【目次】
■ 夜も寝られなくなる本当に怖い話 (抜粋)
■ 飛び込み事故 ※閲覧注意 ※自己責任
■ ばりばり
■ 猿夢
■ 猿夢『続き』
■ コトリバコ

http://ailovei.com/?p=21509
(↑ 下記の記事の引用元です。)
走る男
そうタイトルだけ記された、何とも斬新? なパッケージのビデオ。
「しょうがない、どうせ百円だし暇つぶしになればそれでいいか」
Aは自宅に帰ると早速ビデオを再生した。
タイトルも出ずに、いきなりホームレスのようなボロボロの服を着た痩せ型の男が走っている映像が映し出された。
「? 手に何か持っている…鋸だ。何で鋸なんか持っているんだ?」
それにしてもこの男、こんな全力疾走しているのにバテるどころか汗一つかかず、スピードを落とす気配さえ一向に見せない。
「ん…? そう言えばさっきからこの男、見たことあるような道を走ってないか?」
Aは段々と胸騒ぎがし始めた。…嫌な予感がする。
「あれ? この道は…? この角を曲がったら…?」
次のカットで胸騒ぎは確信になった。
ああ、ヤッパリだ。この男は家に向かってきている。
しかし、気付いたときには男は家のすぐ前まで着いていた。
いつの間にか、カメラは男の視点になっていた。
画面は古いアパートのAが住んでいる二階部分を映している。
急いでベランダから外を覗くと…いる。あの男が。
男は迷わずベランダの柱を鋸で切り始めた。
訳の分からないAはとりあえず、
「おい! なにすんだよ! やめろよ!」
と男に怒鳴った。
すると男はAを見上げた。Aは思わず息をのんだ。
画面からは確認できなかったが、男は両目がロンパッてカメレオンのようだ。
そしてボロボロの歯をむき出しにしてニヤッと笑い、走って視界から消えたかと思うと、階段を駆け上がる音が聞こえる。
「ヤバい! ここに来る!」
鍵を閉めようと玄関に急ぐが、男はもうそこに立っていた。
居間まで追いつめ、鋸を振りかざす男。Aはとっさにリモコンで停止ボタンを押した。
その瞬間、男は居なくなっていた。鋸もない。
Aはすぐにビデオからテープを引っ張り出してゴミ箱に捨てた。
Aの部屋のベランダの柱には、深々と鋸の痕が残っていた。
車で迎えに来た
20年近く前、まだ私が中学だった頃の事です。
当時、親戚のおばさんでTさんという方がいました。
小さい頃は気さくでよく喋る方だったのですが、旦那さんが病気で亡くなってからは性格が変わってしまい、塞ぎ込みがちになっているそうです。
ある日の夜、部活のバスケの練習が終わりに差し掛かった頃、(確か夜の八時半頃だと思います)
学校の体育館の玄関口に、Tさんがやって来ました。
とりあえず、私は「あれは親戚の人です」と顧問の先生に言うと、 顧問の先生は会釈しながら玄関まで向かい、Tさんと何やら喋っていました。
顧問の先生が戻ってきて、
深刻そうな顔で「○○(私の名前)のお父さんが、交通事故に遭ったらしい…。」
「え?そんな…」
「あの親戚の方、車で迎えに来たそうだから、一緒に帰りなさい」
私はもう何年もTさんと会ってすらいませんでしたが、記憶には充分残っていましたので、本人には間違いありません。
気が動転しつつ、Tさんの車に乗り込みました。
車が出発した後、夜道を走りながら、私のほうからTさんへ色々聞きました。
「お父さん今どこにいるんですか?」
「病院」
「どこの病院なんですか?」
「ここから少し行ったところ」
「どんな状態なんですか?」
「よくわからない」
なんだか素っ気ない返事ばかりです。
車はちゃんと運転してましたが、感情失せて心ここにあらずという表情でした。
しばらく走っていると、段々不審に思えてきました。
どんどん郊外のほうに走っているのです。
主立った病院は全部市内にあるし、私の住んでいる市は山間に全部集中しているような所で、
山に一旦入ると、隣の市街地までは相当距離があります。
こちらから話し掛けても、素っ気なく短い答えが来るだけだし、
昔の話を切り出そうとしても、「そう…」とつまらなそうに反応するだけ。
この隣で運転しているおばさんは本当にTさんなの?とすら思えてきました。
その内、市道が寂しくなるあたりまで差し掛かりました。
これを過ぎると、もう店らしい店すら無くなり、民家が山間にポツポツとある程度です。
まだ開いて照明の灯っていたホームセンターの前辺りで、
「部活の用事思い出したので、先生に電話してきます」
私は強引に車から降りて、ホームセンターの中まで入りました。
窓からばれないようにこっそり外を見ると、Tさんが駐車場へ車を止めて、ゆっくり店へ歩いてくるのが見えました。
何か嫌な予感がし、私は大急ぎで反対側出口から出て猛ダッシュ。
運良く道路に通りがかったタクシーを捕まえて、自宅を告げて家に帰りました。
家に着いてから母親にタクシー代を払って貰い、玄関から入ると、
父親が普通に茶の間で座り、ビール飲んでTVを見てました。
「なんだ息を切らして?」
私のほうを見て呑気そうに言ってきました。
事情を説明すると、父親の顔がだんだん厳しい表情になってきました。
Tさんとは、旦那さんが亡くなった後は神経系の病院に通っているらしく、少々言動もおかしくなってきたたため、もう何年も交流がないそうです。
子供もおらず一人だけ残されたTさんは、精神的に疲れたのだろうと父親は言っていました。
まず、Tさんの自宅アパートまで電話。誰も出ません。(当時、携帯電話はあまりポピュラーではありませんでした)
Tさんの実家に電話し、Tさんの母親(私から見たら、祖母の妹さん)に出来事を話しました。
すると…2日前からパート先を無断欠勤していて、連絡が来ていたとのこと。
そろそろ向こうからも連絡しようと思っていた所だったそうです。
(Tさんがあんな状態で交流なくなったを知っているため、遠慮して連絡が遅くなったらしい)
翌日、警察に捜索を届けて調べて貰いましたが、Tさんの部屋からは財布以外、これといった貴重品も持ち出しておらず、
車と本人の行方が全く判らない状態ということが判りました。
ただ、部屋には女性の割にはお酒の空瓶が多く、神経系の処方薬が何種類かあったそうです。
20年経過しましたが、おばさんのTさんは未だに行方が判っていません。
恐らく、私がホームセンターの窓越しに目撃したのが最後だと思います。
長い間行方不明のため、法律上も失踪扱いになりました。
もしあの日、私が車に乗せられるがまま付いていってたら、どうなっていたか…。
そして、私はどこに連れて行かれようとしていたのか…。
謎が多い出来事でした。
黄色いパーカー
ある日、商店街の裏にある友人のアパートに行きました。
アパートは、一階に共同トイレがあり友人の部屋は一階の一番奥でした。
その後、友人の部屋で朝まで飲んでいたらトイレに行きたくなり、気味の悪いトイレに行きました。
トイレで用をたしてるとキョロキョロしながら黄色いパーカーを着た青年が大きな声で
「オハヨウゴザイマス!!」
と言ってきたので
「おはようございます。」
と言って何も気にせず部屋に帰りました。
その数分後、一人の友人がトイレに行き帰って来ると「青年が挨拶してきた。」と言って挨拶を返したと言ってきました。
その後、眠っていると一人の友人が「おい!これ見ろ!いいから見ろ!」と言ってきてテレビを見るとニュース番組で「白昼堂々!通り魔」というタイトルでやっていました。
目撃したおばあさんの証言は黄色いパーカーを着た青年だったそうです。
そして逮捕された青年の動機は
「挨拶をしたのに返さなかったから刺した。」
偽の警察官
ある女性が深夜、仕事からの帰り道、黒い服を着た男が走っていく姿を目撃する。
その翌日、女性がテレビ番組を見ていると、自宅の近くで殺人事件があったことを知る。
同じ日、制服の警察官がやって来て「この近所で殺人事件があったのをご存知だと思うのですが、その件に関して何か心当たりはございませんでしょうか。」と、聞いてくる。
女性がドア越しに
「何も知らないです。」
と返答すると、警官は、
「事件のせいでこの周辺の警備が強化されておりまして、私はパトロールでこの付近を巡回しています。また後日同じ時間にお尋ねしますのでその時に、もし何か思い出した事がございましたらどんなささいな事でも構いませんので教えてください」
という旨の言葉を残して去っていく。
翌日も、翌々日も、その翌日も、決まった時間に警官は来る。女性は仕事熱心で立派な警察官だなと思いつつ、やはりドア越しに「知らない。」と答え続けていた。
そんなある日、いつもの様に警官が帰った後、女性は事件当日に黒い服の不審な男を見た事を思い出す。
明日警官が来たら、その事を話そうと女性は思う。
次の日の朝、女性がテレビ番組を見ていると、例の事件の犯人が捕まったとのニュースが流れる。だが、女性は犯人の写真を見て驚愕する。
捕まった男は、自分の家に聞き込みに来ていた警察官だった、若しくは、警察官に扮装して、女性が事件に関係する事を思い出さないか監視し、もし思い出せば口封じに殺害してしまおうと狙っていた犯人だった。
これは友達から聞いた話
受験勉強のために部屋で猛勉強してたら、
夜中の二時ごろに部屋のドアをコンコンとノックされて
「○○、夜食持ってきたからドア開けなさい」
って母親が言ってきたんだと。(ドアにはカギがかかってる)
でも○○クンはちょうど勉強に区切りの良いとこで休憩したかったので
「そこに置いといてお母さん」
って言ったんだと。
そしたらお母さんがそのまま階段をトントン降りていく音が聞こえたんだと。
それから三時ごろになってまたお母さんがドアをノックして
「○○、おやつ持ってきたからドア開けなさい」
って言ってきたんだと。
でも○○クンは「オヤツなんて別にいいよ」って答えたんだと。そしたら
「うるさい!いいからここ開けなさい!!開けろっ!開けろぉ!!!!」
って急にキチガイのように怒鳴りだしたんだと。
○○クンはびびって、開けようとしたんだけど、なんだか嫌な予感がして、開けなかったんだと。
そしたら今度は涙声で
「お願い……○○……ドア開けてぇ……」
って懇願してきたんだと。でも開けなかったんだと。
んでそのまま10分ぐらい経った後
「チッ」
って母親が舌打ちして、階段をトントン降りていったんだと。
でもそれからすぐに○○クンは思い出したんだと。
今、両親は法事で田舎に帰っているということに。
あのときドアを開けていたらどうなっていたかと思うと、○○クンは震えたそうな。
強盗だと思ったのは・・・
今年の年始だったんだが、夜に歩いて3分のコンビニまで酒買いにいったんだ。
まあなんなく酒買って、寒いから一本空けながら帰ってたんだよ。
iPodで大音量で音楽聴きながら。
で、ハイツまで帰ってきて部屋の鍵開けて入ったの。
で、内側から鍵かけたと同時にドアノブ(バータイプ)が外からガチャガチャガチャって激しく回されたんだよ。んでドアもドンドンドンドン叩かれて。
「ドア開けたスキを狙う強盗か?」とか思いながらガクブルしてたら10秒ほどで止んだ。その間もずっとiPodからNirvana流れてた。
死ぬほど怖かったので、とりあえず産後で実家に帰ってる嫁に電話報告。
で、嫁と10分程電話で話して、とりあえず警察に連絡するわって事になって。
警察に電話したら「戸締りをしっかりして、警察が行くまで絶対に家を出ないで下さい」
っていうの。ちょっと落ち着いてきたから酒のんで待ってたらインターホンが鳴った。
モニタ見たら、鳴らしたのは上の階の住人Iさん。
近所付き合い以外に、たまに一緒に飲む。
まあ状況が状況だし、居留守使ってスルーした。
そしたら5分後くらいにIさんから携帯に着信が。
「もしもし。インターホン鳴らしても出なかったけど。今からそっちで飲める?」
「ああ、実はかくかくしかじかで。Iさんとこは何もなかった?」
「いや特に」
「気をつけてくださいね。もうすぐ警察来るはずです。じゃあ」
それからさらに5分後くらいに警察到着。
だが到着した警察の様子がおかしい。
インターホン鳴らして、こっちが応答する前にドアを叩きながら
「俺さーん!俺さーん!大丈夫ですか!」って。
なんだと思って玄関に出てみたら、ウチの玄関のドアと玄関前の通路・階段に
真新しい血痕がべっとり。
「お怪我は?心当たりは?先ほどからこの血はありましたか?」
と怒涛の質問責め。と同時になんか俺が疑われているような気もした。
とにかく順を追って話し、血痕を見たのは今が初めてだと説明する。
「あ!そういえば上の階のIさんがさっきウチのインターホン鳴らした!15分程前!Iさんなら何か知ってるかも!てかもしかして・・・この血痕はIさんの・・・。 Iさん襲われたんじゃ・・・」
一人警官をウチに残し、もう一人が上階のIさん宅へ。
しばらくして警官が血だらけのIさんと降りてきた。
Iさんは襲われたのではなく、襲った方の人間だった。
諸々が終わってから聞いたが、交際していた女性を自宅で包丁で刺したらしい。
さっきは人を刺した事でスイッチが入り、他に何人か刺そうとウチのインターホンを押したらしい。
インターホンに出ないので電話してあがりこみ、俺を刺すつもりだったとか。
俺が別件とは言え警察に連絡した事を知り、放心状態で自宅に居たらしい。
ただ、刺された女性は命からがら逃げ、Iさんの部屋にはいなかった。
ここからオチなんだが、結果刺された女性は駐車場に止めてあった自分の車の中で絶命していた。
そして俺んチの玄関のドアに付着していた大量の血痕と、被害者女性の血液が一致した。
ドアノブから出た指紋も被害者女性のものだった。
俺が最初強盗と勘違いしてたのは、助けを求める彼女の・・・
元彼の訪問
今の彼女と付き合いだしたばかりの頃の話。
当時俺は学生で、彼女は就職し一人暮らしをしていた。
当然のように彼女の部屋に上がり込み半同棲状態に。
彼女には俺の前に付き合っていた元彼がいた。
その元彼は今でも彼女のことを引きずっているようで、しつこく電話を掛けてきたり、部屋の前で待ち伏せをする事もあった。
『俺がそいつと話そうか?』と進言するも
『ダメダメ、あいつ体おっきいし何するか分かんないよ』
『警察に言った方がいいんじゃない?』
『んー、一応前付き合ってた人だし、私のせいで犯罪者にするのもね』
彼女に危害を加える様子はないとの事なので、
それ以上無理強いはしなかった。
お盆休み、彼女は実家に一週間帰省した。
『私いない間部屋にいていいよ』そう言われてた。
俺も実家に戻ればいいのだが、まるで自分が一人暮らしをしているようで嬉しかったのと、ゲーム機を彼女の部屋に持ってきていた事もあり、遠慮なく寝泊りさせてもらう事にした。
その日は彼女の誕生日の前日だったが、帰省中と重なる為お祝いできない。
せめてメールだけでもと、12時にお祝いメールを送る事にした。
夜までずっとゲームをしていた。
暑かったのでエアコンをつけ、電気はテレビの明かりだけだった。
かなりゲームに熱中していた時
”ピンポーン”
突然チャイムが鳴った。時計を見ると11時半。
誰だこんな時間に、そう思ったが世帯主でない俺は当然居留守を使う。
”ピンポーンピンポーンピンポーン”
常識のないやつだな、何時だと思ってんだ?
”ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン”
しつこいな、誰もいないんだよ!
ドンドンドンドンドン” ○○○、オレー、いるんだろ?”
!!!元彼の奴だ!!!
しまった!彼女の誕生日だからお祝いに来たんだ!
見つかるとどうなるか分からない、とにかくここはやり過ごそう。
ポーズボタンを押し、コントローラーを握ったまま
まんじりともせず、諦めて帰るのを待った。
奴はかなり粘ったが、12時を過ぎた頃コツコツと足音が遠ざかって行くのが聞こえた。
多分日付が変わると同時にお祝いしたかったのだろう。
もう大丈夫と思い彼女にメールするつもりで携帯を手にした。
”ギシギシ ギシギシ”
窓の方からなにやら軋む音が聞こえる。
俺はぞっとした。嘘だろ?ベランダに登ってくる気か!
この部屋は二階なので、雨樋をつたえば簡単に登れる。
とっさにテレビを消し、ベットの影に隠れた。
その直後、タンという音と共にシルエットがカーテンに写る。
シルエットはうろうろと動きまわり、カーテンの隙間から中を覗こうとしているようだった。
”ドンドンドン いるんだろ?開けてくれよ”
奴は小声で呼び掛けてきた。
なんでいるって分かるんだ?ああ!エアコン入れっぱなし!
ベランダでは室外機がブンブン回っているはずだった。
何度も何度も窓を叩き呼びかけてきたが、
一向に出てくる気配のない事に痺れを切らしたのか、
ガタガタとサッシを持ち上げ始めた。
それ位で外れるはずはないと思いつつも心臓はバクバクだった。
いくらやっても開かないので諦め、
ドンと窓を叩き、奴は再びギシギシと雨樋を下りていった。
つかの間静寂だった。
ベランダまで登ってくる奴の事、これ位で帰るはずがない。
そっと玄関へ行き、ドアスコープを覗いた。
心臓が止まるかと思った。
レンズには男の横顔がどアップで映っていたからだ。
奴はドアに耳を当てて聞き耳を立てていた。
微動だにできず、レンズから目を離すこともできなかった。
奴はしばらく中の様子を伺った後、徐に屈み込んだ。
パタンという音とともに郵便受けが開いた。
やばい!いくら郵便受けに傘が付いているとはいえ、
真正面は見えなくても下側は覗き見ることができる。
気付かれないよう、見えるであろう片足を慎重に上げそっと壁に付いた。
すると今度は郵便受けからグググとごつい手が出てきた。
どこから持ってきたのか手には曲尺が握られている。
そいつでどうするつもりだ?その手を凝視した。
手は器用に動かされ、曲尺は鍵に向かって伸ばされた。
その様子から目が放せなかった。
曲尺は何度も鍵をかすめ、ペチペチと音を立てた。
俺の体はフルフルと震えていた。
息を殺し、変な格好をし続けたせいで体力は限界だった。
『鍵も開けられるかも知れない、時間の問題だ。』
『どうする?どうすれば良い?』
俺は必死に考えた。
『警察に電話する?警察がきたらどう説明するんだ?』
『奴は捕まる?いや奴は俺が不審者と言うに決まってる。』
『奴は逃げる?俺は奴を知っている。』
『警察に突き出す?彼女はどう思うだろう。』
『いっそ戦うか?奴は俺を見るときっと怒り狂う。』
『俺が勝てるか?台所に包丁がある。』
『そんな事したら、絶対刺さなきゃいけない状況になるんじゃ?』
『どうする?どうする?』
パニックになった。
考えても考えても、最善と思える策が思いつかない。
何度も盲牌を繰り返した曲尺は、確実に鍵を捕らえている。
焦りと恐怖と疲労がピークに達し、決断せざるを得なかった。
ガン!
俺は思いっきり曲尺を持った手を上から蹴り下ろした。
それと同時に、掛かっていなかったチェーンロックを速攻で掛けた。
奴は慌てて郵便受けから手を引き抜いた。
辺りはシーンと静まり返った。
が、次の瞬間
ドーン!
という凄まじい音が、マンション中に響いた。
奴は怒り、ドアを蹴りだしたのだ。
俺は呆然と玄関に座り込み、ドーンと振動するドアを見続けた。
ドーン!
音がする度、体がビクついた。
けたたましい喧騒の中、どこかのドアが開く音が聞こえた。
住人が何事かと出てきたのだろう。
その瞬間、奴が廊下を駆け出し階段を下りて行くのが分かった。
ドアスコープを覗いてみると、もうそこには誰もいなかった。
あれだけの音を立てたのだ、不審者がいれば誰かが通報するだろう。
奴もそう思うに違いない。
きっと今日はもう来ない。
俺はぐったりとベットに倒れ込んだ。
帰ってきた彼女に事情を説明し、早急に引っ越すよう頼んだ。
ただ彼女の気持ちを考え、昨夜の出来事の全ては話さなかった。
引越しと同時に彼女は携帯も変えた。
元のマンションとは違う町に引っ越したが、何らかの方法で新居を見つけ出すかも知れない。
どこかで偶然出会う事があるかも知れない。
人混みに出かける時は怖いが、今のところは鉢合わせはしていない。
自殺願望のある隣人
前住んでたアパートの話
派遣だけど、少し給料がいい所見つかったから働く事になったんだ
実家からは結構距離あって朝は毎日6時に起きてた、でも朝は苦手だし、仕事は終わるの遅いし、早起きが結構苦になって会社と実家の中間位の所にアパート借りる事にした
その借りたアパートの隣に変な奴がいたんだよね、そいつがとにかく変だったんだよ
何て言うかな、自殺願望あるくせに怖くて最後の一線を越えれない感じの奴
アパート借りた初日に管理人さんが俺に言いに来る位の奴でさ、本当良く追い出されないでいたよなって思う、管理人さんが良い人だったからかな
結構自殺騒ぎにも迷惑したし、救急車を呼んだ事もある
とりあえず、どんな感じかを順をおって説明する
1.日曜の真昼間にいきなり「いてーーっっ」と大声を上げる、見に行ったら剃刀で左手首の薄皮切ってた
2.夜中にアパートの裏から物凄い音がする、破材置き場のトタン屋根の上で悶えていた
3.多分首吊りしようとしてたんだろな天井の一部を抜かす、管理人ブチ切れる
まだあるけど、とりあえずこの位で、正直迷惑でしかなかったし、嫌だったんだけど、本当に死なれたら死なれたで お隣りさんという事もあって後味悪いなって思ったんだ
で、ある日仕事が早めに終わってアパートに帰ったら丁度そいつも帰って来たみたいで鉢合わせたんだよね
最初軽く頭下げるだけだったんだけど、思い切って気になる事聞いたんだ
「何でそんなに死にたいんですか?」
今でも結構ストレートだったなって自分で逆の意味で感心する、本人からしたら無神経な言葉だし
そしたらそいつ物凄い落ち込んで泣き出したから逆に俺がオロオロして、俺ん家に上げたんだ
で、身の上話をされたんだよね、初めてちゃんと話す相手にする内容じゃないと事だと思うけど、
簡単に言えば親が離婚して母親に引き取られた、その後母親が再婚したけど、 その再婚相手から虐待されて今も生活に必要な金以外は全部取られてるらしい
通りで時々怖面のおいさんが来てると思った
でも正直に言うと非現実的な感じがして、普通にこんな事言ったんだ
「なら逃げればいいんじゃない?金払うと思えば遠くへ行けるし」
そう言ったらまた泣き出す
再婚相手は母親にも暴力振るうらしくて金を払わなかったら母親に八つ当たりするらしい、
確かにそれは可哀相だが、自殺する事と比べたらどうだろうかと思う
で、この後言った一言が不用意だったんだよね、今更だけど
「俺だって死にたくなる事あるけど、頑張ればどうにかなるよ」
そう言った瞬間そいつパーッと明るくなってさ、凄い笑顔で見てくるんだよ
多分仲間がいたとか思ったんだろうか
で、その時は元気になったと思ったからそのまま帰したんだけど、次の日から怒涛の押しが始まった
まるで見張ってんの?って言いたくなる位に鉢合わせる、まあ普通に会って軽く話す分はいいんだけど、何かいつもニヤニヤしながら話しかけて来るから、正直気味悪かった
で、初めて話した日から一週間位した時かな、また鉢合わせて、軽く話してたら「日曜に家にきませんか?貰い物のお菓子があるから」って言われて、予定は無いし、しかも聞いたら好きなお菓子
だったから了解したんだよね、現金な奴で申し訳ない
で、日曜に初めて部屋に上がったんだけど、綺麗というか見事に物が無い
家具すらほとんど無くて食器も台所にタオル引いて逆さにした分だけ
あったのは炊飯器と冷蔵庫と扇風機と布団と折りたたみ机がある位だった
でも巻き上げらる話聞いてたし、気にしない事にしてお菓子を頂いたんだが、何か様子が
おかしいんだよね、挙動不信というか
余りに変だったから「どうかした?」って聞いたら、いきなり訳分からん事を言い始めた
「いや、○●さんはどんな風に死にたいのかなと思って」
何言ってんだ、コイツと思って「死にたいって何?俺そんな事言ってないよ?」て言ったら、
涙目でキチガイになったみたいに叫び出した
「死にたくなるって言ったじゃないか」みたいな事ずっと叫んでた
で、その瞬間「何かヤバイな」と思ったから素早く玄関に走ったけど、用意周到にチェーンみたいなのを付けてたから開けるのが遅れたんだ
ガチャガチャしてやっと開いたと思って外に飛び出す時にふとそいつ見たら充血した目で
凄い睨んでた、左手は見えなかったけど、何か持ってた感じだった
本当に怖かったのはその後なんだけどね
で、家に帰ってしっかり鍵閉めて気を張ってたんだけど何事も無かった
まだまだ気は張ってたんだけど、戸締まりは万全だったから布団に入ってたら、いつの間にか 寝てたんだよね
で、夜中に「ゴッ」て音で目を覚ました。
その時はまた隣かなって思ったけど、今回は気にしないようにしようって思ってまた寝たんだ
そしたら朝方、玄関のドアをノックする音で目を覚ました
恐る恐る玄関に近付いたら警官だった
警官は真っ先に俺が大丈夫かを聞いて来たが何がなんだかわからなかった
で、ドア開けたら新聞配達の人もいて、事情を聞いたら、その前に見た方が早いと言われて
玄関を見たら包丁が深々と刺さってた
鍵穴もぐちゃぐちゃになってた
新聞配達の人は強盗か空き巣と思って警察に連絡したらしい
警官から色々質問されて、心当たりは無いか聞かれたから真っ先に隣の奴を上げた
十中八九間違い無いし、隣にそんなんがいるのに安心して暮らせないし、金が無いから引っ越しも出来ないから
で、警官が状況検分とか色々言って刺さったままの包丁と鍵穴の写真を撮ったりしてた
俺の証言じゃ完全な証拠が無いと捕まえたり出来ないらしいからとりあえず毎日パトロールってなった
で、そんな事あっても仕事は休めないし、でも怖かったから朝と夕方警官に迎えというか待機してもらってた
田舎だからか結構親身になってくれたんだよね
まぁそんな感じで一ヶ月位経って、鉢合わせも無いし、何の行動も無いし、俺も警官も大丈夫だろってなったんだよね
それでもパトロールはしてくれるみたいだけど、朝、夕方の待機は止めたんだ
でも油断してた時が一番危ないって本当なんだよね
待機を止めて3日後位だったかな、その日は残業でかなり遅くに帰ってたんだ
家に帰り着いて玄関の鍵開けた瞬間に隣のドアが開いて凄い勢いで走って来たんだよ
真面目に「ヒッ」って声出してバタバタ入ろうとしたけど、隙間に右足入れられて、
思い切り包丁突き付けられた
閉めるのを諦めて、部屋の奥に逃げた、したら鍵とチェーンみたいなのしっかり閉めて、包丁向けたままこっちに来たのね
人間って本当に死に直面したらガタガタ震えるのを初めて知ったよ
充血して血走った目向けながらブツブツ言ってんの、部屋真っ暗で月明かりだけだったから
本当にホラーだったよ
もう無我夢中で色んな物投げたよ、食玩とか本とか
投げた中で一番重かった目覚まし時計が目にヒットして奴がうずくまった隙に窓からダイブ、 今度はトタン屋根で俺が悶えてた
その音で他の住人が出て来て、巡回中の警官がやって来て、奴は敢え無く御用となった
懲役望んだんだけど、精神鑑定の結果で精神病院行きが決まった
これで平穏な日々が帰って来ると思ったけど、そうはうまくいかなかった
3ヶ月位して、そいつ病院抜け出して会社に押しかけてんの
