【閲覧注意】死ぬほど洒落にならない本当にあった怖い話『同じ夢と隣の雑音』

usagiman63
【閲覧注意】死ぬほど洒落にならない本当にあった怖い話『同じ夢と隣の雑音』

同じ夢と隣の雑音

私の両親が岡山のホテルにて体験した話。

町内会の旅行のツアーに参加した私の両親は、
岡山の見るからに怪しいホテルに泊まる事になった。

ホテルに入ると一瞬にして分かる異様な雰囲気。

嫌だなと思いながらも、
心霊体験を経験した事のない二人は余り
そういう事は考えずに部屋に着いた。

一通り、観光を終え部屋に戻った二人、
隣の部屋は近所のおばちゃん達の相部屋、
一向に納まらない隣のザワザワという音にも

「盛り上がっているんだな」

程度しか考えず、そのまま床に就いた。

そして、その夜に異変は起こった。

母親の夢の中、
ホテルの部屋に入ってくる青白い顔をした男の人。

夢の中、恐怖におののきながら
母は隣で寝ている父に必死になって

「お父さん、お父さん」

と呼びかけるが声にならない。

そして、その男の人はそのままベランダに向かって、
すぅーと消えていった。

そして夢はそこで終わる。

そして朝になり、
母は慌てて父に自分の夢の話をした。

すると父は、
驚いた事を口にした。

「俺も夢で見たよ、部屋に入ってくる男の人を・・・」

二人は同時に夢の中で
同じ男の人を見ていたのだ。

そして、帰りのバスの中、
母は隣の部屋のおばちゃん連中に

「昨日は、夜遅くまで盛り上がっていたんだね」

と聞いた。

すると

「えっ。昨日は疲れていた事もあって、すぐに寝たよ」

「えっ。じゃあ、
あのずっと人が話していた様なザワザワとした音は・・・」

後日談として聞いた所、
そこのホテルは、精神病院の跡地に建てられた物らしい。

祖父の予感

自分が高2の時の事です。

当時、祖父母両親自分の五人家族で、
祖母は70歳過ぎでも
自分の小遣い稼ぎと趣味の踊りの稽古代の為に
競馬場、競艇場の売店で売り子をしてて、
アウトドア派な人でした。

9月のある日、
祖母はいつものように早朝仕事にでました。

自分含め家族もちろん全員寝てたんですが、
7時頃かな?

祖父が両親と寝てる二階に上がってきたんです。
(二世帯で二階両親&自分で一階に祖父母が住んでて、
滅多な事ない限り祖父母が二階に来る事はありませんでした。)

真っ先に自分のとこ来るなり、

「婆さんどこいった!!??」

家族皆祖母が仕事の日な事は分かってたんで、

「仕事行ってんじゃないの?
部活の試合あんだからも少し寝かしてよ!」

「違う!仕事に行ってない!何かあったんだ!
頼むから近所を探しに行くからついてきてくれ!」

当時全くボケてもおらず、
むしろ怒ると怖い祖父だったが
流石に真剣に相手にしないでいると、
何事かと起きてきた両親にも探しに行くように詰め寄ってきたが、
父は、

「もう少ししたら婆さんの仕事場に電話するから落ち着きなよ」

と諭したが、
祖父はもういい!と一人で家を飛び出して行きました。

尋常じゃない祖父の様子が気になってはいましたが、
母は朝食を作り出し自分は試合の準備を、
父は仕事の準備をし終わった後に
祖母の職場に電話しました。

「朝早くにすいません。
○○ですが、うちの婆さん出勤してますよね?」

「あっ○○さんですか?
丁度連絡しようと思ってたんですよ。
××(祖母)さんまだ来てなくて。
今まで遅刻欠勤なかったから心配してたんですが。」

「来てないですか?!
わかりました。。
時間通り出てるはずなんですが、、
もし出勤したら連絡するように伝えてもらえますか?!」

このやりとりが終わって
本当にすぐ祖父が帰ってきて、

「どうだ?!仕事に行ってないだろ!!
だから言ったんだ!何かあったんだ!
もう一度探してくる!」

で、出ていこうとする祖父を止めて
連絡が入るのを待とうと自分が説得してると、
それも本当に丁度、家の電話が鳴りました。

「○○さんのお宅ですか?
私、△△病院救急の者ですが
××さんはご家族で間違いないでしょうか?
落ち着いて聞いて欲しいのですが、
一時間程前に交通事故にあわれ、
こちらに搬送されています。
まだ息のある状態です。
至急こちらにお越し下さい」

