「そして、誰もいなくなった」【第5話】日下瑛治のセリフと共に登場シーンを振り返り、その魅力に迫る!

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Hey!Say!JUMP 伊野尾慧くんが演じる日下瑛治。日下瑛治の登場シーンだけをピックアップ。圧巻の演技をもう一度、セリフと共に振り返ります。

第5話

「藤堂さんは人を殺せるような人じゃない。」

藤堂に駆け寄って抱き起こし、きつく抱きしめる日下。
「俺は…信じますよ。」
「俺は藤堂さんを信じます。」

「僕も、藤堂さんとおんなじなんです。」
「持ってないんですよ。パーソナルナンバー。」

藤堂の肩に手を添え、目を見つめながら話す日下。
「だから、法律的には
僕も、世の中には存在しないはずの人間なんです。」

少し微笑んで、藤堂の肩を叩く日下。
「なんか、あったかいもんでも飲みません?ココアとか。」
立ち上がり、部屋の明かりを点ける。
「俺、ココア好きなんですよー。
ねっ。」

台所に立ち、ヤカンに水を注ぐ。

なんでなくなっちゃったの?と尋ねる藤堂。
「はい?」

「売っちゃいました。サクッと。
高校を卒業する前に家を出たんです。
で、やっべーめちゃくちゃ金がねーなーってときに
悪魔に耳元で囁かれたみたいな。」

日下瑛治って偽名?と尋ねる藤堂。
「まぁ、生まれたときとは違う名前です。
でも、気に入ってますよ。日下瑛治。」

「他人に押し付けられるものより、
自分で決めた名前のほうが気持ちいいんだなーって
気が付きました。」

ヤカンの火を止め、
二人分のマグカップとココアの瓶を持って、テーブルへ。
「二人で考えてみます?」
「藤堂さんの新しい名前。」

「例えばー
涼風まこと。」
「あ、クサイですか?ちょっとクサイ。
じゃあ何…あっ、はま…
浜田山さとし。」

インパクトが薄いのがいいかなと藤堂。
「山田太郎。」

服を借りておいていいかなと聞く藤堂。
「それは、いいですけど。」

警察に行こうと思うと話す藤堂。
「こんな時間にですか?」
一瞬考え込む日下。

勢い良く立ち上がって、藤堂の方を振り返る日下。
「送りますよ。
火、消してもらえます?」
コンロを指差す。

「送りますよ。
だって財布とか何にも持ってないですよね。
そのくらいさせてください。」

「うわっ!」
部屋に煙が充満し、むせる日下。
「藤堂さん!大丈夫ですか?
藤堂さん!
藤堂さん!
藤堂さん!!」

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謎の白い部屋を脱出し、ビルの屋上に出た藤堂。

数字の「7」が書かれた白いスピーカーから、
ボイスチェンジャーで加工された謎の声が話し始める。
「お前には、選択肢が2つある。
このまま私に撃たれるか。
それとも自発的にそこから飛び降りるか。」

「前に進め。」
謎の声が続ける。
「もう一度同じことを言おう。
お前には選択肢は2つある。
このまま私に撃たれるか。
それとも自発的にそこから飛び降りるか。」」

第3の選択肢があるはずだと返す藤堂。
「さすがだな。
やはり、お前は頭がいい。
いいだろう。
少し予定とは違うが
第3の選択肢を出してやろう。」

「『孤独』。
私の願いは『孤独』だ。」
「言葉の通りさ。
すべての不平等、不満、そして争いは
人と人とが連帯し、徒党を組むことから起きる。
だから、その逆の世界を作りたいのさ。
誰も信頼できず、誰とも仲間になれず、
それ故全員が平等で争いのない世界。」

そんな世界はあり得ないと返す藤堂。
「いや、できる。
私とお前が手を組めば。
私達の手で世界を孤独にするのさ。」

そんなことは馬鹿げてると返す藤堂。
「では、話し合いは決裂かな。
私はこのまま君を撃つこともできるんだが。」
「でも、まずは彼から撃ってみようか。」

銃声が響く。
「あぁっ!」
日下が声をあげる。
「藤堂さん…。」

やめろ、彼は俺を匿ってくれてただけだと叫ぶ藤堂。
再び謎の声が話し始める。
「なるほど、友達なのですね。
いいですね。
ということは、彼が死ねば、
あなたは今よりもっと孤独になれるということだ。」
銃声が鳴り続ける。

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バー「KING」。

砂央里、馬場、藤堂が集まったところで、
包帯を巻いた右手に左手を添えて、奥の部屋から日下が出て来る。

藤堂の前までやってきた日下が話し始める。
「すいません、俺のためにこんなところまで来てもらって。」
「どうせだったら太ももとかにしてほしかったですよね。
これじゃお酒作れなくて。」

「藤堂さんは、俺の命の恩人です。」

4人共お仲間でしょ。みんなパーソナルナンバーを持っていない
と言う砂央里に頷く日下。
そして、それを理由に脅迫されている…と続ける砂央里。
「ですね。
みんな、色々言いたいことあると思うんですけど
仲良くしましょ。」
英治が明るく言う。

「これから、俺たち4人は仲間なんですから。」

「封筒を一通預かってきてて、
これに、俺達への指令が書いてあるみたいです。」
そいつの顔みたの?と尋ねる藤堂。
首を横に振り、日下が言う。
「ひょっとこのお面してて。」

封筒を開けると、メッセージが書かれている。
「世界を孤独に。
そのために、
君たちは今から7つの罪を犯す」

堕落の第6話 続く。

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2017年01月08日