ラッコ(Sea otter)生態 画像まとめました

いぬかも

ラッコ

食肉目・イタチ科・カワウソ亜科
学名:Enhydra lutris (エンヒドラ ルトリス)・・・水に住むカワウソ似た(動物)の意味。

鯨やイルカ・アシカ・アザラシなど、海に棲む哺乳類の中で、一番小さいものがラッコです。
今から500万~700万年くらい前に生きていた、カワウソの祖先から分かれて進化したも の、と考えられています。

●ラッコの名前の由来

「ラッコ」の語源はアイヌ語です。
アイヌ語名の「アトイ・エサマン」(海のカワウソ)が、夜に使ってはいけない忌み語だっ  たために、
代わりにラッコと呼ばれたのではないかとする説と、中国名のひとつ「臘虎」の音読みとす  る説があるそうです。
しかし、後者の語源もまた、おそらくはアイヌ語名の「ラッコ」であると思われているよう  です。
他にも、江戸時代の文献には、「猟虎」「獺虎」「海獺」「海獲」などの字が使われてい   て、 どれが正しいのかははっきりしていないとのことです。
(北海道新聞社・森と海の動物たち より)

ラッコ

英名Sea otter

学名Enhydra lutris

体長55-130cm

体重21-28kg

尾長13-33cm

主食カニ、貝、ウニ、アワビ、イカ、タコ、魚

分布北太平洋(アリューシャン列島)

きれい好きなダイバー「ラッコ」

ラッコは海に住む最も小型の哺乳類ですが、イタチ科では最大です。体を仰向けにして海面を漂い、食事も出産も海で行います。ごくまれにしか陸に上がりません。足には水かきがあり、海中に潜るときは鼻や耳を閉じることができます。水中には30mの深さに4分間もぐることができます。

寒い環境に住むラッコですが、皮下脂肪が少ない代わりに動物の中でもトップの高密度の毛皮をもっています。1平方センチあたり15万本もの毛が生えていて、すべての体毛で8億本になります。この毛皮の中に取り込まれた空気は断熱効果があり、きめ細かな毛皮の表面は水をはじきます。汚れるとその効果はなくなるので、毎日清潔に保つように歯や前足を使ってグルーミングします。

ラッコの尾は平たく、舵としてつかいます。海面でも水中でも優れた視覚をもっており、嗅覚も発達しています。口ひげはセンサーになっており、餌を見つけるのに役立ちます。

ラッコは通常の動物よりも2.5倍の大きさの肺をもっていて、それが浮き代わりとなりプカプカと海面に浮くことができます。

ラッコの暮らし

ラッコはイタチ科ではめずらしく社会的でラフトと呼ばれる群れをつくります。オスとメスとでは別のラフトを作ります。

餌は海底で探します。アワビやウニなどを捕らえると、海面にあがり、脇の下にしまっている「石」取り出し、お腹の上で打ちつけ、固い殻を割り食べま す。ラッコは消化速度がカワウソの2.5倍と非常に早く、大食漢で体重の約15%食べます。ラッコは水分を海水から取ります。浄化する為に腎臓がカワウソ の2倍あります。

餌を食べ終わると、グルーミングを行い、海面で仰向けのまま眠ります。潮の流れの強いところでは、流されないようにコンブの海草を体に巻きつけて寝ます。

ラッコの出産と子育て

ラッコは春になるとオスはメスに交尾のアピールを行い、メスが承諾すると海面で仰向けで仲良く並びます。オスは交尾の時、波で体制がくずれないようにメスの鼻をかみます。噛まれたメスの傷はたいていはすぐに治りますが、まれに深い傷を負い餌を食べられなくなることがあり命を落としてし まうこともあります。オスは交尾が終わると別のメスを探しにいき、子育てには参加しません。

ラッコは1度の出産で通常1子(まれに2子)が生まれます。生まれた子供は母親のお腹の上でミルクをもらい育てられます。大きくなってくると親は餌を捕りに出かけ、その間子供は海面に浮かんだまま親が戻ってくるのを待ちます。この時無防備になり、ホオジロザメなど襲われることがあり、約1割の子供が 命を落とします。

子供は親から道具の使い方や食べられるものを習います。自分で餌を捕れるまで成長するとお気に入りの石を持つようになります。

皆さんは「ラッコの浮寝(うきね)」ってご存知ですか?ラッコは潮流に流されないように、海藻に体を巻きつけて寝るのです。

でもそれは野生のラッコの話。水族館にいるようなラッコは遠くに流される心配もないはずなのですが、その習慣の名残か、手をつないで寝るラッコがいるようです。

https://matome.naver.jp/odai/2146253718727618701
2017年02月07日