丁度、営業出てた時だから良かったけど、本当怖かった
そいつ格好が格好だったから受付に不審に思われてまたも御用となった
その後は重病者の部屋に移ったらしい、多分拘束着を着せられるのかな
でも俺はそれがいけなかったようでクビでは無いけど、遠回しに会社を辞めさせられる事になった
で、今は実家で就職活動中
アパートの管理人さんとは今も仲良くて、たまに飯食い行くけど、その時聞いた話によると、食事時に舌噛んで死んだらしいと噂
精神病院の情報が他人に漏れるとは思わんが、本当だったら俺は自殺志願者を本当の自殺者にしてしまったのかもしれん
今回得た教訓は下手な好意は人によっては逆効果って事だった
エレベーター
建築法だか何だかで5階(6階かも)以上の建物にはエレベーターを設置しないといかんらしい。だから俺が前住んでいた高速沿いのマンションにも、当然ながらエレベーターが一つあった。
六階に住んでいた俺が階段を使うことは全くといっていいほどなかった。まあ、多分誰もがそうだろう。
来る日も来る日もエレベーターのお世話になった。階段は下りるならともかく昇るのはなかなかにツライ。
だが、ツライのは分かっていても、今の俺は専ら階段しか使わない。
大学の講義がない平日の昼頃、俺はコンビニでメシを買ってこようと部屋を出た。
1階に下りるのには当然エレベーターを使う。エレベーターは最上階の8階に止まっていて、今まさに誰かが乗るか降りるかしているところのようだった。
俺は階下のボタンを押し、エレベーターが下りてくるのを待った。
開いたエレベーターのドアの向こうには中年のおばさんが一人いた。
ちょくちょく見かける人だったから、多分8階の住人だったんだろう。
軽く会釈してエレベーターに乗り込む。1階のボタンは既に押されている。
4階で一度エレベーターが止まり、運送屋の兄ちゃんが乗ってきた。
3人とも仲良く目的の階は1階だ。
だが。
エレベーターは唐突に3階と2階の間で止まってしまう。
一瞬軽いGが体を押さえつけてきた。俺を含めた室内の3人は3人とも顔を見合わせた。
何だ。故障だろうか。停電、ではないようだ。エレベーター内の明かりには異常がない。
「どう……したんすかね」
俺がぼそりと呟く。おばさんも運送屋も首を傾げる。
暫く待っても動く気配がない。と、運送屋が真っ先に行動した。彼は内線ボタンを押した。
応答がない。嘆息する運送屋。
「一体どうなってんでしょう」
運送屋の疑問は俺の疑問でもあった。
多分数字にしてみれば大した時間じゃなかった筈だ。沈黙は3分にも満たないくらいだったろう。
それでも漠然とした不安と焦りを掻き立てるには十分な時間だった。
何となくみんなそわそわし始めた頃、エレベーターが急に稼動を再開した。
おばさんが短くわっと声を上げる。俺も突然なんでちょっと驚いた。
しかし、だ。押しているのは1階のボタンだけだというのに、どういうわけか下には向かわない。
エレベーターは上に進行していた。
すぅっと4階を抜け、5階、6階……
7階で止まり、がらッとドアが開いた。
俺は訝しげに開いたドアを見る。全く、何なんだ。一体なんだっていうんだこれは。
「なんか不安定みたいだから」
おばさんがエレベーターを降りながら言った。
「なんか不安定みたいだから、階段で降りる方がいいと思いますよ。また何が起こるか分からないし」
「そりゃそうですね」
と、運送屋もエレベーターを降りた。
当然だ。全く持っておばさんの言うとおりだ。
今は運良く外へ出られる状態だが、次は缶詰にされるかもしれない。
下手をすれば動作不良が原因で怪我をする可能性もある。そんなのはごめんだ。
俺もこの信用できないエレベーターを使う気などはなく、二人と一緒に降りようと思っていた。
いや、待て。
何かがおかしい気がする。
エレベーターの向こうに見える風景は、確かにマンションの七階のそれである。
だが……やけに暗い。電気が一つも点いていない。明かりがないのだ。
通路の奥が視認できるかできないかというくらい暗い。
やはり停電か?
そう思って振り返ってみると、エレベーターの中だけは場違いなように明かりが灯っている。
そうだ。動作に異常があるとはいえ、エレベーターは一応は稼動している。停電なわけはない。
どうも、何か変だ。
違和感を抱きつつ、俺はふと七階から覗ける外の光景に目をやってみた。
なんだこれは。
空が赤い。
朝焼けか、夕焼けか? だが今はそんな時刻ではない。
太陽も雲も何もない空だった。なんだかぞくりとするくらい鮮烈な赤。
今度は視線を地に下ろしてみる。
真っ暗、いや、真っ黒だった。
高速やビルの輪郭を示すシルエット。
それだけしか見えない。マンションと同じく一切明かりがない。
しかも。普段は嫌というほど耳にする高速を通る車の走行音が全くしない。
無音だ。何も聞こえない。それに動くものが見当たらない。
上手くいえないが、「生きている」匂いが眼前の風景から全くしなかった。
ただ空だけがやけに赤い。赤と黒の世界。
今一度振り返る。そんな中、やはりエレベーターだけは相変わらず明るく灯っていた。
わずかな時間考え込んでいたら、エレベーターのドアが閉まりそうになった。
待て。どうする。
降りるべきか。
それとも、留まるべきか。
今度は特に不審な動作もなく、エレベーターは大人しく1階まで直行した。
開いたドアの向こうは、いつもの1階だった。
人が歩き、車が走る。生活の音。外は昼間。見慣れた日常。
安堵した。もう大丈夫だ。俺は直感的にそう思ってエレベーターを降りた。
気持ちを落ち着けた後、あの二人のことが気になった。俺は階段の前で二人が降りてくるのを待った。
しかし、待てども待てども誰も降りてこない。
15分ほど経っても誰も降りてこなかった。階段を下りる程度でここまで時間が掛かるのはおかしい。
俺はめちゃくちゃに怖くなった。
外へ出た。
何となくその場にいたくなかった。
その日以来、俺はエレベーターに乗りたくても乗れない体質になった。
今は別のマンションに引越し、昇降には何処に行っても階段を使っている。
階段なら「地続き」だからあっちの世界に行ってしまう心配はない。
だが、エレベーターは違う。
あれは異界への扉なんだ。少なくとも俺はそう思っている。
もうエレベーターなんかには絶対に乗りたくない。
(↑ 下記の記事の引用元です。)
『先ほど○○駅で発生しました人身事故により、ただいま上下線とも運転を見合わせています。
お急ぎのところ申し訳ございませんが・・・』
週末の夜、溢れんばかりの人で身動きのとれない新宿駅のホームに、駅員のアナウンスは繰り返された。
人身事故・・・すなわち飛び込み。
地方の人はぴんと来ないかもしれないが、東京では日常的に発生して、そのため電車の遅延に度々遭遇する。
「ちっ、早く帰りたいな」
俺は舌打ちした。
このところ俺の仕事は多忙を極めていた。会社の決算資料作成のため徹夜のオンパレード。
心身ともに疲れきっていた。
明日の土曜も出勤する予定だったので、金曜の今日は早めに退社した。
早いと言っても10時を回っている。なのになんだ、電車が動いていないなんて。
40分程度待ち、やっと折り返しの電車が到着した。
待っている間にホームの人の数は恐ろしく膨れ上がっていたが、奇跡的に俺は席に座ることができた。
車内は超満員。
この時間帯なので、乗客の多くは一杯やっており、車内の喧騒は酷かったが、
俺は席に座ってすぐさまウトウトし始めた。
「チャーハン、ロック入りました」
「はい、チャーハンのロック入りました」
チャーハンのロック?
「すき焼き、さび抜きで」
「はい、すき焼きさび抜き入りました」
すき焼きのわさび抜き?なんだ、この注文は?
暗闇の中、居酒屋の店員風の若い男達の、威勢のいい声が鳴り響いた。
ああこれは夢の中なんだ。俺は気づいた。
だったら、この変てこな注文面白いんで、もうちょっと聞いてみてやるかと思った瞬間、俺は金縛りになった。
「お父さん、ストーブ、ちゃんと消した?」
今度は中年の女性の声だ。さっきの居酒屋の兄ちゃんは遠くからの声だったが、今度は俺の耳元だった。
金縛りは一層強くなり、息苦しさの度合いは増していった。
声も出ない、眼も開かない、こりゃやばい・・・俺死ぬのか。
そして次の時、俺の思考の中に、全身血だらけで赤黒く染まったスーツを着た中年の男が、物凄い形相で現れた。
俺を睨んでいる。
うわぁ、この人はさっき飛び込んだ人だな、と直感したとたんに金縛りは解け、同時に眼が開いた。
目の前に見えたのは、先ほどの車内の光景と何ら変わらない、人・人・人・・・。変わらぬ喧騒。
車内アナウンスで、俺は最寄り駅の一駅前まで来ていたことを知った。
俺は怖い話とか心霊写真の類は好きだが、フィクションを好きなだけで、そういうものは信じていない。
だから、駅から家までの帰り道に、さっき起きたことについて次のように結論づけた。
居酒屋の兄ちゃんやおばさんの声は、夢うつつの中で乗客の騒がしい声がそう聞こえた。
金縛りは連日の仕事の疲れが原因。
血だらけの男は、人身事故をアナウンスで聞いていたから、その潜在意識が引き起こしたもの。
だけど、ただ一つだけ腑に落ちないことがある。
左手首に着けていた、初詣で高尾山で買った水晶の数珠のゴム紐が切れて、
ワイシャツの袖のところで落ちかけていた。
家に帰ると、リビングでテレビを見ていた嫁さんが、俺を見るなりハッとした顔をした。
「何?びっくりしたような顔をして」と俺が言うと、
嫁さんはちょっと間を空けたあと、「・・・いや、今日は早いなって」とあわてて返してきた。
「帰るってメールしただろ・・・」
そこまで言って俺は押し黙った。
ああ、こいつ何かを感じてるんだな。それとも何か見えるのか。
嫁さんは俺とは違い、本人曰く霊感が強いらしい。
これまで色んな体験談を聞かされてきた。
それは本人からすれば、至極本気なんだろうけど、俺はいつも、はいはいって感じで受け流していた。
だけど今日は・・・さっきの電車の件を話してみようか・・・。
いや、やめとこう。面倒くさい。それより疲れた。早く眠りたい。
俺はシャワーを浴び、ビールを飲み、用意された食事もそこそこにベッドに潜り込んだ。
嫁さんに見つかって変に話が展開しないように、切れた数珠をタンスの引き出しの奥に隠すのを忘れずに。
翌日からまた仕事に追われた。電車の件は、俺の頭の中からすっかり忘れ去られていた。
2週間過ぎた金曜、その日をもって仕事も落ち着き、打ち上げを兼ね課の同僚達と飲みに行くことになった。
会社を出て居酒屋に向かう途中に、嫁さんの携帯に電話した。
「今日、会社で飲み会になったからメシいらない」
『あ、そう。それより数珠のことなんだけど・・・』
嫁さんはあの数珠を見つけたんだ。同時に俺は、忘れていたあの電車のことを思い出した。
「いや、紐が切れたんで、引き出しに入れておいたんだわ。ゴミ箱に捨てちゃまずいだろ、ああいうもんは。
どっかの寺とかで燃やしてもらったほうがいいと思って、保管しておいた」
俺は嫁さんに、霊感を発揮してもらいたくなかった。そのため口をつく言葉にまかせた。
『引き出し?・・・・ポストでしょ、下の郵便ポスト。今朝家出るとき入れたんでしょ?』
「は?」
俺は訳が分からなくなった。
『そんなことより、聞いてくれる』
嫁さんの声は切羽詰っている。
『夕刊取りにポスト開けたら数珠があったんだけど、あの数珠の珠、
ひとつひとつが真っ赤な血だらけの男の顔になって・・・・』
その続きの言葉は、目の前を走る改造したバイクの轟音でかき消された。
「おまえ何言ってんの?帰ったら聞くからもう切るぞ」
やめてくれ、やめて欲しい。俺は携帯の電源そのものをOFFにした。
「○○さん、何かあったんすか?」
飲み会の居酒屋で、生中ジョッキ片手に一人の後輩が俺に聞いてきた。
「別に?何で?」
「いや、さっきから暗いし」
「そんなことないよ、ハードワークで疲れてるだけだわ」
正直、嫁さんのことが心配になっていた。早く家に帰らなきゃ。
タンスの引き出しに確かに入れた数珠がポストに入ってた?
