【閲覧注意】 死ぬほど洒落にならない百物語 『第捌夜』

ANKOU
洒落にならない怖い話を「百物語」と銘打って紹介していきます。                         一気に百話も紹介すると多すぎるので10話づつを一まとめにしていきたいと思います。

【収録話】


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065208982403
①.沖合い○kmの場所には行くな
②.皮剥ぎあきちゃん
③.オコロビサン
④.古本買取出張で訪れたボロ屋
⑤.暗示
⑥.ゲシュタルト崩壊
⑦.キャッシャ
⑧.背負ってるんですか?
⑨.待っテテネ。12月24日に会いにイクネ。
⑩.温泉旅館

『沖合い○kmの場所には行くな』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065208988803

一昨年の夏に海釣りに出掛けた。

その頃船舶免許取りたての俺は親戚から船を借りて行った。

朝の6時頃一人で出発した俺は早速沖合に出掛ける。

出発時は”快晴”そのものだった。

免許取得前までは船宿のお世話になっていたのである程度の漁場は知っていた。

行くと知ってる船宿の船長と会った。

普通に会話した後最後に

「○○岬の沖合○kmの場所は行くな。」

と言われた。確かに数年船宿に通い続けてたが

その漁場は行った事が無かった。

俺は言われた通り近くに行かない様にしていた。

暫く一人で釣りをしていると、天気が悪くなり暗くなってきた。

勿論そんな事は海なら日常茶飯事に起きる事だから気にも留めて居ないはず

なのだがその日は暗いと言うより”紫色”に近い感じだった。

そして突然の大雨に・・・

帰港しようと思いGPSで位置を確認しようとすると

居る位置とは全く違う場所で認識していた。

その場所は知り合いの船長から行くなと言われた場所だった。

実際その場所からは10km以上離れた場所に居たはずなので

流されるとしても考えられない。

目標物を見つけて無線で位置確認しようとすると

無線も電源が入らず使えない状況となった。

船室であれこれやっていると、雨は止んだ。

しかし周辺は”紫色”のままであった。

外を見てみるとゴミが沢山浮いていた・・・

しかし凝視してみるとゴミでは無い

人の頭部のみ水面上に出て長いと思われる髪の毛がユラユラと漂っていた。

ヤバイ!と思った俺はすぐに船を動かした。

すると前方に行く先を阻む様に女が水面で立っていた。

電源が入っていない無線から「オマエハカエサナイ・・・オマエハココデシンデイケ」

とまるでテレビで見る様な声が入ってきた。

俺はエンジンを掛けて船先が上がる位の急発進をして

その場を逃げる事が出来た。少し経つとまた天気は快晴になった。

GPSも無線も普通に作動している。

帰った後知り合いの船長の所でその話しをした。

「やっぱり・・・俺もこの辺の漁師も必ず経験してる事なんだよ」

その日は一日中天気は良かったそうです。

それっきり船を出してもその様な事は全く起きなくなったのですが

今でも時々その女の霊が夢の中に出て来ます。

俺の足を掴み海の中に引き込もうとする夢を。

そしてその夢を見た次の日は必ず足首にアザが付いてます・・・

『皮剥ぎあきちゃん』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308988903

俺が小学生の時、読者投稿型のホラー漫画で皮剥ぎあきちゃんと
いう話があった。簡単に内容を説明すると、

あきちゃんという名前の女の子が顔の出来物のせいでいじめられて、
出来物をとろうとカッターで自分の顔の皮を剥いで死んでしまう。
この話を聞いた人のもとにはあきちゃんが皮をはぎに現れるというよくあるパターンの話。

この話を読んだ何日か後、俺は祖母が看護師をしている病院のエントランスで
祖母の仕事が終わるのを待っていると、一人の女の子が俺に向かって歩いてきた。
たぶん7歳ぐらいの女の子で顔や腕が傷だらけ。

俺の前で止まると俺を見ながら持ってたカッターで自分の腕を切り始めた。
俺が叫び声をあげるとすぐに看護婦さんが飛んできてその女の子を連れて言った。
祖母に聞くと自傷癖のある女の子らしい。
さすがにあきちゃんという名前ではなかったがびっくりした。

