野球のスパイク。なにがいいの?

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野球のスパイクって選ぶ時迷いませんか?たくさんのメーカー、価格設定、素材の違いで自分に合っているかどうかわからない方も多いと思います。決して安い買い物ではないのでこのスパイクの選び方を購入の参考にしてみてください。

何を選んだらいいの?

最近では野球スパイクの種類がたくさんありどれを選んでいいかわからないなどの不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
バッティング、守備ともに野球をしている時に必ず使うのは、スパイクです。グローブにだけこだわりスパイク選びに時間をかけない選手が多いです。自分の足に合わないスパイクの選び方で、守備、バッティングに大きな影響が生まれることを忘れてはいけません。
今回は、自分に合った正しいスパイクの選び方を野球スパイクの種類などを紹介していきたいと思います。

まずは用途を確認。

スパイク選びで重要なのは、メーカー、素材、歯の位置、デザインではありません。まず重要なのは誰が、いつ、どこで使うかでスパイク選びが大きく変わってきます。
子供が少年野球で使うのか、甲子園を目指すような高校球児が使うのか、はたまた、30.40代の方が草野球で使うのか。これらの違いが大きく関わってきます。

ここではもうわかっているよ!という方もいるかもしれませんが、そういった方は飛ばして見ていただいても構いません。導入といった感じですから。

なぜ、重要なのか?理由としてはあなたが買ったスパイクが、使えない可能性があるためです。
例えば、少年野球では金具付きスパイクは禁止されています。高校野球ではカラースパイクは使用できません。草野球も大会によっては金具のスパイクはアウトだったり、色の指定がある場合があります。チームによっても黒のスパイクのみや、白地に赤のライン限定、メーカーも指定しているところもあります。
その時々に応じて、スパイクも選んでいくことが求められます。
入るチームやリーグのルールを十分考慮した上で購入しましょう。

スパイクの種類

① スパイクの歯の違い

金属金具は、中学校から使用するようになります。少年野球では樹脂・ゴム製のスパイクです。ポイントスパイクと呼ばれます。
少年野球では金属金具ではなく安全性のことからポイントを使用します。金属金具のほうがポイントよりもグリップ力が増していきます。
スパイクの選び方 | 用具の選び方 | スポーツプラザ二協社|野球人のススメ

基本的な選び方としては、少年野球やポイントスパイク、中学生以上は金具スパイクを選べば大抵の場合問題ないでしょう。しかし、球場、リーグの種類などで、金具が禁止されている場合がありますのでポイントスパイクの方が万能かもしれません。

金具の方がグリップが強いのでそっちを選べば間違いないと思われる方もいるかもわかりませんが、それには実は大きな落とし穴があります。グリップが強い=足(体)にかかる負担が大きくなってしまうということ。毎日部活をしている学生などはあまり気にしなくていいですが、月一くらいで草野球を行う方は安易に金具スパイクを選ぶのはおすすめできません。
プロ野球選手ですら、たまにポイントスパイクを履かれている方を見かけます。疲労軽減や怪我の防止などが理由ですが、それだけスパイクから来る足の負担は大きいものなのです。

当然ですが、歯の数が多いほどグリップ力が高くなりますがその分、足に負担がかかります。以前は投手だと歯が6つのタイプ。野手は9つのタイプを好んで使っている選手も多かった気がしますが、現在はスパイクの進化によってあまりその傾向は見られず、投手でもたくさんの歯が付いているスパイクを履いている選手も多く見られます。

② 埋め込み式か取り替え式か

最近多いのが、この【A】埋め込み式です。取り替え式に比べて金具のつなぎ部分がないため、スパイク全体を軽くすることが出来ます。
スパイクのねじれを考えても、つなぎが無いとスパイクがねじれ、より足の曲りに等しくなってきています。
一歩目の蹴り出しという面では大きく変わると思います。
スパイクの選び方 | 用具の選び方 | スポーツプラザ二協社|野球人のススメ

埋め込み式
メリット
耐久性があり、長く使用できる。
突き上げ感が少ないので、疲労しにくい。
金属部が歯のみなので、軽量で柔らかい。
左右に安定して走りやすい。
裏金交換の費用がいらなくなる。

