「発達障害]「空気が読めない」のは本人もつらいどうすれば人は変わる

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発達障害を持つ人には、適切な支援が必要です。
適切に対処しなければ悪影響を及ぼし、症状が悪くなったり、二次障害を引き起こしたりしてしまいます。
二次障害には、周囲からの誤解や不適切な対応による、自信の喪失、不登校、ひきこもり、うつ状態などがあります。

二次障害は、周囲の対応や環境によって生じる後天的な障害です。二次障害は、周囲の理解と適切な支援がなければ防げないのです。

人は変われる

ADHD(注意欠陥・多動性障害)/ADD(注意欠陥障害)は脳にクセがあり、その独特のクセが日常の困難を引き起こしています。まずは自分の弱点を知ることが克服への第一歩となります。自分にとって何が苦痛なのか、何が苦手だと感じるのか、そして、家族や周囲の人は自分が引き起こす何で頭を抱えているのか、困っているのか、それを見極めることが重要です。
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周囲に迷惑をかけず、嫌な思いもさせずにわかってもらえればそれに越したことはないのですが、現実には無理だろうと思います。そもそも僕自身は、疲れていても頑張らなきゃいけないと思って毎日を過ごしているので、忙しくなって、頑張れば頑張るほど、その瞬間は「これ以上は無理だ」という客観的な判断ができません。そもそも疲れたときは、判断力がかなり落ちてしまいます。ゆえに、他人に迷惑をかけたくないと思っていても、自分が気づかないうちに迷惑をかける引き金を引いてしまうこともあります。

だからこそ、自分で管理していくことを無理に進めるのではなく、できるだけ頑張りつつ、家族やマネージャーなど周囲の身近な人につねにモニタリングしてもらっています。周囲の人にきっちりチェックしてもらうことで、一定のパフォーマンスは保てるし、自分の力を最大限に発揮できる環境が整います。その環境がなければ、どんなに頑張ろうという気持ちがあっても、結果は出せないのです。

凸凹の凸が活かされる人も多い

発達障害は医学的にはマイナス面(例:他人の気持ちなどの想像が苦手、コミュニケーション力が弱い、衝動的に動いてしまう、ミスや抜け漏れが多い)があるため診断されます。しかし凹(ぼこ)だけではありません。環境によっては、ルールを順守する、細部に気付く、創造力があるなどの凸(でこ)が活かされることもあります。ご本人の努力で社会に適応させやすくするだけでなく、本人の持ち味が活かされやすい環境面を設定することが重要とされるのはこのためです。

ただし、周囲の人がうらやむような強力な能力を凸として持ち合わせている人はごく一部ということは早めに理解しないといけません。歴史的に発達障害のある人たちがその特異な才能を人類・文明の進化に活かしたことは事実だと思いますが、圧倒的多数の発達障害の人たちの凸凹はご自身の中での得意・不得意があるというレベルにとどまるのが実際です。

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2017年01月11日