切迫流産3割…鬱でも働く看護師が深刻。向精神薬を飲んで働く過酷な現状とは

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病院や診療所などで働く看護職員の約7割が慢性疲労を訴え、鎮痛剤や睡眠剤など何らかの薬を常用している割合は約6割に上り、妊娠者のうち3人に1人は流産の前兆である切迫流産を経験していたことが日本医療労働組合連合会(医労連)の調査で分かった。

精神障害に関する労災の請求件数と支給件数、上位ランクインの業種

労災の請求件数を業種別にみると、「医療・福祉」分野の「社会保険・社会福祉・介護事業」が157件、「医療業」が96件と他分野に比べて多い。
平成27年 最も労災請求が多かった業種は?? | HRプロ

過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスなどが原因で発病した精神障害の状況について、それらによる労災請求件数や、労災保険給付を決定した支給決定件数などを、年に1回とりまとめている。今年は2016年6月24日にその内容を発表

「仕事量」「医療事故の不安」がストレスに

看護師が感じる強いストレス(2つ選択)の要因は、「仕事の量の問題」が46.6%と最多で
仕事のストレスによるうつ発症、医療業が第2位。看護師のストレス原因は「仕事量」|看護roo![カンゴルー]

次いで「仕事の質の問題」30.3%、「職場の人間関係」28.4%、「仕事への適性の問題」19.8%、「事故の不安」11.9%と続きます。

過労死等の労災補償状況

2015年度に労災の支給請求(精神障害)をした人は1515人、支給決定した人は472人(うち自殺93人)。厚生労働省が発表した
仕事のストレスによるうつ発症、医療業が第2位。看護師のストレス原因は「仕事量」|看護roo![カンゴルー]

看護職員の75%が 「仕事を辞めたい」と思っている

人員不足→長時間労働→悩みやストレスを抱える→仕事を辞めたい
http://irouren.or.jp/research/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%AE%9F%E6%85%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB.pdf

4人中3人に「離職意識」
全国の看護職員から回収された3万人以上のサンプルの調査
「あなたは仕事を『辞めたい』と思うことが
ありますか」という設問に対し、
「いつも思う」19.6%
「ときどき思う」55.6%
75.2%の看護職員は「仕事を辞めたい」と思うことがあった

6割が薬を服用、向精神薬も1割

交代制勤務により体内時計に反する睡眠パターンが多くなり、勤務中に強い眠気や就寝時に眠れないなどの睡眠障害が起こることは、交代勤務睡眠障害(SWD)として定義されています。
夜勤の健康被害は深刻。看護師はどう対策すればいいのか?|看護roo![カンゴルー]


https://matome.naver.jp/odai/2147791250490590401/2149904165730450503
看護師の夜勤従事者において、睡眠薬の服用率は3交代よりも2交代の方が多いという報告があります。
2交代では11.5%、3交代は6.6%の割合で服用しているという結果です(Futenmaら、2015)

看護職の6割が何らかの薬を常用していて、最も多いのが「鎮痛剤」で焼く3割、「睡眠剤」や「安定剤」「抗うつ剤」など向精神薬を服用している人も1割を占めていて、精神疾患を抱えつつ働いている人が一定数以上いることが分かりました。
熊本赤十字病院で働くみなさんへ:仕事のストレスによるうつ発症、医療業が2位

メンタルヘルスの労災申請で医療職が上位を占める傾向は長年続いていて改善する様子がみえません。

睡眠剤や安定剤の常用者も
疲れやストレスなどから薬を常用する割合は、多い順に鎮痛剤(29%)、ビタミン剤(19%)、胃腸薬(17・6%)など。睡眠剤(6・9%)や安定剤(4・3%)の常用者もいた。「常用してない」は40・5%にとどまった。。

夜勤者は身体のリズムが乱れますから、ホルモンバランスにも影響を与えます。眠りたい時にぱっと寝ることができなくなり、月経周期も乱れ、肌も荒れがち。風邪を引きやすいとか、体調不良を起こすこともしばしば。そして看護師は意外に、睡眠導入薬や抗不安薬のお世話になっている人が多いのです。
過度のストレスが看護師に与える悪影響〜不妊〜

医療事故のリスクにも影響

夜勤の事故は4日連続の場合、1日だけの勤務の36倍に増えるという報告があります(FolkardとTucker,2003)
夜勤の健康被害は深刻。看護師はどう対策すればいいのか?|看護roo![カンゴルー]

夜勤4日目は事故のリスクが36倍

「切迫流産」が多い

看護師には不妊もしくは切迫流産が多いのです。夜勤中に出血したり、おなかが張っても安静にする訳にはいきません。夜勤はどの施設でも最低限の人数でまわしていますから、誰か一人が抜けても業務が回るほどの余裕はないのです。ですから、責任感ある人程無理して仕事をしてしまいます。ゆえに、看護師である妊婦は診断書が出て絶対安静となる人が多く、産休前に戦線離脱してしまう人が多い

