【大河ドラマ感想】真田丸最終回(堺雅人・三谷幸喜・大泉洋・長澤まさみ)【あらすじ・ネタバレ】

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【大河ドラマ感想】真田丸第50話「最終回」12月18日放送分感想(主演堺雅人・脚本三谷幸喜・大泉洋・木村佳乃・長澤まさみほか)【あらすじ・ネタバレ】

真田丸第50話「最終回」12月18日放送分感想

豊臣と徳川の決戦が始まった。大坂城を出て、野戦に持ち込む幸村(堺雅人)だったが、形勢は圧倒的に不利。死を覚悟する茶々(竹内結子)に、幸村は「望みを捨てなかった者にのみ、道は開ける」と諭す。やがて勝永(岡本健一)らの活躍により戦況は一転、豊臣方は徳川軍を次々と撃破する。だが秀頼(中川大志)のもとに、幸村が寝返ったといううわさが広がる…。幸村は、家康(内野聖陽)ただ一人に狙いを定め、一騎で突き進んでいく!

はあ、終わってしまった。衝撃のラストなどと色々煽っていたが、ふたを開ければ、盛大に余韻を残した視聴者に預けきったラストであったように思える。その余韻は心地の良いものであったが、そこまでに向かう展開は、これまでに至る数話と相違わず、ストレスのたまるものであった。

その最大の要因は大蔵卿の存在。最終回までもしゃしゃり出て、重要な秀頼の決断を遅らせる小賢しい役回りであった。なんでも三谷幸喜曰く「ヒラリー・クリントン、土井たか子、三原じゅん子、井脇ノブ子、(三谷氏や峯村が所属する)シス・カンパニーの北村明子社長の5人を足して5で割ったような感じ」と大蔵卿の役柄を要望されていたようで。SNSは見ない方がいいとまで。あくまで、役なので本人には関係のないことではあるが、今回のこの役を引き受けたことが、この女優の今後のキャリアにあまりよくない影響を与えることは必須だと思う。最終回でもまんまと徳川からのニセの情報に踊らされ、患者であった料理番の嘘にも踊らされ、いったい何だったんだろう。

そして、この最終回の一番の謎はこの料理番。この人の過去話などはどうでもよいのだが、なぜ幸村は生かしておいた?腹を切ったことで死んだと思ったのか?忍びの佐助がそばにいてそのような単純なミスをするはずがない。しかも、いくら腹を切ったからと言って、内密に処理しておこうとしたのならば、あの場に放置しておくはずがないのに。最終回でこの詰めの甘さはひどい。しかもこの料理番が大蔵卿の判断に一役買ってしまっただけではなく、大阪城に火の手が上がり、戦場の士気が下がるきっかけにもなってしまっている。

そう、さらに気になったのはこのきっかけ。終盤、真田の計画通りにすべてが実行できれば、戦に勝てたが、ささないなきっかけで(勝手に動く人々)ことごとく悪い方に転んだという演出。最初は、「ああ、歴史って実際はこんなものなのかな」という風に思えたのだが、ここまでやられるとくどい、くどすぎる。今週は大蔵卿はもちろん、ひょうたんの下りや、料理番など。三谷幸喜が一時期に比べて落ちぶれたと言われる所以が最終回に来て、あからさまに出てしまった模様。自分が面白いと思った事柄を、これでもかと盛り込んでしまうのだ。それを適切な分量にそぎ落とす作業が下手になった。小林聡美と結婚していた時はそれができていたんだが。