もう一つこの漫画の話で身近に起こったことがある。
この漫画の最後にのっている話で有名なねずみの編みぐるみの話。

ある女の子がミッ●ーマ●スの編みぐるみをもらう。
女の子は大切にするが、成長するとともにその編みぐるみに興味をなくして
邪魔になり部屋に吊るす。
編みぐるみは吊るされて頭の部分がとんがってしまう。
すると女の子の頭に激痛が走りたんこぶができたように頭がとんがってしまう。
ふと見るとその編みぐるみの右足がねじれていた。
何日か後、女の子は右足を骨折してしまう。

父親はその編みぐるみを不気味がり捨ててしまうが、その日以来父親の体調が悪くなってしまう。
この編みぐるみを見つけた人は、きちんと供養をしてくださいお願いします。
細かいところは忘れたがだいたいこんな話。

ある日、友達の家へ泊まることになり友だちの部屋でゲームをしていて
ふとタンスの上を見るとミッ●ーマ●スの編みぐるみが置いてあった。
古い編みぐるみで、よく見ると頭がとんがっていて右足がねじれていた。

友達にあの漫画の話をすると友達は不気味がり、
夕食時に父親に相談したが笑って相手にしなかった。
友達は自分の部屋に置いておくのは嫌だといい父親にその編みぐるみを渡すと
父親は「こんなぬいぐるみの何が怖いんだ。」
といいながら胸にパンチをしたり肘打ちをかましたりした。
お酒が入って調子乗りになっている。

それから半年後くらいにその父親は建築現場で足を滑らせ胸をうってなくなった。
あの編みぐるみがどうなったのかはわからない。

偶然といえば偶然なんだろうけど、あの漫画には他にどんな話があったかな?
もしかしたら他の話も身近に起きてるかもしれない。

『オコロビサン』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308989003

風習ではないけど、家の近所に「オコロビサン」って呼ばれる地蔵?がある

帰宅の途中でオコロビサンの頭を叩くと必ず転ぶ、という噂があり
俺も子供の頃、試しに叩いてみたら何者からか後ろから突き飛ばされて見事に転んだ

それから暫くは怖くて頭を叩くことはしなかったが、
中学生になって「あれはただの偶然だった」などと考え始めた頃、
自転車に乗って帰宅する途中にオコロビサンの頭を叩いたらどうなるか、
とあらぬ好奇心にかられ頭を叩いてみた