デメリット
すり減ると交換できない。

取り替え式
メリット
すり減れば交換できる。

デメリット
突き上げ感がある。
金属部が多いので重みがある。

③ ソールの違い

昔は革底が主流でしたが、プロ選手も樹脂底に変化しています。
樹脂底が軽くなったことが大きな要因ですが、選手生命を考えるプロ選手は、足のケガを考えます。樹脂底は、そのくらい足の負担が少ないです。また、雨に濡れても重くなることがないので、練習にも最適です。
もちろん足へのフィット面で言えば、革底がいいです。なじむということに関してはグランドの感触も感じれる程です。
スパイクの選び方 | 用具の選び方 | スポーツプラザ二協社|野球人のススメ

樹脂底
メリット
突き上げ感が少ないので、足への負担が少ない
耐久性があり、練習にも使いやすい
足が疲れにくい
ひざに故障がある人むき
雨の日のグランドも気にしなくてよい

デメリット
足になじみにくい

革底
メリット
使うほどフィットして、なじみやすい
地面(グランド)の感覚が足に伝わる

デメリット
クッションがないので足が疲れやすい
手入れに手間がかかる
突き上げ感が大きい
耐久性がないから、練習に使えない
革がすれて薄くなる
雨や水分に弱く、縮みや変形する

こうしてみると10年ほど前は革底スパイクが主流でしたが、現在は樹脂底スパイクが主流になっています。
革底スパイクは高価で手入れに手間がかかり、今思っても正直メリットはあまりなかったかと思います。(その高級感で手にする選手もたくさんいたのですが…)

また以前のユーザーからすると、「歯の取り替えられないスパイクだと歯がなくなってしまった時、不便じゃないか」と考える人も多いかもしれません。
しかし、自分の経験上ですが、【歯が全くなくなる<スパイクがダメになる】ことがほとんどで取り替えができないことがそこまでデメリットにはあまり感じません。
やはり、疲労の度合いや手入れの容易さ、価格を考えると樹脂底・埋め込み式がいいかと感じます。
合わないスパイクを履いて怪我をしてしまったら元も子もないですから。

ちなみにですが、革底でポイントという組み合わせはまず無理です。(この組み合わせをする方はまずいないと思いますが)メーカーによってはオーダーで樹脂製の歯にすることはできますが、それだけのために高価なオーダーをするのは疑問が残ります。

④ 素材の違い

合成皮革

一番多く使われている種類ではないでしょうか。こだわりがない方であれば、この素材一択ですね。エントリーモデルからハイエンドモデルでも使われている素材なので安価であっても性能が悪いというわけではないです。かえって、破れたり、穴が開いたりしたら潔く買い替えられるのもいい点ではないでしょうか?

天然皮革

合成皮革よりも高級感あふれる素材になります。もちろん価格も高価で最低でも諭吉さんが1人いないと買えません。革の種類にもよりますが、合皮よりも軽く、履いていくごとにその人の足に合っていきます。ただし、革底同様に手入れに手間がかかり、水にも弱いことから現在ではトッププロでも天然皮革を進んで選ぶ選手はそこまで多いわけではありません。

ヌバック(スエード)

近年、急激に増えてきた素材になります。特徴はなんといっても軽量なこと。とにかく軽いスパイクを希望するのであれば、ヌバックを選ぶといいでしょう。その代わり耐久性は合成皮革や天然皮革に劣ってしまいますが、試合用と割り切ってしまえばあまり気にする必要はない気がします。あとヌバックが雨に弱いという方がたまにいますが、この素材がそもそも雨用の靴に用いられていることから、そうではないと思っています。雨でスパイクが傷んでしまうのはどの素材も同じですし、手入れの面から言うと天然皮革の方がはるかに雨に弱いです。

メッシュ

スパイク全体に使われている素材ではないですが、スパイクの一部をメッシュにしたスパイクも近年多く見られます。こちらも軽量なことが大きなメリットですが、上記の素材と異なり、耐久力には疑問がのこります。スライディングの際に破れてしまったなどの報告もあります。
しかし、通気性は抜群にいいので、快適にプレーしたいのであれば、メッシュ素材も選択肢の入ることでしょう。

