破傷風とは?
破傷風は破傷風菌による感染症
破傷風とは―予防接種を受けないとどうなる?|メディカルノート
破傷風菌が傷口(創(そう))などから体内に侵入して増殖すると、細菌がつくる毒素により、開口障害やけいれんなどの特有な症状が現れ、重症になる致死性の疾患
破傷風<外傷>とはどんな病気か|症状や原因・治療 – gooヘルスケア
この21世紀の日本において現在でも致死率が10%以上にものぼる
【すり傷で死亡?】恐ろしい破傷風の症状と治療方法、そして予防とは?
近年は30歳以上の成人を中心に患者が発生
ワクチンによって得た抗体は、年々低下します。
これが30歳を過ぎると抗体価の低い人が増えてきて、40歳を境に抗体陽性率は大きく低下すると言われています。
そのため、破傷風患者に成人が多い
破傷風の予防接種とは? | 予防接種の総合情報サイト
感染経路は?
浅い創の感染経路としては、たとえば「傷ついた手で土をいじったとき」や「運動のさいにすり傷ができたとき」などがそれにあたります。破傷風の4ぶんの1は外傷歴不明例というものですので、決して低い数字とはいえません。
【すり傷で死亡?】恐ろしい破傷風の症状と治療方法、そして予防とは?
破傷風菌は、動物や人から感染するのではなく、土の中なら50%の確率でどこにでも潜んでいます。
中野こどもクリニック >破傷風
分布図として、とくに多い地域や少ない地域などはなく、日本全国どこにでもいると思って間違いありません。
破傷風は人から人へは感染しません。破傷風患者との接触で感染する心配はありません。
横浜市衛生研究所:破傷風について
破傷風菌は、土やほこり、動物の消化管に住んでおり、加熱にも強い微生物です。
釘やガラス、ピアスなどによる傷、火傷や潰瘍、手術の傷を通して感染し、体の中で毒素を作ります。
破傷風とは―予防接種を受けないとどうなる?|メディカルノート
被災者やボランティアの方々に破傷風の感染が確認された
震災後のガレキなどの片付け時に「古い釘を踏み抜いた」「ガラスで手を深く切った」という明らかな傷だけでなく、本人でさえ気付かないような小さな傷が原因になることもあります。
破傷風の症状は?
潜伏期は2日〜8週間。かなり幅があるのが特徴です。
この期間に自覚症状はありません。しかし、確実に破傷風菌は毒素を体内で放出しています。
【すり傷で死亡?】恐ろしい破傷風の症状と治療方法、そして予防とは?
長い時は1か月後から下記の症状が順番に出てきます
1. 開口障害(咬痙:こうけい)
頭痛、不快感、ムズムズ感から始まって、徐々に口の周りや顎が固く動きにくくなり、噛んだり飲んだりできなくなってきます。首の筋肉が痙攣(けいれん)します。2. 痙笑(けいしょう)
破傷風の毒素が顔や頬の筋肉を動かす神経に達すると、顔の筋肉がいつも痙攣し、皮肉笑いをしているような顔になります。3. 後弓反張(こうきゅうはんちょう)
さらに、破傷風の毒素が体幹やおしり、太ももを動かす神経にまで到ると、体幹の筋肉が痙攣して固くなり、全身が後ろに反り返ってしまいます。弓を置いたように後頭部と踵しか地面についていないような体勢となります。4. 痙攣
のどや呼吸の筋肉も痙攣し、窒息を来たすこともあります。5. 全身痙攣
突然、手足が強く固まり、全身の筋肉が固くなって身動きがとれなくなる発作を繰り返します。数秒から数分で元に戻りますが、病状が進行するとともに時間が長くなっていきます。この発作は光や音、振動といった刺激で誘発されます。6. 高熱、不整脈
40℃以上の高熱や、不整脈なども起こります。
破傷風とは―予防接種を受けないとどうなる?|メディカルノート
破傷風の予防策は?
予防接種が最も有効です。正しい方法で接種を行うと免疫が10年間持続します。前回の接種後10年をすぎた人には追加接種をお勧めします。
FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|破傷風
犬などの動物にかまれたときは、狂犬病ワクチンと破傷風ワクチンが必要です。
旅行中にケガをしたときにも破傷風ワクチンが必要になることがありますので、早めに医師に相談して下さい。旅行先の不衛生な医療施設では、医療行為で感染することがあります。安心できる医療機関を確認しておきましょう。
破傷風の日常的な予防方法
日常的な予防方法としては、破傷風菌が体内に入らないように、傷ができた時はすぐに流水で十分に洗います。
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