どうする!?どうなるキュレーションサイトの未来

kanagota2013

1、ビックプレイヤー退場!待っているのは理想的な世界?それとも。。。

理想と現実を考えてみましょう。

理想:美しいWEBワールドが爆誕!悪徳キュレーションサイト消滅!

ユーザーが欲しい情報に応える質の高い記事が正しく表示される。著作権を正しく理解したライターが正確な記事を書き、それをよんだユーザーのLTVが向上。。美しい世界。

現実:悪徳SEO業者が殺到!ヒャッハーな世界が継続!

グレーな道を突き進む。魑魅魍魎の混沌たる世界が続く可能性が高い。

攻めに出るNEVERまとめ。報酬額が3倍にアップ!

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NAVER まとめ[情報をデザインする。キュレーションプラットフォーム]

このタイミングでなんとライター報酬を3倍にアップ。閉鎖・非表示になったキュレーションサイトのライターが大量流入する可能性があります。

一連の事件でノウハウも流出。グレーな部分に目をつむり、売り抜けるスタートアップ系の会社が乱立?

医療系のキーワードは検索ボリュームがあり、儲かるということが分かってしまいました。グレーな部分を乗り切ればマネタイズもできるのでは?と考えるのが普通です。
特定のキーワードの大量記載、関連用語の網羅、さらに長文であればあるほど上位に上がることが判明。これに群がらない手はない!

ノウハウはWelqの暴露記事を見れば簡単♪

組織体制、ライターへの金額、受発注方法、連絡手段として使っているツール、スケジュール、キーワードの狙い方、パクリ記事へのチェック方法etc..あらゆる方法はWelqの告発記事から確認が可能です。

とりあえず直近、1年後、2年後はどうなっていくの?

アフェリエイト(APS)広告業者が自主規制を始める

まずはグレーなキュレーションサイトに掲載されないよう、アフェリエイト(ASP)広告会社による出稿の自主規制や制限がかかるとおもわれます。体力のない業者は退場。自然淘汰がはじまるのでは。

広告主はASP広告に嫌悪感を持ち、出稿に消極的になる

キュレーションサイトがグレーであるとわかった以上、出稿に消極的になり、SNS等の広告出稿が加速する可能性があります。

外資がキュレーションに参入するかも

キュレーションがおいしいと思った時に、大外からグイッと入ってくるんじゃないかなということです。アマゾンとか、フェイスブックとか。
岐路に立つキュレーションメディアの運命…講談社 : YOL-ON : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2/4

じゃあ5年後はどうなるの?

検索方法が“テキスト”から“音声入力”へ変わる?

若者を中心に検索方法が言語入力から音声検索へ変わりつつある。アルゴリズムも
「ヒアボイス・アルゴリズム」へ変更する可能性あり。ただし、2016年5月現在、検索に占める割合はまだ2割。

若者を中心に、Google検索をしなくなる?

“検索=ググる”と呼ぶほど当たり前になりました。

https://matome.naver.jp/odai/2148230844060874901/2148360686413987103
Instagramで人気を集めるGENKINGさんが言うんだ!間違いない!

「Googleで検索すると文字が出てくるし、(検索結果は)SEO対策されている。あとはスポンサー(広告)とかが上がってきて…ネットってリアルじゃない。Instagramは検索することで言葉より画像が表示される」
Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」 | TechCrunch Japan

しかし、ソーシャルグラフ、アルゴリズムもまだ未発達

残念ながらいまだに万能ではなく、Facebookもこの問題に苦戦中。。人力⇒機械(炎上)⇒人力(炎上)⇒機械(炎上)の繰り返し。

偽ニュースがドナルド・トランプ氏のアメリカ大統領当選につながったとして、非難を浴びているものもある
Facebookの認証マーク付きページに偽ニュース相次ぐ 6つの「ウソ記事」はこれだ

「すごく賢いAIが存在」「ディープラーニングは最強」は誤り

「AIの研究者は、現時点で『人間と同様の人工知能』が存在しないことを当たり前だと認識している」とし、学術的に見ても誤り
「すごく賢いAIが存在」「ディープラーニングは最強」は誤り——AIに関する“10のよくある誤解”、ガートナーが発表 – ITmedia ニュース

「現在の話」「数年後の話」「遠い将来の話」のように、明確に分けて考えるべきとしている。

総務省の白書では

人工知能(AI)の研究は1950年代から続いているが、その過程ではブームと冬の時代が交互に訪れてきたとされ、現在は第三次のブームとして脚光を浴びている。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/pdf/n4200000.pdf

過去2回のブームにおいては、人工知能(AI)が実現できる技術的な限界よりも、社会が人工知能(AI)に対して期待する水準が上回っており、その乖離が明らかになることでブームが終わったと評価されている。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/pdf/n4200000.pdf

実際の商品・サービスと
して社会に浸透するためには実用化のための開発であったり社会環境の整備であったりという取組が必要
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/pdf/n4200000.pdf

オチ:直接聞こう!「チャットボットは流行りますか?」チャットボットに聞いてみた!


https://matome.naver.jp/odai/2148230844060874901/2148236955890273703
流行りますかね?⇒「無理」
チャットモンチーですよね!
流行りますかね?⇒「行ってらっしゃ~い」

まとめ

・短期的にはグレーなキュレーションサイトが乱立
・中期的にはGoogle検索の精度が向上、ASP業者の自然淘汰が進む。
出稿主からの広告費も減少傾向に
・アルゴリズム、AIも研究が始まったばかり

今回の問題をどう考えるべきか?(Wiredの記事から)

デジタル化する社会というのは、言うなれば数値化できるものを極大にまで価値化しようとする社会だ。そこでは可視化できたものだけが、価値とされ、見えないものは無価値とされる。
「ニーズ」に死を:トランプ・マケドニア・DeNAと2017年のメディアについて|WIRED.jp

PVやアクセス数の伸びは、その分だけ「消費者が喜んでいる」ことの証であって、それは結果として社会に善をなしていることになる、というのがその論理で、そこで金科玉条のように使われるのが「マーケットのニーズ」という言葉だ。
「ニーズ」に死を:トランプ・マケドニア・DeNAと2017年のメディアについて|WIRED.jp

どんなゴミでも「マーケットのニーズ」に即していれば社会の善となる。とんだ錬金術があったものだ。しかし、いくらニーズがあったところでゴミはゴミだという話は依然としてあるし、マーケットにとっての善がすなわち社会の善とは限らないのも言わずもがなのことだ。「マーケット」は「社会」とイコールではない。そんな当たり前の話が、もはやこの国ではなぜか通じにくい。
「ニーズ」に死を:トランプ・マケドニア・DeNAと2017年のメディアについて|WIRED.jp

発した言葉がすぐさま無効化されていく「ポスト真実」の世界では、すべてが虚しく、すべてが堂々めぐりでしかないのはわかっている。それでもあえて、と思うのは、読者や社会というものを信頼し、期待し続けるのがやっぱりパブリッシングというものの本分だと思う
「ニーズ」に死を:トランプ・マケドニア・DeNAと2017年のメディアについて|WIRED.jp

PV至上主義ではない数値化できない「社会にとっての善」をどう定義づけて、ビジネスとして結びつけるか?が大切。パブリッシャー側は読者や社会を信頼し続けるべき。とする。

https://matome.naver.jp/odai/2148230844060874901
2017年01月06日