この知らせを父が聞き
パニック状態になってしまい、
病院へは母と自分、祖父と行こうとしましたが、
祖父は、

「もう遅い、、、挨拶も出来んかったなぁ、、、」

といい、
病院へは行かないといいます。

「まだ息があるって言ったじゃないか!
早く一緒に行こうよ!」

と言いましたが、

「だから、朝嫌な予感がしたんだ。
もうだめだよ。今、行ってしまったんだよ」

母はしょうがないから
取り敢えず二人で行こうと車で病院に向かいました。

救急窓口に行き病室に行きました。

ですが時既に遅く、
本当にドラマのように顔に白い布をかぶされた祖母が横たわってました。

布をどかすと祖母は本当に寝てるような顔をしていて、
起こせば返事してくれそうな、そんな顔でした。

五分後でしょうか、
搬送時担当して頂いた医師が来て話をしてくれました。

「××さんのご家族ですね?
せめてご家族が来るまではなんとか持たせたかったんですが、、、
丁度ご連絡をして間もなくお亡くなりになりました。」

母は泣き崩れ、自分は涙もでず
これは夢だと現実を否定し続けました。

暫くして泣き崩れていた母が、
なぜか自分の試合を心配しはじめ、

「どうせ家にいてもあんたに出来る事はないよ。
今日は大事な公式戦なんでしょ?
送るから行きなさい。」

こんな気持ちでどうしろと?
と思っていたが、確かに母の言う通りだし、
何かしてないと押し潰されそうな状況だった。

顧問にだけ今日の出来事を伝え、
チームメイトには伝えず試合に望みました。

正直試合の記憶はありませんでした。

奇しくも公式戦初勝利でチームが喜びの中、
自分は打ち上げに行かず、
車で観戦に来ていたOBに家まで送ってもらいました。

車の中では試合の事はすっかり忘れ
祖母との思い出にひたっていましたが、
ここにきて朝の祖父の一連の行動に
疑問が浮かんできてもいました。

家に着き居間に行くと親戚が集まっていて、
隣の寝室には祖母が帰ってきていました。

決して起きてはくれない事はやはり、
朝の出来事に間違いないことを証明していました。

さて帰宅の途中
湧いたその疑問を解消すべく祖父に問いつめようとしましたが、
祖父は来客の相手に忙しく、話が出来る雰囲気ではなかったです。
(親戚も多く本家の為、お客が途切れる事がありませんでした)

ただ、朝あれだけ取り乱していた祖父なのに
来客の方には笑って、気さくに対応していたのが印象的でした。

余談ですが、
祖母が事故にあったのは家の真ん前でした。

幹線道路に面していて
横断歩道も確かに歩かないと近くにないため、
信号もない所を渡ろうとしたその時、
居眠りをしていた120キロの車に跳ねられました。

当然救急車をよびましたが
早朝なのでサイレンを鳴らさなかった結果、
すぐそこにあった家族の事故に誰も気付けないでいました。

さて、通夜を翌日に控えなんて名前の風習かは忘れましたが、
1日蝋燭の火を絶やさず寝ずの番を任された自分と祖父は
祖母を真ん中に川の字に布団をひき、休みながら見張る事に。

ここで自分は、
昼抱いた疑問を祖父にぶつけてみました。

「朝、すごい剣幕だったけど何か感じたの?」

「朝起きて散歩行こうとして、
婆さんがいないのがおかしかった。
今考えれば仕事でいないのは当然なんだがなんでだろうな。
いてもたってもいられなかったんだが、
病院から電話があった時、
自分の中からなにかがすっと抜けた感じがした。
その時、もう間に合わない事がわかってしまった」

話は変わるが、
はためから見て祖母と祖父は仲が良いとはとても思えなかった。

父から聞いた話では博打の所為で土地も9割手放したし、
伊豆やら仙台に愛人がいて、
代々の大工家系で腕はいいが飽き症で。

ことあるごとに愛人のとこに逃げ込んだ祖父を
祖母が連れて帰る事が度々あったそうで、
祖母は母には今のように離婚してもいい時代が羨ましいと、
毎夜愚痴をこぼしてたそうです。