まぁ案の定というか、途中で自転車の前輪が壊れ転倒し骨折の大ケガをした

車に乗って頭を叩いたらどうなるんだろうと思うが叩く勇気はない

『古本買取出張で訪れたボロ屋』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308989103

僕は昔、某有名な古本屋でバイトしていました。

といっても店内で働くことはあまりなく、古本買取出張の依頼を受けてお客さんの家に伺い、
古本を買い取るのが僕の主な仕事でした。

ある日一軒の買取の電話が店に入りました。

そこは店からだいたい車で20分ほど南に行ったある一軒家で、
僕は翌日そこへ伺う事になりました。

翌日、もう一人の買取担当のF君とワゴンカーでその家に向かいました。

でも、教えられた住所へ行って見ても中々お客さんの家が見つかりません。

何度確認しても、教えられた場所には空家があるだけでした。

仕方ないのでその空家の向かいにある駐車場にワゴンを止めて、
僕一人でその空家を見に行きました。

その空家は横に長い造りのの建物で、1階は何か店のような作りをしてたましたが、
シャッターが閉まってて中は解かりませんでした。

そこには外から二階に行く階段がありました。

でも階段は分厚い板で仕切られててそこから上には行け無い様になってます。

周りも草がぼうぼうで伸びっぱなし。

二階の窓から見える中の様子も何だか荒れてる様で、
内心「帰ろうかな・・・。」と思いました。

「まいったな・・・・ こんなとこ絶対に人住んでないぞ・・・」

内心そう思いながらも、
とりあえずその家の隣にあるクリーニング屋に聞いて見る事にしました。

「すいません、この住所って隣の家であってます?」
と、クリーニング屋のおばちゃんに聞いてみると・・・

「あ~この住所はここから斜向かいの○○さんの家だね。」

「え、隣じゃなんですか?」

「何言ってんの、隣はずっと前から空家だよ。」

「あ、やっぱりそうですか。」

「そうよ。隣は1年前ぐらいから誰も住んでないわよ。 二階にも上がれないでしょ?」

とりあえず、住所の間違いも解かりほっとした僕は、F君のいるワゴンカーへと戻り、
ドアを空けて中で待っているF君に事情を説明しました。

「だからね、間違いだったんだって。ほんとはここじゃなくて斜向かいの・・・
あの家が○○さんの家だってさ」

ところが彼は僕の説明を不思議そうな顔で聞いてるだけでした。

僕はどうして彼がそんな顔をするのか解からず、少し怖くなりました。

そして彼はとんでもない事を言い始めました。

「え、何言ってるの?お客の家ってそこのボロ家のことでしょ?」

「違うよ!ここから斜向かいのあそこの家だってよ。」

「はぁ?そんなはずないよ、だってお客さん待ってるよ?」

僕はこいつ何言ってんだ?と思いましたが黙っていました。

何か、すごく嫌な感じがしたので。

「なんであそこがお客の家なの?空家だよ?」

「だってさぁ、俺ずっとあの家見てたけどさっきからおじいさんが
二階の窓から俺達を見てたんだよ?カーテン越しにず~っと!!」

僕はそれを聞いて急いでエンジンをかけようとしました。

「馬鹿おめぇやべぇぞ!!あそこは二階には上がれねぇんだよ!!」

僕はもう怖くてセルも上手く回らないほど焦っていました。

でもそいつは
「何してんの?居たんだって。早く行こうよ。」
と僕を誘います。

もう怖くて怖くて急いでそこから離れ、斜向かいのお客さんの家に飛び込みました。

その間もF君は
「ホントに俺らの事見てたんだって。あそこ人住んでんだよ。」
と繰り返してました。

僕は何も聞こえないフリをして仕事を終えるとすぐに店に帰りました。

未だにあの空家に居た、そのじいさんというのが誰だったのか解かりません。

『暗示』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308989203

俺の従兄弟が中学生の頃のはなし。

従兄弟は幼い時に母親を亡くし、ばあちゃんと二人で暮らしていた。

ばあちゃんはとても心配症で、いたずらばかりしてた従兄弟にうるさく小言を言っていた。

そんなばあちゃんに従兄弟は反抗的だった。

俺が小学生の頃、夏休みにはいつも従兄弟の家に遊びに行っていた。

俺に煙草を教えたり、エロい話しなどしてくれて、刺激的で楽しく、
遊びに行くのがいつも楽しみだった。

そんなある日、従兄弟はバイクをパクったと言ってはしゃいでいた。

夏休みで遊びに来ていた俺は驚いた。

ばあちゃんは仏壇に向かって、いつもの様に題目?をあげていた。

従兄弟はパクったバイクを近くの公園に隠したらしい。

そして友だちとそれを乗りまわそうとしていた。

俺にも一緒についてこいと言っていた。

胸がドキドキした。

これから悪い事しようとしてると思うと興奮してきた。

従兄弟は鏡に向かい髪型をセットしていた。ばあちゃんは飯の支度をしていた。

ちょっと出かけてくると言うと、ばあちゃんは驚いた顔でどこいくの!?と言った。

日も暮れかかっていた。従兄弟は何とか言いくるめようと適当に話をつけ、
居間を出ようとしたその時、テーブルに置いてあった鏡がなにげなくパタンと落ちた。

見ると真ん中あたりからまっぷたつに割れていた。

きっと行ってはいけないという暗示だったんだろうと思う。

そう思いたかった。

結局、俺と従兄弟はその日公園には行かなかった。

しかし待ちくたびれた従兄弟の友だちは一人でバイクに乗り、川沿いの土手から落ちて....。

まあ怪我ですんだらしいですけど、従兄弟のともだちは、、、、。

それ以来、従兄弟のMはばあちゃん怖えー、絶対うそつけねーっと言っていました。

『ゲシュタルト崩壊』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308989303

家に姿見のような大きめの鏡がある方は一度試して貰いたい

鏡に映った自分を見ながら 『 お前は誰だ 』 と言ってみてください

いえ、お化けとか幽霊だとかそういう類のモノでは無いんです

鏡に映った自分の眼を見ながら 『 お前は誰だ 』 と言ってみてください

何か不安感というか、奇妙な感覚に囚われるかと思います

大戦中 ナチスがユダヤ人に行なった実験に人格をコントロールするという名目で
一日数回 被験者を鏡の前に立たせて、
鏡の向こうの自分に話し掛けさせ(例えば『お前は誰だ』とか言わせ)
精神の変化を観察記録していったそうな。

