ドラキュラ映画 『魔人ドラキュラ』から『ドラキュラZERO』まで

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ベラ・ルゴシ、ゲイリー・オールドマン、リチャード・ロクスバーグ、ルーク・エヴァンス、ドラキュラを演じた新旧役者

1897年に出版されたブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を基にしている映画まとめ。

ブラム・ストーカー
(1847年11月8日 – 1912年4月20日)
『ワラキア公国とモルダヴィア公国の物語』の中に「串刺し公」ヴラド・ツェペシュの記述をみつけ、1897年、50歳のときに『ドラキュラ』を出版。
1912年、64歳で死去。作品
『ドラキュラの客 』
『判事の家』
『金髪』
『日没の下』

ヴラド・ツェペシュ
( 1431年11月10日 – 1476年12月19日)
15世紀のワラキア公国の君主。ルーマニアではオスマン帝国の侵略から故国を守るために戦った英雄として知られるが、一般的には、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』に登場する吸血鬼ドラキュラ伯爵のモデルとして有名。

1、魔人ドラキュラ(1931)

1897年の出版から34年後、初の『ドラキュラ』映画化作品。作品は世界中でヒットし、ドラキュラ役のベラ・ルゴシも世界的な怪奇スターとなる。また「ユニヴァーサル・スタジオ」は、同年中に『フランケンシュタイン』を製作して、たちまち怪奇映画ブームを巻き起こす。こうして「ユニヴァーサル・スタジオ」は、怪奇映画制作会社として名を馳せることに。

1931年『魔人ドラキュラ』(75分)
監督
トッド・ブラウニング、カール・フロイント
出演
ドラキュラ伯爵役…ベラ・ルゴシ
ヴァン・ヘルシング教授役…エドワード・ヴァン・
スローンこの作品でベラ・ルゴシは、49歳にして世界的な怪奇スターとなるも、1940年代には人気が衰え、1956年(73歳)に心臓発作で死去。ドラキュラ伯爵の衣装に身を包み埋葬された。

→関連 ベラ・ルゴシ

『エド・ウッド』(1994)
「史上最低の映画監督」と言われた映画監督エド・ウッドと落ちぶれたベラ・ルゴシのおはなし。

1994年『エドウッド』(127分)
監督
ティム・バートン
出演
エド・ウッド役…ジョニー・デップ
ベラ・ルゴシ役…マーティン・ランドーティム・バートンとジョニー・デップ、2度目のコラボレーション作品。ティム・バートンが敬愛する「史上最低の映画監督」といわれたエド・ウッドの伝記映画。ベラ・ルゴシ役のマーティン・ランドーがアカデミー助演男優賞を受賞した。

興行収入$5,887,457

2、ドラキュラ(1992)

『魔人ドラキュラ』から61年後、『ドラキュラ』は大作映画として蘇る。監督は、巨匠フランシス・フォード・コッポラ。原題は「Bram Stoker’s Dracula」となっており、コッポラがブラム・ストーカーの原作にこだわって制作した『ドラキュラ』映画。このあと、ハリウッドでは、トム・クルーズとブラッド・ピットの『インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)ジャック・ニコルソンの『ウルフ』(1994)ロバート・デ・ニーロの『フランケンシュタイン』(1994)と怪奇映画の大作が相次いだ。

1992年『ドラキュラ』(128分)
監督
フランシス・F・コッポラ
出演
ドラキュラ伯爵役…ゲイリー・オールドマン
ヴァン・ヘルシング教授役…アンソニー・
ホプキンス
ミナ・マーレイ役…ウィノナ・ライダー主演のゲイリー・オールドマンは、イギリス・ロンドンの出身。ブラッド・ピット、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットら、数多くの若手俳優に影響を与えた俳優として有名。1993年の第65回アカデミー賞で、衣裳デザイン賞(石岡瑛子)、メイクアップ賞、 音響効果編集賞の3部門を受賞。

