東京国立博物館で開催されている「古代ギリシャ展」で「キオス・マスティハ・ティアーズ」という天然ガムが売っていました。噛んでいてもなくならない樹脂でできた天然ガムとのこと。どんなものか興味深かったので調べてみました。
「マスティハ」とは?
ギリシャ・ヒオス島(キオス島)の特産である天然ガムで、ガムのように噛んだり、砕いて料理に香りづけのために使ったりするそうです。「マスティハ レシピ」でネットを検索すると、マスティハで香りを付けたアイスや煮物など、聞いたことのない料理がたくさん出てきます。
ギリシャでは樹脂を固めた状態で売っているそうですが、日本ではピロリ菌に効果があるとかないとか言ってカプセル化されたサプリメントで売っているようです。
ギリシャ・ヒオス島の「マスティハ」は、天然ガムです。
上白糖より黒砂糖、白米より玄米が体にいいといわれるように、天然ガムにはチューインガムにはない効果がたくさん詰まっています。食感はチューインガムより少し硬めですが、ほとんど変わりはありません。甘いフルーツやミントの味は付いていません。ほのかにさわやかなヒノキに似たマスティハの木の香りがします。
キャンディーのように口の中で溶けてなくなることはないので、いつまでも噛んでいられます。
マスティハはそのまま飲み込んでも健康に害は及ぼしません。
一般に推奨されている食べ方(噛み方)は1日1g~1.5gを1時間です。これは1日のうち何回かに分けて口にした合計の量と時間です。
(現在までにマスティハを噛んでいて、歯の詰め物がとれたという報告はありません。)マスティハはお料理やお菓子作りの材料にも使われています。
ギリシャ・ヒオス島のマスティハ(マスティック)とは|マスティック樹脂 輸入販売卸売
マスティハの説明をしているサイト。この説明と同じ説明がギリシャ展のお土産売場に書いてあったので、この会社で取扱いしている商品をギリシャ展で売っていたのかもしれない。
食べてみた
おそるおそる1粒食べてみたところ、いきなり歯にくっつきました。
しっかりくっついてどうにもならないので、逆に3粒くらい追加してみると、歯にくっついたマスティハとあつまっていい感じに。
サイズは昔懐かしい匂い玉くらいのサイズで、噛むとパリンという割れた感触があるのですが、その後硬いゴムみたいなものが口の中に残るのは不思議な感触です。
噛み応えはかなり固く、「樹脂」という説明に納得。顎関節症の人は痛いのではないかと思います。(昔顎関節症だった個人的な意見)
ほのかに木の香りがして、いつまで噛んでいてもなくならないし匂いも消えない。硬くて噛むときに空気を飲んでしまいお腹いっぱいになるため、ダイエットにとてもいいかもしれない。
口から出して置いておくと、すぐにプラスティックのように固まりますが、それを口の中に戻すとぐにゃっとまたガムのように戻ります。とても不思議です。(汚い食べ方をしてしまいましたが、いろいろ試してみたくてやってみました)
好き嫌いは分かれそうですが、個人的にはとても興味深く面白い一品でした。
Twitterのマスティハに関するまとめ
kurumi@EZ DO DANCE@Mikuru88
マスティハ食べるよ!って実況ツイしようと思ったけど調べたら推奨される食べ方が1gで1時間噛むって書いてあって…うん。明日にしよう。
kurumi@EZ DO DANCE@Mikuru88
自立する石板は重量測ったら1.6kgありました!まじ石板!黒川さんイチオシのマスティハは展示見る前に買ったのですが見終わった後には飛ぶ様に売れてて残り僅かにw
会場前で黒川さんの美しい羽根も拾いましたw pic.twitter.com/cCFi0bfI22
歌織@星見当番@kaori_stargazer
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長谷川弘江@aliceami2
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ゆき@yuki_bkmc
小林けい:西1り44a日曜@keikeke3
古代エジプトのマステもカワイイ♪ pic.twitter.com/WIElz8zT26
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