実験開始後10日間経過したころには異変がみられ始めた。
判断力が鈍り物事が正確に把握できなくなり、
そして3ヶ月経った頃にはすっかり自我崩壊し「自分が誰だか分からなく」なって
狂ってしまった。

..というのを以前軍板で見たんですが

当事、好奇心旺盛だった友人(以下 )と僕は
「ウソくせー 試しにやってみようぜ」という事になった

その日、自宅の姿見の自分に向かって「お前は~」とやってみた

夜中、閉めきった部屋だったので不気味極まりないのですが
テンション上がってたので怖くは無かったです。

しかしすぐに 気分が悪くなり 吐き気を催し
(僕の顔がキモかったからでは無いです)
やっぱヤバいなと思って私はやめた。

次の日
友人Aに 怖くてちょっとしか出来なかった旨を言うと
「うわ、ダッセー あんなもん怖くもなんもねぇよ」と子馬鹿にされました。
そして二人の間でこの話題はここで終わったのです。

しばらく経って鏡の話など忘れてしまった頃、Aがしばしば学校を休むようになった。
登校している時に 何かあったのかと聞いてみたが「ん.. 何でもない」と、
どこか上の空のような感じでした。

それから数日後
夜中 急にAから電話がかかってきた。そして受話するや否やいきなりAが

『俺って オレだよな? 俺って、相田XXX(Aの本名) だよな?』
と変な事を聞いてきた

『な?な?』って 今にも泣きそうな声で聞いてきた

僕が「何おかしな事言ってんだよ、お前は相田XXXだろ」と答えてやると

『そっか...そう だよな。』
とAは少し落ち着いた様子でこう続けた

『実はさ、あの後も 何度か鏡に向かってやってたんだ。
いや、別にナルシストなわけじゃないんだけども鏡の自分に話し掛けてると
不思議と気分が良かったんだ』

『何かどんどん自分が自分じゃ無くなっていく感覚が気持ちいいんだ』

おいおいヤバいだろそれは...
私はすぐに止めるようにAに言ったのですが、

『いいんだ、 いや、大丈夫だから、これでいいんだ だいじょうぶ、いや コレで良いんだ』
と壊れたオーディオみたいに繰り返し、私が「おい!」と言った瞬間電話を切ってしまった。

心配になってもう一度電話をかけてみたがなかなか出ない。
12回コールしたところでやっと出たAは一言こう言った。

『 お前.. 誰だ? 』

すぐに断線し それから二度と電話は繋がらなかった。
そしてAは全く学校に姿を見せなくなった

後日
全く連絡のつかないのを不安に思ったAの親がAの下宿先に行ったんだがAの奴
すっかり頭が狂ってて、親の顔も認識できなくなってて唖然とする両親を
尻目にヘラヘラ笑いながら洗面所の鏡に向かってずっと話し掛けてたそうな

勿論、鏡に映った自分とである。

その後Aは実家に連れ戻され地方の病院に入院したので詳しいことは分かりませんが
人づてに聞いた話によると 今では精神状態も大分良くなったそうな。

ただ、Aの病室には自分が映る鏡や鏡面の金属製の物は一切置いてないのだと

私もまさか、短時間であんなにおかしくなるのとは思わなかったんですが

件の鏡の実験には続きがあって
ある被験者を普通の鏡だけでなく合わせ鏡で行なったところ、
通常の倍の速度で精神に変調が見られたそうだ。

そう、Aの洗面所の鏡は三面鏡だったんです

家に姿見のような大きめの鏡がある方は一度試して貰いたい
鏡に映った自分の眼を見ながら 『 お前は誰だ 』 と言ってみてください
何か不安感というか、奇妙な感覚に囚われるかと思います。
暗示にかかりやすい人は お手軽かつ、簡単に狂うことができるので
絶対に継続してやらないで下さいね。

最近顔を洗って鏡を見たら知らない女が映ってて驚いたが、
よく見たら自分の顔だったって事が良くあるんです。

私って私ですよね?

