複合的な要因で発症する
はっきりした原因はまだよくわかっていませんが、脳で働く神経の伝達物質の働きが悪くなるのと同時に、ストレスやからだの病気、環境の変化など、さまざまな要因が重なって発病すると考えられています。大切なことは、うつ病はただ1つの原因のみで発病するのではないということです。
うつ病の原因 | うつ病の情報・サポートサイト こころの陽だまり
「急激な環境の変化」は良いことでも原因と成り得る
例えば「身近な人の死」や「リストラ」などの悲しい出来事だけではなく、「昇進」や「結婚」といった嬉しい出来事や環境の変化から起こることもあります。
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なかには、うれしい、明るい出来事がきっかけとなって、うつ病を発症することもあるのです。
うつ病が発症するしくみ|その他|うつ病 こころとからだ
本人の性格的な原因
うつ病になりやすいタイプとして、まじめで責任感が強く、人あたりもよく、周囲の評価も高い人が多いということがいわれています。
このようなタイプの人は自分の許容量を超えてがんばりすぎたり、ストレスをため込んでしまうため、こころのバランスを崩してしまいます。
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ストレス
直接的にうつ病に関係するのは、1.精神的ストレス、2.構造的ストレス、3.化学的ストレスです。
うつ病の原因=ストレスって?:女性のためのうつ病の手ほどき
構造的ストレスは姿勢や体の歪み。科学的ストレスは栄養不足や化学物質、太陽光など。
ストレスの中で、最も強いものは、喪失体験です。
配偶者の死、離婚、夫婦の別居、親族や友人の死など、いずれも高い評価でストレスとなると発表されています。
脳内では、マイナスの感情が強くなると、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが分泌を活発にします。
脳内でこのホルモンが活発に働いている時は、心も体も緊張しています。
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体の病気
糖尿病や脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病、がん、心筋梗塞や脳卒中の患者さんはうつ病を併存しやすいといわれています。病気そのものや治療薬の影響などで脳の機能に影響を及ぼし、うつ病を発症する場合もあります。病気だから元気がないのだと、見過ごされがちなだけに注意が必要です。
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