もっと、本筋の感想に移ろう。幸村が家康と対峙するシーン。最初は緊迫感のある良いシーンだと思った。真田が一騎で攻め入って対峙できるのは武士の時代の独特なお互いを尊重する価値観がなせるものなのだろうかと納得。冷静に考えればいくら馬に乗っていても、途中で、その他大勢にやられてしまうのがふつうである。家康も、家来が襲い掛かろうとした際に、「手を出すな」と制止し、お互いの主張を述べ合うということができた。あれだけ逃げまどっていた家康も、いざというときには面目を保つ武士らしいふるまいをするものだと感心した。しかし、その後が最悪だった。まず、1発目をなぜ外すんだ!幸村!あんた、家康が「わしを殺しても何も変わらん」と言っていたのを、「それでも私はお前を撃たねばならぬのだああああ」とか騒いでたでしょうに!!その覚悟があるなら、初手からしっかり狙い定めて殺りにいきなさいよ!そして、2発目を撃とうとしたタイミングで、来たよね、秀忠。こいつが最後の最後で、ほんとうに嫌な奴になった。「逃げ恥」(ガッキーのドラマね)の好感度をアップをここですべて下げた感じ。っていうか、そもそも、なんで幸村は秀忠の軍勢が近づいてきたことに気づかないわけ?あれだけ開けた場所で、いくら背後からといっても気づくでしょ。気が付いた段階でさっさと撃ちなよ。幸村、おまえの覚悟はその程度だったのか?そして、その秀忠は、こちらではしっかりと武士同士の対決をしていたにもかかわらず、背後から狙い撃ちをしてしまうというね。最悪ですね。そして、それまで武士らしかった、家康もさっさと逃走。ただ、あのシーンは恐らく、もう、私たちのような武士の心をもつ武士の時代は終わったのだなという家康の心境もあったのかもしれない。秀忠が背後から撃つという愚行を喜々とした表情で為したのをみてね。
で、そこからの驚きはサスケだよね。今までも読んだら絶対に出てくる感じが、忍者っぽくて好きだったけど、今回はどこから出てきたのあなたwまわり原っぱだから。世が世なら、あなたは引田天功をもしのぐイリュージョニストになっていたことでしょう。

そして、最後の余韻シリーズ。まずは秀頼と茶々。戦地に行くことを必死にとめ、生きる望みをしっかりと説き、秀頼を大阪城天守から非難させ、静かに、恩赦を待つ姿。史実では死んだとされるが、その描写は全くなく、名前を書くし生き残れた可能性も感じさせる最後だった。
次いで、その希望を託すこととなった千姫を送り届けた「きり」。真田幸村の戦う姿を初めて目に焼き付けてから、千姫を届けるという大役を成し遂げた。その後、大阪城に戻るとは言っていたが、実際にはもう火の手が上がっている以上、戻ることは叶わなかったはず。茶々や秀頼とともにいた姿もない。おそらく、幸村を探しに行ったと思いたい。
そして最後に幸村。ついでにサスケ。寺での最後であったが、サスケが55歳という事実を公表する当たりが最終回で唯一三谷幸喜らしさが出た場面だったなと思う。そして切腹しようとしたが、切腹の場面は見せなかった。あれだけ、生きることを茶々に説いていた真田幸村がここで自害するというのは納得できないと思わせる演出だっただけにあそこでやっぱりやめたと踏みとどまった可能性を感じるラストだったと思う。だって、あの幸村だったらいいそうでしょ?もしくはねえ、これは凄い希望なんだけど、あそこにきりが駆けつけて、一緒に生きましょう!みたいな展開になっていて欲しいという妄想も。
という風にラストは色々と想像できる余韻を残した演出でした。ただ、結局この手法は自分で結末を描く覚悟がなかったということの裏返しともいえる。史実に反して、生きたと明言することを避け、もしかしたら生きたかもね程度に抑えてしまったあたりに、三谷幸喜の限界を感じた。
総括として、今回の大河は細かな人物造形や、ユーモアのセンスは秀でたものを感じたが、ストーリー全体としては駄作である。あれだけ煽っていた兄弟対決が、2戦とも肩透かしだったのももう少しどうにかして欲しかったものだ。最終回の真田陣営との対決も実の兄弟ではなく、ともに育った兄弟さながらの相手との描写で感動だったからねえ。ただ、今回の真田丸のMVPは間違いなく、きりでしょう。彼女の存在を長澤まさみと三谷幸喜が作り上げることができたということは数ある大河ドラマの中でも誇りに思っていいのではないでしょうか。
ではまた。次回の大河であいましょう。