2006年4月以降に妊娠経験がある約3500人のうち「切迫流産」となった人が34.3%、「流産」は11.2%で、88年の調査に比べそれぞれ10ポイント、7.5ポイント増加。
看護職員、7割が慢性疲労 医労連が実態調査  :日本経済新聞

妊娠時に夜勤や当直を免除された人は66.7%にとどまり、「軽度な仕事への配置転換」19.4%、「つわり休暇」も7.8%と低かった。
看護職員、7割が慢性疲労 医労連が実態調査  :日本経済新聞

ミスターK@arapanman

こんな悲惨な話はちょっと聞いたことがない。「同僚は、出血が続いていたのに休みが取れず、そのうちに胎児がおなかの中で亡くなった。しかし、人手が足りず、亡くなった胎児の処置をせずに出勤。泣きながら働いていた」。 pic.twitter.com/vBBGpRWoK3

妊娠時に夜勤を免除されている看護職員は約5割

日本医療労働組合連合会(医労連)が20日に発表した調査結果でこんな実態が浮かび上がった。慢性的な人手不足が背景にあり、流産や早産につながっていると指摘。医労連は「人員を増やすなど労働環境の改善策が必要」としている。
【悲報】妊娠時の看護職員、夜勤免除はたったの5割だと判明・・・ | 草生えるニュース

なぜ「うつ病」になってしまうのか

日常業務の中で患者さんの死を目前にし、ショックを受けることもあるでしょうし、過度なプレッシャーを背負うこともあると思います。看護師さんになる人は、責任感が強い方が多く、良い一面でもあるのですが、その一方で、自分を追い込みがちになってしまう
看護師さんにうつが多いって本当?うつにならないための予防法 | ナースときどき女子

「私はストレスを溜めない方だから大丈夫!」
なんて言っている看護師さんほど周りに気を遣いすぎて、知らず知らずのうちに鬱(うつ)になってしまう傾向があります。

病院によっては休みが取りづらく、過酷な労働条件で働き、体力的にも精神的にもしんどくなり、身体の不調だけでなく、心のバランスを崩してしまうというケースがある
看護師さんにうつが多いって本当?うつにならないための予防法 | ナースときどき女子

実際働く看護師の声・・・

今のままでは、患者さんによい看護が提供できないばかりか、患者さんを不快にさせ、余裕のなさから医療事故を起こし、患者さんの命を脅かす危険性があります
http://www.irouren.or.jp/jp/old/seisaku/seisaku64.pdf

夜間鳴り響くナースコール
廊下に出たら、病室の前のランプが 4 箇所で光っていた。
1 人で 4 人同時にはいけない。
心の中で叫ぶ。
「私が行くまで、勝手に動いて転ばないでよ!」と

誰がミスをしてもふしぎではない毎日。「早く早く」とせかされ、何かにおわれる毎日。勉強会、研修会、委員会と、いったい仕事と関係ないのはどれ?
いつ休んで、いつ働いて、今日が何日で、何曜か、なぜこんなに振りまわされるのか。こんなことあと何年続けさせて、あと何年、私達看護師を苦しめるのか
http://www.irouren.or.jp/jp/old/seisaku/seisaku64.pdf

食事もままならず、1 口食べてはナースコール対応に追われる。自分がトイレに入っている暇もない。看護師はこんな状態で働かされているのです。私たちは生身の人間なのです。
限界があります

もっとそばにいて、思うとおりにしてあげたいと思っても、準夜勤の 2 人では時間が許すはずもなく、次の患者さん、次の処置へと行かなければならない。
2 日後の朝、この患者さんは亡くなった。死ぬ間際のささやかな望みさえ、叶えてあげることができないくやしさ、腹立たしさ
http://www.irouren.or.jp/jp/old/seisaku/seisaku64.pdf

なんで彼等、彼女等は死んでいってしまうのに私は死なないんだろう、あの人たちの代わりに私が死ねれば良いのに、とふとした瞬間に考えることが急激に増えました。
私が出勤すれば誰かが死ぬのではないかと、そんなことを思ったりもしました。
看護師、23歳、うつ病になりました|看護roo![カンゴルー]

亡くなった患者さんのことを想っては家で号泣し、病棟では絶対に笑顔を絶やさないように努力しました。

職業意識による病気の発見が遅れる
食欲不振、意欲低下、起床時の倦怠感、そして希死念慮と、ここまでうつ病の症状が揃っていたにも関わらず、精神が蝕まれていたことに私自身すら気付かなかった原因のひとつは、「看護師だから」という周りや自分自身の職業意識

誰にとっても、「看護師としての私」と「人間としての私」の間で苦しむことはいつまでも続くでしょう。そこで必要なのは職場内でなんでも言える風潮かもしれないし、ひとりで抱えない勇気かもしれないし、「こうすれば看護師は精神疾患にならない!」なんて解決策はきっと存在しない
看護師、23歳、うつ病になりました|看護roo![カンゴルー]

余裕のある勤務をさせてください。私が相手をしているのは、人の命なんです。
http://www.irouren.or.jp/jp/old/seisaku/seisaku64.pdf

https://matome.naver.jp/odai/2147791250490590401
2018年07月23日