その数珠の珠が血だらけの顔?あの電車で思い浮かんだ男か?
「そうですよ、○○さん働きすぎですよ。もういい年なんですから」
後輩社員が返してきた。
「うるせーな おまえらと5歳も違わんぞ」
「5歳の違いは大きいっすよwww 」
「ところで山口遅いな、何か連絡あったか」
3日間徹夜をして今日代休をとっていた同じ課の山口を、今日この居酒屋に呼び出していた。
でも大幅な遅刻。飲み会が始まって1時間たってもまだ来ない。
「いえ、遅れるって連絡はありません。さっき電話したんですけど、電波つながらなくて。
けど、さっきネット見たら、人身事故かなんかでJR線動いてないみたいです」
「人身?」
一瞬俺は鳥肌がたった・・・気がした。
「ええ・・・それより追加注文していいすか・・・○○さんのおごりで・・・
てか会社の経費で落としてくださいよ・・・こんなに決算頑張ったんですから」
「ああ、いいよ、何でも頼め。今日は交際費で落としとくわ」
俺は元気なく答えた。
後輩は俺の顔を見つめ、一瞬ニャって顔をした・・・気がした。
うっ・・・お、おまえ・・・まさか・・・『チャーハンのロック』とか言うなよ・・・。
「すんませーん!チャーハンの・・・」
そのとき目の前がぐるぐると回り、景色がかすんだ・・・。
あの飲み会の日のJRの人身事故。山口当人が電車に飛び込んだものだった。
山口の身体はバラバラになり、首から上はいまだに発見されていないらしい。
嫁さんはその日以降、極端に口数が少なくなった。
たまに誰もいない隣の部屋で一人笑っているけど・・・。「ヒヒヒ」って。
もちろん数珠の件は、その後まったく夫婦の会話に出ていない。
数週間後、俺は労働基準監督署に呼び出された。
山口の自殺は過労による鬱(うつ)が原因ではないかって、監督署から厳しく追求された。
俺は労働状況についてありのまま答えた。そして最後に言ってやった。
「監督官は、すき焼きのお肉にわさびつける派ですか?」
俺を責め続けた監督官は、きょとんとした顔をしていた。
俺は監督署を出て、小○橋通を新宿駅に向かってトボトボ歩いていた。
もう夕方の時間だ。今にも雨が降りそうな天気だった。
すると人ごみの中、こっちに向かって白い着物の女が歩いている。
それは言うまでもなく異常な光景だ。
遠くなんだけど、明らかに俺を見ながら歩いてきているのがわかる。
近づくにつれ、俺はその女の妙な動きに気づいた。
女は、右手で自分のお腹て言うか、着物の帯のあたりをパンパンとたたいている。
女はだんだん近づいてくる。俺を睨みつけながら。
パンパンてお腹のあたりを叩きながら。
おい、まじかよ。
10メートルくらいに近づいてきた。だんだん小走りに近づいてきている。
もうそうなると、周りの人の流れは俺の視界に入ってこない。
あいかわらず帯のあたりを右手で叩いている。パンパンって音が大きくなってきた。
女の表情が確認できた。長い黒髪。そしてこの世のものでないような凄い顔・・・。
おまえ、まさかこの梅雨時期に、『ストーブの火がどうのこうの』って言うなよ・・・。
俺は自分の意思では思いつかないようなことを思っていた。
女が1メートルくらいの距離に俺に迫ってきた。
「ウギャー!」
俺は無我夢中で、女に背を向け大久保方面に走って逃げ出した。
後ろを振り返らずひたすら走った。
あれから・・・。
現在俺は多少遠くはなるが、利用していた路線ではなく、その南に走る電車で通勤している。
もう会社も辞めようかな・・・。
いや、その前に高尾山に行って新しい数珠買わなきゃ。
でもそのためには、またあの電車乗らなきゃいけないのか・・・。
あ、それから後だしで悪いけど、
上司にこの打ち上げをした居酒屋以降の話をしたところ、ある高名な女性占い師を紹介された。
もちろんその占い師にも、俺は居酒屋以降の話しかしていない。
居酒屋の前の話はしちゃだめだって、誰かに命じられているようだった。
俺の話を聞き終って、その占い師にこう言われた。
「この話は他の誰にも言ってはだめ。聞いた人に恐ろしい怨念が飛び火する。とんでもないことになる」
事実、上司は・・・。
(↑ 下記の記事の引用元です。)
はじめに、私は先日ひどく怖い夢をみました。それで誰かに聞いてもらいたく
ここに書き込むことに決めたのですが、テンプレの過去ログ倉庫を拝見させてもらったところ、
その中にある「猿夢」という話と大変似通った内容であることに気づきました。
それを読んで私自信かなり驚き、似たような話を書くことに若干ためらいもありましたが、
決してパクリや創作ではないので読んでみてください。
私は学校にいた。中学校だ。もう随分前に卒業した。
これが夢だとすぐに気づいたのはあまりにも校内がしーんと静まりかえっていたからだ。
何より今の自分に中学校に来る用事などない。
少々不気味ではあったが、緑色の廊下や歩くとミシミシいう教室は懐かしかった。
しばらくぶらついていると、廊下の隅にあるトイレが目に付いた。
「はは、懐かし」
中学時代の私は胃腸が弱く、授業中にトイレに駆け込むこともしばしばあった。
だから、変な言い方だがトイレは結構身近な存在だった。
キィっとドアを開けて中に入る。相変わらず汚い。
私はなぜか吸い込まれるように個室に入った。
洋式トイレにどかっと腰を下ろす。
「何で、俺こんなことしてんだ・・・?」
そこでようやく私は自分の行動の異常さに気づいた。そう、”なんで私は夢の中でトイレの個室
なんかに入っているんだ”と。
じわじわと恐怖感が芽生え始めた。
「怖い・・怖い! 何で俺トイレなんかに入ってんだよ・・!」
軽いパニック状態に陥り、キョロキョロと周りを見回した。
すると、動いたはずみでかさっという音が上着のポケットから聞こえた。
何だろうと思って引っ張り出してみると、それは何の変哲もない一枚の紙。くしゃくしゃに丸まっていた。
開いてみる。そこには私の筆跡と思しき字でこう書かれていた。
”ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり”
「ばりばり・・・?」
意味が分からない。元々字が汚い私であるが、そこに書かれている字はそれに輪をかけて汚く、
ひどく焦って書いたような印象があった。
首をかしげて疑問符を浮かべていると、一番奥の個室から物音がした。
「!!!」
びっくりした。誰もいないと思っていたのに。音は断続的に続いていた。
自然とそっちに耳を傾けると・・・
「ばり・・・ばりばり、ばりっ・・・・ばりばり」
心臓が飛び出るかと思った。ばりばり・・・紙に書いてあったのはこのことだ。
でもこの音源がなんであるのかは全く見当がつかなかった。ただ言えることは、
なにか軽い感じの音ではなく、なんとなく重い感じの音だった。
私は今すぐ逃げ出したい気持ちだったのに、どういうわけか壁をよじ登って上から音源の個室を
覗き見ることにした。もちろん細心の注意を払って音一つたてないようにだ。
私は見た。私の個室からは隣の隣に位置するため、すべて見ることは出来なかったが、
音源が人間であることは分かった。それも女の子だ。黒髪の。おかっぱで。
そう、まるでみんながイメージする”トイレの花子さん”そのまんまだ。
髪の毛が邪魔で何をしているかは分からなかったが、そいつが何やら頭を上下に動かすたびに
またあの「ばり、ばり」という音が響いた。
私は自分でも驚いたが、信じられないほどの勇気をもってさらに身をのりだした。
そこで私は見た。
少女が、人間の生首を頭蓋骨からばりばりと食ってるのを・・・
私は絶叫した! もうなりふりかまっていられない! 殺される!
ドアを蹴破って個室を飛び出した。足がもつれて男性用便器に激突したがそれどころじゃない!
振り向けば一番奥の個室が薄く開きはじめていた。
「やばいやばいやばいやばいやばい!!!」
全力疾走。トイレを出て階段を目指す。母校だけあって校内の地理は完璧だった。自分がいるのは
地上三階。3段、4段飛ばして階段を駆け下りる。すぐに一階にたどり着いた。
そこで私は異様な光景を見た。
下駄箱には片足の無い少年や、和服姿の女の子、そのほかにも妖怪のような気持ちの悪いやつらが
うようよしていた。でもそいつらは私を珍しがっていたようだが敵意は無さそうで、すぐに襲い
かかってくるような気配はなかった。私はほっと安心する間もなく、校庭に出る扉に飛びついた。
一つ目の扉にはカギがかかっていて開かなかった。二つ目も三つ目も、
四つ目にもカギがかかっていたのだが、これだけ内カギ?のような仕様で、ひねれば簡単に開く
カギだった。開けるなり、また蹴破るように外に飛び出した。
「やった! 助かった!」
やった、助かった・・・? 自分で言ってなんだか変な感じがした。何で外に出ただけで助かった
なんて言えるのだろうか。
ここにきてやっと私は思い出した。
「・・・俺、この夢見たことある・・・」
そう、前に一度だけこれと同じ夢を見たことがある。あのばりばりというメッセージも前の夢で
自分が書いたものなのだろう。
この扉を出てすぐ右手にフェンスを切り取って作ったような簡単なドアがある。前の夢では
そこを出た瞬間に目が覚めたのだ。だから、ゴールが近いということを知っていたから
「助かった」などと言ったのだ。例えばりばりが追っかけてきたとしても、ダッシュで走れば
もう追いつかれないという自信すらあった。
そう思って、私は扉のほうを見た。
絶句した。
私が通っていたころのその扉は常時開け放たれていた。それなのに今は閉まった状態であり、
おまけにごつい錠前までしてあった。
「うそ・・・うそうそウソだろふざけんなっ!!!」
私はすっかり忘れていたのだ。最近小学校や中学校も物騒になってきており、登下校時間以外は
全ての門を閉めておくことになっていたのだ。私が前にこの夢を見たときにはそんな規則はまだ
なかった。だから門はいつも開いていた。
私はどうしていいか全く分からず、天を仰ぎみた。すると、トイレの窓から誰かがこちらを見つめて
いるのに気がついた。
ばりばりと目が合った。
鳥肌がぶわっとたった。全身の毛穴が開く感じ。背筋が凍ったような気がして、体温も急激に
下がっていった。
「逃げなきゃ!逃げなきゃ!逃げなきゃ!」
私はとにかく走った。あいつから少しでも離れなきゃいけなかった。そこで私は思い出した。
たしか給食センターの車が入る門がある。あれはかなり低いのでよじ登ることだってできるだろう。
そこへ向かってがむしゃらに走った。確かめてはいないが、すぐ後ろにばりばりがいるってことが
何となく分かった。しかも自分より速い。50Mもしないうちに追いつかれるような勢いだった。
もうここからは感覚というものがほとんど無かった。ただ走って、門が見えて、それを全身で
這うようにして登った。最後は転がり込むように門の外へ身を投げ出した。
「助かった。今度こそ」
そう思った。わけもなく。ただ絶対自分は助かったという安心感があった。
私は視線を外から学校へと向けた。ばりばりとの距離がどれだけ縮まっていたのか確かめておき
たかった。振り向いた瞬間、私は再び肝を冷やした。
ばりばりとの距離は無きに等しかった。もう目と鼻の先にあいつがいた。私の頭蓋骨を両手で
掴みとらんとばかりにこれでもかと伸ばした状態で固まっていた。
そしてあいつはこう言った。
「今度は殺せると思ったのに」
そこで私は目が覚めた。
当然のごとく全身は汗びっしょり軽くめまいすらした。
起きて私がした行動は、この夢を忘れないようにノートにメモを取ること。あまりにも
怖い夢だったので後で誰かに話したかったのだ。
しかしメモなんて滅多にしたことないのですぐにノートは見つからなかった。
本棚の奥にあった古びたノートをやっと見つけ、開いた瞬間また私は絶句した。
”ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり”
ノートの最後のページには確かにそう書いてあった。私は恐怖のあまりしばらく動けなかった。
一度目の夢はほとんど記憶にないが、わりと楽に逃げ切れた気がする。
二度目は今話した通りだ。
でも三度目は・・・考えただけでぞっとする。
はっきりいって今度またあの夢を見たら逃げ切れる自信はない。
もし今後、新聞かなにかで”寝たまま死んでしまった人”なんて記事があったら、
それはもしかしたら私かもしれない。絶対そんなことはおきてほしくないけど。
(↑ 下記の記事の引用元です。)
私は、夢をみていました。昔から私は夢をみている時に、たまに自分は今、夢を
みているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。何故か私は薄暗い
無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
すると急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。 それは
「 まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ~」
と意味不明なものでした。 まもなく駅に電車が入ってきました。
それは電車というより、よく遊園地などにあるお猿さん電車のようなもので数人の顔色の悪い男女が一列に座ってました。
私はどうも変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与えられるか試してみたくなりその電車に乗る事に決めました。
本当に恐くて堪られなければ、目を覚ませばいいと思ったからです。私は自分が夢をみていると自覚している時に限って、自由に夢から覚める事が出来ました。
私は電車の後ろから3番目の席に座りました。辺りには生温かい空気が流れていて、
本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。