『キャッシャ』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308989403

俺の実家の小さな村では,女が死んだとき,お葬式の晩は村の男を10人集め,
酒盛りをしながらろうそくや線香を絶やさず燃やし続けるという風習がある.
ろうそくには決まった形があり,仏像を崩した?ような
形をその年の番に抜擢された男のうち最も若い者が彫る.

また,家の水場や窓には様々な魔除けの品を飾り,それらが外れないよう見張る.
また,番人以外はその夜,たとえ家人であっても家の中に入ってはいけない.
他にもいくつか細かい決まりがあるのだが,
これらは,キャッシャと呼ばれる魔物から遺体を守るために代々受け継がれている風習だった.

16になった俺が初めてその夜番に参加した時のこと.
近所の新妻が若くして亡くなった.
ろうそくを昼間のうちにじいちゃんに教えられたとおり彫りあげ,
夜更けには火を灯し,宴会に入った.

メンバーは若い者から中年,年寄りまで様々で,
俺以外は夜番を経験しているものばかりだった
うちの家族からは俺と5つ上の兄貴が参加した.
宴会は粛々と進み,(というか年寄り以外は番に対してやる気なし)

ガキの俺からしても,どう見ても気まずい雰囲気のまま時間だけが過ぎた.
俺は酒を飲ませてもらえなかったため,ジュースでしのいでいたが,
さすがに1時をまわったころ,眠気には勝てず,洗面所に顔を洗いに行った.
ふと見ると,洗面所に二か所あるうちの小さく目立たない方の窓に飾った魔除けが傾いていた.

すべての窓の魔除けは1時間に一回,兄貴を含む若い者が見回っていたのだが,
おそらく面倒で途中から厳密な確認を怠っていたのだろう.
本来ならば,見つけた瞬間年寄りに報告し,飾り直さなければいけないところ,
面倒になり,自分でまっすぐに直して放っておくことにした.
それが原因で兄貴らが爺さん達に叱られるのも見たくないという思いもあった.

席に戻ると間もなく,ものすごい音で玄関を叩く音が聞こえた.
驚き,数人で玄関へ向かうと,隣家のおじさんが血相を変えてまくし立てた.

「キャッシャがでたぞ!おれの家の屋根から塀づたいにこの家に入っていったぞ!」
一瞬なにを言ってるんだ,とあきれたが,
爺さんたちや中年たちは真っ赤になって,
見回りを怠っていた兄貴たちを怒鳴り付け,あわてて家中の確認にむかった.

玄関先に残ったのは俺と俺の先輩と兄貴の三人.
隣のおじさんはさも当然のように家に上がろうとしたが,
兄貴が決まりを破るわけにはいかないと止めた.

おじさんは「そんなこと言ってる場合じゃないだろう!
はやく魔除けを直すんだ!入れなさい!」と怒りだした.

兄貴や先輩がなだめるもおじさんは聞く耳持たず,
次第に入れろおおおおおお!とかうああああああ!とか奇声を発するようになった.
しかし,身体は直立不動のままで,顔だけしかめながら怒鳴っている.

視線がうつろで,どこを見ているのかわからない.
魔除けのことのうしろめたさもあり,これ以上決まりを破るわけにはいかない,
と俺達全員考えていたと思う.
とにかく凄い声で怒鳴り続けるおじさんをなだめた.

時間にして10分くらいだろうか,おじさんは大きくため息をつき,もういい,
と言い,戸を閉めて去って行った.

ほぼそれと同時に爺さんが戻り,水場の魔除けの向きが変わっていた,
と俺達を叱りつけた.
みなが集まったところで,隣人のおじさんの話をすると,
全員顔面蒼白になり,だれともなく,
「キャッシャだ,キャッシャがでた,,,」とつぶやいた.

その晩は明け方まで酒をやめ,総出で厳重な見張りを続け,
その後は何事もなく夜明けを迎えた.
俺ははっきり言って生きた心地がしなかった.

