目覚めたら私、超嫌われ者!?シックスハーフのストーリー解説(ネタバレあり)

nodonodo88
バイクで事故った高2の菊川詩織は、ある日目覚めると記憶を失っていた!! 家に戻り兄と妹と再び暮らし始めるも、関係はなぜかぎくしゃくしてしまう…。

目覚めたら私、超嫌われ者!?波瀾万丈の記憶喪失ラブ!!

バイクで事故った高2の菊川詩織は、ある日目覚めると記憶を失っていた!! 家に戻り兄と妹と再び暮らし始めるも、関係はなぜかぎくしゃく…。つきあい始めたばかりだった(らしい)一つ下のヘンな男には襲われかけ、学校ではヒドい噂が流れていて孤立状態…!? “過去の自分”に振り回され、居場所のない詩織の運命は一体…!?

あらすじ

交通事故で記憶を失った高校2年生の詩織。

家に戻り兄と妹と暮らし始めるが、ギクシャク感は否めない。そして学校に復帰した詩織を待っていたのは、「ビッチ」「援交」などの悪辣な噂。

自分を溺愛する兄、それとは正反対に自分への嫌悪感を隠さない妹。記憶をなくした詩織は居場所さえも失ってしまったのか。

登場人物

菊川 詩織(きくかわ しおり)
16歳、高校2年生。交通事故で記憶喪失になる。事故に遭う前はかなり派手な容姿で、頻繁に他人の彼氏を寝取るなどしていたため影で「ビッチ」と呼ばれていた。
明夫に「嫌いだ」と言われた夢(過去)を見、明夫と瑞希が付き合い始めたことをきっかけに、明夫のことを好きになってしまったことを自覚する。
事故前に雑誌の読者モデルに応募しており、そのオーディションで芸能事務所の人に見初められ、「くらた歩(あゆむ)」という芸名でモデルとしてデビューする。
菊川 明夫(きくかわ あきお)
21歳、大学2年生(浪人した)。詩織の兄。母親は10年前に離婚して家を出ていき、父親は前年に病死しており、2人の妹の面倒を見ている。詩織を「しーちゃん」、真歩を「まーちゃん」と呼び、2人からは「あーちゃん」と呼ばれる。詩織とは事故前に何か一悶着あったようだが、その様子は微塵も見せずにひたすら詩織を心配する。
両親の離婚後は実母と暮らしていたが、その母が亡くなり、既に再婚していた父に引き取られる。詩織は義母の連れ子だったため、血が繋がっておらず、真歩とは異母兄妹となる。
菊川 真歩(きくかわ まほ)
12歳、中学1年生。詩織の妹。地味で無口。詩織が事故に遭う前から散々「いつ見てもブス、ブスは惨め」と言われ続けてきたため、話すと腐った根性が伝染るからと、口を聞こうとしない。詩織がろくに父親の見舞にも来ず、最期を看取ることもしなかったことを根に持っている。
白石 開(しらいし かい)
中学時代から詩織一筋で、通算56回も告白するがいずれも玉砕、それでも諦められずに高校まで追いかけていき、再度告白し詩織もそれを受け入れ、付き合い始めた。それから間もなく自分が貸した原付バイクで詩織が事故に遭ったため罪悪感を持っていたが、短期間とはいえ付き合っていたこと自体を忘れられ別れる。家は酒屋で、両親共に放任主義者。
詩織の記憶が戻るまで、詩織の側にいることを決める。
松本 瑞希(まつもと みずき)
菊川兄妹の幼なじみ。明夫と小・中学校が同じで、ずっと明夫のことが好きだった。詩織の記憶が戻らなければいいと思っている。

シックスハーフ1巻

『それは知らない人達だった なぜか知らない人達があたしの部屋で騒いでる』
原付で事故にあった詩織は全く記憶がなくなっていた。離婚した母親は出て行き父は去年他界、兄・明夫(21)妹の真歩(12)と暮らしていた(らしい)。
『でも大丈夫だよしーちゃん!兄弟3人力を合わせて乗り切ろう!!ねっ』
なんだかやる気まんまんの兄・あーちゃん。と、彼氏らしい年下の開(かい)。
そして一言も口をきかない妹のまーちゃん。

自分の部屋に戻ったものの、違和感だらけ…飾ってある自分の写真もめっちゃギャル。

あーちゃんは必死で、詩織が記憶を取り戻せる様に頑張ってくれてるけど、詩織にとっては違和感だらけの家と家族。
全く口を聞かない妹に『あたしのこと嫌いだったの?』と聞くと、
『喋ると腐った根性うつるから』ですと。

居場所のない家をでた詩織が駅で出会ったのは…

『ちょっとオメーなんでこんなトコいんだよ』
高校の友達?だった。記憶をなくしても関係ないと言ってくれる友達・チカ、ウッチー、オーノに少し救われた詩織は高校に行ってみる事に。
なにコイツの顔見てちょっとホッとしてんの

同じ高校に開がいてちょっとほっとする詩織。

学校に行って分かった事は、以前の詩織は派手で男好きで人を見下す様なタイプだったらしい。
更にハプニングバーに出入りしたり、男とやりまくってた…とトイレで詩織の事を噂する女子。

なーんとその情報源は一緒にいる友人のチカ。
チカは元々、開の事が好きだったのに詩織にとられ(しかもチカが開の事をスキだと言った途端付き合いだしたらしい。)詩織の事をハメて自分が付き合おうとしてたのだ。
チカに本当の事を聞こうとメールする詩織。チカからの返信は…
『前からムカついてたけど今はホントに死ねばいーのにって思ってるよ♡』

『俺はしーちゃんがだいすき しーちゃんが大・大・だいすき』
誰かにそれでも好きだよって言われたかったんだと気づく詩織…。
やっとやっと、自分の居場所を見つけられた気がした詩織はあーちゃんに迷惑をかけない為にも勇気を出して学校にも行く事に。

その夜、めずらしく飲み会に行ったまま中々帰らないあーちゃんを待つ詩織はもんもんとする。
やっと帰って来たあーちゃんは酔っぱらい。

『俺はしーちゃんが嫌いだ』
え!?!?え!?なに今のなに…?

で、1巻終わり。そりゃ、気になりますよ続きがーーー!!!
ここまで性格が悪い(で、あろう)主人公なかなかいませんね笑、おもしろい。自分の事は全く覚えてないのに、トイレで悪口を聞きながらふと古文を思い出すとこおもしろかったです。そしてそして、あーちゃんへの胸のときめきはなんなのか?2巻へ続きます!!

https://matome.naver.jp/odai/2146262588301262801
2017年05月05日