「 出発します~」とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。これから何が起こるのだろ
うと私は不安と期待でどきどきしていました。電車は ホームを出るとすぐにトンネルに入りま
した。紫色ぽっい明かりがトンネルの中を怪しく照らしていました。
私は思いました。(このトンネルの景色は子供の頃に遊園地で乗った、スリラーカーの景色だ。
この電車だってお猿さん電車だし結局過去の私の記憶にある映像を持ってきているだけでちっとも恐くなんかないな。)
とその時、またアナウンスが流れました。「 次は活けづくり~活けづくりです。」
活けづくり?魚の?などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
振り向くと、電車の一番後ろに座っていた男の人の周りに四人のぼろきれのような物をまとった小人がむらがっていました。
よく見ると、男は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様になっていました。
強烈な臭気が辺りをつつみ、耳が痛くなるほどの大声で男は悲鳴をあげつづけました。
男の体からは次々と内臓がとり出され血まみれの臓器が散らばっています。
私のすぐ後ろには髪の長い顔色の悪い女性が座っていましたが、彼女はすぐ後で大騒ぎしてい
るのに黙って前をを向いたまま気にもとめていない様子でした。
私はさすがに、想像を超える展開に驚き、本当にこれは夢なのかと思いはじめ恐くなりもう少し様子をみてから目を覚まそうと思いました。
気が付くと、一番後ろの席の男はいなくなっていました。
しかし赤黒い、血と肉の固まりのようなものは残っていました。
うしろの女性は相変わらず、無表情に一点をみつめていました。
「 次はえぐり出し~えぐり出しです。」とアナウンスが流れました。
すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざスプーンの様な物でうしろの女性の目をえぐり出し始めました。
さっきまで、無表情だった彼女の顔は、痛みの為ものすごい形相に変わり、私のすぐ後ろで鼓膜が破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげました。
眼かから眼球が飛び出しています。血と汗の匂いがたまりません。
私は恐くなり震えながら、前を向き体をかがめていました。ここらが潮時だと思いました。
これ以上付き合いきれません。しかも、順番からいくと次は3番目に座っている私の番です。私は夢から覚めようとしましたが、自分には一体どんなアナウンスが流れるのだろうと思い、それを確認してからその場から逃げる事にしました。
「次は挽肉~挽肉です~」とアナウンスが流れました。最悪です。どうなるか、容易に想像が出来たので神経を集中させ、夢から覚めようとしました。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)いつもはこう強く念じる事で成功します。
急に「ウイーン」という機会の音が聞こえてきました。今度は小人が私の膝に乗り変な
機会みたいな物を近づけてきました。
たぶん私をミンチにする道具だと思うと恐くなり、
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)と目を固くつぶり一生懸命に念じました。
「 ウイーン 」という音がだんだんと大きくなってきて、顔に風圧を感じ、もうだめだと思った瞬間に静かになりました。
なんとか、悪夢から抜け出す事ができました。全身汗でびしょびしょになっていて、目からは涙が流れていました。私は、寝床から台所に向、水を大量に飲んだところで、やっと落ち着いてきました。恐ろしくリアルだったけど所詮は夢だったのだからと自分に言い聞かせました。
次の日、学校で会う友達全員にこの夢の話をしました。でも皆は面白がるだけでした。所詮は夢だからです。
それから4年間が過ぎました。大学生になった私はすっかりこの出来事を忘れバイトなんぞに勤しんでいました。
そしてある晩、急に始まったのです。
「 次はえぐり出し~えぐり出しです。」あの場面からでした。私はあっ、あの夢だとすぐに思いだしました。
すると前回と全く同じで二人の小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
やばいと思い (夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)とすぐに念じ始めました。。。。。。
今回はなかなか目が覚めません。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)。。。。。。。。
「次は挽肉~挽肉です~」
いよいよやばくなってきました。「 ウイーン 」と近づいてきます。(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めてくれ)
ふっと静かになりました。どうやら何とか逃げられたと思い、目をあけようとしたその時
「 また逃げるんですか~次に来た時は最後ですよ~」とあのアナウンスの声がはっきりと聞こえました。
目を開けるとやはり、もう夢からは完全に覚めており自分の部屋にいました。
最後に聞いたアナウンスは絶対に夢ではありません。現実の世界で確かに聞きました。私がいったい何をしたと言うのでしょうか?
それから、現在までまだあの夢は見ていませんが次に見た時にはきっと心臓麻痺か何かで死ぬと覚悟しています。
こっちの世界では心臓麻痺でも、あっちの世界は挽肉です。。。。。。
(↑ 下記の記事の引用元です。)
2chのオカルト板で紹介されていた、『猿夢』と言う話をご存知だろうか?
とある電車に乗り合わせた人が、独特の方法で順番に殺されていくというものだ。
知らない人は『死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?』の『投票所』で探してみて欲しい。
上位にランクインしているので、すぐ分かるはずだ。
さて、この『猿夢』だが、
このテの話に多い『読んだ人にも災難が降り掛かります』的なコメントもなく始められていて、
文章も読み易く、僕はページを開くなりサクサク読み進めていった。
しかし、それが間違いだったのかも知れない。
この話を読んでから4日目の晩、僕は『続き』とも言える恐ろしい夢を見たのである。
二番煎じは一番を超える事は出来ない。
それは重々承知だが、僕の見た夢をここに書き留めておきたい。
夢の中で、僕は名古屋市内のとある遊園地のスロー・コースターに乗っていた。
今はもうなくなっているだろうか?
それは子供向けのアトラクションで、園内の一部をゆっくりと回って来る。
幼い頃の事なので細かい事は良く覚えていないが、大体3~5分の内容ではなかっただろうか。
降り場の手前に小さなトンネルがあって、そこを抜けるとビデオカメラを構えた父。
その隣には、僕らの名前を呼びながら手を振る母の笑顔があった。
これは父からの虐待が始まる前の、最も幸せだった頃の大切な思い出だ。
夢の中で僕は2人掛けの一番前の席に座っていた。隣には幼かった頃の姉がいる。
あの頃僕は姉を見上げてはしゃいでいたのに、この夢の中では僕だけ20歳。
この年齢差では、年の離れた兄妹どころか、下手をすると親子のようだ。
しかし、僕は懐かしいあの頃の夢を楽しむ事にした。
僕らの乗ったコースターはゆっくりとコースを回り、やがてトンネルに差し掛かった。
このトンネルを抜ければ、優しかった父にもう1度会える。僕はそう思った。
しかしトンネルを抜けると、そこはあの遊園地ではなかった。
今まで僕が乗っていたコースターは電車に変わり、僕は『5号車の自由席』に乗っていた。
隣にいたはずの幼い姉はもういない。
席は前の方で、喫煙車両である4号車とを繋ぐデッキのドアが開くと、煙草の匂いがした。
僕は新幹線で移動する事が良くあるので、夢がそこに繋がってしまったのだろう。
全く、夢はいつも『いいトコ』を見せてくれない。僕は舌打ちした。
窓の外を見慣れた景色が過ぎていく。
ただ現実と違うのは、車内があまりにも静か過ぎる事。
そして2人掛けと3人掛け、左右どちらのシートを見ても、どの列にも窓際に1人ずつしか掛けていない。
そして皆異様に顔色が悪かった。
無気味だなと思いつつ、僕はいつの間にか抱えていた鞄からMDプレーヤーを取り出し、お気に入りの曲を聴いた。
と、新幹線が減速し始める。
おかしいな?京都に着くにはまだ早過ぎる。もしかして岐阜羽島にも停まるのか?
僕は駅名を確認しようとヘッドフォンを外したが間に合わず、聴き取る事が出来なかった。
見知らぬ駅で停まる新幹線、突然車内に響く叫び声。どうやら後ろの方の席で何かあったようだった。
しかし物凄い声だったにもかかわらず、誰1人反応しない。
何があったのか?しかし僕の視力では後ろまで見えない。
乗り降りする人は誰1人なく、新幹線はまたゆっくりと走り始めた。
5分と経たないうちにまた減速。次の駅名は聴き取る事が出来た。
『吊るし上げ』
新幹線はまた知らない駅で停まる。そしてまた、叫び声。
慌てて後ろを振り返ると、初老の女性が吊るし上げられていた。
相変わらず良く見えないが、首に紐が掛けられているのだろう。首の辺りに手をやってもがいていた。
手足がシートや壁に当たる音がバタンバタンと聞こえる。
僕はやっとこの夢が何であるか分かった。
恐らくこれは『猿夢』だ。一刻も早く目を覚まさなくてはならない。
しかし僕は、自由に目を覚ます事が出来ない人間であるため、しばらくその夢を見る事になってしまった。
とりあえず今何人が殺されているのか、僕は何番目なのかを知っておきたかった。
僕の乗る5号車の、後ろ4分の1程は空席のようだ。
しかし実は既に殺されていて、そこには『猿夢』のように、
『活け造り』や『抉り出し』された人が座って(?)いたのかも知れない。
僕が座っているのは前から6番目。
まだまだ順番が来るには早いが、さっさと目覚めなくてはならない。
しかし、なかなか目覚める事が出来ない。
その間に、何度も聞こえる叫び声。
と、いつもドリンクやサンドイッチを売り来る車内販売の女性が、
ニコニコしながらカートに内臓を乗せて押していくのが見えた。
もう駄目だ。早く目覚めろ、目覚めろ、目覚めろ。
順番を確認するのに、僕はまた後ろを振り返った。
すると、後ろに座っていた何人かがスッと消え、同じように席もなくなった。
前から6番目にあったはずの僕の席は、真中あたりに来ていた。
慌てる僕に、すぐ後ろに座っていたリーマン風の男が言った。
「目覚めたから席が消えたんだよ。アンタも早く目覚めないと、すぐに順番が来る」
僕の8つ後ろの席から、血が流れているのが見えた。
大丈夫、まだ7人余裕がある。早く目覚めて、もう2度とこの夢を見なければいい。
次の駅が来た。
『串刺し』
と、大変な事になった。
自分の番が来るまで後7人あると思っていたのに、その駅で一気に5人串刺しになって殺されてしまったのだ。
次は僕の後ろのリーマンの番だ。
しかし彼は、シート越しに穏やかな口調で話し始めた。
「オレはもう目覚めなくていいんだ。会社はリストラされたし、妻は・・・」
ガクガク震えながら彼の身の上話を聞いているうちに目が覚めた。
目覚めた時は冷や汗をいっぱいかいていた。
あんなに長い夢だったのに、時計を見るとほんの20分程しか経っていない様だった。
『猿夢』・・・あまりにインパクトが強過ぎたために、こんな夢を見たのだろう。
あの話自体が、この電車への切符なのかも知れない。
とにかく、もう2度とあの夢を見ないようにしなくては・・・
本当に、恐怖のあまり心臓発作で死んでしまうかも知れない。
(↑ 下記の記事の引用元です。)
俺、暇なときにまとめサイト見てる者です。
俺自身霊感とかまったくなくて、ここに書き込むようなことはないだろうなぁって思ってたんですが、
先月あったホットなお話を書き込もうかと思いここに来た次第。
一応話の主役の許可は取って書き込んでます。
ここなら多くの人が信じてくれそうなので。
長文かも。(文才もなく長文カキコもほとんどしたこと無いので読みにくいかも)
冒頭述べたように、俺自身にはまったくもって霊感などは存在してません。
なのでこれ、ホントに霊とか絡んでる話かは俺には判別不可。
皆さんに判別してほしい。
会話の内容も、覚えてるものを書いているのでかなり乱文かもしれません。
で、本題。
この話は、霊感の強い友達の話。
その友達は中学生の時からの付き合いで、30手前になった今でもけっこう頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄。
そいつん家は俺らの住んでるところでもけっこう大きめの神社の神主さんの仕事を代々やってて、普段は普通の仕事してるんだけど、正月とか神事がある時とか、ケコーン式とかあると、あの神主スタイルで拝むっていうのかな?
そういった副業(本業かも)をやってるようなお家。
普段は神社の近くにある住居にすんでます。
で、その日も飲みに行こうかってことで、とりあえず俺の家に集合することになったんです。
先にそいつと、そいつの彼女が到着して、ゲームしながらもう一人の女の子を待ってたんです。
その神社の子をM、遅れてくる子をS、俺のことをAとしますね。Mの彼女はKで。
しばらくゲームしながら待ってたら、Sちゃんから電話がかかってきたんです。
Sちゃん「ごめんちょっと遅れるね、面白いものが納屋から見つかって、家族で夢中になってた~
「Aってさ、クイズとかパズル得意だったよね?面白いものもって行くね!