後日のこと
隣家のおじさんはその夜,突如風邪を引いて寝込んでしまい,
奥さんが夜遅くまで看病していたとのこと
問題の時刻に奥さんはまだ看病を続けており,
おじさんは確かに布団に横になっていた.外には一歩も出ていないとのこと.

魔除けには厳密な飾り方があり,その作法も教わったはずなのに
俺はろくに聞いていなかったようだった.

言い伝えでは,火や魔除けに不備があるとキャッシャが家に入りこみ,
死体(というか魂?のようなニュアンスなのか?)を盗みにくる.
死体を盗まれた家はもう栄えることはないらしい.
キャッシャと仲良くなってはいけない,
キャッシャに気に入られると,自分が死んだとき必ず家に来るとか

番に参加した爺さんには,
最後にキャッシャが出たのはもう何十年も前のことだったとか,
その爺さんの父親が若いころ見たらしい.
お前らの世代がそのような体たらくでは村が滅びるぞ,
とこっぴどく叱られた.

俺の身の周りでおきた唯一の恐怖体験です

『背負ってるんですか?』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308989503

俺は三年だから部活は引退したんだけど内定決まって一段落付いたし、
バスケヤりたいなぁと思って昨日ひさしぶりに部活に顔出したわけよ
んまぁ部活中は楽しかった訳よ久しぶりに後輩ともバスケ出来てさ、
んで部活が終わったら体育館の片付けするんだけど

久しぶりだし片づけまで手伝うかって思って手伝ってたんだけど
最後に体育館の二階?みたいなとこあるじゃん?そこの窓閉めなきゃなんないんだけど
その二階に登るときにちょっとした用具倉庫みたいなとこ通らなきゃならないのね

んで閉めに行こうと思って用具倉庫に入ったらさ小さな女の子みたいな
チラッと通る影が見えたわけ
その日は男子バスケ以外に女子バド部と女子バスケと一緒だったから
「あ、女子が残ってんのかなー」って程度にしか思わなくて
用具倉庫に入っても誰も居なかったから見間違いかーって思って
二階に登って窓閉めてたわけんで、
窓閉めてたら向かいの方から閉めてた後輩が「○○さんなにやってんすかーww」
って言ってきたから
俺は意味が分かんなくて「なにがー?」って返したらさ、
後輩が「○○ちゃん背負ってるんですかー?ww」

もうさビックリ
急に言われて意味が分かんなかったけどそれ言われた瞬間急に体が重くなってんの
全身鳥肌立つわ動けなくなるわで足がふるえるしなんかささやきみたいなの聞こえるし
なんて言ってるかは聞き取れなかったけど

んでヤバイヤバイって思ってたら周りの音が急になにも聞こえなくなった
さすがにこのままだったら死ぬんじゃないか連れてかれるんじゃないかと思って
勇気振り絞って二階から一階まで飛び降りた
その飛び降りる瞬間に髪と腕を掴まれてんのが分かってめちゃくちゃ怖かった、
あと飛び降りようと振り向いた時に横目で黒いのが見えた
それで飛び降りてからは体育館の玄関まで猛ダッシュ、
その玄関に女バスの子たちが見えて滅茶苦茶安心したの覚えてる

それでその女バスの子たちがたまってるとこに人生初めてのヘットスライディング
「○○さんなにやってるんですかw」って笑われたけどヤバイヤバイヤバイヤバイしか
言ってなかったと思う
んでとにかく早く帰らなきゃと思って

部室に着替えに行ったら一緒に部活に来てた友達が後輩とトランプやってたから
早く着替えて帰ろうって言って着替えようとしてシャツ脱いだら
胸んとこにVネックみたいなあざ出来てんのなんだコレって思ったら腕なんだよね
よく見たら足首にも掴まれたみたいな手形ができてんの

もう気持ち悪くてさ着替えてさっさと友達連れて体育館から
でて学校の近くにあるスーパーで落ち着こうと思ってとにかく明るい場所で
落ち着きたかったからスーパーに行って迎え呼ぼうと思って迎え呼んだんだけど
その待ってる間に足見てみたら手のあざが消えてんの
なんなのこれ、もう今はなんも変わったこと無いけど

今思い出すと夢だったのかと思うくらい不思議な感覚

『待っテテネ。12月24日に会いにイクネ。』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308989603