そうはいっても50年連れ添った二人には
他人には解らない絆があったんでしょうか。

さて、祖父との話も途切れた頃、

「今日試合だったんだろ?
火は俺が見てるから疲れてるだろうからもう寝なさい」

との一言で、
自分は疲れていた事を思い出したかのようで
間もなく寝てしまいました。

寝入ってからどれぐらい経ったか解りませんが、
近くからの話声が気になって目が覚めてしまいました。

何やらすぐそこで会話が聞こえるのです。

祖母に対して背中を向けていたので体は起こさず、
耳だけ傾けましたがどうも様子がおかしんです。

祖父が独り言を言ってるようにも聞こえんですが、
相槌も交じっていてるんです。

「あそこまだ行ってなかったなぁ。んっ?
そうだなぁそんな事あったなぁ
そうそう、あの時はすまなかったなぁ」

祖父の声しか聞こえてきませんでしたが、
祖母と会話してるんかなぁと思い、
なぜかこみあげるものがあり声には出さずただただ涙。

後ろを向けば自分も交えて話せるかなとも思いましたが、
あまりに野暮だなと思い振り向けませんでした。

やがて15分程経った頃また深い眠りに入っていました。

翌日起きて祖父の顔を見ると目が尋常じゃなくはれてたので、
昨日の事を聞いてみると、知らん!の一点張り。

意地悪にもなんで目がはれてるのか聞いたら、
この上なく怒られました。

周りの評判はとにかく
自分はこんな祖父が大好きでした。

昔気質で頑固で、自分に正直で。

祖父もその3年後亡くなりましたが
最期まであの夜の事は教えてくれませんでした。

もう一人の僕

自分にとっては不思議な話。

友達にとっては洒落にならない怖い話。

10年くらい前の話。

もう一人の僕が出現した。

友達から、昨日、本屋にいたのよねと。

僕には身に覚えなくて、???の状態。

友達曰く、声を掛けたけど
逃げるように外へ出て行ったということ。

その日は仕事で
その時間に本屋に行くのは不可能の状態。

友達に話したら、

「それじゃ、よく似た人だったのか」

となんとなく納得していた。

その数日後、
友達がボーリング場でもう一人の僕に遭遇した。

その時、もう一人の俺は
女の子とボーリングをしていたらしい。

その日は確かに彼女と遊びに行っていたが、
ボーリング場には行っていない。

山梨県の本栖湖にドライブに行っていて、
地元に帰ってきたのは深夜だった。

その話をしても、友達は

「絶対、おまえだった」

と。

その時、ボーリングには
僕を知っている友達10人近くで行っており、
みんなが目撃していた。

それと、今回は会話もしたという。

それから何日かたったある日。

仕事帰りにコンビニ寄った。

駐車場に入って行くと友達がいた。

僕を見て青い顔をしている。

どうしたのかと思い、
車から降りて友達に近づくと、

友達「どうしてこっちから来るんだよ」

僕「???」

友達「だから、どうしてこっちから来るんだよ」

僕「えっ、何を言ってるのか分からないんだけど…」

友達「今、あっち出て行った」

と僕が来た反対方向に顔を向けて
混乱気味に言った。

それから詳しく聞いたんだけど。

もう一人の僕が駐車場から出て行って、
車に乗ろうとしたら反対側から僕が入って来たらしい。

本当に10数秒の差だったらしい。

会話もしたし僕本人に間違いないらしい。

その時数十秒早く
コンビニに到着していたらどうなっていたのか、
と思うけれども。

僕にとっては不可思議な話。

友達にとっては洒落にならないくらい怖い話。

部屋に盛り塩

私はよく金縛りにあうので、部屋に盛り塩をしているが、
気づけば塩が皿から散らばっていることもよくあった。

何日か前、
それに気づかずに布団にはいった。

すごく静かな夜で、外から車の音もしなく、
家の中からも何の音もしない。

ふと嫌な予感が走った。

その時にはもう体は動かなく、
私の上には何かが乗っていた。

腹の中心部で何かが上下に動いている。

見たこともない爺さんだ。

体は小さめでガリガリに細く、
体には合っていない大きい服を着ていた。

顔は暗くなっていてよく見えないが、
頭の形は大きく飯櫃(いびつ)だ。

腹の中心あたりで動いているので、
だんだん息苦しくなってきた。

そこでふっと金縛りから解放された。

息は荒く汗もかいていた。

何か音が欲しいと思い、
コンポのリモコンに手を伸ばそうをした瞬間、
目眩のような感覚に襲われた。

起き上がる力もなく、
横になったままの状態になった。

同じものが私の体に乗っていた。

何度も何度も繰り返し私の上で動く。

もうこの状況には諦めるしかなくなっていた。

そのまま目を閉じると、目は開いていて、
私はリモコンを手に取り、
上半身を起こしている状態だった。

そのまま歌を大きめにかけ、眠った。

次の朝、布団の感じが
ザラザラしていることに気がついた。

盛っていた塩を見てみると、塩は散らばっていて、
布団の中をもう1度、
見ると盛り塩らしきものが光っていた。

https://matome.naver.jp/odai/2147377374180005001
2016年09月13日