「もうちょっと待ってて~~~
ってな感じの内容でした。
で、40分くらいしたころかな、Sちゃんがやってきたんです。
その瞬間、というかSちゃんの車が俺ん家の敷地に入った瞬間かな
Mが「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・・ どうしよ・・ 父ちゃん今日留守だよ」
って言ったんです。
俺「ん?Mどうしたが?また出たんか?」
K「大丈夫!?またなん?」
M「出たってレベルのもんじゃねぇかも・・・・ はは・・ Aやべぇよこれ、Sちゃん・・まじかよ」
Mは普段は霊感あるとかオバケみるとか神社の仕事とか、あまり話題には出さないんですが、
たまにこうやって怯えてるんですよ。
俺もSもKも、そのことは知ってるんですがMが突っ込んだ話されるのを嫌がるので
普段はあまり話題にしません。
Sちゃんが俺の部屋まで上がってきました。
Mは顔面蒼白ってかんじで、
M「Sちゃんよ・・・・ 何持ってきたん?出してみ・・・」
S「え?え?もしかして私やばいの持ってきちゃった・・・のか・・な?」
M「うん・・」
S「これ・・・来週家の納屋を解体するんで掃除してたら出てきたん」
そういってSちゃんは木箱を出したんです。
20㌢四方ほどの木箱でした。電話でパズルって言ってたのはこのことだろう、
小さなテトリスのブロックみたいな木が組み合わさって箱になってたと思う。
M「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Mはトイレに猛ダッシュ「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきました。
Kがトイレに行ってMの背中をさすってやってるようでした。(良い彼女だ・・w)
一通り吐き終えたMが戻ってきました。
Mが携帯を取り出し電話をかけました。
M「とうちゃん・・・・コトリバコ・・・ コトリバコ友達が持ってきた」
M「俺怖い。じいちゃと違って俺じゃ、じいちゃみたくできんわ・・」
M泣いてました。とうちゃんに電話かけて泣いてる29歳・・・
それほど恐ろしいことなんでしょう。俺も泣きそうでした。
M「うん付いちょらん、箱だけしか見えん。」
M「跡はあるけどのこっちょらんかもしらん」
M「うん、少しはいっちょる、友達のお腹のとこ」
M「シッポウの形だと思う・・・シッポウだろ?中に三角ある。シッポウ」
M「間違いないと思う、だって分からんが!俺は違うけん!」
(なにやら専門用語色々でてたけど、繰り返していってたのはコトリバコ、シッポウ
(もっと色々言ってたけど忘れました、ごめん)
M「分かったやる。やる。ミスったら祓ってや、とおちゃん頼むけんね」
Mここで電話を切りました。
最後にMは2分ほど思いっきり大泣きして、しゃくりあげながら「よし」
と正座になり、自分の膝のあたりをパシっと叩きました。
もう泣いてませんでした。なにか決意したようで。
M「A・・カッターか包丁貸してごせや」
(「ごせ」ってのはうちらの方言で、~してくれとかの語尾ね)
俺「お、おい、何するん!?」
M「誰か殺そうっちゅうじゃない、Sちゃん祓わないけん」
M「Sちゃん、俺みて怯えるなっちゅうのが無理な話かもしらんが、怯えるな!」
M「KもAも怯えるな!とにかく怯えるな!怯えるな!!負けるか!負けるかよ!!」
M「俺が居る!怯えるな!怯えるな!」
M「なめんな!俺だってやってやら!じいちゃんやってやら!見てろよ糞!糞ぉおおおおお!」
Mは自分の怯えを吹き飛ばすかのように咆哮をあげていました。
Sちゃん半泣きです・・・怯えきってました。
俺もKも泣きそうです。ほんとにちびりそうだった・・・
S「分かった、分かった、がんばっでみる」
俺もSもKもなにやら分からないけど、分かった分かったって言ってました。
M「A包丁かカッター持ってきてごせや」
俺「お、おぅ・・」包丁をMに手渡しました。
M「A俺の内腿、思いっきしツネってごせや!おもいっきし!」
もう、わけ分からないけど、Mの言うとおりにやるしかありません。
M「がぁあああああがあぐいうううあああ・・・・・”!!!」
Mの内腿をツネり上げる俺。
俺に腿をつねり上げられながら、Mは自分の指先と手のひらを包丁で切りつけました。
たぶん、その痛みを消すためにツネらせたのかな?
M「Sちゃん口開けぇ!」
MはSちゃんの口の中に、自分の血だらけの指を突っ込みました。
M「Sちゃん飲みぃ、まずくても飲みぃ」
S「あぐ;kl:;っぉあr」
Sちゃん大泣きです。言葉出てなかったです。
M「◎△*の天井、ノリオ? シンメイイワト アケマシタ、カシコミカシコミモマモウス」
なにやら祝詞か呪文か分かりませんが、5回~6回ほど繰り返しました。
呪文というより浪曲みたいな感じでした。
そしてMがSちゃんの口から指を抜くとすぐ、SちゃんがMの血の混じったゲロを吐きました。
S「うぇええええええええええおええわええええええええ」
M「出た!出た!おし!!大丈夫!Sちゃんは大丈夫!」
M「次・・・!」
M「じいちゃんみててごせや!」
Mは血まみれの手を、Sちゃんの持ってきた木箱の上にかぶせました。
M「コトリバココトリバコ ◎△*??Й・・・」
M「いけん・・いけん・・やっちょけばよかった」
Mがまた泣きそうな顔になりました。
M「A!っとおちゃんに電話してごせや」
言われたとおりにMの携帯でMのとおちゃんに電話をし、Mの耳元にあてました。
M「とおちゃん、ごめん忘れた、一緒に呼んでくれ(詠んでくれかな?)」
Mは携帯を耳にあて、右手を小箱添えて、また呪文みたいなもの
を唱えてました。やっぱり唄ってるみたいな感じでした。
M「終わった。終わった・・・・おわ・・・ったぁ・・うぅえぇえええ」
Mはまた号泣してました。大の大人が泣き崩れたんですよ。
Kによしよしされながら、20分くらい大泣きしてました。
俺とSとKも号泣で、4人でわんわん泣いてました。
その間も、Mは小箱から決して手を離さなかったような気がします。
(号泣してたんであまり覚えてませんがw)
すこし落ち着いてから、Mは手と箱を一緒に縛れる位のタオルかなにかないか?
って聞いてきたので。薄手のバスタオルでMの手と木箱を縛り付けました。
M「さて、ドコに飲みに行く?」
一同「は?」
M「って冗談じゃw 今日はさすがに無理だけん、A送ってくれよ」
(こいつどういう神経してるんだろ・・・ ほんと強い奴だなぁ)
その日はSもMもKもなんだかへとへとで、俺が送っていくことになりました。
(飲みだったんで、もともと俺が飲まずに送る予定だったんですよ!いやホントにw)
で、それから8日ほどMは仕事を休んだようです。
そして昨日Mと会い、そのときのことを聞いてみたんですが。
M「あ~っとなぁ。Sちゃんところは言い方悪いかもしらんが、◎山にある部落でな」
M「ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ」
M「あれはとおちゃんが帰ってきてから安置しといた」
M「まぁあんまり知らんほうがええよ。」
なにやら言いたくない様子でした。
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない_| ̄|○
ただ最後に
M「あの中に入っちょるのはな、怨念そのものってやつなんよ」
M「まぁ入ってる物は、けっこうな数の人差し指の先とへその緒だけどな・・・」
M「差別は絶対いけんってことだ、人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ」
M「アレが出てきたらな、俺のじいちゃんが処理してたんだ」
M「じいちゃんの代であらかた片付けた思ってたんだけど、まさか俺がやることになるなんてなぁ」
M「俺はふらふらしてて、あんまり家のことやっちょらんけぇ、まじビビリだったよw」
M「ちょっと俺も勉強するわ まぁ才能ないらしいがw」
M「それとな、部落云々とか話したけど、差別とかお前すんなや・・Sちゃんとも今までどおりな」
M「そんな時代じゃないしな~ あほくせぇろ」
俺「あたりめぇじゃんw」
俺「それよりさ、この楽しい話誰かに話してもええの?」
M「お前好きだなぁ 幽霊すら見えんくせにw」
俺「見えんからこそ好きなんよ」
M「ええよ別に、話したからって取り付くわけじゃないし」
M「どうせ誰も信じねぇよ、うそつき呼ばわりされるだけだぞ、俺はとぼけるしw」
と、いうわけで
ここに書き込ませてもらった次第です。
長文失礼しました~!
まさか奴もこれだけの人数に話してるとは思わねぇだろうな~ パソコンオンチだしw
それと最後にひとつ
この箱ってね、まとめサイトに同じような箱の話ありましたよね?
木箱開けたら爪と髪が入ってて、昭和天皇がどうとかって紙切れが入ってたって話。
昨日Mの話で中身をチラっと言ってたのを思い出して、ふと・・・
そういった呪物の作り方があるのかな?
まぁなんだ、午前中フルに使ってまとめたから疲れたよ_| ̄|○
~その2~
おまたせしました。
いやはや、なんだか大事になってますね、単独スレまでたってるとは。
俺の住んでるとことはど田舎で、地域限定されて見物客?とか来られたら
さすがに俺も怖いので、あまり地域は追求しないでください。
部落差別は少なくなったといいますが、俺は見えにくくなっただけだと思っています。
そういった一部の人たちが新たな差別を生む可能性も怖いので。
ただ、皆さんの推察どおり島根県です。(ばればれですかねw)
(俺のおしゃべり癖を多少後悔・・・・
だってね、俺も情報欲しいんよ・・ここなら集まりそうじゃん。)
さすがに大事になっており、やばいかなって思ったので
さっきMとSに電話してこの経緯を伝えました。
Mいわく「別にここがどこか分かったって詳細なんかわかりゃしないよ、安心しろビビリ」
とのことです。
電話ついでにというか、昨日Mに聞きそびれた事を質問してみました。
1.あの場にいたS以外の人間、つまり俺とKは大丈夫なのか
2.また、俺の家に来る前に、件の小箱で遊んでたという家族は大丈夫なのか
3.頼むよ!まじアレなんだったの!?気になって毎夜6時間しか寝られないよ!
以上3点です。
以下Mの回答。
1.2.の回答
アレは子供と子供を生める女にしか影響なし。
Sの父と弟は問題外、母は・・・閉経してるんじゃないか?
Sのばあちゃんもな。もちろんA(俺)も大丈夫。
Kについては危ないかなと思ったけど、触れた時間が短かったため問題なしだろう。
いざとなったらとおちゃんがいるし大丈夫。
(あの日は旅行でMの母と外出してたそうです)
とのこと。
3.実はM自身も詳細は知らないらしい。ただコトリバコは「子取り箱」だそうです。
*本当かどうかは不明です、俺を何とか反らそうとウソついたのかもしれないですが・・・
昨日の会話の口ぶりからして、知らないはずが無いと思ってます。
ただ、そこまでして隠すほどのことだってことでしょうか。なおさら怖いけど気になります。
また単独スレの>>31さんの言われる「狐酉」がどうかはその時点ではきいてなかったので不明です。
(電話のあとで気づいたため)
次、Sちゃんとの会話ですが要約すると
あの後、業者が納屋を解体しにきたのですが、
そのときお隣のおじいさんと一騒動あったそうで、
そのときの内容を明日3人に話しておきたいと。(M,俺,K)
で、S曰く、自分も恐怖より好奇心が勝ってるということ。当事者として、何があったのか
アレはほんとに何だったのかをせめて知りたいということでした。(さすがだぜSちゃん!)
