かつて、「女子高生のカリスマ」として社会現象を起こした浜崎あゆみ。
最近では
「声が出なくなった」
「ルックスが劣化した」
「スキャンダルしか話題がない」
などといった、厳しい声も多く聞こえます。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505599403
しかし毎年、新作リリースに、
アリーナツアーなどのライブと、
コンスタントに活動を続けています。
また「歌詞」歌詞などにおいて、彼女らしい魅力を放つ良作を、
今もなお発表し続けています。
今回は、近年の彼女の良作楽曲について紹介します!!
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505599203
引用:http://avex.jp/ayu/discography/detail.php?id=1013959
最新アルバム「M(A)de in Japan」も、ダークな雰囲気の良作になっています!
都会を生きる若者のモラトリアムを表現しきった「Crossroad」
自身単独の作品としては初めて、小室哲也からの提供楽曲となった「Crossroad」。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505599503
当時は、小室氏のスキャンダル直後だったこともあり、
「オワコンとオワコンの組み合わせ」
などといった声もありました。
しかしこの曲は、全盛期の彼女を髣髴とさせる、
「都会で生きる若者のモラトリアム」を、
表現しきった良作となっています。
歌詞:Crossroad/浜崎あゆみ
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505599903
今の自分がアイツ(過去の自分)のことを、
「うまく笑えるようになったかな?」と気にしながら、
自分に関する「変化」や「不変」を認識しながら、
果たして「今の自分」はうまく笑えているか?と、
自問している内容になっています。
また小室氏の作る、電子的なサウンドと絡むストリングスが、
「刹那さ」や「儚さ」、「やるせなさ」を際立たせています。
恋が終わる瞬間の感情を描いた良作「Last minute」
「Last minute」は2014年にリリースされた、(現時点で)最後のシングル収録曲です。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505599603
恋が終わりを向かえ、恋人が去っていく瞬間を描いた、
バラードからロック調へと変化する曲調も、
彼女らしい一曲です。
歌詞:Last minute/浜崎あゆみ
思い出として、永遠に生き続ける恋人に向けて放つ、
「アタシを返して」
このワンフレーズだけで、すべての感情を表現しきっています。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505600403
彼女は決して語彙力が豊富なタイプではありませんが、
解りやすい単語を使いながらも、印象的なフレーズを生み出してきました。
このフレーズはその中でも、
特に優れたフレーズのひとつに数えられるのではないでしょうか。
混沌の中でに立ち向かう様を歌った「Progress」「Song 4 U」
人気ゲーム「テイルズシリーズ」とのタイアップとなったこの作品。
最近の作品の中では比較的、知名度も評価も高いので載せるかどうか悩みました。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505600003
歌詞:Progress/浜崎あゆみ
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505600303
歌詞:Song 4 U/浜崎あゆみ
曲調や歌詞は彼女お得意の、「こんな時代に立ち向かう」覚悟についた曲なのですが、
この曲は彼女とゲームやアニメのとの相性の良さを印象付けた作品であると思っています。
ロック調でありながらデジタルな感覚の強い楽曲と、良い意味で「中二病」が入った歌詞が、
ゲームやアニメとよくマッチします。
彼女の曲とゲームやアニメの動画を組み合わせたMADも、様々な作品が製作されていますが、
そのシンクロ度には両者のファンを驚かせています。
過ちを認めながらも前に進む強さを歌った「Ivy」
ミニアルバム「again」に収録されている作品です。
過去の過ちを認め受け入れ、そこから前へ進んでいく姿が描かれたバラードです。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505600103
歌詞:Ivy/浜崎あゆみ
比較的甘い声での歌唱となっている点や、語りかけるような文体の歌詞が、
ちょっと稚拙な気もしますが、普遍的なメッセージを持った曲として考えると、
これはこれでアリなのかな?とも思います。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617505600203
壊滅的な恋の様を歌った「NO FUTURE」
エレクトロ色の強い曲に載せて、「一度も愛してなんてなかった」と言ってと、
相手に祈願するような歌詞がついています。
歌詞:NO FUTURE/浜崎あゆみ
とにかく苦しい!そういう曲です。
でも、基本的に彼女が歌う「恋の終わり」に関する楽曲は、
苦しい楽曲が多いですよね。
そう考えると、彼女らしさが出ていて非常に良いのではないでしょうか。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617605603203
おわりに・・・
いかがでしたか。
書きながら曲を改めて聴いて感じたのですが、
彼女って結局今も悩み苦しみ続けてるんですよね。
ただ全盛期と違うのは、彼女が年齢を重ねたこと、そして、
彼女の下にまた異なる価値観を持った世代の女性アーティストが、
出現したこと。
きっと、彼女自分や周りが変化しても、彼女の心の根底にあるものは、
あの頃から変わってないのでしょう。
「変えられない」のものと、「変えた」もの「変わった」もののちぐはぐさが、
世間が彼女に関して抱く違和感を、引き起こしているような印象も受けます。
しかし、このようなアンバランスさは、
彼女だけでなく、誰だって持っているのだと思います。
若い頃の自分にとらわれながらも、時間だけが過ぎていき、
半ば強制的な形で変化を強いられる。
そして、その変化に対応できるほどの成長は、
残念ながらできていない。
もちろん、自分なんてまだ見つからないし、後ろは後悔、先は不安。
彼女も我々も、同じ状態にいるのかもしれません。
それが時に、鏡を見ているような感覚に陥り、
建前上は彼女、実際は自分にも向いている苛立ちや不満が、
非難の声として表れている気さえします。
だからこそ、彼女が歌うメッセージは、
今も変わらず「現在」や「現在を生きる人の葛藤」を反映しているのではないでしょうか。
https://matome.naver.jp/odai/2146995263795590901/2146996617605603103