ひとりで生きる。独身の将来に必要な老後資金【おひとりさま人生】

sai8383
生涯未婚率が年々上昇しているとのことで、一体幾らくらい備えておけば安心なのかまとめてみました。まとめてみて現実の厳しさを知りました。国保のみだとリアルにお先真っ暗です。

年々増加するおひとりさま(独身者)

50歳までに一度も結婚したことのない人の割合を数値化したものとして、生涯未婚率があります。

<性別生涯未婚率>

(年次:男:女)
■1965年:1.50%:2.53%
■1970年:1.70%:3.34%
■1975年:2.12%:4.32%
■1980年:2.60%:4.45%
■1985年:3.89%:4.32%
■1990年:5.57%:4.33%
■1995年:8.99%:5.10%
■2000年:12.57%:5.82%
■2005年:15.96%:7.25%
■2010年:20.14%:10.61%
[おひとりさま老後資金]リアルに必要な金額は?|UpIn[アップイン]

生涯未婚率(総務省『国勢調査』より)
生涯未婚率は、1950年では1.4%だったが、2010年では15.1%にまで上がっている。東京では20.3%、50歳人口の5人に1人が未婚。
都市部では、結婚して家庭生活に煩わされたくないという人が多いからだと思われる。

2000年から見てみてもわかるように、この10年間で未婚率が急激に増加していることが判ります。今後も、生涯結婚しない人がさらに増加することが予想されており、この数値がさらに高くなることも考えられます。これは、わが国の「少子化」と直結した問題と言っても良いかもしれません。
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県別に見た生涯未婚率

生涯未婚率(男性)
見辛いので画像クリックで拡大して見てみてください
生涯未婚率(女性)
男女共に東京が1位。
自立し自分で働いて生計を立てている人が多く、パートナーに支えてもらう必要はないってことなんでしょうか・・・

おひとりさまは何といっても「気楽でいい」

おひとりさまのいい所は、自分のペースで生活できるところです。

しかし一方で、自分ですべての管理をしていかないといけません。
こんな「おひとりさま」は老後に絶対苦労する!3つの悪習慣を断ち切って、老後に備えた貯金を!

働ける間はいいですが、定年後の生活を考えると、「気楽」とは言いがたいかも・・・

ぶっちゃけ、正直な気持ちは・・・?

【質問】結婚せず一生涯独身でいることをどう思いますか?
【回答数】
不安:24
自由でうらやましい:19
寂しそう:14
楽しそう:11
その他:32

若いうちは自由を謳歌できそうですが、将来のことを考えた時に「不安」な気持ちは隠せませんね。

「今」は良くても、ふとした時に考えさせられる

この歳になるとね、このまま一生独身だったらどうしようっていう不安に突如襲われることが多々あるのよね。
とくに子持ちの友達と会った後の帰り道とかね…夕日が涙に滲むよね…。なんかこう、わかんないけどとにかくすごい心臓が痛くなるよね…。

きり@Kilisame21

フリーター含めてならわからんでもないけど、独身者、会社員、30代で貯蓄0-50万で生きてるのは逆に凄いなぁ。将来不安すぎて無理だ。半年も休職したら瀕死じゃないか……?

めいたろう♪@midori3_fjc

昨晩のクローズアップ現代で「おひとりさまピンチ! 身元保証人がいない」を見ていたずらに将来が不安に。賃貸住宅の更新、介護施設への入居、入院とか。親族が皆先立っても、友達同士でお互いになればいいかというのも難しそう。しかも年金受給者は保証人として認められないとか。生きにくい世の中。
おひとりさま、突然がん告知 そのとき仕事は:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASHD8…
私は将来こうなるんだろうな。結婚願望もないし家庭を持ちたいと思ったこともない…人生の負け組ってやつだ
やはり突然の病気、入院を考えると相当の貯蓄がないとやっていけません・・・

おひとりさま老後に必要な生活費って?