で、今Mに話したらOKということで・・・
ちょっと考え込んでましたが。
明日M,S,K,A4者会談開催してきます。Kは来るか分からないけど。
Mのお父さんに話を聞ければ一番いいのでしょうが、さすがにMが渋ってるのに
お父さんに直談判って訳にはいかないでしょうね・・・
もし聞くことが出来れば聞いてみます。
ここまで来たら全部知りたいなぁと思ってます。書き込んでみてよかった。だいぶ焦ったけどw
でも、友達なくすようなことはしたくないので、M,S,Kの誰からかストップかかったら
カキコは止めますね。現時点では好奇心にかき消されてますが罪悪感もあるので。
~全貌~
昨日の経緯を書きます。嫌になるくらい長文です。
載せようかどうかかなり迷ったんですが、4人で相談しそれぞれ思うところもあり、掲載することにしました。
最後にお願いもあります。
かなり長い話だったので、まとめも時間がかかり、また、俺自身かなり衝撃的なことを偶然聞かされたので
混乱してます。
また、5時間近く話しをしてたので会話の細部は記憶を頼りにかなり補完して、会話らしくしているということも了承してください。
あと、主要な発言しか書いてません。伏せてる部分も多々あります。
(一応MとSに見てもらい、修正いくつかしてからアップしてます)
文章ぐだぐだかもしれませんがご勘弁を。
*文中、「部落」とか「集落」という言い方してますが実際の話の中ではそう読んでいません。
あくまで便宜上の言い方です。一応ひどい言葉らしいので伏字みたいなものと思ってくださいね。
6日夜の時点では当事者4人、俺の家でSの話を聞くという予定だったのですが
SがSの家族、そして納屋の解体の時に一騒動あったという隣家のおじいさん
も交えて話がしたいとのことで、Sの家に行くことになりました。
M,S,K,A(俺) それと、Sの父は「S父」、母を「S母」、Sの祖母を「S婆」
Sのおじいさんを「S爺」隣のおじいさんをJとしましょうか。
タイプたいぎいので。(S弟は仕事のため不在)
話の内容は以下のようなものです。
それと、方言で書くのはなるべくやめます。JとS婆の話、ほとんど異国語なのでw
◎まず、Sが事件の後、納屋の解体業者が来た時の話を。
俺の家での出来事の2日後になります。
5月23日、頼んでいた業者がきて解体用の機械を敷地に入れ作業に入ろうかというとき
S父に隣家のJが話しかけてきたそうです。
S父がおじいさんに納屋を解体することを伝えるとJは抗議してきたそうです。
S父ともめてたそうで、その声を聞いたSが「もしかしたらあの箱のことを
知っているのかも」と思い、Jに聞いてみようと外にでたそうです。
この時点でSは家族にあの日のことは話してなかったそうです。
「納屋を壊すな!」というJに対し
「反対する理由はあの箱のことかなのか」「あの箱はいったい何なのか」
という様なことを聞くと、Jは非常に、非常に驚いた顔をし、
「箱を見つけたのか」「あの箱はどうした?」「お前は大丈夫か?」
とあわてた様子で聞いてきたそうで、Sが事件の経緯を話すと
Jは自分の責任だ、自分の責任だと謝ったそうです。
そして、「聞いておかんかったからこんなことになった」
「話しておかんかったからこんなことになった」
「近いうちにお宅の家族に話さないけんことがある」と言い、帰って行ったそうです。
そしてSはポカンとしてるS父に事件のことを話したそうです。
そしてJの話を聞いてから、俺らに話そうと思ってたのですが、
Jが話しに来る素振りを見せずイライラしてたところに、昨夜俺から電話があったと言うわけです。
そして、昨日俺の電話を受け、Mも来るなら今日しかないと思い
その「話さないといけないこと」を今日話して欲しいということで
Jを父と一緒に説得して来ていただいたそうです。
◎次に、Mの話
S父がJにお話いただけますか?と言うと
俺とKが居ることで話していいものか悩んでいると(部外者ですもんね)、
と、このあたりで
M「先に話させてもらっていいですか?
そういってMが話し始めました。
M「Jさん・・・・ 本来、あの箱は今あなたの家にあるはずでは?
M「今の時代、呪いと言っても大概はホラ話と思われるかもしれないが
M「この箱については別。俺は祖父、父から何度も聞かされてたし
M「実際、祖父と父があれを処理するのを何度か見てきた。
M「箱の話をするときの二人は真剣そのものだった。
M「管理簿もちゃんとある。それに事故とはいえ箱でここの人が死んだこともありましたよね。
M「今回俺が箱に関わったってことと、父が少し不審に思うことがあるということで
M「改めて昨夜、父と管理簿を見たんです。
M「そうしたら、今のシッポウの場所はJさんの家になってた。
M「そうなると話がおかしい。父は「やっぱり」と言ってました。
M「俺の家の方からは接触しないという約束ですが
M「今回ばかりは話が別だろうと思って来ました。
M「俺の父が行くといったのですが、今回祓ったのは俺なので俺が今日来ました。
Jさん、そしてその他一同は黙って聞いてました。MとJにしか分からない内容なので。
M「それでですね。Jさん。あなたの家に箱があったのなら、Sのお父さんが
M「箱のことを知らないのは仕方がないし、なんとか納得はできます。
M「Sのおじいさんは◎△(以下T家としますね)さんから引き継いで、
M「すぐに亡くなられてますよね。
(Sのおじいさんは俺らが知り合った時、つまり厨房の時にはすでにお亡くなりだそうです
M「管理簿では、T家⇒Sの家⇒J家の移動が1年以内になってました。
M「Sのおじいさんがお父さんに伝える時間が無かったのだろうと理解はできるんです。
M「それに約束の年数からいって、Sのお父さんに役回りが来ることはもう考えにくい。
M「あなたかT家で最後になる可能性が高いですし。
M「でも、今回箱が出てきたのはSの家だった。これはおかしいですよね。
M「俺、家のことはあまりやってなかったので、管理簿をまじまじと見たことなんて
M「なかったんですが、昨夜父と管理簿をみて正直驚きましたよ。
M「Sの話をさっき聞くまでは、もしかしたら何か手違いがあって、あなたも箱のことを
M「知らなかったのかもしれないと考えてたのですが、あなたは知っていますよね?
M「知っていたのに引き継いでいない。そしてSの家にあるのを知ってて黙っていた。
M「俺、今回のこと、無事に祓えたんであとは詮索されてもとぼければ済むかなって
M「思ってたんですよ。何かの手違いでSの家の人みんなが知らなかっただけで
M「結果オーライというか・・・ 正直焦りまくったし、ビビリまくったけど・・・
M「今日だって、昨日父と管理簿見てなかったらここには来てなかったと思います。
M「本来の約束なら、俺の家からこっちに来ることは禁止ですからね。
M「だから今日俺が来たってことは伏せておいて欲しい。
M「でも、そういうわけには行かなくなったみたいです。
M「俺は怒ってますよ。俺の父もね。
M「ただ、顔も知らない先祖の約束を守り続けないといけないって言うのは、
M「相当酷な話だというのも分かります。
M「逃げ出したいって気持ちも。俺だってそうでしたから。
M「俺だってあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった。
M「わずかな時間のことだったのに、本気で逃げようかと思った。
M「アレを下手すれば十数年、下手すれば何十年保管するなんてどれだけ怖いのか
M「でも、もしこういったことがここ全体で起きてるのだとしたら
M「残りの箱の処理に関しても問題が起きます。
M「Sはたまたま、本当にたまたま箱に近づかなかったっていうだけで
M「たまたま、本当に偶然あの日俺と会うことになってたってだけで・・・
M「もしかしたらSは死んでたかもしれない。
M「そして、もしかしたら他の箱で被害がでているかもしれない。
M「だから、なぜこういうことになってたのか話していただけませんか?
M「それとこいつ(Kのこと)はその場に居た「女」です。もちろん子供を生める体です。
M「部外者ではないです。被害者です。
M「それとこいつは(俺のことです)、部外者かもしれませんが、そうでもないかもしれません。
M「こいつの名前は◎○です。ここらじゃそうそうある苗字じゃないですよね?◎○です。
俺はなんのことやら分からなかったです。ただJさんが俺の方をみて
「あぁ・・そうかぁ・・・」って
長文すいません。あと半分くらい続きます。
◎Jさんの話しに行きますね
(一部S父母の通訳付きです)
J「まず、箱のことを説明したほうがいいですかな。
J「チッポウ(シッポウかと思ってましたがチッポウらしい)はSの家、J家、
J「そして斜め向いにあったT家の3家で管理してきたものです。
J「3家に割り当てられて箱です。
J「そしてあの箱は3家持ち回りで保管し、家主の死後、次の役回りの家の家主が
J「葬儀後、前任者の跡取りから受け取り、受取った家主がまた死ぬまで保管し、
J「また次へ、次へと繰り返す。受取った家主は、跡取りに箱のことを伝える。跡取りが
J「居ない場合は、跡取りが出来た後伝える。どうしても跡取りに恵まれなかった場合
J「次の持ち回りの家に渡す。他の班でも同じです。3家だったり4世帯だったりしますが。
J「そして他の班が持っている箱については、お互い話題にしないこと。
J「回す理由は、箱の中身を薄めるためです。
J「箱を受取った家主は、決して箱に女子供を近づけてはいけない。
J「そして、箱を管理していない家は、管理している家を監視する。
J「また、Mの家から札をもらい、箱に張ってある古い札と貼り替える。
J「約束の年数を保管し、箱の中身が薄まった後Mの家に届け処理してもらう。
J「M神社(仮にそう呼びますね)と昔にそういう約束をしたらしい
M「それで、俺の家は昔の約束どおり持ち込まれた箱を処理・・・・ 供養してたんだ
M「ここにある全ての箱と、箱の現在の保管者の管理簿つけて。
J「そうです。本来なら、私がS爺が亡くなったときに箱を引き継ぐはずでした。
J「でも、本当に怖かったんです、申し訳ない許して欲しい。
J「Tの父親が死に(Sの家の前任者です)、引き継いだS爺も立て続けに死に、
J「男には影響ないと分かっていても怖かった。
J「そんな状態で、いつS父が箱を持ってくるのか怯えてたんです。
J「でも、葬儀後、日が経ってもS父がこない。
J「それでT(S家の前任者の跡取り)と相談したんです。
J「もしかしたらS父は何も知らないのかもしらない、箱から逃げられるかもしれないと。
J「そしてまず、S父に箱のことをそれとなく聞き、何も知らされていないことを確認しました。
J「そして納屋の監視は続け、S家に箱を置いたままにしておくこと
J「Tは札の貼り替えをした後、しばらくして引っ越すこと(松江に行ったらしいです)
J「そうすれば、他班からは「あそこは終わったんだな」と思ってもらえるかもしれないから。
J「引き継ぐはずだった私が、S家の監視を続けること。
J「そして、約束の年が来たらJが納屋から持ち出しM神社に届けること。
J「そして・・・・ 本当に、本当に申し訳ない
J「それまでに箱にSやSの母が近づいて、死んでしまったとしても
J「箱のことはSの家は知らない、他班の箱のことは触れることは禁止だから
J「ばれることは無いだろうと、Tと相談したんです。本当に申し訳ない
J「だから、他班の箱のことは分からない。こんなことは無いと思う、申し訳ない
Jさんは土下座して何度も謝ってました。
S父さんは、死んだS爺さんに納屋には近づくなとは言われていたそうです。
また、実際気味の悪い納谷で、あえて近づこうとは思ってなかったようです。Sも同様に。
それで、今回どうせなら取り壊そうという話になり、中の整理をしていて
そのときにSが箱を見つけてしまったという経緯でした。
S父さん、S母さん、S婆さん、信じられないという感じでしたが、
ただS婆さんだけがなにやら納得したような感じで、
S婆「納屋はだから近づかせてもらえなかったのか」という風なことをおっしゃってました。
Mの話がまた続きます。
M「なるほど、そういうことでしたか・・・
M「引継ぎはしなかったとはいえ、監視しなければならず、結局は箱から
M「箱から逃げることは出来なかったんですね。
M「結局苦しんだと
M「決まりの年までたしかあと19年でしたよね?
M「・・・引き継いでいたとしても結局は俺が祓うことになってたのかなw
M「S父さん、S母さん、S婆さん、S・・・
M「現実味の無い話で、まだ何が何だか分からないと思う。
M「でもこれは現実で、このご時世にアホみたいに思うかもしらんが、現実で
M「でも、Jさんを怒らないであげてほしい。
M「あの箱が何か知ってるもんにとっちゃ、それほど逃げたいもんだけん
M「まぁ、もう箱はないんだけん安心だが?
M「面白い話が聞けて楽しかったと思ってJさんを許してやって欲しい
M「Jさんを許してやって欲しい
Jさんうつむいて、うなだれて、見ててなんだか痛々しかったです。
M「それと、たぶんみんなあの箱の中身が何かを知りたいだと思う。
M「ここまで話したら、もう最後まで聞いてほしい。
M「俺も全部は知らんけど、知ってることを話す。
M「ここはもう箱終わったけん、問題ないと思うし
M「正直、残りの箱はあと二つ、たぶん俺が祓わんといけんもんだけん
M「俺の決意ってのもある
M「それと、S父さんは本来知っておかんといけん話だけん
M「それとAは、たぶん今話とかんとしつこいけんなぁw
M「あの箱はな、子取り箱っていって間引かれた子供の身体を入れた箱でな
M「作られたのは1860年代後半~80年代前半頃。
M「この部落(俺らの言葉では部落といいませんが、差別用語です)は
M「このあたりでも特にひどい差別、迫害を受けた地域なんよ
M「で、余りにもひどい迫害だったもんで、間引きもけっこう行われていた
M「△▼(地域名です)の管轄にあったんだが
M「特に△▼からの直接の迫害がひどかったらしい。
M「で、働き手が欲しいから子供は作るが、まともな給料がなく
M「生活が苦しいから子供を間引くと・・・ これは一応わかるよな?
M「で、1860年代後半かな?隠岐の島で反乱があったのはしっちょるか?