この話は十年くらい前に、私に実際に起こった話です。

私はその頃プログラマーの仕事をしていまして、
忙しくなるとほとんど仕事場に缶詰状態で外に出れなくなる日が続いたのです。

当時私にはつき合っていた彼女がいたのですが、缶詰の間は彼女とも全く連絡が取れなくて、
ある日そのことで彼女と大喧嘩してしまいました。

結局その喧嘩は、二人が当時流行りだしていた携帯電話を持つことで決着しました。

とはいえ、また次の日から大仕事で1ヶ月ほど缶詰になることが確定していたので、
私と彼女はすぐに携帯電話を買いに行き、お互い番号とメルアドを交換しました。

翌日、(悲しいことに)予定通り缶詰状態に入りました

日に日に体調が悪くなっていったんですが、缶詰状態では特に珍しいことでもないですし、

携帯電話を使って彼女とメールをするのが心の安らぎにもなって、
なんとか仕事をこなしていきました。

その頃は確か12月の初め頃だったのですが、
「待っテテネ。12月24日に会いにイクネ。」という内容のメールをよくもらっていました。

そして12月23日、仕事も締め切りの日になり、みんなピリピリしていました。

しかし、しばらくすると、急に外が騒がしくなりはじめました。

どうやら誰かの彼女が強引に会いにきたらしいのです。

なにやら長い間問答しているようで、
(おいおい、騒がしいな。誰の女だよ・・・)などと思っていると、なんと私の彼女。

慌てて会いにいくと、なにやら興奮した勢いで私をまくし立ててきます。

なんとか落ち着かせ、
よく話を聞いてみると彼女は泣きながら次のような内容のこと言いました。

「翌日から缶詰になってもいいように携帯を買ったのに、何度メールを送っても返信がこない。
でもそれは、忙しいからしかたないと思って我慢してたけど、
一昨日くらい前から、電話すると女が出て、笑いながら全く話のかみ合わないことを言う。
挙句の果てには、今日電話をしたら「あの人はもらったわ」と言って笑い声を上げて切れる。
これはただ事ではないと思って、押しかけてきた」との事。