⑤ 履き口の違い

野球用スパイクには約3種類(メーカーによって定義が微妙に違うが)の履き口があります。ポイントとしては捻挫防止や足首保護、スパイクと足の一体感になります

ローカット

定番の型です。余計部分がないので下記よりも軽量です。あとこれはスパイクを履いたことがないとわかりませんが、人によって足首の自由が効いた方がいいと言う人と固定されていた方がいいと言う人がいます。あくまで参考ですが、普段履く靴でローカットが多いのであれば、そちらの方が合うかもしれません。

ミドルカット

ローカットよりも履き口が高くなっており、くるぶし、足首をより保護できるスパイクになっています。既製品の多くのスパイクはこのミドルカットとローカットで商品展開されているパターンが多いので、試着して合う方を選んでもいいかもしれないです。

ハイカット

実はもともと高校野球では禁止されていたスパイクの形状になります。1995年くらいに解禁されましたが、プロ、アマにかかわらず、使っている選手はほとんど見られません。余談ですが著者はハイカットのスパイクを使用しています。そもそもこのスパイクは現在既製品のラインナップに乗っていないので、オーダーで注文をしないと購入は難しいです。
メリットとしては足首まで完全にホールドできることやスパイクの中に砂がほとんど入ってこないので快適にプレーできることが挙げられます。

⑥ 軽さの違い

ここを最も重要視している方も多いかもしれませんが、一つ言えるのは軽量=高性能はないということ。安易な気持ちでとにかく軽いスパイクを選んでしまうと思わぬ怪我や故障に繋がる可能性があります。
軽いスパイクはその分、クッション性を犠牲にしなくてはなりません。足にかかる負担を増大させてしまう恐れもあります。重すぎるのも問題ですが、無理をして最軽量で高価なスパイクを買うよりは、一つランクを下げた、クッション性の高いスパイクを使用した方がかえって快適にプレーできたりもします。
また、素材の関係から当然寿命が短いです。特に投手や捕手はあっという間に穴が開いてしまうことも考えられます。

⑦ メーカーの違い

おそらくスパイクを選ぶ際に気にしないといけないのは、このメーカー選びかもしれません。もちろん選択する際にはメーカーのブランド力や、お気に入りのメーカーだからというのはおすすめできません。
メーカーごとのスパイクの違いとして、足の形がまったく異なっており、「いかに自分の足に合ったスパイクかどうか」を見極める必要があります。
全てに当てはまるわけではありませんが、日本のメーカーは日本人の足に合っているし、海外のメーカーは外国人の足に合わせて作っている傾向が強いです。
プロ野球を見ても近年はアシックス、ミズノのスパイクを使っている選手の割合が非常に多く、選手の中にはスパイクだけアシックスを使用している方も珍しくはありません。(もちろん、スポンサーになっているなどの要因もありますが…)
自分に足に合ったスパイクのメーカーを理解しておくと、変に冒険して足に合わないスパイクを買ってしまったと事故も防げます。
これはあくまで自分の感覚ですが、野球用のスパイクに限らず、ランニングシューズでもバスケットシューズでもメーカーによっての型はあまり変わらないような気がします。運動している時に履いている靴で違和感がなければ、そのメーカーを選ぶのも一つの手です。
若干合わないけどどうしてもこのスパイクを履きたい!!と言う方であれば、最悪中敷きを変える作戦もあります。最近中敷きもさまざなな種類が販売されており、自分の足に合わせたものに変えるだけでも履き心地を劇的に変えることができます。

最後に…

何をもって決定すればいいのか?

ここまでスパイクの様々な違いを述べてきたが、一番大切なことはやはりその人の足に合っているかどうかということです。スパイクは走るためだけのものではなく、走攻守全てにおいて使用する野球用具である。そこを軽視しては当然いいプレーも生まれてこない。そもそも上達しないということも考えられます。
メーカー、素材、軽さなど重視する点は人によって様々であるが、それぞれメリット、デメリットがあり完璧なスパイクは存在しないと思います。
スポーツ店に足を運べば、様々な種類のスパイクがあるので、試着をするのがおすすめである。同じサイズでも各メーカーによって履いた感じがまったく違うのがわかるのではないでしょうか?
フィットするスパイクをいくつか見つけたら、その中で軽さや素材、歯の位置、数をプレーする状況に合わせて考えれば今まで以上に自分に合ったスパイクが見つかるでしょう。

https://matome.naver.jp/odai/2147964421236271501
2017年10月02日