M「その反乱は1年ほどで平定されたらしいんだけど
M「そのときの反乱を起こした側の一人が、この部落に逃れてきた
M「島帰りってやつだな・・・
M「反乱の理由とかは学校で少し習ったろ?隠岐がすごい裕福な土地だったってこととかも
M「まぁ、それはいいや。
M「で、その島帰りの人間、名前がな・・・ ◎○って言うんだよ。
(俺の苗字と同じでした。なんだか訳わかんね・・・)
◎○⇒以下AAとしますね。
M「AAは反乱が平定されて、こっちに連れてこられた時に
M「隙を見て逃げ出してきたそうだ、話によるとだけどな。
M「この部落まで逃げてきたと。
M「部落の人らは、余計な厄介ごとを抱えると、さらに迫害を受けると思って
M「AAを殺そうとしたんだって。
M「で、AAが「命を助けてくれたら、お前たちに武器をやる」
M「というようなことを言ったそうだ。
M「その武器って言うのがな、小箱だ。小箱の作り方。
M「部落の人はその武器がどのようなものかを聞き、
M「相談した結果、条件を飲むことにしたんだ。
M「AAはもう一つ条件を出してきた。
M「武器(小箱)の作り方を教えるが、最初に作る箱は自分に譲って欲しいということ
M「飲めるなら教える。どうしてもダメなら殺せと
M「部落の人はそれを飲んだ。
M「そしてAAは箱の作り方を教えた・・・
M「作り方を聞いてからやめてもいい、そして殺してくれてもいいともAAは行ったそうだよ
M「それだけ禍々しいものだけん、この小箱ってのは、AAも思うところがあったのかもな
M「ただ、「やり遂げたら自分も命を絶つが、それでもやらなければならないことがある」
M「そうAAは言ってたそうだ
*箱の作り方、全部載せるとさすがにやばそうなので?いくつか省きますね。
M「それで、その方法がな、最初に複雑に木の組み合わさった木箱をつくること
M「これはちょっとやそっとじゃ木箱を開けられないようにするための細工らしい。
M「これが一番難しい作業らしい。お前らもちょっと見ただろ?あのパズルみたいな箱
M「アレを作るんだ。
M「次に、その木箱の中を、雌の畜生の血で満たして、1週間待つ
M「そして、血が乾ききらないうちに蓋をする。
M「次に、中身を作るんだが、これが子取り箱の由来だと思う。
M「想像通りだと思うが。間引いた子供の体の一部を入れるんだ。
M「生まれた直後の子は、臍の緒と人差し指の先、第一間接くらいまでの
M「そして、ハラワタから絞った血を
M「7つまでの子は、人差し指の先と、その子のハラワタから絞った血を
M「10までの子は、人差し指の先を
M「そして蓋をする。閉じ込めた子供の数、歳の数で箱の名前が変わる
M「一人でイッポウ、二人でニホウ、三人でサンポウ、四人でシッポウ
M「五人でゴホウ、六人でロッポウ、七人でチッポウ
M「それ以上は絶対にダメだとAAは念を押したそうだ
M「そして、それぞれの箱に、目印として印をつける。
M「イッポウは△、ニホウは■といった具合に。
M「ただ、自分の持っていく箱、ハッカイだけは7つまでの子を、八人をくれと
M「そして、ハッカイとは別に、女1人と子供を1人くれと。
M「ハッカイは最初の1個以外は決して作るな とも言ったそうだ。
M「普通、そんな話まで聞いて、実行なんか出来ないよな
M「そんな胡散臭い人間の話、ましてやそんな最悪の話
M「いくら生活苦しくても、自分の子供を殺すのでさえ耐え切れない辛さなのに
M「さらに殺した子供の死体にそんな仕打ち・・・・
M「でもな、ここの先祖はそれを飲んだんだ、やったんだよ
M「どういった動機、心境だったのかは全部はわからないけど
M「それだけものすごい迫害だったんだろうね
M「子供を犠牲にしても、武器を手にしないといけないほどに、すごい・・・
M「そして、最初の小箱を作ったんだと
M「各家、相談に相談を重ねて、どの子を殺すかっていう最悪の相談
M「そして実行されたんだ。
M「そして・・・ハッカイが出来上がった。
M「AAはこの箱がどれほどのもので、どういう効果なのかを説明した
M「要望にあった子供と女を使ってね。
M「その子供と女の名前は、□■と$*(伏せますね)
M「そして、犠牲になった8人の子供の名前は _______(伏せますね)
M「聞いたことあるろ?
(俺らは知ってる名前です。でもいえません、ほんとにごめんなさい)
M「で、効果はAに言ってたようなものだ
M「女と子供を取り殺す。それも苦しみぬく形で
M「何故か、徐々に内臓が千切れるんだ、触れるどころか周囲にいるだけでね。
M「そして、その効果を目の当たりにした住民は、続けて箱を作ることにした。
M「住民が自分たちのために最初に作った箱はチッポウだった
M「俺が祓った奴だな。7人の子供の・・箱・・・
M「わずか2週間足らずの間に、15人の子供と、女1人が殺されたんだよ
M「今の時代じゃないだろ?・・・ ひどいよな・・・・
M「そして、出来上がった箱を、△▼の庄屋に上納したんだ
M「普通に住民からの気持ち、誠意の印という名目で
M「庄屋の家は・・・ ひどい有様だったらしい
M「女子供、血反吐を吐いて苦しみぬいて死んだそうだ。
M「そしてな、住民は△▼のお偉方達、△▼以外の周囲地域にも伝えたそうだ。
M「今後一切部落に関わらないこと、放って置いて欲しいこと。
M「今までの怨みを許すことは出来ないが、ほうっておいてくれれば何もしないということ
M「守ってくれるのなら、△▼へ仕事に出ている部落の者も、今後△▼に行くこともしないということ
M「そして、もしこのことに仕返しをすれば、この呪いを再び振りまくということ
M「庄屋に送った箱は、直ちに部落に返すこと。
M「なぜ放置するのか、その理由は広めないこと、ただ放置することだけを徹底すること
M「そして・・・ この箱はこれからも作り続けること
M「既に箱は7つ存在していること。
M「7つあるっていうのは、これはハッタリだったんだろうなと思う。そう思いたい・・・
M「言い方は失礼なんだけど、読み書きすら出来なかった当時の住民に
M「これだけのことが思いつくはずは無いと思うんだが・・・ AAの知恵だったんだろうか
M「△▼含め、周りの地域は全てこの条件を了承したらしい。
M「この事件は、その一時期は周辺に噂としてでも広まったのだろうかな
M「すぐさま部落への干渉が一切止んだそうだ。
M「で、この部落の大人たちは、それでも作り続けたんだよ
M「この箱をね。すでにAAはどこかに行ってたらしいんだが
M「箱の管理の仕方を残していったそうだ。
M「女子供を絶対に近づけないこと。
M「必ず箱は暗く湿った場所に安置すること
M「そして箱の中身は、年を経るごとに次第に弱くなっていくということ
M「もし必要なくなった、もしくは手に余るようなら、○を祭る神社に処理を頼むこと
M「寺ではダメ、必ず処分は○を祭る神社であること
M「そして、住民たちは13年に渡って箱を作り続けたそうだ。
M「ただ、最初の箱以外は、どうしても間引きを行わなければならない時にだけ
M「間引いた子の身体を作り置いておいた箱に入れた、ということらしい。
M「子供たちを殺すとき、大人たちは
M「△▼を怨め、△▼を憎め、というようなことを言いながら殺したらしい。
M「殺す罪悪感から少しでも逃れたいから、△▼に反らそうとしてたんだろうな。
M「箱を作り続けて13年目、16個目の箱が出来上がっていた。
M「イッポウ6つ、ニホウ2つ、ゴホウ5つ、チッポウ3つ
M「単純に計算しても、56人の子供・・・
M「作成に失敗した箱もあったという話だから、もっと多かったんだろうな
M「そして、13年目に事件が起きた
M「その時、全ての箱は1箇所に保管されてたんだが
M「監視を立ててね。そして事件が起きた。
M「11歳になる一人の男の子が監視の目を盗んで箱を持ち出してしまった。
M「最悪なのが、それがチッポウだったってこと
M「箱の強さは、イッポウ<ニホウというふうに数が増えれば強くなる。
M「しかも出来上がって間もないチッポウ
M「箱の外観は分かるよな・・・ Sが楽しく遊んだっていうように
M「非常に子供の興味を引くであろう作りだ。
M「面白そうなおもちゃを手に入れた男の子は家に持ち帰り。
M「その日のうちに、その子を含め家中の子供と女が死んだ。
M「住民たちは、初めて箱の恐怖を、この武器が油断すれば自分たちにも
M「牙をむくということを改めて痛感した。
M「そして一度牙をむけば、止めるまもなく望まぬ死人がでる。確実に。
M「そして恐怖に恐怖した住民は箱を処分することを決めたそうだ。
M「それからは大体分かるよな。
M「代表者5人が俺の家に来たんだわな。
M「そして、俺の先祖に処理を頼んだ。
M「しかし箱の力が強すぎると感じた俺の先祖は
M「箱の薄め方を提案したんだ。それはJさんの言った通りの方法
M「そして、決して約束の年数を経ない箱を持ち込まないこと。
M「神社側からは決して部落に接触しないこと。
M「前の管理者が死んだ後、必ず報告をすること
M「箱ごとの年数は、恐らく俺の先祖が大方の目安・・・
M「箱の強さによって110年とか、チッポウなら140年ほど
M「箱の管理から逃げ出せないよう、そのルールを作ったんだ
M「で、班毎に分かれたあと、一人の代表者を決め
M「各班にその代表者が届けた。そしてどの箱をどの班に届けたかを
M「俺の神社に伝え、俺の祖先が控えた後・・・・ その人は殺される・・
M「これでどの箱をどの班がどれだけの年数保管するのかは分からない
M「そして、班内以外の者同士が箱の話をするのをタブーとしたそうだ。
M「なぜ全体で管理することにしなかったのかは、恐らくだが
M「これは俺のじいちゃんが言ってたんだが
M「全体で責任を背負って責任が薄まるよりも
M「少ない人数で負担を大きくすることで逃げられないようにしたんじゃないかな?
M「で、約束の年数を保管した後、持ち込まれた箱を処理したと。
M「じいちゃんの運の悪いところは、約束の年数ってのが
M「じいちゃんとおれのひいじいさんの代に、もろ重なってたってことだ。
M「箱ごとの約束の年数っていうのは、法則とかさっぱり不明で
M「他の箱はじいさんの代で全部処分できたんだが
M「チッポウだけはやたら長くて、俺の代なんだよなぁ・・・
M「まだ先だと思って何もやってなかったけど真面目にせにゃ・・・
M「これで全部だ。箱に関すること。俺が知ってること。
M「そして、俺が祓ったチッポウは、最初に作られたチッポウだってこと。
それと、Mはさっき電話で
M「箱の年数はどうやって決めたのかは分からない。
M「俺の先祖が箱について何かしら知ってたのかも知れないし
M「AAという人物からそういう話があったらそうしてくれと頼まれていたのかもしれない。
と言ってました
以上が昨日の夜の出来事です。
もうね、三文小説のネタにでもなりそうなお話で
現実に箱事件を目の当たりにした俺も、何がなにやらで混乱してます。
これ、ホントは掲載するのどうしようか、本気で迷いました。
明らかにタブーなことだろうと思うし、部落の人にとっては絶対外に漏れては
困ることでしょうし・・・
ただ、箱は残りふたつってMが言ってました。チッポウが2。
これは責任持ってMが処理するって言ってたのと、
俺ら4人、話を聞いても謎な部分が多すぎて
皆さんの力を借りたいって思ったから掲載することにしたんです。
冒頭で言ってた、お願いしたいことって言うのがそれなんです。
この話読んだ後、なにかこれに関する情報があったら教えていただけませんか?
詳しい地域とか明かせないし、みんなの名前も怖いから教えられないんですが
俺達の個人的な欲で、知りたいんです。
Mの話を聞いても、MとMのとおちゃんにも不明なことは多いらしく
また、Sとその家族、Kも出来うる限り知りたいと。
Mも今の時代なら分からない部分が少しは埋まるかもと。
オカルトチックな話で、信憑性もかな~~~り薄いことだろうと思います。
俺も箱を実際見とらんかったら信じてないと思うしw
AAが誰なのか、もともとは何処から来たのか?
AAha箱の作り方を何処から知ったのか。
また、AAなる人物はどういう理由で隠岐に居たのかとか
ハッカイとかいう最初の箱はドコに行ったの?とか
AAはその後どうなったの?とか
ハッカイ使ってAAは何をしたの?とか
隠岐は京都付近の政治犯が送られて来たってのは習ったんでしってますが
この箱の作り方が、京周辺にあるものなのか?とか
これは俺のルーツ知れるかなぁっていう個人的な欲も含まれています。
父母が生きてた時、父方の先祖は隠岐から来たってのは聞いてたんですが
詳しいところは不明なんで、俺がAAと関わりあるのかは不明なんです。
妹どもももちろん知ってるわけないし、母方のばあちゃんに聞いてもわかるわけねぇし・・
歴史に詳しい方、ハッカイとか言う言葉が出てくる郷土史
昔話など、情報でてこないですかね?
箱の呼び名の由来も不明ですし。
ただ、俺の想像なんですが、
イッポウ、ニホウとかは「一封」、「二封」~~で
ハッカイって言うのは「八開」なのかなとも。
俺らの名前、特に俺自身の苗字を明かせない、地域の名前とか肝心な部分を
伏せてるとか、こんな状態でお願いするのはお願いになってないし
失礼だとは思いますが、何か情報があったらぜひお願いします。
俺自身も、図書館等で郷土史など調べてみるつもりです。
何か分かったらまたここに書き込むつもりです。
よろしくお願いします。
それと最後に。
最後のMの話なんですが、俺自身の思うところや感想を
Mの言葉を借りて勝手に盛り込んでる文章になってるかもしれません。
Mは「こんなかっこつけぇな話し方しねぇよ!」って言ってましたしw
ただ、それほど強烈に心に食い込む話だったんです。
何も思わず、何も語らずってこと俺には出来ないです。
でしゃばりかもしれませんが、お許しください。
「2重カキコですか?」「連続投稿ですか?」って怒られるほどの長文ですが
目を通していただけたこと、お礼を申し上げます。
サンクスコ