真田丸第49話「前夜」12月11日放送分感想

幸村(堺雅人)からの書状を読んだ信之(大泉洋)は、幸村が死を覚悟していると直感し大坂行きを決意する。一方、豊臣方と家康(内野聖陽)との最終決戦~大坂夏の陣~がいよいよ始まる。幸村は又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)とともに策を立てる。徳川軍をくいとめるのは道明寺。しかし、豊臣方の策はことごとく漏れていた…。ついに幸村は、春(松岡茉優)を城から出すことに。そして、きり(長澤まさみ)には最後の使命が…。

今週はこれまで長く見てきた人が楽しめる仕掛けが多くありましたね。まずは大泉洋の「黙れ小童!」これは大泉洋がこのセリフを投げつけた相手の父親に散々言われていたセリフですw4回ぐらい?きっとそれがずっと引っかかっていたんでしょうね。それをここぞとばかりにその息子にぶつける大泉洋。面白いシーンだったけど、大泉洋の小物感も際だつ場面でしたね。
次に伊達政宗と真田幸村とのやりとり。敗走のシーンでの真田の煽りに対する伊達の対応。よく覚えてないけど、真田がもっと幼い時に伊達と対面していた時のやりとりがあったからこそのあのシーンだよね。そこからのずんだ餅。伊達はことあるごとにずんだ餅を振舞っていました。年月が経っても変わらぬ人柄をここでのシーンで暗喩したんでしょう。
そして今週の主役は何と言ってもきり。これほどまで長く真田のことを慕っていたきりの思いがついに真田に届いたということ。ずっと見ていた人にとっては非常に感慨深いシーンになりましたね。そしてキスされながらも10年前の時が一番可愛かったと喋り続けるきりの変わらぬ空気をすぐに自分にものにしてしまうキャラクター。すばらしいです。っていうかきりっててっきり三谷幸喜が作り出した架空の人物かと思ったら実在してたんだね。実際はどういうポジションでいたんでしょう。時代が時代だし、隠れ側室みたいな感じが有力っぽいけど、こんな感じで側に居続けていたんだと思いたいなあ。
そして最後の大役は無事に果たせるのかな?そして城に戻ってくることは可能なの?来週はついに最終回。ただ史実に基づいた結末ではなく、三谷幸喜らしい驚きとユーモアに溢れる何かを期待しています。

真田丸第48話「引鉄」12月4日放送分感想

豊臣と徳川の和睦の後、真田丸は取り壊され、大坂城は堀も埋め立てられてしまった。幸村(堺雅人)は起死回生を狙い、家康(内野聖陽)をわなにかけるよう佐助(藤井隆)に命じる。佐助は、もし家康暗殺に成功したら夫婦になって欲しいときり(長澤まさみ)に告げ徳川の陣へ。家康との頭脳戦が展開する中、幸村は不思議な型の銃を手に入れる。一方幸村からの書状を読み、その真意を悟った信之(大泉洋)は、大坂へ向かうと言い出す。

今週の見どころは何といっても藤井隆の長澤まさみへの告白。あれ見てない人はNHKオンデマンドに入会してでも見るべき。もう、藤井隆の「夫婦になってください」というセリフにくい気味で「ごめんなさい」をする長澤まさみ、さらに、そのごめんなさいが言い終わるか否やのうちに藤井隆は飛び跳ね、そのまま忍術か知らないけど、一瞬で消え去るというね。その消え方のエフェクトが何とも雑で、それがまた逆に面白いっていう。もう、最高。松岡茉優の冷静を装いつつも障子に手を突っ込んで戸を閉じると並び、この長い大河における最高のワンシーンとなった。
小ネタに関してはこの辺にしておいて、本編の方。こちらは豊臣の方の兄弟の確執がクローズアップされました。しかも真田に比べて、なんとも質の悪い感じの兄弟仲のようで。でも、真田家もなんだかんだ、兄弟別々に過ごす時期が長かったからこそ、大きな確執には至らなかっただけで、もし、同じような職場で、同じような役職についていたのなら、どうなったのかは全く分からない。まあ、結局この茶々の乳母のおばさんの息子2人がもっと仲良くなっておけば酷い事態にならなかったのにということ。本当に豊臣側は内側から自滅していくようなのですね。確かにそう描いた方が真田が優秀であったという印象が強まるし。ただし、観ている側としてなかなかストレスのたまる描写の仕方です。
あ、あと、予告編で徳川家康が殺されていたのはただの影武者が殺された描写でした。っていうか、この当時は整形なんて技術なかっただろうに、どうやってあんなにそっくりな人物用意するんだろうね。

