2016年、洋楽ファンにとって非常に悲しく、厳しい年となりました…。
2015年末のナタリー・コール、2016年に入り、デヴィッド・ボウイ―、グレン・フライ、モーリス・ホワイト、プリンス、ピート・バーンズ等、洋楽の大物アーチストの訃報が続きました。
個人的な話で恐縮ですが、筆者、1971年生まれです。
小学校時代に、兄の影響もあり、70年代後半から洋楽を耳にするようになり、現在に至るまで洋楽ファンとして過ごしてきましたので、今回この記事を書くにあたり、非常に残念な気持ちになっております。洋楽ファンとしては今度の正月は「喪中」のような気持ちすらあります。
「星」になった方を厳選するのは失礼ですが、モーターヘッドのレミー、ギャヴィン・クリストファー、ブラック、レオン・ラッセル…訃報が書ききれない程ありました…
勿論、今年、筆者がニュースに気が付かなかった、若しくは書いている今、思い出せない等…。取り上げることのできない「星」になったアーチストもいるかもしれません。
その辺り、ご理解頂きながら、お読み頂けることを願っております。
ここからは、1アーチスト1曲。筆者が代表的だと思うヒット曲などを故人を偲びながら観て頂きたいと思います。
急性心不全のため10月23日に57歳で亡くなったピート・バーンス率いるデッド・オア・アライブ
セクシーで独創的なスタイルに賛否両論こそありますが、天才であることは間違いなかったプリンス
4月に亡くなったプリンス。死因がはっきりしない部分もありますし、スタジオで仕事中で、今後の作品の発表を楽しみにしているところだったというので、非常に残念な気持ちになります。
プリンスは、画像の管理が厳しいのでしょうか、あまりYUTUBE等にも良いPVが見つからないので、今回はこのライブ・ヴァージョンで観て頂きましょう。
アース・ウインド・アンド・ファイヤーの「声」として、ファルセット・ヴォイスのフィリップ・ベイリーと共に世界中で人気のあったモーリス・ホワイトが、2月3日、死因不明74歳で死亡
アースと言えばこの曲!という方も多いのではないでしょうか?
代表的な作品の一つですね!モーリスのリード・ヴォーカルから始まり、もう一人のヴォーカルのフィリップ・ベーリーのファルセットが入り、ブラス・アレンジも光る彼ららしいディスコ・ナンバーになっています。
よく言われますが。ドリカムがこの辺りからの影響を公言しています。後に悲願の共演も果たしました。
78年、全米8位を記録。
イーグルスのグレン・フライが、急性腫瘍性大腸炎、関節リウマチ、肺炎等の複数疾患の合併症により、厳しい闘病を経てニュー・ヨークで死亡。67歳
「ホテル・カリフォルニア」等でお馴染のイーグルスの、ドン・ヘンリーと並ぶバンドの「顔」として活躍したグレン・フライ。
ソロとしても、「ザ・ワン・ユー・ラブ」(82年15位)「セクシー・ガール」(84年20位)「ザ・ヒート・イズ・オン」(84年2位)「スマグラー・ブルース」(85年12位)「ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ」(85年2位)「トゥルー・ラブ」(88年13位)等、ヒット曲を多数生み出したほか、イーグルス時代を含めて20曲以上のトップ40ヒットを自らのリード・ボーカルで残しました。
尚、イーグルスのメンバーとしてグラミー賞を6回受賞し、98年にはバンドとしてロックの殿堂入りも果たしています。
そんなグレン・フライの元気なライブ姿をご覧下さい。
デヴィッド・ボウイが癌のため、1月10日に亡くなりました、69歳
筆者の個人的な話で恐縮ですが、リアルタイム経験はこの曲からで、自分の意思で初めてエア・チェックした3曲の洋楽の中の1曲です。日本のFMの電リクのチャートのようなもののベスト3にエントリーされていました。
後にデヴィッド・ボウイは、この曲はコマーシャル過ぎたと若干後悔してるかのようなインタビュー記事を読んだことがありますが、この曲を機に筆者のように洋楽ファン、若しくは彼のファンになっていく人も増えたであろうし、オールド・ファンの再評価熱も高めたと思われるので、楽曲の質の高さもさることながら、歴史的に重要な曲ということが言えると思います。
ギター・ソロを弾く、残念ながら飛行機事故で故人となっているスティーブ・レイボーン
を、この曲でデビューさせたという話も有名ですね。
83年、全米第1位を記録。
いかがでしたか?故人を偲ぶことは出来ましたでしょうか?
時の流れは残酷なもので、いつの時代も、どれだけ人に愛され尊敬された人物でも、必ずこの世を去っていきます。
その繰り返しを代々やってきていることは当然承知しています。読者の皆様も同じ気持ちの方もいると思います。
しかし、過去の偉人の話を伝記で読むようなことと違い、進行形で活躍を知ることが出来た、同時代に生きた「偉人」が他界していくのは非常に辛いことですね…。
人はいつか死ぬ…当たり前のことなのでしょうが、そのことを洋楽ファンとして痛感させられた一年でした。
今年亡くなれたアーチスト達の、ご冥福をお祈りします。
最後までお読み頂き有難う御座います。合掌。
先ずは故ピート・バーンズ率いる彼らの代表作から。
懐かしいですねぇ…。勿論ある年代の方々ということでしょうが、この曲がヒットしたころ筆者は中学生でしたが、先ずはディスコでもなく、ファッションでもなく、音楽性から惹かれました。
力強いビートながら、当時の最先端な打ち込みサウンド、「新しい!」という感覚を持ったことを昨日のことのように思い出します…。