大興奮中です」と感激した心の内を記した。
元なでしこ川澄奈穂美が始球式「大興奮」捕手は岩隈 – ＭＬＢ : 日刊スポーツ

「岩隈選手とイチロー選手にお会いすることができました」とブログに綴った。

1死走者なしでフルカウントからカーブを左方向へ転がすと、遊撃モッターのグラブをかすめてレフト前に抜けた。これが今季2安打目で、8日のメッツ戦以来14打席ぶりのヒット。
イチロー、凱旋シアトルで今季初本塁打！　古巣に「イチローコール」響く | Full-count | フルカウント　―野球・MLBの総合コラムサイト―

4点を追う6回の打席ではニゴロ。6点を追う9回の第4打席は先頭打者として大きな拍手の中で迎えられ、「イチローコール」も起こる中で右腕マーシャルの初球をフルスイング。右中間へのソロ本塁打となった。
イチロー、凱旋シアトルで今季初本塁打！　古巣に「イチローコール」響く | Full-count | フルカウント　―野球・MLBの総合コラムサイト―

01年から12年途中までプレーしたかつての本拠地は大歓声に包まれ、「イチローコール」が沸き起こる。イチローはゆっくりとダイヤモンドを一周すると、穏やかな笑みを浮かべながらダグアウトへ。迎え入れたチームメートも全員が笑みを浮かべていた。
【MLB】イチロー凱旋弾、マリナーズ戦本塁打は初　称賛続々「ロマンチック」「君は男」 （Full-Count） – Yahoo!ニュース

ソロ弾の瞬間、実況のウォルツ氏も「イチローがライトに打った。深い。これは…入った！　彼がかっ飛ばした！　イチローがホーマーだ！」と絶叫。しかし、テンションの高いマシンガントークで有名な同氏と、ホランズワース氏はイチローが二塁を回ったあたりで突然、沈黙した。
“43秒の沈黙”が生んだ感動　イチロー凱旋弾に米実況＆解説が粋な計らい | Full-count | フルカウント　―野球・MLBの総合コラムサイト―

エイミーさんはイチメーターを再びアップデート。ダイヤモンドを颯爽と一周した背番号51を見届けた後、日米通算安打数のカウントを「4311」にまで上げるマーリンズのユニフォーム姿のエイミーさんを、マイアミでテレビ中継する「FOXスポーツ・フロリダ」のカメラも克明に捉えていた。
イチローとエイミーさんの心温まる交流 「イチメーター」は4311に – ライブドアニュース

その間、実況と解説は一切、言葉を挟まなかった。異例の43秒間の沈黙とともにその情景を克明に映し出すことで、イチローの凱旋弾という最上級の“ドラマ”はさらなる感動を呼んだ。
“43秒の沈黙”が生んだ感動　イチロー凱旋弾に米実況＆解説が粋な計らい | Full-count | フルカウント　―野球・MLBの総合コラムサイト―

ゴードンが打席に立つと、ウォルツ氏は「何てドラマチックなんだ。ワオ」と吐き出し、ようやく沈黙を破った。
“43秒の沈黙”が生んだ感動　イチロー凱旋弾に米実況＆解説が粋な計らい | Full-count | フルカウント　―野球・MLBの総合コラムサイト―

「対戦相手のホームランを見るのは嫌なものなんだ。でも、あの瞬間は本当に特別だったよ。身震いしたよ。間違いなく、彼との対戦でもホームランは打ってほしくなかったけれど、彼がセーフコで本当に打ってしまった時には、ここで彼が成し遂げたことを考えると、完璧にスペシャルな野球の瞬間だったよ。この1試合とは比べものにならないぐらいに大きなものなんだ」
イチローの凱旋弾に対戦相手の元同僚も脱帽「本当に特別だった」 – ライブドアニュース

マリナーズの生え抜きで2011年にメジャーデビューを果たしたマリナーズのカイル・シーガー内野手

「なんていう瞬間だ。私は5回も繰り返して見ている。素晴らしいプレーだった。シアトルではあなたは常に歓迎されている」
「極めて少ない選手だけがゲームを超越できる。イチローはその一人だ」などと書き込んだ。
イチローにシアトルのファンが感動「また、戻ってきたいと思う」 – ライブドアニュース

ファンから感動の投稿が寄せられた

「印象に残るわね、これは。（本塁打は）イメージはあるじゃないですか。ただそれが実現するかどうかは別の話。そうなったら、そりゃいいよなあ、でもなかなか難しいよなということでしょう」。
イチロー１号　凱旋最終打席で１発を狙った理由 – ＭＬＢ : 日刊スポーツ

－打った瞬間は

イチ「いや、詰まっているからね。越えたとは思ったんだけど、外野手をね。でも、あの感じでここでホームランを打ったことはないんで。マイアミの球場はでかいから、あれでもここだと入るんだという感じで。ヤンキースタジアムでやっていたら、こういうのあり得ないけど、３年目でマイアミでやっているから、あれがホームランになるということだと思いますね」
イチロー、松井抜いた761打点「あ、そうだあ」 – ＭＬＢ : 日刊スポーツ

－ここでやるのはひょっとして最後との思いは

イチ「そういう気持ちは全然なかったですね。今回は最後の打席という思いで、最後打席に立ちましたけど、これがひょっとしてここで最後という考え方は全くなかったです」
イチロー、松井抜いた761打点「あ、そうだあ」 – ＭＬＢ : 日刊スポーツ