ユーモア学会の会員は世界で2000名近くいる

http://president.jp/articles/-/8796
実は、ビジネスとユーモアの関係が深いことは、さまざまな研究で明らかになっている。大島氏が2006年に、東京都にある保険会社の営業担当者400人を対象に行った調査によると、ユーモア度が高い人ほど、営業成績がいいという結果が出た(
ビジネスにおけるユーモアというのは、おもしろいことを言って相手を爆笑させることではありません」と言う。「ユーモアがある人は、語彙が多いだけでなく、場を読み、適切なところで適切なことを言うコミュニケーション能力も高い。また、視点の意外性が笑いを誘うというのがユーモアの本質なので、創造力と、意外な切り口からものを見ることができる頭の柔らかさが必要。これらはどれも、仕事の能力に直結するものです」と説明する。
ユーモア学のみをやっている人は少なく、携わる人は実は医療関係の人が多いんです。医者、薬剤師など医療関係者は笑うことを健康の為と考えていますし、免疫を高めるための“薬”として考えている。医療だと、例えば笑うことによって痛みが軽減できるというデータや痛み止めの代わりに笑うことを推奨するケースがあったり、一日20分笑うとガンの予防効果があるという研究データもあります。ストレスを貯めないためにも笑いは効果的だと言われています。そのほかにも、心理学、社会学、いろいろな分野の方がユーモア学に携わっています」
心が「動く」ユーモア術 〜Lesson1 笑いは“能力”ではなく“技術”〜 | OLIVER
心理学が解明「大笑いすると、創造力が3倍になる」

http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_hw/fuculty_outline/curriculum/curriculum/curriculum.html
落語をやっているから、ユーモア学の学者として理論の裏付けに役立っています。人は笑うことによって敵対心をなくして友好的な関係を作れるんだと、理屈のうえでは分かりますよね。でも実感するかといえば、分からない。その理論が外国人や異文化の人にも通用するものなのか?」
「実は日本語にはユーモアに値する言葉がないのです。文化というものは、こだわりがあるものは単語をたくさん用意するものです。海外ではComedy、laughter、humourなどお笑いを表す言葉がたくさんあります。日本語ではすべて「お笑い」。現象の「笑う」に「お」を付けただけです。わははという“身体的な笑い”も、“ユーモア”も「笑い」という一単語で網羅しようとしている。関心がないことの裏付けですね。
心が「動く」ユーモア術 〜Lesson1 笑いは“能力”ではなく“技術”〜 | OLIVER
「人を笑わせるのはコメディアンしかできないけれど、ユーモアを使うのは誰でもできる」と、アメリカでは言われています。心を笑わせることは技術や考え方でできるんです。ユーモアは“先天的な能力”ではなくて、“技術”。日本では面白い人のことを「一部の特殊な才能を持って生まれた人」と思っている人が多いのですが、それは間違いで、実はコミュニケーションの技術なんです。アメリカ人が全員面白いわけではなく、技術として身に着けている人が多いのです。ユーモアは学べば身に着けることができるものなんですね。
ユーモアとは 深刻な空気を和ませる
「深刻な話ほどユーモアを交えたほうがいい。究極の例ですと、人が死ぬときは本当は笑いたい。世界では死に関係するジョークがものすごくたくさんあるんです。なぜなら死は嫌なこと、悲しくて避けたいものだから、笑い飛ばしたいんです。死までいかずとも、空気が気まずいと思ったら、ユーモラスな一言がアイスブレイクになります」
・ユーモアは学問として存在する
・笑うことはさまざまなメリットがある
・日本人は海外では笑わない人と思われている
・日本社会にも多様性が進み、ユーモアが求められている
・ユーモアは固有の能力ではなく、身に着けられる技術である
・ユーモアとは「常識からの逸脱」である
・大笑いさせなくてもいい。少し心が動くだけでいい
・ユーモアは衝突を避け、心を和ませるための「思いやり」

http://mens.oricon.co.jp/feature/119/
「笑いは敵を作らず」と、人を笑わすことができる人は敵を作らないといわれています。小道具をおいておくだけでも、いじめられにくくなります。連続で休む時も「あの人また休んでるよ」「でも、故障中だからしょうがないかも」って、笑うことによって人はネガティブな感情を打ち消すことができる。あいつヤな奴だなと思っても、笑わされるとその感情がかき消される。