60歳以上で二人以上の世帯の1ヶ月の平均支出額は約23万6千円程度でしたが
シングルライフの場合には、やはり総務省の平成22年調査では、約15万円という結果が出ています。
おひとりさまの貯金の必要額は?〜「おひとりさま」に必要なお金〜おひとりさま(シングル)の心構えと老後の対策

シングルライフの場合、
持ち家があれば1ヶ月の生活費が最低15万円程度ですが、そうでなければ約20万円程度は必要となる

60歳から80歳まで生きると仮定すると、
15万×12ヵ月×20年=3,600万円

これを90歳まで生きたとすると、
15万×12ヵ月×30年=5,400万円
老後 : 株ログ速報

5,400万円!
上記はあくまで「必要な生活費」ですが、貯金するには果てしない金額ですよね。
ここに公的年金や退職金を頂くことで必要生活費は減っていきます。

ひと月に受給できる年金額はどれくらい?

・厚生年金に加入:平均年金月額 144,886円
・国民年金のみ:平均年金月額 54,414円

あくまでも目安。年金は加入年数などによってもらえる金額が異なります。
自分がいくらもらえるかは、日本年金機構の「ねんきんネット」で簡単に確認することができます。
老後 : 株ログ速報

これを見ると正社員で働くことがいかに重要か分かりますね。

そしてもう一つ問題が。

定年後60~65歳までの年金ゼロ期間

月15万円の生活で空白の5年間を過ごすと、
15万×12ヵ月×5年=900万円

1000万近くの出費を年金に頼らず生活しなければなりません。
老後 : 株ログ速報

備えあれば憂い無し・・・!
給料入ったら入った分だけ使ってる場合じゃないですね

じゃあ一体いくら貯金があれば安心なの?

必要な老後資金は、「老後に必要とする老後資金-老後に予定される収入合計額」で算出します。

【月20万での暮らしを80歳までと考えた場合】
20万×12ヵ月×20年=4,800万円

◆厚生年金、退職金ありの場合
4,800万-(退職金1500万+3400万(年金20年分))=100万円の余裕

◆厚生年金、退職金なしの場合
4,800万-3400万(年金20年分)=1400万円の不足

◆国民年金、退職金なしの場合
4,800万-1296万(年金20年分)=3504万円の不足
老後 : 株ログ速報

余裕が出たところで100万ほど・・・
病気などの、もしもの医療費を考えれば100万じゃ安心できませんね。

正社員で勤め上げ、退職金ももらえた場合は多少の余裕が出ることも。
ただ年金は納付年数、そして退職金は会社の業績、勤務年数によって金額も変わってくるので、あくまで目安とお考えください。

老後資金を準備する

▼お金を貯める

①個人年金

個人年金に加入すると毎月口座から強制的に積立額を引き落としされます。
そのような仕組みになっているために、なかなか貯金が出来ずにお金が貯まらないというような人でも、強制的に貯金するような形となり、強制的にお金を貯められます。
これで老後の心配にさようなら!個人年金に入るべき理由3つ

個人年金は公的年金と違い、必ず将来払った額以上のお金を受け取れます。
これは利子分が加算されて受け取れるためであり、損をするということはありません。
これで老後の心配にさようなら!個人年金に入るべき理由3つ

個人年金の種類

【終身年金】
生きている間はずっと受け取れる年金であり、公的年金と同じです。
亡くなると受け取れなくなる年金であり、早めに亡くなると支払額よりも受取額が少なくなります。
長期の年金払い戻しとなるので、保険額は高いです。
これで老後の心配にさようなら!個人年金に入るべき理由3つ

【確定年金】
10年など決められた期間だけ受け取れる年金です。
5年・10年・15年というのが多いです。
この受取期間中に本人が亡くなっても遺族が代わりに受け取れます。
原則として元本割れはありません。

比較的主流の個人年金であり、多くの方がこのタイプの年金に加入することが多いです。
これで老後の心配にさようなら!個人年金に入るべき理由3つ

【有期年金】
確定年金と同じく一定期間受け取れる年金です。
ただし受取期間中に本人が亡くなると、それ以降は年期受取は出来ません。
元本割れの可能性はありますが、その分確定年金より保険料が安いです。
これで老後の心配にさようなら!個人年金に入るべき理由3つ

確定年金・有期年金・終身年金の比較

個人年金を利用する際の注意

個人年金を利用する目的としては、個人年金のみで老後を支えるのではなく、公的年金の補助として使ったり、公的年金を受け取れるまでの繋ぎとして使う場合が多く、もしも個人年金だけで老後を賄おうとすると掛金がとても高くなり生活を圧迫します。
これで老後の心配にさようなら!個人年金に入るべき理由3つ

