➀手からの感染
感染者の便や嘔吐物、ノロウイルスに汚染されたドアノブやトイレなどに触れた手を伝って、手からノロウイルスが体内に入って感染。
➁空気感染
感染者の便や嘔吐物から空気中に飛び散ったノロウイルスを吸入し感染。
➂食べ物からの感染
ノロウイルスに汚染された食べ物を、生食や加熱が不十分な状態で食べて感染。
.予防と対策は日常の習慣からできるものばかり
なるほど。ノロウイルスに汚染された食べ物を食べたり、ノロウイルスが付着したものに触れたりして、手から体内に入って感染するんですね。それから、空気感染によって人体に入り込んで増殖することも……。
冬の脅威、ノロウイルスを防ぐ簡単な習慣 (東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
ノロウイルスにかかった! 経験をまとめましたので是非、ご参考にしてください。
ノロウイルスには様々な型があるので、一概には言えませんが、かかるまでの経過から普段の生活に戻るまでをまとめました。
※最初の時点で病院に行くか否か迷うところですが、学校や職場が治癒証明書たるものを必要とする場合は、とりあえず診察を受けておいたほうがスムーズです。
症状を緩和する薬ももらえます。
●1.兆候
まず体がふらふらしてきます。
インフルエンザと似ていますが、動きが鈍くなったり、体が痛いなど不調が現れてきます。
●2.熱が出ます
これも個人差や、型によって違いはあると思いますがぼーっとしてきます。
●3.下痢、嘔吐
普段の下痢とは違う、ほぼ水のみの排便が頻繁に起きます。
ここまで来るとほぼ感染症と見て間違いありません。
この時点で病院にと思うかもしれませんが、正直行ったところで、
ノロウイルスに特効薬はありませんし、確定する検査も受けられません。
(検査ができるのは、集団中毒など保健所が立ち入った場合か、
3歳以下、65歳以上の患者など、医師が必要と判断したときのみのようです)
※下痢や嘔吐で、水分が体から著しく失われた場合、点滴が必要となる場合があり、その際は病院へ行ったほうが良いようです。
脱水症状を起こすことがあるからです。
私の場合、嘔吐は後に来て、食事をしたら戻したと言ったところです。
発症したと思われる翌日に肉を食べて戻しました。
なので1.2日は何も食べないで、水分補給程度にすればお腹を下すことは防げるかもしれません。
●4.腹痛
かなり激しい腹痛が襲います。
夜寝れないくらいの、普段とは質の違う腹痛です。
病院に行くと、下痢止めを処方されるかもしれませんが、これはあまりに嘔吐や下痢がひどくトイレからずっと出れないくらいの時にのみ飲むためで、
あえて下痢を止めないでウイルスを早く排出することを優先させるという考え方もあります。
※食事は胃に優しいものでないとすぐ腹痛や下痢、嘔吐を起こすので
おかゆや、流動食など、胃に優しいものが良いです。
(脂っこいものや、刺激物は避ける)
水分補給は、経口補水液がベストです。
炭酸などは刺激が強く、スポーツドリンクなどもベストとは言えません。
●5.体が痛くなる
関節など、全身に痛みが出てきます。
眠りにつけないほどで、つらいですが、一晩くらいでおさまると思います。
健康な大人であれば、ここまでだいたい2~3日で終わりです。
●6.消毒
ウイルスの排出自体は、1週間から長い方で1か月続くと言われています。
そして何より、トイレの消毒が一番大事です。
あとは衣類、ドアノブなど、触れる部分や気になる箇所はすべてしたほうがいいです。
※アルコール消毒では、ノロウイルスには効果がないので、次亜塩素酸水を使用します。
私は某ドラッグストアオリジナルの既製品を使いました。
手作りするのも一般的ですね。
人にも優しいので、普段から消毒しておけば予防にもなりそうです。
●7.職場復帰
早い方で3日ですっかり元気になるというケースが多いです。
しかしながら二次感染の危険がノロウイルスはかなり高いので、
病院で【治癒照明】をもらってから復帰するのが理想と言えます。
※この治癒照明は、診断書の中でも簡易なもので、病院によっては診察費込みで発行できるところもあるようです。
高くでも¥1000~¥2000くらいらしいです。
私の場合、完治してからの診察費は¥0、書類代¥500でした。(保険適用)
※ちなみに正規の診断書ですと¥10000くらいかかるところもあるようなので、よっぽどの理由がない限り必要ないかと思われます。
検便などで検査を受ければベストなのでしょうが、少量のウイルスでは陰性になってしまうなど、完全ではない上に、結果が出るまでかなりの期間がかかります。
復帰には、発症して1週間から10日程見れば、問題ないのではないでしょうか。
医師は症状が治まれば復帰していいと言いますが、意見は医師によって異なると思います。
何せ、ノロウイルスと確定できない上に、ウイルスがいつまで排出されるのか見当もつきません。
インフルエンザなどは1週間くらい休むなどの規定がある会社が多いので、ノロウイルスや感染症などもそれくらい置けば、周りも特に不安を持たないのではないでしょうか。
●8.まとめ
ノロウイルスは2016年大流行で、様々な型があり、一度かかったからと言って安心できません。
トイレなどによくあるアルコールでは除菌できないなど盲点が多くあります。
まず手洗いは15秒以上など普段から気を付けることが重要です。
なお潜伏期間も長い場合があり、健康み見える人から感染する可能性もあるので、防ぐのは難しいです。
次亜塩素酸水を持ち歩く・・・・くらいがいいかもしれないですね(;’∀’)
■ノロウイルスに感染した場合の対処法
もしもノロウイルスを発症してしまった場合の注意点について、森田先生に聞きました。
➀下痢止めは原則として飲まない
下痢を止めようとして、薬を飲む人もいますが、ウイルスを出してしまったほうがよい場合も多いのです。ただ、下痢が続くことで、脱水を引き起こす可能性も。 脱水予防のために、水分はしっかり摂りましょう。水が飲めないときは、病院で点滴を。
➁安静にし、誤嚥に注意する
ノロウイルスに感染したら、安静に回復を待つとともに、むせないように気をつけることも大切。実は、ノロウイルスで死亡する場合の多くは、嘔吐物が気道に詰まることで起こる誤嚥が原因。 もしも、むせた場合は、背中を強く連続して叩くとで、気管からつまった嘔吐物が取り除きやすくなります。
冬の脅威、ノロウイルスを防ぐ簡単な習慣 (東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
➂通勤・通学は症状がおさまってから48時間後くらいが目安
ノロウイルスには、インフルエンザのように、感染時の通学・出勤停止期間の規定はありません。とはいえ、通勤や通学を開始するのは、症状がおさまってから48時間経過後が望ましいといわれています。 症状が治まった後も、ウイルスは体内にとどまり、1カ月ほどは、便中にウイルスが排泄され続けることが多いようですので、できるだけ周囲の人に感染させないよう、手洗いなどに気を配りましょう。
(監修:森田豊先生、文:高田薫)
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