興行収入$215,862,692

→関連 フランシス・F・コッポラ

『フランケンシュタイン』(1994年)
フランシス・F・コッポラは、『ドラキュラ』から2年後、今度は『フランケンシュタイン』を制作。今作でコッポラ自身は制作に専念し、監督には、シェイクスピア俳優として有名なケネス・ブラナーを招聘。

1994年『フランケンシュタイン』(123分)
監督
ケネス・ブラナー
出演
フランケンシュタイン博士役…
ケネス・ブラナー
クリーチャー役…ロバート・デ・ニーロこちらも原題は「Mary Shelley’s Frankenstein」となっており、メアリー・シェリーの原作にこだわって制作されている。ケネス・ブラナーは、『ヘンリー5世』(1989)などのシェイクスピア作品で名を馳せたが 最近は『マイティ・ソー』(2011)『エージェント:ライアン』(2014)『シンデレラ』(2015)とバラエティに富んだ作品を監督している。

興行収入$112,006,296

3、ヴァン・ヘルシング(2004)

21世紀に入り、”怪奇と冒険の雄”スティーブン・ソマーズ”が「ドラキュラ」を復活。ドラキュア伯爵の他に、ハイド博士、狼男、フランケンシュタインの怪物も登場する、いわばユニバーサル・モンスターの集大成的なドラキュラ映画。

2004年『ヴァン・ヘルシング』(132分)
監督
スティーブン・ソマーズ
出演
ヴァン・ヘルシング役…ヒュー・ジャックマン
ドラキュラ伯爵役…リチャード・ロクスバーグ
アナ・ヴァレリアス役…ケイト・ベッキンセイル主役のヴァン・ヘルシングは、従来の初老の大学教授像から、不死身のモンスターハンターへと生まれ変わり、ヒュー・ジャックマンが好演。また、吸血鬼一族と狼男一族の戦いを描いた『アンダーワルド』(2003)のケイト・ベッキンセールがヒロインのアナ王女として出演。

興行収入$120,000,000

→関連 ケイト・ベッキンセール

『アンダーワールド』(2003年)
吸血鬼一族と狼男一族の何百年にもわたる死闘を描いたヴァンパイア映画。2012年までに続編が4本制作されている。

2003年『アンダーワールド』(121分)
監督
レン・ワイズマン
出演
セリーン役…ケイト・ベッキンセール
マイケル・コーヴィン役…スコット・スピードマン
ビクター役…ビル・ナイ主演のケイト・ベッキンセールは、イギリス・ロンドン生まれ。オックスフォード大学在学中にケネス・ブラナーのシェイクスピア作品『から騒ぎ』(1993)で映画デビューを果たす。その後、フランシス・F・コッポラ製作総指揮の『月下の恋』(1995)で、エイダン・クインの相手役をつとめ、注目を集める。2000年にアメリカ映画に進出。2001年に『パール・ハーバー』でヒロインに抜擢される。

興行収入 $95,708,457

4、ドラキュラZERO(2015)

舞台は、15世紀のトランシルヴァニアのワラキア公国。誰も話したことのないドラキュラ映画。オスマン帝国の侵略から故国を守るために戦った英雄”ヴラド・ドラキュラ”。彼は、なぜヴァンパイアとなったのか?

2014年『ドラキュラZERO』(92分)
監督
ゲイリー・ショア
出演
ヴラド・ドラキュラ役…ルーク・エヴァンス
ミレナ役…サラ・ガドン
メフメト2世役…ドミニク・クーパー主演のルーク・エヴァンスは、ウェールズ出身の俳優で、ピーター・ジャクソンの『ホビット』3部作では、弓の達人バルドを演じる。2015年、第41回サターン賞で 最優秀ホラー映画賞を受賞。

興行収入$189,954,655

→関連 今、どこに行けばドラキュラに会えるか?

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2016年06月22日