今を老後のために犠牲にして必死にお金を貯めるか・・・
でもそうなると、今生きることが楽しくなくなってしまいますし、難しい問題です

個人年金に加入するなら、支払期間中は無理なく支払える金額にすべきであり、老後少しでも多くの年金をもらおうと欲張って掛金を高くすると、途中で支払えなくなり解約せざるおえなくなります。

そして受取開始前に解約すると、多くの場合は払戻金はそれまで払った総額を下回ります。
支払期間中の途中で死亡した場合でも、死亡給付金という形で返金され、この場合はそれまで支払った総額を受け取れます。
これで老後の心配にさようなら!個人年金に入るべき理由3つ

②ローリスクな資産運用(投資)で貯める

NISA(ニーサ)では、株式投資信託・上場株式等への投資による利益(配当所得、譲渡所得)が非課税になります。
投資信託では、基準価額が上昇した分から払い出される「分配金(普通分配金)」と、売却したときの「値上がり益」が非課税です。

2014年からNISA制度が始まり、2023年までの10年間、毎年新たに120万円の非課税枠が追加されます。非課税の期間は、それぞれ最大5年間となっており、途中で売った場合は、非課税枠を使ったとみなされ、再利用をすることができません。
さらに、非課税枠を使っての投資総額は合計600万円までとなっており、それ以上の金額は非課税の対象とはなりません。 (注 2016年分の非課税枠〔120万円〕は翌年へ繰り越しすることができないので、NISA口座はお早めにお作りください)
NISA(ニーサ)とは?

NISA制度図解
非課税枠を上手く利用し運用を。
結論から言って、長期投資向けの株や投資信託を買うのがかしこい選択肢かと思います。
仮に、順調に株価が上がって5年目になれば、一旦売って、新しい“非課税枠”で買い直すことで、再び5年間は非課税の状態になるからです(10年間は毎年120万円分の非課税枠が増えるので)。

リスクを抑えた投資を10年続けると、約10%の平均年率で運用可能というデータがあります。
定年後の人生を謳歌するには、こうした投資を早く始める必要があります。
老後 : 株ログ速報

ゆるやかにプラス、でももう少しと考えるなら本格的な投資も視野に入れましょう。

株式投資をするには、数十万円〜数百万円の資金が必要になるので気軽に買えないと、あなたは思ってしまっていないだろうか。
だが実は、1万円以内で株を買える方法が存在する。その方法は「ミニ株」を利用すること
株初心者入門|知らないと損をする?必見7つのポイント | ZUU online

でも株投資を一人で始めるのは不安・・・
そんな時は

投資顧問に助言を求める

投資に対する不安が大きいなら
一人ではいざという時に何をどうしていいか分からない。
その道のプロを利用することで、不安が安心に変わるかもしれません。

投資顧問会社を選ぶ際の注意

●損失補填
金融商品取引法により損失補填が禁止されています。
お金を預け運用を任せ、またはお金を支払い情報購入し「損」をした場合でも、
会社側はその損に対してお金を返金することや無料にすることは法律違反になります。
投資顧問とは|投資顧問・株情報サイト 口コミ株予想.net

つまり、会社側は顧客に損をさせても責任を取る必要はないと法律で定められています。また、もし顧客が「損をしたから金を返せ」など「損」を補填するような要求をした場合、 顧客側が法律違反となります。顧客側はその点をしっかり理解し、会社をしっかり判断することが非常に重要です。

●営業行為
会社側の営業行為に対しても注意しましょう。
「必ずもうかる」や「損失補填される」などといって勧誘することは
金融商品取引法違反です。
投資顧問とは|投資顧問・株情報サイト 口コミ株予想.net

③その他の方法・手段

・結婚し、世帯あたりの年金受給額を増やす
・家賃や食費を限りなく抑え、生活費を節約
・60歳を過ぎても働く
・親から資産を相続する
老後 : 株ログ速報

親の遺産・・・をアテにするなんて不謹慎ですが、貯金が絶望的な時の最終手段ですよねもう。
貯蓄の行動が出来ない場合は収入を切らさず働き続けるか、生活を切り詰めて余剰を生むしかないのですね。

自分に合った方法で、老後資金の準備をしましょう。
でないと、いざ「老後」が訪れた時に絶望しかなくなってしまいます。
https://matome.naver.jp/odai/2146312486265832801
2016年09月02日