私は彼女が何を言っているのか分からなくて、すぐに仕事場の電話を使い、
自分の携帯にかけると、

「・・・この電話番号は、現在使われておりません・・・」

まさかとおもい、自分のメルアドにメールを送ってみても、
あて先不明のメールが帰ってきます。

あの時は本当にゾッとして、鳥肌が立ちました。

その日は無理を頼み込んで自宅に帰してもらいました。

しかし一体私はこの数週間、誰とメールをしていたんでしょう・・・。

そして、24日に会いにくるとしきりに言っていたメール相手。

もし、私の彼女が強引に来て事実を教えてくれなければ、
私は一体どうなっていたのでしょう・・・。

みなさんも、携帯電話の相手には気をつけてください。

今貴方と電話をしている相手は、本当に貴方が知っている相手デスカ?それとも・・・

『温泉旅館』


https://matome.naver.jp/odai/2149026143803752901/2149027065308989703

それは3年くらい前に、友人2人と「たまには温泉でのんびりしたいよね」
の一言からはじまりました。

「どうせなら、観光地よりもひなびた感じの落ち着いたところのほうが いいな。」

「ガイドブックにのってるとこはどうもね、人も多いし。」

皆それぞれ好きなことを言いながら、「あーでもない」「こーでもない」と やっていた末に、
道南のとある温泉旅館に決定しました。

出発の朝は快晴だったそうです。全員が各自の荷物を持って集合しました。

その温泉迄約4時間。途中コンビニによったり、ガソリンスタンドで給油したり、
たのしいドライブでした。

その旅館につくまでは、、、

チェックインをしたのは午後3時位でした。

それまで快晴だった空も、いつのまにか雲がたちこみだし、今にも雨がふりそうな気配です。

しようがないのでとりあえず「部屋にいって休もう!」という皆の意見に従い
部屋に案内してもらって、その部屋の戸をあけたとたん、「ざわっ」としたそうです。

いきなり気温が下がったような感じ。

「自分一人だったら部屋を変えてくれと言うけれど、みんなを怖がらせたくないから。」
だまっていました。

その部屋でテーブルでお茶を飲みながら話をしている時にも
後ろからの”視線 ”を感じていたそうです。

ほかの2人は「暑い!」といっていましたが、姉は寒くてたまらなかったそうです。

嫌な視線を感じながらも、他の2人と「あの**先生はだめだよ。」とか
「最近、婦長さんがどーしたこーした。」など職場での愚痴やうわさ話に
花をさかせておりました。

話をしている間にも、その”視線 ”がだんだん強くなって行くのを感じながら、、、

「ふっ」と気を抜いた途端にきたそうです。両肩に「ズシリ」と、
姉が言うには、霊にもいろいろ種類があって

「寂しいから自分に気がついて欲しい」
「自分が死んでいる事を知らないで、生前と同じにふるまっている」

等の霊はまだ良いそうです。

たちの悪いのが

「自分が苦しんでいるのだからおまえも苦しめ!」

といった類いの霊だそうです。(うーん人間と一緒だ)

姉の両肩にのってきたのは「後者」でした。

「うわ、これはまずいな。」

とりあえず、いつも常備している荒塩を両肩に振りかけました
(備えあれば憂いなしともいいますし、、、)

友人2人は姉が”見えてしまう人 ”と言うことを知ってますから、
塩を取り出した時点で気がつきました。

友人A「なんか来た?」

姉「うん、さっきから後ろにいる。今私の肩つかんでる。」

友人B「やばいやつ?」

姉「かなりやばいかな。」

友人A,B「どうしたらいい?部屋変えてもらおうか。」

姉「部屋変えても多分ついて来ると思う。」

姉「私の後ろの壁、なにかある?」

友人「絵、風景画。」

姉「悪いけど、裏を見てくれる?」

友人2人びびりました。

「大丈夫だから、見て!」と姉。

友人2人、おそるおそる絵をめくってみました。

その絵の裏には御札が貼ってありました。

友人2人パニック状態!

姉もさっさと逃げたかったそうですが、でもこのままにするわけにもいかず、

「ね、線香買ってきて、それとお供えになるお菓子とか果物。」

と友人に頼みました。

1人になった姉は、 じっとしていました。
下手に話し掛けたりすると、この手の霊は図に乗って悪さをするのだそうです

でも、

「せっかく休みを取って、温泉に来て。しかもまだ温泉にも入っていない。」

事に気がついた姉は無性に腹が立って来ました。(姉、短気です)

「でも相手をしたら、やばいよな~。この男」

霊にも男女があるそうです。

そうこうしている内に、友人2人線香とお菓子、
それとなぜかろうそくをかかえて帰って来ました。(コンビニは便利だね!)

友人A,B「大丈夫だった?買って来たよ!」

姉「じゃあ、線香を焚いて。それと床の間にお供えをしてくれる。」

部屋に線香の煙がたちこみ出したころ、姉の両肩が「すうっ」と軽くなりました。

「今すぐ、荷物をまとめて出る準備をして。それと私の荷物もお願い、今動けない。」

姉は見ていました。

後ろに居た男の霊が部屋のなかをぐるぐるまわりはじめた事を、
その男の着ている背広は襟が広い今ではだれも着ないような古いスタイルだという事も。

その男は、首をうなだれながら部屋の中を歩き回っています。

姉「これは、やばすぎだな。」

その男は、引っ張る霊だったそうです。

引っ張る→生きてる人間を取り込む、というか自分と同じ目にあわせたいと思っている霊?
精神状態によっては”同化 ”する事もあるそうです。

友人がロウソクに火を付けて床の間に備えました。

そのロウソクの火は「まんまる」な形をしています。

中学生の頃、姉は

「映画とかで、幽霊が出る時には、ろうそくほ火がゆらゆらしたりするけど、
本当は違うんだよ。」

と言っていたのを思い出します。

男も歩き回る事に飽きたのか、床の間のお供えに気を取られたのか、
床の間の前にじっと立ってます。

姉「この部屋出よう、今すぐ!」

反対する人いません。

フロントでチェックアウトして、車に乗り込み今朝来た道を戻りながら、、、

「なんだったの?」

姉「よくわかんないけど、あの部屋は集まるところみたい、でもほんとーにやばかったよ!」

全員、残りの有給休暇は自宅ですごしたそうです。

おしまい。

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2017年08月01日