真田丸第47話「反撃」11月27日放送分感想

茶々(竹内結子)は、幸村(堺雅人)の反対を押し切り、家康(内野聖陽)との和睦に傾く。和睦交渉での阿茶局(斉藤由貴)の寛大な態度に、きり(長澤まさみ)は大きな不安を感じる…。結局、大坂城の外堀を埋め、真田丸砦(とりで)を破却することが決定してしまい、幸村は激しい衝撃を受ける。もはや戦うすべを失った又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)らの、豊臣家への怒りが頂点に達する…。

大蔵卿がうざいいいい!!!
なんなの!?なにでしゃばってきてるの!?豊臣終わったの
このおばさんのせいじゃん!なにしてくれてんの!?っていうか、最初書面に真田城の取り壊しの話がないから、「あ、きりがうまくしてくれたのかな?」何て思っていたのもつかの間、そうそうに壊されちゃったし。っていうか書面にないんだから、そんな許可してない!みたいな話はできなかったものかね。っていうか初は何にも役に立たないし、きりのせっかくの空気を変えるための体を張った作戦が、斉藤由貴の想定内だったような話の運びに。さすが女狐ならぬ女狸。あー、今週は本当にストレスかかる展開だった。もうさあ、史実無視してくれていいから、きりが斉藤由貴吹っ飛ばしたり、徳川倒しちゃったり、なんかこうスカッとする展開にできないものかね!だってこのままいったらうだうだ豊臣やられちゃうんでしょ?そんなの無理!どうカッコよく散ったとしてもやっぱり悲しい!なのでドンデン返ししてよ!お願いします!大阪城炎上でなく、ネット炎上の展開を希望です。

真田丸第46話「砲弾」11月20日放送分感想

幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦(とりで)を攻めあぐねる家康(内野聖陽)は、幸村に10万石の領地を約束するなどさまざまな調略に乗り出す。有楽斎(井上順)らの強い勧めで秀頼(中川大志)は和睦を決意するが、幸村は有楽斎の言動には裏があるとあやしむ。幸村は、意を決して茶々(竹内結子)への直談判に挑む。一方、家康の陣にはイギリスから取り寄せた大砲が到着。運命の砲弾が、大坂城に向けて放たれる!

長澤まさみが本当に最後まで、いいポジションにいるねえ。
茶々の付き人として新人なのに、もう、トップみたいな立ち位置。状況分析も完璧で動じない。そんじょそこらの侍よりも優秀ですね。でも、結局のところ何かをするわけではないんだよね、あくまで三谷幸喜のエッセンス役だからねえ。
っていうか、片桐ってどこまで馬鹿なの。徳川の性格を考えればどう考えても茶々様の場所を聞くっていうことは狙うに決まってるじゃん。でも、ついにこれがこの人の最後の登場場面になってしまったようね。半年後に死亡ということで、冬の陣が終わったあたりかな?死の真相は不明ということだけど、自殺でしょうね。この人豊臣に人生をとして尽くしたのに、最終的にはなにもできなかった。というより、豊臣が滅びる重大なきっかけを多く作ってしまった。辛い人生だったね、ドラマの中では。実際の片桐がこれほどまでのきっかけを作ったのかどうかはわからないけど。その人のためを思い尽くしていてもたったひとつの判断の誤りでその全てが無に帰す。現代ではそうそう起こりうることではないけれど、、、そんなこともないか。ひとつの判断で人生が大きく変わることは多いよね。人生ってつらい。

