終わらない悲劇。。また『バングラデシュ』でテロが起こる…ラマダンが狙われる理由とは【解説】

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日本人7人を含む20人以上が死亡する人質事件が起きたバングラデシュで7日、イスラム教の断食月=ラマダン明けを祝う大規模な集団礼拝が行われていた広場の入り口の検問所を武装グループが襲撃し3人が死亡しました。

◆またバングラデシュがテロの標的に

バングラデシュの首都ダッカから北東に100キロほど離れたキショルガンジで、5人の武装グループが広場の入り口に設置されていた検問所に爆発物を投げ込む
バングラデシュ 武装グループが襲撃3人死亡 | NHKニュース

首都ダッカの北東140キロに位置するダッカ県キショルガンジ地区

武装集団とみられるグループと警察官の間で銃撃戦になり、少なくとも2人が死亡、15人が負傷している
バングラデシュ首都付近で爆発と銃撃 2人死亡か  :日本経済新聞

◆今回もラマダン明けを狙った犯行

当時、広場ではイスラム教の断食月=ラマダン明けを祝う集団礼拝が行われていて、およそ20万人が集まっていたとみられています。
バングラデシュ 武装グループが襲撃3人死亡 | NHKニュース

ラマダンとは

ラマダーン(またはラマダン)(アラビア語: رمضان ペルシア語: 発音:Ramazan )は、ヒジュラ暦の第9月。 この月の日の出から日没までのあいだ、イスラム教徒の義務の一つ「断食(サウム)」として、飲食を絶つことが行われる。

ラマダーン明けの祭りはイド・アル=フィトルと呼ばれ、盛大なものである

◆ラマダン明けが狙われる理由とは?

過激派組織IS=イスラミックステートが6日、新たなテロを起こすことを予告しており、警察当局が外国人が多く集まる場所などの警備を強化するなど、ダッカを中心に厳戒態勢をしいていました。
バングラデシュ 武装グループが襲撃3人死亡 | NHKニュース

イスラム国にとってラマダンとは
この断食の習慣は、624年、マッカの大規模な隊商をムハンマドが300人ほどの当時の信者全員と共に襲おうとし、それの阻止にやってきたマッカの部隊を返り討ちにできたことを神の恩寵と捉え、記念したことに始まる[1]。

ラマダン期間はいつもより頻繁に寺院に集まり、指導者から話を聞く機会が多い。そこでイスラム指導者が憎悪発言や政治発言を繰り返せば、信者たちへの影響は普段より大きい。
ラマダン明けの食事には注意を : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

◆イスラム国にとって神と言える存在の『ムハンマド』が奇跡を起こした記念

預言者にて唯一神『ムハンマド』とは
イスラーム教の開祖、軍事指導者、政治家。
イスラーム教では、モーセ(ムーサー)、イエス(イーサー)その他に続く、最後にして最高の預言者(ナビー)でありかつ使徒(ラスール)とみなされているイスラーム教の教義においては、ムハンマドは唯一神(アッラーフ)からイスラム共同体に対して遣わされた「神の使徒」とされ、最後にして最大の預言者と位置づけられている。
「ムハンマドは神の使徒である」という宣誓は、シャハーダ(信仰告白)として、信徒の義務に位置付けられる。

厳格なイスラム法を採用しているサウジアラビアでは、ラマダーンの期間中、非イスラム教徒の外国人が公共の場で飲食や喫煙をした場合、国外追放すると発表している
ラマダーン – Wikipedia

ラマダン明けは盛大なお祭りに
ラマダーン明けの祭りはイド・アル=フィトルと呼ばれ、盛大なものである。
イードはアラビア語で祝宴を意味し、フィトルは断食の終わりを意味する

「イスラム教徒はキリスト信者のように個人意識が成長していない。彼らは集団で行動をする。ラマダン期間はその機会が普段より多いから、断食明け後、デモや政治活動に走るケースが出てくるのだ」という。
ラマダン明けの食事には注意を : ウィーン発 『コンフィデンシャル』

https://matome.naver.jp/odai/2146793516987297901
2016年07月08日