真田丸第45話「完封」11月13日放送分感想

幸村(堺雅人)が築いた真田丸砦(とりで)に、家康(内野聖陽)は大きな脅威を感じる。徳川軍の中には、信之(大泉洋)の2人の息子たちや、景勝(遠藤憲一)らの姿もあった。幸村は、大助(浦上晟周)らとともに徳川軍を挑発。苛立った一部の徳川兵は一気に真田丸を落とそうと攻めかかる。しかし、そのことを知った家康は激しく憤る。真田丸では、又兵衛(哀川翔)や勝永(岡本健一)、盛親(阿南健治)らの牢人(ろうにん)衆が待ち構えていた。

タイトル通り完封。お見事。
はじめて戦らしい戦描写がされましたね。
特に、真田の息子、大介が敵を煽る表現など、当時の戦ではこういう形式的なことをしていたんだなあと知ることができて大河の魅力が存分に出た描写だったと思われます。
まあ、個人的には戦描写は嫌いなんだけどねえ。だって、いくら大義があったとしても、今回も大勢の人間が死んだからね。それも、大将達は安全な位置で指揮を執り、死ぬのは雑兵の面々。幸村が井伊の軍勢などもここに来るまでに物語があったのだろうと言っていたように、一瞬で殺されていった雑兵たちにもそれぞれに家族があり、ドラマがあるわけで。やはりつらいよね。
後は茶々ね。鎧を着て勇ましい姿を見せたなんて逸話もあるようだけど、今回描写されたように、まわりの兵はぽかんといった感じだったのでしょう。まあ、普段は見ることの出来ない絶世の美女のお姫様を間近で見ることができた驚きもあるだろうけれど、世間知らずのお姫様ここに究めりといったところでしょうか。
ただ、今週は完勝したものの、何名か頼りない武将もいることが判明しているので、来週以降どうなるんでしょうね。上杉はこのまま攻めてこないといいんだけど・・・。

真田丸第44話「築城」11月6日放送分感想

幸村(堺雅人)は、大坂城の最大の弱点となる南側に出城を造ることを思いつく。しかし、同じことを考えている男がもう一人いた。さて、織田有楽斎(井上順)と大蔵卿局(峯村リエ)は、牢人(ろうにん)衆を決して信じようとしない。豊臣家の態度に業を煮やした又兵衛(哀川翔)と勝永(岡本健一)は、大坂城を出ると言い出す。しかし、そのとき秀頼(中川大志)は…。一方、信之(大泉洋)の命を受けて松(木村佳乃)が大坂に向かっていた。

今週はしびれた。
冒頭、あれ?今日はオープニングの前に少し話を挟み込むんだと思いながら見ていたらいつの間にかラストへ。そしてついに真田の出城真田丸完成!というところでいつものオープニングスタート。
かあああ、そういうことかああ。
このドラマのタイトルである、真田丸がこの44話という終盤にてやっと登場したということを際立たせるための見事な演出。
何が見事って、今回の大河、普段ならオープンニングの前に少し先週の引き継ぎのような話を1分ほど挟み込むのが慣例だが、今季はそれをしていなかったので、単純に仕様変更していただけかなと思っていたら、今日の演出を際立たせるための長い長い伏線だったということか。
三谷幸喜がプロデューサーと色々と打ち合わせをしていたんだろうなあ。
今週はそれほどギャグパートがなく、シリアスに展開。
漆にかぶれる下りは面白かったけどね。今野浩喜の完全にやる気のない演技はもはや職人技でしたw
あとは今週はやはり竹内結子かなあ。母として口出ししないと言いつつ、しっかりと口出ししてるんだけど、最終的に秀頼が歯向かって自分の意見を押し通されたことに、微笑むっていうね。一見それだけのように見えるんだけど、全てはそういう風に秀頼が母親を離れ、豊臣の主としての自覚を持ちしっかりと自分の判断で物事を決めることができるようにさせるために仕向けていたといった感じでしょうか。自分の思い通りに息子が成長したという喜びの微笑みだったような気がします。

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2016年12月19日